◆ 北海道・冬、再び(2 )◆

≡ ぶらぶらして、のんびり。 ≡




翌日はスノーシューで岩尾別温泉まで歩いた。通行止めの道をざくざく。
でも途中雪のない所もあり、がりがり。



温泉は「ホテル地の涯
の裏手。ここらは羅臼岳
の登山口もあるから来た
ことある。けど、夏とは
違って人気もなく、雪の
中ひっそりとしていた。

雪の中で服を脱ぐのには
勇気が要ったけど、温泉
に浸かれば温度もちょう
ど良く気持ち良かった。
四方見回しても真っ白な
露天風呂。ナカナカでし
た。



次の日は知床峠までのクロカン。知床自然センターから林の中を少し歩い
て、これまた通行止めの知床横断道路をひたすら進む。所どころに動物の
足跡があったけど、姿を見ることは一度もなかった。





知床峠
峠付近は、風が強くて
道路の雪も吹き飛ばさ
れてて氷の上を進む感
じ。
スキー板だから踏ん張
りが効かなくて恐かっ
た。どのくらい風が強
かったかというと、板
に乗っているだけで、
風に押されて進むくら
い。止まらないからコ
ワイ。
でも峠からは国後島
見えた。風の強さは頂
点に達して、露出して
る顔が痛かった。



下りは下りで何度も
コケた。

下の方まできた時、
朝はあった筈の雪が
除雪されてなくなっ
ててびっくりした。
ウトロの方の祭りで
雪像作りに使われる
ために持ってかれた
とか。



そろそろ知床から移動するかどうするか迷ったけど、もう1日いること
にした。まだスノーシューをやり足りないような気がして、知床五湖
で歩いてみることにした。

しかし朝9時くらいに出発して、のんびり山を眺めながら1時間くらい
で着いてしまった。雪も少なくてイマイチ不満。これじゃあ時間を持て
余すなぁと思ってたところ、目に入ったのが「カムイワッカ11キロ
の道路標識。こっちなら雪も深そうだと思い、進んで行った。





カムイワッカの滝
計算としては5km/時で、
2時間ちょいで行けるとい
うものだったけどちょっと
甘かった。結局、3時間近
くかかった。

日没が早いから帰りの時間
のこととか考えて気は焦り
ながらも、滝の方まで下り
て湯加減なんかも確認して
きた。とても入れる温度で
はなかった。

帰りは自分が付けた踏み跡
を辿ったから、行きよりは
ラクだった。ただ行きと帰
りでは登りと下りの違いも
あり、歩幅が違って歩きに
くかった。

帰りは2時間半くらいで歩
き、知床五湖からも40分
くらいで宿に戻った。


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