いやー、連日、オリンピック見ている人も多いでしょう、今日この頃。
筆者は、仕事から帰って一息ついている時間がちょうど柔道の決勝あたりで、ここのところ連日柔道ばっか見てました(^^)。
まあ、個人的にはもっとオリンピックの期間だからこそ中継される、もっとマイナーなスポーツ、例えばアーチェリーとか、ボートとか陸上だったら十種競技とか見たいんですけど(と言いながら、アーチェリー、祝銀メダル!!)、しょうがないっすかね??
さて、今回は前回の予告どうり、この夏のライブ三昧の日々、Part-2をお送りする事にしませう。
んでわ(^^)/。
転:7.25 JIROKICHI
30th Anniversary/BLUSE & JAZZ EXPLOSION 日比谷野音
7月24日のThe
Whoの興奮冷めやらぬ中、なんと野外二連ちゃん。
日比谷野音で執り行われたライブハウス次郎吉の開店30周年記念ライブに参戦であります。
とにかく出演者が次郎吉ゆかりのミュージシャンばかりと言うことで、ジャズ、ロック、ブルース、フュージョン等々、30年の時代を彩って来た日本の一流どころのバンドマンば日比谷野音に集結です。
野音に着きますと既に入場が始まっています。
ステージでは客入れとして何と、ABOさん(次郎吉の主人でもあります)がディジュリドゥを演奏しているというか、もしかしてリハ??してます。
自分の席を探して行ってみると、前の方はうれしいのだけど、かなりのハジッコ。
どうしよっかな??と思って歩き回っていると、何と四人囃子TRBの寅さん夫妻をなんとPAミキサー脇に発見!!!
寅さん達とご一緒する事となりました。
とはいえ、実は昨日のThe Whoがかなり腰に来てまして(持病であります....)、コンクリの席に座るのはつらいんで、寅さん達の後ろのパイプにもたれかかっての観戦としました。
ちなみに、寅さん夫妻は既に宴会状態、おーい、花見じゃねーぞ????
さて、ステージには何故か林家こぶ平が登場、女性と二人で進行役を務めます。
最初はDr.kyOnのセットからスタート、他にパーカッションの仙波さん、ギターの塩次氏、サックスのドクトル梅津氏らがスタンバイ。
このセット、やはり一番目立っていたのは仙波さんのパーカッション、そして梅津氏のサックスソロでしょうか??
塩次氏のギターも相変わらずの切れの良い粘着質ギター(??)であります。
やはりセッションと言うことでソロの回し合いが中心ですが、キメの部分はやっぱ一流どころのプレイでして、聴いてて気持ち良いですね??
途中からシナロケの鮎川氏も参加。
鮎川氏、MCでやはり昨日のThe Whoのライブを見た話を例のしゃべくり方で....演奏の方は当然、ロックンロールナンバーでありました。
この後、何故か宮本mimiさんが一人でステージに登場、カラオケをバックに唄いますが、何か変でした。
(そう言えば、以前にも何かの野音のイベントでも宮本mimiさん、カラオケ、バックで唄ってたな.....)
そして注目すべきはお次のセット、。
ネイティブサンの本田氏のセットでありますが、何と囃子のモリさんがあの狂気のタニシ目サックスの坂田明氏と絡み、加えて金子マリさんもボーカルで加わるという豪華なセットです。
ベースは大西さん。
最初は本田氏のソロピアノでスタート、メンバーが演奏にそれぞれ加わり、序盤のインストでは坂田明氏の渦巻くようなソロを受けて、モリさんがクールなソロで応戦、なかなか見応え、聴き応えたっぷりの場面が続きます。
そしてマリさんが加わり、ボーカルナンバー。
ここで面白かったのは坂田氏、何と隣のトロンボーンの福村氏に演奏中に曲の構成を聞いているのであります。
雰囲気的には'ソロ、ここ??'、'あ、もうちょい先??'と譜面を見ながら確認しております(^^)。
ところが、ちゃんとソロの入りをとちったのはご愛敬(^^)。
でも、坂田氏のソロ、マリさんのボーカル、そしてモリさんのバッキングとソロ、いやー堪能させて頂きました。
この後のセットもまたまた面白いセット、セットリーダは山下洋輔氏、参加するはギターの増尾氏、サックスの峰厚介氏と来ました。
最初は山下氏が参加しないで増尾、峰の両巨頭の競演、かなり濃い演奏が展開されました。
そしておまちかねの山下氏、何と木村充揮氏を伴って登場!!!!
