Keith Moon Legends Live By Daimyo & Super High Numbers 2005/Live Report(2005.09.26)

 ようやく涼しくなって来た、今日この頃、ようやく今月9月の7日に行われた'第18回キース・ムーン追悼コンサート'の模様をレポってみようと思います。
当日は、覚えてらっしゃる方も多いと思いますが、台風14号が関東に上陸するやいなや??前日は会場の高円寺Showboatがある杉並区では局地的な大雨で河も氾濫、水害にあった方もいらっしゃったと....
ちなみに、前日のTVニュースでは、高円寺駅で雨を避ける人々の姿もありまして、'もし台風来たら、地下のShowboatは大丈夫かいな??'と思っておりましたら、何とか台風も足早に過ぎてくれました。
そんかわり、フェーン現象でありましょうか??加えて、今回のライブと言うわけで、9/7はとにかく暑い日になってしまったのでございます。
会場に早めに着くと、いつものようにリハ上がりの出演者のみなさんがShowboatから出てきます。
Izzyさん達や、Oopsの面々、そんで大二さん等々....
初対面のDaimyoさんのCDジャケでお馴染みの春乃坊画伯ともお話しながら、開場を待っております。
今回はまさにド平日の木曜日と言うことで、人の集まりはちょいと悪いでしょうが、そこはそれ、仕事を終えた方々が三々五々で駆けつけて来るのは自明の理ですので、それは大丈夫かと....
そして、定刻より少し遅れてですが、客入れ開始でございます。


Part-1 Doben's Set

 ステージの一番最初は、'70年代ドラマートリオの先陣を切って、オリジナル村八分、元ハルヲフォン(このへんの話はこちらでどーぞ...)のドラマー、そんで現鼓絆の和太鼓奏者であられる恒田義見さんのセットからスタート!!
但し一曲目は修平'zさんのウクレレとDaimyoさんのボーカルで'Blue Red & Grey'。
ウクレレの軽やかなカッティングをバックにDaimyoさんがしっとりと唄います。
そんで、その後は昨年に続いて、Keithおバカシリーズ'Cobwebs And Strange'(小和クンとDaimyoさんのカズーに乗って)、'I Need You'を間に挟んで'Barbara Ann'、'Batman'と続いて、gnome好みの'I'm A Boy'、'Happy Jack'、そしてこのセットのラストはWho初期の大作'A Quick One'をStonesのロックンロールサーカスバージョンで!!
さすがにスネヤ投げ、水芸は無し(??)でしたが、恒田さんドラマー時代の得意技のスネヤロール(これがかっこよいのだ^^)を交えて、'足がつりそうだ....'の弱音もなんのその、さすがのドラミングであったのです。
ちなみにこのセット、いつもならドラムキットの前に座っている筈のスティック氏、ここでは何とボーカル担当!!
実は、唄、うまいんすよ??彼(^^)。
いやー、とは言え、恒田さん完全復活の瞬間であったのです。
ちなみに、今回のライブで一番最初に出てきた恒田さん、オーラスではその友人である幻のドラマーも連れてきていたのでありました.....


Part-2 Chelio's Set

 さて、ステージの方は形式的には二セット目にあたる'Chelio's Set'がスタート。
Daimyoさん、修平'zさん、そんで恒田さんが居残りで、鍵盤に現在鼓絆のサポートメンバーでもありまする川井健ちゃん、ベースに恒田さんが発掘(??)したSIXChelio嬢が登場。
小和クン、Tarokenさんを交えて、'Shakin' All Over'、'Long Live Rock'を演奏。
Chelio嬢、ちと緊張気味ではありましたが、Daimyoさんのカンカン踊り攻撃を余裕を持って受け流す(^^)等、なかなか不敵なステージさばきでございました。
曲は二曲だけでしたけど、このライブもようやくJaniチャンに続く女子が現れ、どっちかと言うと男臭く且つむさ苦しいWhoの世界が華やいだかな(^^)。


