円盤日記

アナログレコードに取り憑かれ、来る日も来る日もレコードを買いまくる男の日常とは。

 第一回
 
 3月17日
 危ないところだった。もう少しで終わってしまうではないかっ。早く言ってくれい。
 バ○ナレコードのチラシを見た私は思わず叫びそうになった。非定期的に行われるパルコでの催事「レコード市」のことだ。これを逃しては一生の不覚(大げさな)。会社帰りに、早速パルコに駆けつけたのであった。
 もう撤収日前日という状態だったのだが、ネタは補充されるのだろう、溢れんばかりのレコードが私を待ち受けていた。思わずその中にダイビングしたくなったが、ここは我慢だ(だから大げさだって)。こういった催事と言うのは中古レコ屋が何軒か共同で開催するものなので、店によって得意なジャンルがある。現在はJAZZを狙っているのでそれが強い店のコーナーでエサ箱をあさる。
 閉店時間を気にしながらばっしゃばっしゃと選ぶ。抜き取ったのはドナルド・バード「ザ・キャット・ウォーク」、グレシャン・モンカー3世「エヴォリューション」、ルー・ドナルドソン「コスモス」、グラント・グリーン「グラントスタンド」、スタンリー・タレンタイン「ルック・アウト!」の計5枚。すべてブルーノート。いや買った買った。重いんだ5枚も買うとCDと違って。でもにこにこしながら帰宅。

 3月22日
 じっくり聴いたのは土曜日になってから。タレンタインがいい。考えてみると今まであまり聴いた事がなかったっけ。「とにかく明るく吹きまくるうるさいサックス」というイメージがあって後回しになっていたのだが、いいじゃないの。リズム感があるし、よく歌っている。ブッカー・アービンみたいに棒読み系はどうも苦手なのだ。ドナルドソンは歌物っぽい曲もあってちょっと「あれ?」って感じ。でも相変わらず御大のアルトは心地よく鳴りますな。ドナルド・バードは自作の曲がやはり良く、フィリー・ジョーのドラムも熱い。

 3月23日
 携帯電話の機種変更にツーカーショップ(!)へ自転車を走らせる。狙っていた機種が「予約中です」との事。何て事だ。仕方がないから予約したのち、近くの「ヴィレッジ・ヴァンガード」へ。この店もレコードを少しではあるが置いてあったりするのだ。それ程多くはなかったが、見つけましたぞ掘り出し物。アート・ペッパーの「スマック・アップ!」なのだが、何とリマスターレーベル「アナログ・プロダクション」のもの。新品で\2000という値段がついていたが、これは破格ではあるまいか。うきうきしながら自転車のかごにレコード1枚載せて家路を急ぐ。早速聴いてみると、さすがの音質。40年前の録音がまさに「ウソのよう」。これは得した。こんなことがあるからやめられないのだ。

 3月29日
 土曜出勤の帰り、「ハイファイ堂」に立ち寄る。日曜日の朝まったりと聴くには何がいいかな、と物色しているとオーネット・コールマン「オーネット!」の価格が下がっていた。スコット・ラファロがベースを弾いているのでぜひ聴いてみたかったのだ。しかし何がまったりなのやら。さらに上前津駅の手前「サウンドベイ」に寄ってしまってスリー・サウンズの「グッド・ディール」を買う。これはまったりかな。

 3月30日
 まったりと日曜日。しかし午後から会社に行くので聴く時間は限られている。やっぱり朝はオーネットか。「ぶちゃららぱぱっぱららあっっっっっ」「どドドドンドゥドゥドゥ…」うーん。フリーはあんまり聴かないのだが、オーネットは結構メロディがしっかりしていたりするので良いのだ。ラファロのベースもさすが。エヴァンスのトリオにいるときとは少し違った面を聴くことが出来るが、相変わらず力強く、うまい。そんな後で聴くスリー・サウンズはBGMに聞こえてしまうが、やはりしっかりとそつのない演奏。破綻も売りのうちで、逆に何でも許されてしまうJAZZという音楽を考えるとこの「普通さ」はなかなか出来るものじゃあないぞ。ジャケットの緑色もクール。さ、会社行こ。


