四人囃子ライブラリ

TRB2000!!!(2000.12.30, 2001.01.01フォト付きバージョンにパワーアップ!!!)

注: このページは、四人囃子公式WEBサイトに寄稿した原稿のオリジナルを掲載しています。
ここに掲載した画像は、あえて'70年代のロック系フォト的にサイケデリックなエフェクトを施しています。
暗めの画像が多いのは、あえてフラッシュを使用していない為ですので、ご了承下さい。
(2001.01.01/追記)

 実に四人囃子TRBに再開するのはほぼ14ヶ月ぶり。
前回のワンマンコンサートにて囃子フリークを狂気乱舞させた、あの'9910月のライブは、ある種の秘密結社大集会でもありました。
さてさて、外もドップリ暗くなり、高円寺SHOWBOATにボチボチと歩いていきます。
さすがに時の経つのは早いもの、あのSHOWBOATがある通りも、ちと前回と雰囲気が違いうよーな、実は変わっていないよーな...
そんなこんなで、SHOWBOATに着くと数名の列が....
あれ、どこかで見たよーな???と思ったら、先頭にいらっしゃるのは'99年ライブ時のメンバー、Guitarと'ハレソラ'のマンドリンで観客を沸かせた灘井氏と当時のジャーマネ/大嶋嬢ではありませぬか。
そんなとき、SHOWBOATの扉から、Vocalの寅さんとBassaoさんが登場。
久々の再会であります(相変わらず抱きつきたがるaoさんでした^^)。
出番が8時頃と聞いていたので、食事にでも出たのかな????
さて、いよいよ6時半、開場時間であります。
早速、中に入り、前の方の席(一番前にはさっきの灘井氏と大嶋嬢が陣取りました。後から今井'お稽古’恵子嬢も合流します)、に着きます。
三々五々に入場者が増えていきますが、筆者の座ったテーブルには男性の方が一人、後でお話したら、何とあのdisk UNIONの佐藤さんだった!!!!(失礼しましたです。あ、最近、disk UNION行ってなくて、すんません)
そして、最近
四人囃子公式WEBサイトに紛れ込んだklucyさん(何と某R社の方とは!!)と三人でステージを眺める事となりました。


 さて当然今回のライブは単独のライブではありません。
じゃりバンドのハイスピード系が出てきたら、這って逃げ出すところですけど。
まず、That's Lifeというシティファンク系のバンド、そして今回のライブの主宰であられる大名さんのセットと続きます。
残念ながら、当初予定されていた大名さんのセットへの岡井大二さんの参加は事情により見送られました。
That's Lifeは、途中鍵盤のトラブルなんてあったけど、凄くまとまりのあるバンドですね。
印象としては、かのバックスバニーにハウンドドックの大友氏が乱入したような印象。
(で、ルックスは桑田系と来ています^^)
でも、声も良く出てるし、音程も確かだし、良いボーカルだと思いますね。
鍵盤の方は、何か難波さん、思い出しちゃった。
オルガンにしろ、エレピ系の音にしろ、シンセでのメロディーにしても、難波さんの影が見えました。
(まあ、難波さんファンかどうかは判りませんが^^)
Guitarの方も、バックスのあの雰囲気に凄く近いと思うんです、カッティングなんか。
(でも、Guitarの方、知り合いのさすらいの負け馬券師に激似だったり....)
まあ、あのシンバルレガートでのジャズ雰囲気のパートはリズム隊がきつそうな雰囲気もありましたけど、ポップなシティソウルなんて、最近聴かないしなー。
とにかく、曲が良いですよ、彼ら。
さて、大名さん。
譜面台なんか持ち出して、フォークか??、バックはカントリーロック??、ありゃりゃブルースハープも居るぞ(ハープベルトは王者の印???)と思わせながら、途中でWhoPeteになっちゃって大車輪ピッキングは出るは、マイクスタンドでのスライドは出るは、ジャンプは出るは、いやー、気合いたっぷりのステージは見てるとホント気持ち良いです。
(唄もすんごく良かった。時間が出来たら、またライブ行きますね^^)
そんでもってなんたって、ラス前には
安全バンドの'けだるい'をダウンアースバージョンでやるなんざ、もう最高。
思わず、あたし、'すべてがけだるい....'なんて唄ってました。
是非とも、今度は''か、'夕陽の中へ'を是非やって貰いたいもんです。