デュオで林家コブ平言うところの'天使のダミ声'が野音に響きます。
その後は増尾氏、峰氏を招いてコンボ編成での演奏、さすがに今回は山下氏、ヒジ打ちは無しでしたが、げんこつクラスターは繰り出していたようです。
そして最終セットはABOさんのセット、ディジュリドゥをメインにしたちょっと不思議なセットが展開されていきます。
そこにチャー登場、さすがに観客の歓声も凄い。
マリさんら、他のセットの参加者も登場、最後はこの日のためにあの近藤等則氏が書き下ろした'友情'で幕を閉じました。
熱い夏の日が終わって行きます.....
結:7.27 Science
Ministry/THINK SYNC TOUR〜猿の夜....
さて、中一日を空けて今度は渋谷QUATTROです。
THINK SYNC INTEGRAL主催のレーベル参加バンドによるたった一夜のツアーライブとなりました。
当日は、当然主役のScience Ministryの他、三組(プラスDJ)が出演しました。
正直、Science Ministry以外の三組はまったく予備知識無しでありました。
まあ、演奏も唄も個性的な部分もあることはあるのですけど、ちょっとライブのダイナミズムに欠けるかなと(静かな部分にもダイナミズムを感じさせるのが良いライブ....)....
で、Science Ministryはトリで登場、メンバー構成は先日のインストアライブと同じでサポートメンバー、ガーデンの島田兄弟らを連れて登場。
アルバムのトップナンバー'HALF
EMPTY/HALF FULL'でスタート、やっぱし演奏のダイナミズムが違いますね??
演奏の方は先日のインストア・イベントではスタジオ盤を忠実に再現したって感じでしたけど、今回のライブではかなりライブアレンジも入っていて、'SPEED
OF LIFE'のギターの感じとかにもそんなところが見てとれます。
それと、黒沢氏のボーカルってライブでも音程とリズムが非常にしっかりしておりまして、あの複雑怪奇はリズム構成のバッキングの上に見事にメロディーを載せて行きます。
ドラムの大二さん、こちらも叩きまくり状態でありまして、ホント、リズムキープではなくて、何かKeith Moon的なリードドラム状態でありました。
そんでホッピーさん、妙なSEと正統的なピアノサウンド、コーラスメロトロン的な音やら多分ボコーダも使っていたのかしら??シンセの音色も曲に非常に良くマッチしております。
そういう意味では非常にマニュアルな演奏なんで、音数はそんな多くは無いのですけど、アレンジが絶妙なのでしょうね??
今回のこのアルバム、やはり音楽の出目はホッピー氏の色合いが中心でありますが、ライブでもサポートメンバーの演奏も含めて、見事にScience
Ministryのサウンドにまとめ上げているのは見事なものです。
当然選曲は先のアルバムからでして、黒沢氏曰く'時間の限り'曲を演奏するとのMC。
演奏はMCでの'Science Ministryの演奏はダラダラやる'の言葉とは裏腹に、ドンドン進んでいきます。
一応のラストナンバーは'HURRY UP AND WAIT'、MCによればスタジオで二時間で録ったとか.....
MCのとおり、この曲は様々な曲を詰めたような感じで曲調がドンドン変わります。
まったく、ポップなくせにアバンギャルド、そんで'70年代のプログレの風味もたっぷりと、でも唄をきちんと聴かせるバンド、それがScience
Ministryなのです。
演奏を一旦終了し、メンバーはステージを去ります。
何故か一人取り残された黒沢氏(というか観客の声援に応えていたら、置いてきぼりをくらったって感じですか^^)、'今日は時間が許す限りアルバムの曲、やるって言ったじゃないっすか??'の声でメンバー、再登場(一応アンコールの雰囲気???)。
'これは段取りって奴ですか???'のホッピーさん、当然お約束のかぶり物を付けて登場、今回はメドッサですか??ゴーゴンですか???
たじろぐ黒沢氏にホッピーさんがMCで応酬(^^)。
そんなかぶり物をしながらアコーディオンでしっとりと'SGE DID'NT MEAN MUCH TO ME'。
黒沢氏、'リハでホッピーさんアコーディオン弾くって言ってたからパリな雰囲気が....'、ドンドン崩れるのを恐れてか(^^)、ホッピーさんの方を見ないよいにしながらしっとりと....
