最終日。そのまま空港に行くのもナンだったので、サクラマスが 遡上するという滝を見に行った。宿で説明してもらった通りに行 くと、駐車場には着いたけど、そこからがよく分からなかった。 うろうろしてるうちに、折よく、ラフティングをやる人を乗せた 宿の車がやってきたので助かった。 |
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滝をじっと見つめていると、1匹ずつ、ちらほらと跳ねるのを 見ることができた。朝はあんまり飛ばないらしい。前日の夕方 に行った人の話では、たくさん飛んでたということで、それを 見たかったなぁと残念だった。 空港に行く前に時間があったので、同宿の人と屈斜路湖のクア ハウスに行った。そこでのんびりと温泉に浸りながら、背中に 手をやったら、何かが触った。最初、ゴミか何か付いているの かと思ってこすったけど取れない。オデキか?と思って、身体 をねじって見てみると、げげっ!こ、これは、山の雑誌で見た ことのある、山ダニではないか!? |
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頭を皮膚に突っ込んで、胴体だけ出てる。足も付いてる!世にも浅ま しい姿をさらしていた。 一気に超ブルー入って、そのまま温泉を出てしまった。落ち込んだ まま、同行の人と分かれて空港へ。女満別空港で、お昼のオホーツ クラーメンを食べてる時も、お土産を買ってる時も、飛行機に乗っ てる時も、背中のダニが気になって気になって気になって……!!! ヘンなお土産を付けて帰ってきてしまった。 |
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思い起こせば、旅の始まりも、下手したら、飛行機に乗り遅れそうに なったり、ドタバタで始ったけれど、終りにも変なオチが着いてしま い、何だかなぁ……です。 その後、医者に行ったら、胴体をピンセットでブチ切られ、頭はしっ かり皮膚に残ってしまったのですが、その1週間後くらいに皮膚から 排出されてきた頭部の一部を毛抜きで捉えて、一気に引っ張って、自 分で引っこ抜きました。痛かった……。 以来、山から戻る度に、どこかにダニが食い付いてないか、気になっ て仕方ないです。雑誌のネタとして完全に他人事だと思っていた事態 も、時には自分に降りかかってくることもあるようですね。気をつけ たいものです。 |
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