お奨めスポット(10)

私が住んでいる東京の城北地区で、(それほど)お金のかからない暇つぶしスポットをご紹介します。

 

万葉・薬用園(赤塚植物園)    板橋区赤塚5-17-14

散策する人達

散策する人達
板橋区の赤塚にある東京大仏(乗蓮寺)の裏手に、赤塚植物園がある。 植物園と言っても、樹木が多く植えられた公園という感じで、入場も無料だ。 武蔵野の雑木林を再現した散歩道、春・夏・秋・冬それぞれの植物が植えられた「四季の道」などがあり、一年中楽しめる。

その植物園の一部として「万葉・薬用園」がある。 私が訪れた時も、秋の陽を浴びながら散策する人たちの姿があった。
シラン 動物園なら、ライオンとかキリンとか一目で分かるのだが、植物に疎い私には植物園は苦手だ。 でも、心配は無用だ。 「こんな草は知らんなぁ...」と思っていたら、ちゃんと「シラン」と書いてあった。
manyo_yaks4.jpg ここが、なぜ「万葉」植物園なのか。 万葉集には約160種くらいの植物が歌われているそうだが、ここには、それら(全部ではない)が植えられており、その植物が歌い込まれた歌が書かれている。 「おけら(万葉集名:うけら)」という植物があったとは知らなかったが、「恋しけば袖も振らむを 武蔵野のうけらが花の 色に出なゆめ」の歌が添えられているので間違いないだろう。

「薬用園」というだけあって、当然ながら薬草も植えられている。 薬草には、名前の他に、効用や処方も書かれている。 お馴染みのドクダミ、ハッカ、ニラ、アスパラガス...? ニラは身体に良さそうだが、アスパラガスは薬草だったのか。

栗の木もあった。 下にはイガが沢山落ちている。 「しめしめ、今日は栗御飯でも...」と思ったのだが、考えることは誰も同じなようで、近所の人達(?)に先を越されてしまい、イガは全て空っぽだった。

「それでは...」と思い、「マツタケ」の名札を探したが、何処にも見当たらなかった。

(2000/10/08)


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