新田次郎の『孤高の人』。タイトルがいいですよねー。戦前 の登山家、加藤文太郎が主人公の小説です。山の知り合いに 読んでみるといいよと、2年くらい前に勧められて、早速、 昨年末くらいに買って読んでみました。 新田次郎によって、加藤文太郎はとても愛すべき人間に描か れていて、上巻も読み終わらないうちに、宿主は六甲に行っ てこようと決めたのです。はっきりいってミーハーです。し かし、六甲全山縦走コースは、そんなミーハー気分を寄せつ けないハードなコースでした。 カメラを持ってかなかったので、写真はなく、縦走コースに 合わせての長〜い文章です。 |
山が目的であるけれど、公共交通機関を使って出かけるから久し 振りの旅の気分で出発。JRバスと阪急、山陽電鉄などを乗り継 いで、月見山という風情ある名前の駅から歩いてホテルにチェッ クイン。 宿に銭をかけない宿主には大フンパツのホテル。だって、他にな かったから。。。4人くらい泊まれそうな和室に一人。なんか落 ち着かない。 ひと休みしてから、翌朝使う予定の駅をチェックしつつ、その辺 を歩き回る。須磨駅はすぐわかったけど、そこから須磨寺に行っ てみようとして、ちょっと住宅街に入ったら、速攻道に迷った。 っていうより、ほとんど迷路だった。歩いて行くと、袋小路だっ たり、坂もきつくて、こりた。 でも須磨寺にはなんとか行き着き、敦盛塚など見て、そうか、こ の辺は源平の古戦場か。。。と気づき、山ばかりではなく、そう いうところもちゃんと調べてくればよかったと思った。 そこから海岸を回って海岸沿いのホテルに戻った。ここも、古典 でよく聞く須磨の海だった。しかし、窓から見えるものは人工物 ばかり。仕方ないけど。 夕食は、食べたくもない3000円の定食。予約のとき、周囲に 食堂がないって聞いたのに、駅まで歩けばちゃんとあった。後悔。 |
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