まだ行くには早いかなぁと思った5月の終わり。もちろん山の シーズンには早かったけれど、ミズバショウは結構咲いていま した。 遥かな尾瀬〜♪……は、物理的にも遠かったー! |
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戸倉の駐車場で迎えた朝。さー、歩くぞぉ!と気合いが入る。 鳩待峠まではマイカー規制が行われているので、ここからは1時間に 1本のバスに乗る……はずだったけど、バスの切符を買ったら、マイ クロバスの運転手さんが寄ってきて、マイクロバスに乗せられた。人 数が揃ったらどんどん運んでくれるらしい。 細い山道を走ること20分くらいで鳩待峠に到着。遊歩道入口で、靴 に付いた植物の種子などを取るべく、玄関マットみたいなのの上で靴 底を払った。濡れた木道が滑るからという注意があった。 は〜いと返事も明るく、わくわくして歩き始める。 |
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樹林帯には所々に雪が残っていた。早速、木道で滑って尻もち。震動が 頭まで響いた。木々の間から至仏山が見えた。雪をたくさん載せていた。 山ノ鼻に出たら視界が開けた。おー、これが尾瀬ケ原か、と感動。しか しこれはほんのさわりだった。植物観察園みたいな所を一周。至仏山の 登山口に目が行った、けど、今回登山はナシ。しょんぼり。遠くに燧ケ 岳のシルエットが見えた。湿原の中の木道を尾瀬ケ原方面にひたすら歩 く。 |
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ミズバショウが所々に咲いていて、それにしてもデカかった。おばけミ ズバショウだった。あんまりかわいくない。昔、花を撮るのが好きな人 と山に登った時、「美人を探しなよ」と言われたけど、ミズバショウに 関しては、自分好みの「美人」を探すのが大変だった。 周囲で緑があるのはミズバショウの葉の色くらいで、あとは雪が解けた ばかりの茶色い景色だった。 |
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至仏山から遠離るにつれて山容が大きく見えたのが不思議だった。 振り向けば至仏山、行く手には燧ケ岳。登りた〜い!木道歩きだけじゃ 物足りないと思いつつ、竜宮十字路を真直ぐに進み、下田代十字路まで の間にお昼を作って食べた。もう燧ケ岳が大きく見え、どちらかと言う と、こっちの山の容の方が好みだった。燧ケ岳をバックに並ぶ山小屋と 真直ぐな木道が何だか絵になった。 泊まる小屋に荷物を置いて、滝を見に行った。 |
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