モリサン、セッティング中 aoさんのMC

 さて、何と都合により(??)トリを取る事になった四人囃子TRBのステージ準備が始まります。
うーん、今回は鍵盤は重装備だな...あ、そーげん氏、相変わらず足下すっきりセッティング等々と見ておりますと、ステージ中央にエフェクトペダル類、そしてバスドラ前に一台のGuitar-AMPが???あれ???どっかで見たよーな....等と戯言は良いでしょう。
予告どうりあの森園勝敏氏がセッティングをしています。
おいおい、ホントにTRBバックでやるってか???
そんなこんなして大体のセッティングが終わると、BassaoさんのMCが...
'ホントはかっこよく登場して貰うつもりだったんですけど、入りがずれまして...ちょっとだけ見せて詐欺じゃないかと言われそうですが、ちゃんと後から出てきますんで...'はは、まあ、この狭いライブハウスではしょうがないっすよ、これ。
と言っておりましたら、ステージに第二代四人囃子TRBの面々が並びます。
ステージ向かって左手にGuitarのそーげん氏、Bassaoさん、Vocalの寅さん、そして新メンバーのGuitar、鈴木敬志氏、後方、鍵盤のお城に井筒泰之氏、ステージ後方中央にはDrumsの浅野井邦夫氏がそれぞれ陣取ります。


TRB、ライブスタート!!

寅さん、熱唱!!

 まずはドラムから入るパターンで'円盤'がスタート。
頭の入りがちょいと乱れますが、何とか持ち直し、寅さんのVocalが....
うーん、何か昨年の野音の本家'円盤'みたいにちょっとゆっくり目の流れ...
でも、これはもうお約束ですかね(^^)、寅さん、一番の歌詞で弟を円盤に乗せちゃいました(^^)。さすがに何とか連れ戻しても一回、弟を円盤に乗せてあげましたが(^^)。
そして'円盤'終了後、間髪入れずに'ハレソラ'がスタート。
今回の'ハレソラ'は、さすがに灘井氏は客席に居ますから(!!)、マンドリンではなくてイントロはエレピからのレギュラースタイル。
ただねー、この曲最初はよかったんですけどねー、途中から加速装置が働いてしまいました(~~)〜石ノ森章太郎....009の世界....
シンセの音は坂下氏の出していた音にかなり良く似ていましたね。
ただ、出来れば途中からの二台弾きで、フレーズハモっても良かったと思います。
(もしかしたら、PAのせいで聴こえなかったのかな??)
Guitarソロは当然、二本で振り分け、そーげん氏はどっちかと言うと'70年後半の音、新メンバーの鈴木氏は現代的なショートディレイ系の音。
'ハレソラ'の後は'カーニバル'。
でも、この寅さんの声聴いていると、やっぱし寅さん、満さん系のほうが合うねー。
完全に満さん系の'カーニバル'であります。
鍵盤はPiano系の音で中間部のバッキングも良く再現されていましたねー。
茂木さん系の感じかな、これ。
ちなみに、最後のパートの歌詞はお約束の'SHOWBOATはお祭り騒ぎ!!'でございます。

寅さん&新メンバー(??)


モリサン、ライブスタート!!!

 そして、TRBのメンバーの内、Guitarの鈴木氏とVocalの寅さんがステージを去り、aoさんの'70年代プログレの世界に突入!!!'の声と共に森園氏登場!!!!
さすがに、観客湧きかえります。
あ、ドラムの浅野井さん、未だモリさん、準備終わってないって!!!シンバル刻んじゃ駄目ですって....
モリさんの準備も終わり、シンバルの静かな刻みとBassのイントロと共に、モリさんが静かなGuitarのメロディー、オブリを入れていきます。
Guitarはネックやら何やらがリバースになったストラト....
そして、ボトルネックを使い、あの'おまつり'のメロディーがSHOWBOATに響きます。
昔、'どーも真顔を見られると...'なんて言っていたモリさんの注文でしょうか??
ステージのライティングはブルーを基調にした暗めのもの。
('即発'は後方から赤いライトが皎々とメンバーの影を映していました)

おまつり!!!


