大曲花火の歴史

 大曲の花火が始まったのは大曲の紹介のHPによると、明治43年(1910)に諏訪神社祭典の奥羽六県煙火共進会として開催されたのが初めてだということです。その後全国花火競技会となり、一時中断されたりもしけれども、今年(1997)で71回目になる歴史ある大会です。この大会では花火は作った本人が打ち上げなければならないことになっており、また通産大臣賞などが授与されることなどから、花火師の間では最も権威のある大会として位置づけられているようです。毎年第4土曜日に行われます。

 大会の構成は大きく昼花火夜花火に分かれています。また、競技大会提供仕掛花火という分割もできます。

昼花火:
 煙に色をつけて色合いを楽しむ花火。煙の色が風に流されて刻々と変化するので、一瞬にして終わる夜の花火とはまた違った楽しみがある。一般にはあまり行われていないと思う。私はここでしか見たことがない。風にかなり影響されるので、難しい花火だと思う。
夜花火:
 普通皆さんが花火大会などで見る花火。
競技:
 昼花火の部と夜花火の部に分かれており、夜花火の部では、10号割物二発(尺玉)と創造花火によって競技が行われ、それぞれに表彰される。
大会提供:
 大会が提供する仕掛花火。大会の中でまさにメインディッシュにあたり、観客が最も期待しているプログラム。毎年さまざまなテーマを持って企画されており、96年は「大いなる秋田」というテーマで第一部 前奏、第二部 追憶「子守唄」、第三部 「秋田県民歌」躍進「祭囃子」、第四部 「大いなる秋田」という四部構成になっていた。内容はもちろん素晴らしかったよ。
仕掛花火:
 スポンサー(例えばコカコーラとか)がついている、広告をかねた花火。かなりはでであることが多いように思う。

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