Part-3 Tommy Set

 お次のセットはスティック氏がドラムに座り、ベースに多機能氏、健ちゃんはちとお休みでセカンドギターにジローちゃんが登場(当日はDaimyoさんのギターのお守り、ご苦労様でした.....)、ボーカルに'The Who馬鹿/kashipwee'こと鹿志村氏、,虹郎氏、Janiちゃん、小和クンも参加とNEW ASIAオールスターズ??。
そう、Super High Numbersバージョンの'mini Tommy'なのです。
Daimyoさん、ついにマニュフェストとして再来年の第20回には、日本で三度目のTommy完奏をやると宣言!!!
その予告編なのでしょう、Tommyのお馴染みの曲が演奏されて行きます。
さて、再来年の時には難波大先生らも参加するんでしょうかね??
でも、そこまでやるなら、○レ朝の倉○さんにお願いして大会場でやるなんてのはダメっすかね??
○レ朝の倉○さん、もし、これ読んでたら、Daimyoさんとわらしに連絡して下さい(^^)。
これも'ROCK LEGENDS'だー!!


Part-4 Friend's Set

 さてさてステージも中盤戦、このセットはこれまでこのイベントに関わったミュージシャンの組み合わせでございます。
ベースはバザード'老中'林氏がバザードベースを抱えて登場、ドラムは昨年は'Magic Bus'でクラベスと後半のドラムがかっこよかった阿部氏、健ちゃんが鍵盤で加わり、ボーカルはまたも入れ替わり立ち替わり....
最初の'Anyway, Anyhow, Anywhere'は初参加のDB小林氏、'Naked Eye'は鹿志村氏、'The Quiet One'をTarokenさん、'The Punk And The Godfather'は小和クン(当然カツラと今年は手書きの腹筋付き^^)が、そんでセットラストの'Baby,Don't You Do It'は虹郎氏が、皆様、気合い入りまくりでのボーカルを披露してくれます。
特にDB小林氏の腰の据わったボーカルというか立ち姿は、迫力ありました(^^)。
バザード氏と阿部氏のリズム隊がどっしりしてたんで、ボーカルの方々も唄いやすかったのかもかも??
あ、一番血管切れそうなボーカルは虹郎氏かな(^^)


Part-5 Palpitations Set

 さー、この日、'70年代ドラマーは三人登場するわけですが、その二人目、しかも初参戦となる方がついに登場。
Izzyさん率いるPalpitationsのセットであります。
そう、ドラマーはマキ & OZのドラマー、チャッピー武田氏なのであります!!!
Daimyoさんもこのバンドのレギュラーなのですけど、ベースのKEEBOW野澤さんも含め、皆先輩揃い(^^)。
曲は二曲、それもノーリハで'Live at Leeds'バージョンで'Youngman Blues'と'Summertime Blues'!!!
さすがノーリハ(^^)、でもそんなことおかまい無しにDaimyoさんを手玉に取るベテラン三人。
ちなみに、SUさんの話だと'Daimyoさんのあんな顔は見たことない^^'とか。
ブレークや入りがコケようが、余裕で切り戻すベテラン三人に、普段と違ってDaimyoさんはころがされっぱなしなのでありました。
ちなみに、チャッピーさんは事前に譜面を起こしたとか....(この辺の顛末はIzzyさんのサイトのBBSで...)
しかし、ドラムキットも壊れんばかりのドラミングを見せたチャッピーさん、KEEBOW野澤さんのマシンガンのようなベース、そんでIzzyさんの切れ味ばっちりのギターと、ノーリハなんか忘れて楽しめたセットなのでした(^^)。


