◆ デミオ DE 北海道 その1 ◆

≡ 冬に走ってみたくて…… ≡



今回の冬の北海道は、冬道をデミオで走ってみよう〜ってことでいって
きました。目的がデミオで走ることだったので、とりあえず目的地とい
うことで、稚内にするか知床にするか迷った結果、知床にしました。

例年より雪が少なかったそうで、痛い目に遭うこともなく無事に帰って
参りました。

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トコトコと下道を走って新潟へ向かう。雪道らしい雪道もなく新潟のフェ
リーターミナルに到着。デミオでここに来るのは2度目。前回は所要時間
の見込が甘くて途中から高速を飛ばしたけど、今回は余裕で着いた。

フェリーの手続きも乗込みもスムーズにこなし、船室へ。前に乗ったやつ
よりショボくて、二等船室の女性専用室は大部屋の隅の窓もない一角が辛
うじてロッカーで区切られているだけでがっかり。人も少なく、とにかく
寝ることにしたが、波による上下の揺れが大きくて、絶妙なタイミングで
入った船内アナウンスに導かれて売店に酔い止め薬を買いに行った。

安眠の最大の薬は寝不足。徹夜の運転のおかげでよく眠れ、18時間の船
旅のほとんどを寝て過ごした。

そして午前4時に小樽に到着。駐車場に車を置くと、まっすぐにフェリー
ターミナルビルの風呂に向かった。まだ2度目だけど、すっかりフェリー
通って感じ?と、一人悦に入る。

6時くらいに走り始め。大きな道に出てすぐに中央分離帯に突っ込んでる
車を目撃。こわいこわい……。で、旭川は……と道路標識を見ながら進ん
だはずなのに、なぜか有料道路に入ってしまいそのまま道央自動車道へ。

あれー!高速なんて使う気ないよぉ〜と慌てて下りたけど、結局700円
くらい支払った。無意味な支出だ。でも何とか軌道修正できて、旭川に向
かった。旭川から南に下り、富良野方面へ。麓郷の宿へ一旦向かい、それ
から十勝岳温泉へ行った。

湯に浸かりながらこれといって目的のない旅のこと、そーだ、これから
日温泉
をノルマとして課すことにしよう!そんなわけで、北海道第1日目
の温泉は十勝岳温泉でした。その日の夜は同宿の人から北海道の冬道の恐
ろしさをうんざりするほど聞かされて、いささかびびった。

で、2日目。宿から少し行ったところにメルヘンの木とかいうのがあると
聞いて行ってみることにした。スノーシューを履いて、雪に埋もれた畑の
上をてくてく。でも結構距離あるぞ。しかもなんだか雪降ってきたし。






メルヘンの木に到着した頃にはほとんど吹雪いていた。しかもメルヘンの
木っつったって、それだって言ってもらわなきゃなんだか分からないし、
いつかの一本の木と違って被写体としては木と木の距離が微妙で撮りづら
いし。帰り道は視界もあんまりきかないし、こんな所で遭難したらマヌケ
だなぁって思ってた。地元の人から見たら、あんなとこで何やってんだっ
て感じだよなぁって。それでも宿まで生還し、連泊も考えたけど、まぁい
いやって感じで出発。次に温泉のある所は……と地図を見て、糠平温泉
目指すことに。

前夜、デミオで越えられるかどうかと脅された狩勝峠は難なく越えたもの
の、しかし途中に抜けようと思った道が冬期通行止めだったり、目星をつ
けた宿が冬期休業だったり、道のりは平坦ではなかった。それでも糠平温
泉の手前の宿に決まって、一旦立ち寄ってから糠平温泉に日帰り入浴に出
かけた。露天もある雰囲気のいい温泉だったけど、内湯はあやしい雰囲気
だった。

夜は泊まった宿の宿主さんが沖縄ファンで、沖縄音楽をBGMに泡盛をい
ただいて、石垣島の話とかおなかいっぱい聞かされて、ここはどこだ?と
錯覚。


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