三股の登山口よりスタート。明日はここから下りてくるんだな、と思い つつ、蝶ケ岳との分岐を左に見て、常念岳へ向かう。三股からの登りは キツイらしいと聞いていたので、ゆっくりと登った。3時間歩いてやっ と樹林帯を抜けた。雲が多くて、重たい雲の下に穂高連峰が見えた。そ れから前常念岳まで1時間。少し青空がのぞいた。 |
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さらに1時間歩いて常念岳山頂!晴れてたら真正面に穂高連峰から槍ケ 岳までの稜線を見ることができるのだろうけど、稜線部分にはどんより と重たい雲がかかっていた。蝶ケ岳方面への縦走路にもガスが沸き上っ ていた。 |
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時折、ガスの切れ間から槍ケ岳の山頂部分が覗くと、山頂にいた人たち から歓声が沸き上ったけど、すぐに溜め息に変わる状態に見切りを付け て常念小屋に向けて山頂を下った。山頂から小屋へは一気に下り、明日 はまたここを登り返して蝶ケ岳に向かうことを考えたらちょっとうんざ りした。 昼過ぎ、小屋に着いて宿泊手続きを終える頃になって雨が降り出した。 セーフ!と思いながら荷物を持って部屋に上がる頃には土砂降りになっ て、雷まで鳴り始めた。もう一回、セーーーフ!午後はそんな感じで、 雨音と雷を聞きながら小屋の中で過ごした。しかし5時くらいに夕食を 終える頃には雨も止み、外に出て、常念岳を見上げながら眼下に広がる 雲海を眺めていた。 |
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後ろの方で、常念岳を見上げなたら、しきりに、でっかいよなぁと感嘆 するおじさん達の声が聞こえた。自分もこうありたいと思うけど、なか なかこうはいかないと話していた。うんうんと、頷いてしまった。 |
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