ところが、演奏終了後、何と黒沢氏、ホッピーさんのかぶり物に動揺が大きかったらしく、間奏飛ばしちゃいました(でも、これってネタですか^^)。
演奏後、黒沢氏の'これで思い残す事はないです'のMCで、会場は爆笑状態(^^)。
'FALLING DOWN'、'THE CIRCLE IS TRUE'でライブは終了、観客はアンコールを要求しますが、何せ、曲がもう無い(^^)。
でも、アルバムをほぼ全曲制覇、ライブアレンジたっぷりの演奏は、それはそれは見事なものでした。
是非、またライブを見たいものですな。
そう、当然ホッピーさんのかぶり物にも期待して(^^)。
おまけ:8.8 よこはま
SUMMER JAZZ 2004
さてさて、当初は7月27日のTHINK SYNC TOURで一旦打ち止めの予定だったんですけど、7月25日の野音で貰ったチラシの中でめっけもんのライブを見つけてしまったのです。
何と、中西俊博、坂田明、本多俊之、本田雅人、そんでペッカーにゲタオさんらの演奏が1900円で観れる!!!!
横浜は都筑区の都筑公会堂(約650名程度のキャパ)、そんな会場でこのメンバー、そんでこの値段はめっけもんと言わずしてなんでしょう??
で、当日会場に13:20頃着きますと、何と長蛇の列!!!!そんで列はとぎれる事なく延びていきます。
たまたま前に並んでいた方とお話したら、例年、こんなじゃないとか....やっぱメンバーが良いんでしょうな。
ちなみに観客の年齢層は本当に広くて、上は70代、下は10代と来ました。
で、会場に入ると、なかなか手頃な会場、でもステージは意外と広いし、席の角度もちょうど良いと来ました。
ちょっと後ろの方に陣取りましたが、十分ステージ全体が見渡せます。
結局、会場、立ち見まで出る盛況ぶりでした。
このライブ、地元のケーブルTVが生中継するとかでTVカメラも入っています。
ライブは司会付き、なんか手作りっぽいというか素人っぽい構成も良いですな(^^)。
ステージは地元のアマチュアバンドでスタート。
正直言いますと、ドラムがダメ。
ベースとピアノはなかなか良いかな???まー、アマチュアですんで緊張してたんでしょう。
さてステージは機材の入れ替えです。
て、これが凄くで、こうゆうフェス形式だったら楽器やマイクはプリセッティングしてるんですけど、何と総とっかえと来ました。
と言っても、アコースティック楽器が中心なんでマイクセッティングだけではありますが....
ステージには中西俊博氏と長尾氏のデュオが登場、ここからがプロのステージです。
バイオリンとアコギのデュオですが、これがもう極上の演奏でした。
トップのピアソラ、ラストの'Spain'、中間部のオリジナル....とにかく息の合ったプレイで観客の拍手も凄かったですね(^^)。
またまた、セッティングチェンジ、何と驚いた事にピアノ、調律までしてます(^^)。
お次は坂田明さんのトリオ、3mii。
ベースにバカボン鈴木、ピアノに黒田京子と、かなり強力な編成であります。
演奏はトップに名曲'赤トンボ'、もう坂田明のサックスがドンドン、曲を変調していきます。
それに付いていく二人は、さすがです。
9月に発売するアルバムからの曲を交えて、演奏は進み、そして曲間では、あの独特のしゃべりが聴けます。
やっぱ芸風は変わりませんな??坂田さん。
とにかく、強烈な演奏、途中、パーカッションが落下するハプニングもありましたけど、そんなのお構いなしに、やっぱしドンドン演奏。
相も変わらず坂田明の演奏に対する姿勢というか、集中力には頭が下がります。
さて最後のセットはロス・クアトロ・ロコス with W.Honda。
そう、ペッカー、ゲタオ、ヤン、キムチのロス・クアトロ・ロコスと本多俊之、本田雅人の競演なのです。
ロス・クアトロ・ロコスは名前のとおり、かなり変なスタイルと観客への煽りでステージは展開、久々のゲタオさんのベイビーベースは、やっぱ強力であります。
そしてW.Hondaも加わり、強力なサックスデュオ(ソプラノとアルト、良い組み合わせ、途中にフルートも....)を交えながら、スタンダードなラテンナンバーを陽気に演奏、いやはや、ちょっとペッカーの観客の煽り方が強引でしたが、笑いの絶えない、そして豪快な演奏を聴くことが出来たのです。
いやー、さすがにライブ三昧の日々は楽しくもありますが、体にも来ますね??
とか言いながら実は二日前にCREMEのライブでした。
こちらも、すんごいライブでした。
(ちょっとしたレポは四人囃子オフィシャルサイトで....)
でもねー、今週は夏のメインイベント、'安全バンドの不思議な旅 2004'なんだもの.....
こりゃ、堪りませんな(^^)。