FAQ
スペル系の質問
たまにくる質問で、スペルに対するモノが有ります。「間違いではないか?」「語順がおかしくないか?」の2点なのですが、これらへの回答は大きくわけるといくつかのパターンに分類されます。
- 私の不注意によるもの
「申し訳ありません。指摘していただいてありがとうございました。」とお答えするしかないもの。指摘を受けるなり、言われる前にでもミスが判明した時点で、すみやかに修正しております。今後とも叱咤激励をいただければ幸いです。
- 略語作成者の意図によるもの
これは、「ディスク」のスペルが「disk」か「disc」かという質問を受けて気付いたことです。手持ちの英和辞典には両方同じ意味で載っているので、違いはないのでしょう。
このような例では、最初に用語を定義した人の意向を尊重すべきと考えています。したがって、出展元の単語をそのまま使用しています。
- 原語の特性によるもの(語順の違い)
国連組織に多いのですが、英語と仏語の言語差から、同じ組織を示すフルスペルから得られる略語が異なる場合があります。略語の文字列と語順が一致する言語での記載を目指してはいるのですが、日本では非英語圏文化に関する情報が相対的に不足しているため、英語名しか調べられないことが多々あります。その場合、やむなく見つけたフルスペルを記載しているものが少なからず含まれています。
私自身、納得しかねてる部分も有るのですが、調査中ということでお許し頂きたいと思います。
- 原語の特性によるもの(スペルの違い−1)
英語と米語の一部に、同一意味の単語でもスペルに違いがあります。たとえば、
(英) | armour | (米) | armor |
(英) | colour | (米) | color |
(英) | difense | (米) | difence |
などです。
このような例では、原語が英語か米語かハッキリしていれば原語表記で、不明な場合は米語表記で入力しています。
- 原語の特性によるもの(スペルの違い−2)
仏語をはじめ、英語には無い変音記号を無視して入力しているものがいくつも有ります。変音記号を省略したため、一見すると英語か非英語かが判りにくく、ミスタイプの英単語に見える(実は変音記号以外は正しい)非英語が含まれています。
慣れてくれば原語が英語か否か、印刷物を見た瞬間ある程度の想像ができるのですが、不思議なことに、同じ単語をエディタで打ち直した瞬間判りにくくなります。手持ちの紙製辞書は英独仏西伊露中ですが、公開ファイル全部を調べなおす根性もなく、また調べる暇があれば未収録略語(調査中の追加予定リストを非公開ファイルで保存しています)の調査作業を優先したいという欲望が上回っており、MS−DOS時代からの入力の名残もあって(JIS漢字には変音記号が単独文字として収録されている)どのみち表示できないので、フルスペルをJIS7ビットコードで記載することを原則(例外は、ギリシャ語・ロシア語でフルスペルが明確なもの)としています。当面、代替え法がないモノの対策に困ってはいるのですが、そのままにしてあります。申し訳ありません。
検索系の質問
語彙系、スペル系と比べるとかなり少ないのですが、検索系の要望があります。
- 「検索できるようにならないか?」、「用語のジャンルが判るようにできないか?」
現在公開中のレコード構造は検索向きではありません。CGIの問題が解決すれば不可能ではありませんが、今の状況ではプログラミングの時間がないため、当面検索機能を追加する予定はありません。
ただし、2000年11月現在の収録略語を元に、(株)リアルコミュニケーションズさんのご厚意で、K−SQUAREにて、エクセルデータ及びCSVデータに変換したものを出品しています。このデータであれば、エクセルやエディタの機能で検索は可能です。有料ですが、百円相当ですので興味のある方はご覧ください。
また、ジャンル情報の追加も、今となっては「ジャンル不明」としか言いようがない略語も多く含まれています。収録語数が1万を越えた現在、全てを見直す必要があるレコード構造の変更には、略語の追加作業が続く限り、個人レベルでは不可能に近いものがあります。
語彙系の質問
「この略語が無い」や、「この内容はおかしいのでは?」というご指摘には、対応の優先順位を高くしておりますので、遠慮なくご指摘ください。正しい指摘を頂ければ頂けるほど、辞典としての品質が向上します。
追加修正のたびに語彙数を再カウントして表示するようにしてからは、収録単語数に関する質問はなくなりました。
→ 登録略語の見出し/単語数一覧表
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