初心者のための提言
- スタイルを統一しよう。
もし将来、あなたが私にバグ取りを依頼することがあるなら、
私のコーディングスタイルに従って欲しい。
(もちろん、私が楽だからだ。)
- assert を使おう。
あなたは、よい事を聞いた。もし、私が最初から assert を使っていたなら、
これまでのデバッグ時間は半分になっていただろう。(適切に assert を使っていたなら)
注意!assert に副作用のあるコードを書かないように。
- デバッガを使おう。
あなたは、ラッキーだ。初心者のうちからデバッガを使えるとは。
ここでは、デバッガの細かい説明はしない。各自で見てくれ。
できれば、UNIXでもWindowsでも使えるようになって欲しい。
もっとも、デバッガが使えないようでは、プログラミングはかなり苦痛になるだろう。
- STL を使おう。
あなたは、神に感謝するだろう。STL という武器を持ったのだから。
STL には、コンテナ、反復子、アルゴリズム、関数オブジェクト、アダプタがある。
とりあえず、コンテナと反復子を使えるようにしよう。次はアルゴリズムだ。
残りはまだ後でもいい。そうそう、string は是非、使うべきだ。
- プロファイラーを使おう。
プロファイラーはプロだけの道具ではない。でも、使いこなせるようになったら、
初心者とは、もはや言えないだろう。
- C++ の機能を盛り込むのはやめよう。
C++ の言語規約は膨大だ。私でも全部理解できない。(しかも、どんどん変化している!)
面白そうだからっていろいろ盛り込むのはよくない。シンプルに行こう。
- コンパイラ依存の書き方はやめよう。
可能ならば、いろいろなコンパイラを使ってコンパイルしてみよう。
結果も確認すること。慣れれば、どのような書き方がまずいか分かってくるだろう。
- コーディングは少なく。
バグを作らない方法は簡単である。コードを書かなければいいのだ。
人の書いてくれたものを使おう。当然、標準ライブラリはどんどん使おう。
(一通り目を通して置き、どのようなライブラリがあるか確認して置くこと。)
一般のライブラリについては、著作権を確認しよう。
プログラミングが少ない程、信頼性が高いのだから不思議な話。
でも、何故、報酬は時間単価なんだろうね?
- 他人のコードをたくさん見よう。
プログラミング言語は「言語」である。上達するには、
いろいろな人の「話」を聞くのがよい。すなわち、「コードを見る」のだ。
最後は、とっておきのやつだ。
- Java を使おう。
私はまだ、Java を使ったことがない。あなたが、始めるなら私にも声をかけてくれ。
細かい話は、他のページを見るか、直接聞いてくれ。
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