Part-6 Oops Set

 実はここまで、かなり時間が押しておりました。
何せ、ドラマー七名、加えてセット替えも七回、特にドラマーが変わる時は、キットのセッティングやら何やらでどうしても時間がかかってしまうのです。
そんななか、ラスト二つのセットは、残念ながら曲を省きながらの演奏となってしまいました。
ステージにはOopsの面々、ベースのダンナさん、ギターの青木氏、鍵盤に昨年は都合で参加出来なかった中野マースケ氏とDaimyoさん。
で、ドラムはOopsのセットなのですが、兵庫から一曲だけ叩くために駆けつけた北野氏がスタンバります。
曲は'Trick Of The Light'、まー、ノーリハってのもあって、ちと北野氏にはつらかったかね???
でも観客は一曲だけ叩くために兵庫から駆けつけた北野氏にやんやの拍手が送られたのでした。
この後、ドラムにレギュラーの関氏が座り、Oopsのテーマ(??)'Dogs Part 2'を当然Daimyoさんの拡声器付きで演奏、'Cache Cache'、'905'、'The Dirty Jobs'を挟んで、Oopsの'この曲だけは他のメンツには渡さない'宣言が出ている'Pure & Easy'。
当然、ダンナさんの雄叫び付きで締めとなったのでした。
しかし、'After The Fire'をカットせねばならんかったのは(それと'Sister Disco'、'Daily Records')、ちと残念無念なのです....


Part-7 Daiji's Set

 さーて、セットも最後、囃子の大二さんが'70年代ドラマートリオのトリを取ります(シャレでは無いよ^^)。
ベースはバザード氏、健ちゃんが鍵盤、修平'zさんもギターで戻ってきます。
ボーカルは小和くんで、やはり時間の関係で曲カットありでしたが、'Substitute'、そんで健ちゃんの手弾きシンセを絡めて'Won't Get Fooled Again'。
大二さんが'Won't Get Fooled Again'を叩くってのは、かなり珍しい??
実はカットされた曲には'Baba O'Riley'もあり、ここでは小和クンがハープを吹く筈だったとか??(あれ、kashipweeでないの??)
あと、大二さん定番の'Pictures Of Lily'も残念でありました。
でも、'Won't Get Fooled Again'の観客の盛り上がりは凄かったですな。
ハンドクラップタイムからの戻りとかちと乱れましたが....
なにせ、大二さん、前日は赤坂でパブサクのライブだったんですものね??
Whoの曲をやる前日がJimiの曲ってのも、ほんま凄い話だと思いません??みなさん??
(ちなみに、高円寺次郎吉では同じ時間の裏番組としてマリさんとモリさんがライブをやっていたのでありました....)


Encore Daiou's Set

 当然、時間が押そうともアンコールはありです。
そう、遂に幻のドラマー'さいけの大王'が、この世界に降り立ったのであります。
え??'某ドラマーに似てる??'って??、いやいや、そんなことはありません。
彼こそは幻のドラマー、'さいけの大王'なのです。
そしてステージでは'さいけの大王'、ベースには多機能氏が加わり、出演者全員がステージを囲んで、'The Kids Are Alright'、'My Generation'が演奏されます。
観客のノリも凄いもんでありまして、それに誘われるようにスティック氏に文字通りスティックを託した大王様は、ステージ中央で、謎の儀式へ....
やはり、大王様はシャーマンなのでしょうか??
噂では、大王様とその一党が密かに秘密集会を年末に企画しているとかいないとか...


 さて、'第18回キース・ムーン追悼コンサート'ライブレポ、いかがでしたでしょうか??
途中でも書いたように、さすがに七セット、ドラマー七名だと、Daimyoさんも構成がきつかったでしょうね??
とは言え、これだけ個性豊かに'我こそはKeith Moon!!'と言うドラマーが揃うライブなんて、ちょっと考えつかないくらい、凄いイベントではありませんか??
終演後、チャッピーさんに'どうでした??'って聴いたら'いやー、久しぶりにやるときついね??'の一言。
そうですか??チャッピーさんのドラム、余裕たっぷり且つ無茶苦茶パワフルでしたよ??
大二さん、恒田さん、そして他の参加ドラマー、演奏者の皆様、ご苦労様なのでありました。
再来年のTommy完奏ライブも楽しみですが、その前に第19回、どうなるんでしょうね??
また、楽しみに来年の9/7を待つこととしましょう...
んでわ(^^)/。

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