◆ 尾瀬・2 ◆

≡ やっと春が目覚めたって感じ。 ≡







水辺のリュウキンカとミズバショウのコンビに目を楽しませ、温泉小
屋の前を過ぎると山道に入って行った。残雪が結構あった。

まず平滑の滝があった。幅の広い岩床を這うように流れる滝で、すご
いなぁ〜と言って眺めていたら、三条の滝から戻ってきた人がいて、
三条の滝もスゴイですよ、と言われた。どっちがいいですか?と聞い
たら、全然違うから比較できないと言われた。???……予備知識な
しだったから、想像もつかない。



足元の悪い山道をひたすら歩
いて、やがて滝の音が聞こえ
てきた。いよいよか?と胸が
高鳴る。

ちらっと見えた。えーーー!

展望台に降りる。すごいー!

落差何メートルか知らないけ
れど、すごい水量が一気に流
れ落ちている。

展望台はかなり離れているの
に、しぶきが霧のようになっ
て漂ってきていた。

いや〜、いいもの見させても
らいました。



滝から戻って小屋に宿泊手続き。連泊することにした。環境保護のため
石鹸・シャンプーは禁止だったけれど、お風呂に入れて汗を流せてラッ
キー。

2日目は尾瀬沼へ向かった。尾瀬ケ原から尾瀬沼へは燧ケ岳の山裾を回
るので、尾瀬ケ原より標高も高く、樹林帯で、雪もそれは豊富に残って
いた。アイゼンなしでもいけるくらいではあったけど。



沼一周も、北側には雪は
あんまりなかったけど、
長蔵小屋付近でお昼を食
べて、そこから沼の南側
に回るとたっぷりとあっ
た。木道より雪の上を歩
いている方が多かったよ
うな気がする。

尾瀬沼越しに燧ケ岳がそ
びえていたけれど、山頂
は雲に隠れて見えなかっ
た。

そして傾斜のある木道で
またしても滑って、屈辱
の尻もち×2回。雪と木
道との境目が要注意!

命からがら(?)一周を
終了し、同じ道を通って
小屋に帰った。



昨日は夕食を2回に分けて行ったけれど、週末を過ぎて、2日目はテー
ブル2つ分くらいの宿泊者だった。

最終日は、1日目と違う道を通り、中田代三叉路で合流して鳩待峠まで
戻った。

尾瀬では新緑にはまだ早く、鳩待峠から戸倉の駐車場までの山道では新
緑がまぶしく、戸倉に下りると緑は濃くて、季節の移ろいを数時間で走
り過ぎてしまった気分だった。

温泉でさっぱりして、遠い道のりを帰路に着いた。





ザゼンソウ


ミズバショウ


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