城北シーン(4)

東京の城北地区(板橋・北・豊島ほか)の風景をご紹介します。

 

東京大仏(乗蓮寺)  板橋区赤塚5-28

成増・下赤塚・赤羽・高島平の各駅より国際興業バス「赤塚八丁目(松月院前)」下車、徒歩5分

東京大仏 板橋区赤塚の乗蓮寺には、奈良と鎌倉の大仏に次いで日本で3番目に大きいという「東京大仏」がある。

昭和52(1977)年に建立された大仏はブロンズ製で、高さが8.2m、重さは32トン。

境内には観音堂や七福神の像などもある。

七福神

また、この寺にはアラスカ・マッキンレーで行方不明となった冒険家の植村直巳の墓がある。
乗蓮寺の池(1) 乗蓮寺の池(2) 極楽を現した池には沢山の鯉が泳いでおり、餌をまくと多くの鯉が集まってくる。
山門の脇には閻魔堂があり、閻魔(えんま)大王が参拝者を睨んでいる。

私が小さな子供だった時には、「ウソをつくと、閻魔様に舌を抜かれる」とおばあちゃんに脅かされた。

ウソをつくのが得意な私は、それ以来、閻魔様の前を通る時はいつも舌を隠している・・・あっ、これもウソだった。

名所のご多分に漏れず、東京大仏にも名物がある。

寺の門前には「大仏漬物」と「大仏そば」の店がある。昔から「名物に旨いもの無し」と言うが、さて、この両店のお味の方は?


高島秋帆が使った大砲の碑のある松月院もすぐ近く(下赤塚方面)にある。
閻魔大王

(98/07/25)


 

赤塚・不動の滝   板橋区赤塚8-12

不動の滝 板橋区赤塚の松月院東京大仏(乗蓮寺)、板橋区美術館を結ぶ道(*)の脇に「赤塚不動の滝」がある。

滝と聞いて日光「華厳の滝」を連想する人は、おそらく前を通り過ぎてしまうだろう。「道ばたの茂み」と言った方が正確かもしれない。

山岳信仰が盛んだった江戸時代には、富士山や大山などに参拝する前に、ここで身を清めたという。昭和8年に滝つぼが整理されてから水量も減り、さらに近年の宅地開発でますます水量が減った。

今では「滝」と言うよりは「滴り」という感じだが、滝つぼの前には小さな祠(ほこら)もあり、今でも地元の人達が大事に奉っているようだ。

(*) 「東京大仏通り」と呼ぶらしい

(98/07/25)


 

西が丘サッカー場   北区西が丘3丁目

  都営三田線「本蓮沼」駅より徒歩8分、JR「赤羽」駅より国際興業バス
西が丘サッカー場(1)

西が丘サッカー場(2)
アマチュアサッカーのメッカである西が丘サッカー場では、J2リーグ・大学リーグ・高校サッカー・Lリーグ(女子リーグ)・自衛隊杯などの試合が行われる。

地元の帝京高校が出る試合を除けば、観客はまばら、と言うよりはガラガラだ。スタンドから声をかければピッチの選手に聞こえる。主審にヤジを飛ばせば睨み返される。

姥ヶ橋歩道橋 近くの環七「姥ヶ橋」交差点の歩道橋にはサッカーのレリーフがある。

(98/07/26)


 

一里塚 (板橋区志村、北区西ヶ原)

江戸時代の五街道には、日本橋から1里(4km)ごとに「一里塚」が作られた。 英語ではマイル・ストーンと言うのだろうか。 現在、東京で完全な形で残っている一里塚は2ヶ所だけ。
板橋区志村1丁目
 三田線「志村坂上」より巣鴨方面に約100m

一里塚(志村)

一里塚は道の両側に作られていたが、ここは中山道(国道17号)を挟んだ両脇に1対の一里塚が残されている。 (道路拡張の際に塚を守るため?)歩道が裏側を迂回するように作られている。
北区西ヶ原2丁目
 南北線「西ヶ原」より飛鳥山方面に約100m

一里塚(西ヶ原)

どいういう経緯かは分からないが、ここは本郷通りの真ん中に一里塚が残されており、両側を自動車が通っている。

(98/08/22)


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