翌日は7時前に宿を出て、宝塚大劇場の横などを通って宝塚駅方 面へ向かった。朝から大劇場の前には5人くらいの女性がいた。 何をしてたのだろうか。。。 07:10 駅前の橋 07:30 甲子園大学 07:58 塩尾寺 〜08:03 今日は六甲全山縦走コースの反対側から上り返す。駅前の橋から 住宅地を通って行くのだけど、住宅地なのになかなか傾斜があっ て、通勤時間ということもあるのだけど、駅方面へ歩いて向かう 人が多い。 この人たちは、仕事帰りにはまたこの坂を上って家に帰るのだな と思うと、妙に感心した。しかも毎日。雨の日も、風の日も。 住宅地を抜けると傾斜は更にきつくなった。甲子園大学を過ぎて だんだん道も悪くなる。塩尾寺(えんぺいじ)まで上りきって、 やれやれ。ひと息入れて山道に入る。 08:20 岩倉山 08:58 大谷乗越 09:01 Rest 〜09:13 09:54 船坂峠 10:13 Rest 〜10:18 11:01 六甲最高峰 〜11:08 傾斜があっても、林道歩きよりラク。少し上れば、あとはゆるや かな、言い換えればだらだらした山道をだらだらと歩いて、車道 に出た。大谷乗越だった。 その車道を横切って反対側からまた山道に入る。六甲の山は、こ んな具合に、登山道が車道によってぶつぶつに分断されている。 なんとなく、痛々しい感じがした。乗越からの坂を上り切った辺 りで休憩してると、一人のおじさんが追い越して行った。 今回の山行は、危険箇所がない代わりに、登山道が入り込んでわ かりにくいので、昨日から登山地図を常に片手に持って歩いてい て、ちょっと目に見えたものでも何だろうと思ったらすぐに確認 できて面白かった。 しかし展望もない単調な山歩きに飽きてきたころ、やっと車道に 出た。車道に出てすぐのトンネルは、その上を通る登山道があっ て、上って再び車道に下りて、振り帰るとすぐそこにトンネルの 出口があった。これはトンネル通った方が早かったよなぁと思っ た。 |
![]() |
再び登山道。。。というより遊歩道に入る と、前方よりハイキング姿の団体が歩いて きた。六甲最高峰は近い。舗装された道を 上ると、広い山頂に六甲最高峰の標識だけ がぽつんと立っていた。そこは日差しを避 ける木の一本も何もない場所だった。 ←携帯のカメラで撮影 |
ここで時間を見る。11時。昨日からずっと考えていたのは、も ちろん六甲全山縦走コースをつなげることだけ。コースタイムで ここから昨日のリタイア地点まで往復でおよそ3時間。有馬温泉 への下山時間と合わせても行って来れると判断して、休憩もそこ そこに先へ進む。 11:40 極楽茶屋 11:50 六甲有馬ロープウェイ 〜11:54 ここから先は、まさに車できた人たちの観光コース。一番入り込 みたくないエリアだけど、入らないとつながらない。さらに細か く分断された登山道を歩きながら、やはり昨日は夜間歩行などす るべきでなかったと思った。こんなんでは絶対途中で道を見失っ て途方に暮れたと思う。車道に出ても、すぐその反対側に道が続 いている場合ばかりではなかったから。いずれにしても、初めて の山で夜間歩行などするべきじゃない。常識的に。(しようとし てたくせに、ちょっとエラそう。。。) 六甲有馬ロープウェイをくぐると、もう薄汚ない格好でザックを 背負った宿主は全くの異端者のような世界で、逃げるように山道、 いや、遊歩道へ。途中、おじさんの団体と擦れ違う。そのうちの 一人の人に説教された。おかしなのがいるから気をつけよと。こ わいこと言わんでくださいって言ったら、ほんまやで!みたいな。 はい、気をつけます。 12:21 記念碑台 ☆この近くの郵便局のトイレは使用自由 12:38 丁字ケ辻 〜12:48 |
![]() |
ゴルフ場の横を通って記念碑台へ。もう すぐだ!と気合いが入る。気合いは入っ たけど、その先、気づかないうちに昨日 の自販機を通り過ぎていた。あれ?キリ よく丁字ケ辻まで歩くことにした。 再び目の前にバス停を見て、なんとなく 感無量。ついでに休憩。思い残すことな く、もときた道を戻る。 |
13:04 記念碑台 13:33 六甲有馬ロープウェイ 〜13:36 13:46 極楽茶屋 14:20 六甲最高峰 〜14:33 再び六甲最高峰。いや、別にまたここに立つ必要はなかったんだ けど、なんとなく。少し下って、有馬温泉に分ける道に入る。 さらば、六甲全山縦走路! 14:38 魚屋道に入る 15:16 近道分岐 15:24 有馬稲荷神社 この道は、魚屋(ととや)道と言って、海から揚がる魚を有馬温 泉に運んだ古道らしい。そんな昔に思いを馳せながら、有馬温泉 を楽しみに下り続ける。 縦走路を歩いている時に目にした「六甲全山縦走コース」の標識 がぱたっとなくなったのが寂しい。やがて、有馬稲荷神社近道の 分岐があって、そっちに入ったら、荒れた急傾斜だった。 お稲荷さんの鳥居をくぐって下界に出た。有馬温泉も坂道のきつ い町だった。忘れないうちに三宮のホテルを予約して、日帰り温 泉の「金の湯」に入って汗を流した。 お土産などを買いながら温泉街を駅まで歩き、電車に揺られて山 行の余韻に浸る。昨日歩いた辺りを電車の窓から確認するのも楽 しかった。三宮で夕食を済ませて、やはりタクシーでホテルに向 かった怠惰な宿主。。。 最終日は、前の晩、るるぶでチェックしておいたケーキの店など を探して、北野から南京町の辺りを歩き回った。昼食に入ったベ トナム料理の店は失敗だった。 負け惜しみ、じゃないけど。コースガイドに書いてあった六甲全 山縦走コースのコースタイム、11時間〜14時間。加藤文太郎 は8時間で歩いたらしいけど。宿主のタイムでは14時間でも無 理だった。 というのは、やっぱ、40リットルのザックいっぱいに荷物を詰 めて歩くコースではなかったということですね。そんなのガイド 読めばわかったけど。しょうがないです。入山口と下山口が違う んだから。旅行者だし。荷物背負って歩くしかない。 まぁいいです。2日かかったけど、全部歩いたし。2日間、荷物 を背負った肩は、下着のあとがミミズ腫れになってた。ねじれて たかな。<おいおい。 |
|
|
|