翌日は、ミュンヘンからレーゲンスブルクへ観光に出かけた。ヴァルハラと いう神殿から眺めるドナウ川がよいと『歩き方』に書いてあったから。駅で 地図をもらって駅前からバスに乗る。今日は『歩き方』をホテルに忘れてき てしまったのが心細い。 バス停から「Walhalla」の標識を頼りに進む。途中で遊歩道のよう な道に入って辿り着く。人気がない。中に入れるはずなのに、閉まってる。 どうやら昼休みの時間に来てしまったらしい。天気は曇っていたので、展望 はいまいちだったけど、高いところから眺めるドナウ川もよかった。ちょっ とドナウ川マニア入ったかも。 またレーゲンスブルクの街に戻り、今度はドナウ川のほとりに立つ。目の前 にある石橋はドイツで一番古いものらしい。そのたもとにある焼きソーセー ジの店でソーセージを食べ、お約束のクリスマスマーケットも軽く回って駅 に向かい、ミュンヘンに戻った。ミュンヘンでもまたクリスマスマーケット に出かけ、広場近くのビアホールで、ドイツ最後の夜を惜しんだ。ビールの 味は、日本とそんなに変わらなかった。 |
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翌朝、5時台の列車に乗って友人はベルギーへと旅立った。駅まで見送り、 自分も身支度。こちらはフランクフルトへ。ホテルでのんびりと朝食を取っ てから列車に乗った。ちょっと寂しい。 再び、フランクフルト。夜の8時過ぎの飛行機の時間まで、買い物とかで時 間をつぶす。クリスマスマーケットも、これが最後と思うと名残り惜しい気 がする。もう今夜帰るのだと思うと、人込みの中から自分だけ浮き上がって る感じがした。 カイザーストリートの三越は、店員さんも日本人。日本語ってラク〜ってし みじみ思った。トラベラーズチェックもばっちり使えて、グーでした。 |
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ちょっと早めに駅に戻って、空港へ。なんせ初日に大幅な遅れを体験してい るので、何もかも慎重になる。しかしやっぱり早すぎて、17時には手続き を全部済ませて搭乗待ちの状態に。ヒマだ。免税店とか見てもたかが知れて て、ひたすら待った。日本人の若者グループが、空港の床にあぐらをかいて 座ってる。日本のコンビニ前じゃないんだから。。。と、情けなく思ったの は、ちょっと年よりくさいかな、と思った。でもね。 帰りの飛行機はもちろんエコノミー。だけど、窓際で、真っ暗な大陸に、と きどき、光あふれる人間の営みが見てとれて、どこの国のどこの街なんだろ うと、わくわくした。 日本に向かうにつれて夜が明けていき、午後4時前に帰国した。 |
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