NEON GENESIS
EVANGELION 2 #10 " Paradise Array "
川○シンジ探検隊っ!
「謎の原始猿人バーゴンは実在した!
南洋の神秘、幻の黄金地下迷宮を追え!」
とりあえずご機嫌なアスカは、初っ端からハイテンションだった・・・
「地球にはいまだ解明されていない謎があるんだから、油断ならないわっ! 気をつけてよね? シンジ先生!」
地球の全てが解明される時がやって来ても、バーゴンは永遠に解明出来ないんだろうなぁ・・・ 等と思いつつ、突っ込む所は、謎の原始猿人なのか、幻の黄金迷宮なのか、はたまた日本びいきだったホフヌング艦長秘蔵子ども向け特別プログラムに(航海中、ツバサ君やアサヒちゃん達と一緒に)嵌りまくっていたアスカ自身であったのか、大いに悩み抜く今日この頃だったと言えよう・・・
腰に手を当て、ズイと迫りながらこの僕を指差すアスカは、面食らって取り残されつつあるポケポケさんの心中等まったくに意に介さないかのような態度で以って、くるりと背を向け、あまつさえガッツポーズまで行いながらに宣言している。
・・・元気一杯に。
「人類未踏の大地に向けて、探検隊! お呼びによりて、ただ今、出発(でっぱっ〜つ)! そ〜れっ!!」
川○(かわまる)シンジが〜♪ 密林に入るぅ〜♪
動かないサソリでも襲ってきそうなテーマソングと共に片腕を引っ張られつつ、用意した重装備(?)で密林(ジャングル)に入ろうとする頼もしくない隊長と、頼もしい隊員、約2名・・・
記念すべき第一歩を踏み出すと同時に、この世のものとも思えない甲高い悲鳴声が目の前から今・・・
「きゃあああ、何これ!? 取って! 取って! 嫌ぁああああっ!!」
川○(かわまる)シンジ探検隊、入り口1mも進まずして挫折・・・
敗因は、山ヒルの攻撃であった訳なのだが、隊員(ほんにん)には告げないで放り投げておこう。
「こいつに血を吸われかけて居たんだよ、アスカ。ほら、こんなに大きな山ヒル・・・」
なんて言ったら、そのままの勢いで卒倒しかねなかったようだから・・・
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