途中からボトルネックを外し、指弾きで(Jeff Beckですか???)Guitarを、そしてあのフェイズサウンドの後、モリさんのかすれた、あの'70年代と同じかすれた声の'おまつり'の唄が...
(ちなみに、この頃から隣のklucyさん、目が完全に逝っちゃってました^^)
中間でのオルガンソロでも、モリさん、あの独特のバッキングを聴かせてくれます。
あー、完全に昔の音だや、モリさんのGuitar....フェイズ系のエフェクターが空間を支配しております。
後半のGuitarソロはそーげん氏との掛け合い。
ブレイクが乱れましたが、持ち直して後半。
やっぱし、モリさんの声って良いよなー。
(その昔、'私は四人囃子のファンでは無いが、モリさんの唄のファンだ!!'とのたまったモリさんの後輩のレコードプロデューサがおりましたが...)
いやはや、アマチュアをバックにこんな風に演奏してくれるとは、バッキングを務めたTRBフォーリズムもまんざらでは無いでしょうね、これ。

'70年代の香り???

Gilmour博士ー!!いや、違う、モリさんだ!!

即発!!その1

即発!!その2


'おまつり'が終わり、'じゃ、も一曲聴いて下さい'のモリさんの声の後、当然のごとく始まったのは'一触即発'。
入りが乱れましたが、モリさんのGuitarが、あの印象深いソロを、少しひねって弾きあげます。
シンセのバックでは、時折昔聴かれたGuitarのオブリ付き。
そして、静かに、あの'気持ちのいーい夕方に...'。
時折、Pink FloydGilmourのようなショートフレーズを挟みながら、曲は進んで行きます。
中間部のソロはそーげん氏に任せ、バッキングを淡々と弾くモリさん...
後半入りの部分では、マチネの時にも見せた、FloydGilmourが初期の'狂気'のライブで弾いていたソロ('On The Run'です)の雰囲気。
後半の'金ピカ'のパートは、懐かしの'俳優座'バージョンの歌詞、そう'眠れない...眠れない...'であります。
Guitarの弦が切れるトラブルもありましたが、Guitarを持ち替えて演奏は続きます。
最後のメインテーマに移る前はちと崩れましたが、そーげん氏のソロが入ります。
でも、ここは問題あり!!!。
ホントは、今回の'即発'はマチネや野音の時のように、そーげん氏のソロ(つまり満さんのソロ)の後にモリさんのダブルチョークソロが入る筈なのです。
ところが、バックはスタジオ盤のスタイルでそれをオミットしちゃいました。
モリさん、苦笑いしながら、ソロを辞めて合わせていましたよ。
これはねー、Guitar二本での'即発'なら基本ですよ、基本!!!
(ちょっと、怒ってます、あたし...)
でも、まーまったくリハ無し、演奏前に演奏の割り振りしただけですから、しゃーないかな....
(ここの部分は、事情も色々あったみたいです。詳しくはの
四人囃子公式WEBサイトほうで)

そーげん&モリサン、即発!!その3


冬のSummertime Blues!!その1

冬のSummertime Blues!!その2

 で、ステージはここで一端終わりとなりましたが、一端引っ込んだaoさんが登場しMC、急遽大名さん、レベッカの高橋さんらと共にモリさんが加わりセッションとなりました。
大名さん、'ホントにやるの??'と言いながら、顔は笑っております(^^)。
大名さんの'じゃ冬場だから、夏場のブルースいきましょ!!'の声で'Summertime Bluesがスタート。
演奏の雰囲気は、一応The Whoのスタイルだけど、何となく子供バンドバージョンを想いだしたのはあたしだけ???
でも、リズム隊がスンごいタイトで、大名さんのVocal、モリさんのコーラスも最高、最高。
Guitarのソロも、モリさん、非常に楽しそうであります。
中間では、大名さんのVocalとモリさんのGuitarの絡みもあったりして...
最後は大名さんのお約束のジャンプ一発!!!
いやー、20世紀の終わりに良いもの見せて、聴かせて頂きましたわ。

冬のSummertime Blues!!その3


 さてさて、今回のTRBライブ、モリさんの参加と言う素晴らしいプレゼントがありました。
でもねー、やっぱ加速装置は外して普通の人になったほうが良いと思いますよ。
年明けには、合宿するそーなTRBの皆さん。
次回のライブは、どうなるか、今から楽しみでもあります。
では、皆さん、良いお年を(^^)/

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