◆ 常念岳〜蝶ケ岳・2 ◆

≡ 穂高・槍の展望台! ≡




小屋は混んでいて、それでも7時には寝てしまった。翌朝は3時に目が
覚めたので、荷造りして4時に小屋を出た。まだ暗かったので、ヘッド
ライトで足元を照らし、コースマークを探しながら登った。遠くに槍ケ
岳のシルエットが見え、小屋の灯も見えて感動した。月が出ていて神秘
的だった。

これなら夜明けの展望が期待できる!それにしても朝イチにこの登りは
キツいなぁって思った。1時間なんてすぐに経ってしまい、山頂に着く
前にご来光が上がってしまった。シマッタ!ゆっくり登り過ぎた。みる
みる山が焼けていく。あわてて山頂までダッシュした。そこで見たもの
は感動的だった。






穂高も槍も真っ赤に染まって、太陽が上がるにつれて色がどんどん変化
した。稜線には雲ひとつなくて、穂高には常念岳の影が映り、長野側は
一面の雲海で、いつまで眺めていても飽きず、1時間くらい山頂で過ご
した。しかし今日も昨日と同じような天気予報と言われていて、昼前に
は下らなくちゃと思ったし、蝶ケ岳に向けて常念岳を下った。






蝶ケ岳への縦走の間も、前穂、奥穂、涸沢、北穂の穂高の山々から大キ
レットを隔てて、槍ケ岳への稜線はずーーーっと見えていて、それをひ
とつの形として目に焼き付けた。






振り向くと常念岳がどっしりとあり、随分歩いてきたな、と思い、前に
目を向けるとポコッとした蝶槍が見え、まだ随分とあるな、と思った。






それでもこつこつと歩い
て行けば必ず目的地に着
くもので、蝶槍到着。

てっぺんには足を投げ出
して腰を下ろすのにちょ
うどいい岩場があり、展
望台の特等席で改めて展
望を満喫した。






少し下った瞑想の丘で食事を取って10時くらいに蝶ケ岳到着。この頃
には常念岳がガスでまかれて見えなくなり、天気予報を思い出して早々
に下山に取りかかった。その前にもう一回、と、何度も穂高・槍の方を
振り返り、未練たらたらで下りに入った。

12時半くらいに下山。温泉に入って帰宅した。最高の山行だった。





宿主の編集技術ではこれが精一杯!大目に見てください。


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