そして、どーだー!って迫力の槍の穂先が正面に。さらに進むともう近 すぎて何だか分からなくなって、小屋に着いて眺めたら全然形が違って 見えた。 小屋でひと息入れてから、いよいよ槍ヶ岳の山頂へと向かった。 |
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上りはそれほど難儀することもなく、そして、念願の槍ヶ岳の山頂に立 つことができた。視界は360度きいて、南には穂高への連なりや笠ケ 岳、北は、剣岳や、遥か遠くの白馬岳まで見えた。 それにしても山頂部分は人の密度が高くて、これは話に聞いた通りだっ た。展望を楽しんだ後、いつもよりずっと後ろ髪を引かれる思いで下り に入った。下りはやっぱり上りよりは難儀した。 |
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3日目は、大喰岳〜中岳〜南岳と進んで、槍沢に下った。途中の天狗池 の辺りは紅葉がとてもきれいだった。赤だけでなく、黄色、オレンジな どが織り込まれていて、まさに錦秋というにふさわしい彩りだった。 天気が良ければ槍ヶ岳が見えて、天狗池にその姿を映すらしいのだけれ ど、あいにくのガス模様で、槍ヶ岳はその中に隠れてしまっていた。 |
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槍沢には、ナナカマドの赤が所々に散りばめられていた。槍ヶ岳に向か う途中、上から見下ろして、キレイだなぁと思っていた真っ赤な一帯を 登山道が通っていた。 山の紅葉ってどうしてこんなに鮮やかなんだろう。 |
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そのまま一気に槍沢を下り横尾に出て、徳沢に一泊して上高地に下山し た。最終日はあいにく朝から雨降りで、山行の余韻に浸りながら歩くの にはちょうど良かったかも。 |
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