 第二回

 4月5日
 今日も今日とてネタ探し。「ハイファイ堂」へと。サイトで目をつけておいたグラント・グリーンの後期ブルーノート盤「CARRYIN'ON」をとりあえずゲット。さらには前から売れ残っていたボビー・ハッチャーソン「ナチュラルイリュージョン」を買うことにした。これも後期ブルーノートなのだが、これらのアルバムは前・中期のいわゆる「ど・JAZZ」から一頃「レア・グルーヴ」として見直されたポップ寄りのものだ。前者はジャケットがなかなかいい。対して後者は…うーん、よくわからん。今日はそんな感じで。ゆるゆるなグルーヴに身を任せるとしますか。
 それにしても会社の机が片づかない。ごみをバカバカ捨てていったがそれでもまだ紙がたくさん。まあ、整理整頓が出来ない人間なのでどうしてもこういうことは能率の悪い作業になってしまう。午後からせっせと作業していたのだが、気がついたらもう夕方。いかん。レコード聴く時間がないではないかっ。帰ろ帰ろ。また来週かな。

 4月6日
 家でどっぷりとリスニングに浸る。昨日買ったアルバムは両方ともなかなか。特にグラント・グリーンは期待以上のものだった。前まであまりこの人は好きではなかったが、この「レア・グルーヴ」路線のノリは最高だ。ペナペナしたギターが素晴らしい。ボビハチの方もちょっと「?」な曲もあるが、彼のヴァイヴにはそれでも引きつけられるものがあるな。

 4月12日
 さてさて今日のネタはたくさんになったぞお。ジミー・スミス「I'm Movin' On」、ジョン・パットン「Blue John」、サド・ジョーンズの1513番「デトロイトなんたら」、J.R.モントローズの1536番!ぜ〜んぶブルーノートだ文句あるか。迷ったがえーい全部買ってしまえ。冷や汗たらり。やれやれ今月も金がなくなるな給料日前に。この中ではジョン・パットンが面白かった。何だか下世話なメロディがB級っぽく、もの凄く楽しいではないか。こんなものもあるんだなあ。こういうところがブルーノートの懐の深さなのか。確かに1500番台もいわゆるブルーノートらしさに溢れていて良いけれども、同時にオルガン・ジャズも中心の一つだったことが分かる。

 4月13日
 もちろん新作CDだって買わないわけじゃあないが、最近比率が少なくなってきているなあ。自転車でイオンにある「ヴァージン」で寺島靖国氏編集の「ブルー・プレリュード」を買う。ジャケットは氏の好きな女性の写真。相変わらずですな。外装はプラスティックではなくていわゆるデジパックというやつ。中身も期待を裏切りませぬ。当然ライナーノーツは氏の長い文章がずらり。これも楽しめていいのだ。

 4月17日
 会社の帰りに春夏用のジャケットを買いにパルコへ。最初に行ったところで良いものが無かったのでそのまま同じ建物のバナナレコードへ。ちょっとジャズコーナーをのぞくと、ジミー・スミスの「クレイジー・ベイビー」が結構安く出ていた。おお、いいじゃないの。当然ゲット。ジャケットはジャケットでも30cm四方のジャケットを買ってしまった。もちろんその後別の店で着るほうのジャケットは買ったんだけど。


 第三回

 4月19日
 今日の収穫はハンプトン・ホーズ「For Real!」。スコット・ラファロがベースに入っているのだ。CDで持っているのだが、これはぜひレコードで欲しいところだった。もう一枚、デイブ・ブルーベックの「レッド・ホット・アンド・クール」。当然ポール・デズモンドのアルト入り。ジャケットがこれもまた、いいんですな。そしてまたまた整理&掃除のために会社へ向かう。車を前に止めてふと気づいた。「会社の鍵忘れた…」がーん。戻ってまた別の店でレコードを買ってしまう。セシル・テイラー「コンキスタドール!」。何だかフリーでも聴きたい気分だったのか?

 4月20日
 バナナレコードにCDを少々売る。そして買う。今回はレコードで良いものが無く、久しぶりにCDにした。ルー・ドナルドソン「ナチュラル・ソウル」、グランド・グリーン「グリーン・イズ・ビューティフル」。どうも最近ソウル・ジャズ系に目が(耳か)行っておりますな。ルー・ドナの方はできればレコードで欲しかったが、グラントグリーンはあんまり良いジャケットデザインではないので別にCDでも許す(誰に?)。その後またまた会社で机周りの整理。いやまだまだ終わらない。でもかなりきれいになったんではないか?帰りに念願だったヘッドフォンを買う。ソニーの「MDR-CD900ST」という、スタジオモニターのロングセラーだ。これで聴くルー・ドナはオルガンの低音も良く聞こえてグッド。

 4月26日
 本格的に会社の掃除をすることになった。最近毎週掃除しているな。きれい好きになりそう?…そんなことは限りなくないな。夕方ようやく一区切り着いたので大須へ向かう。今回の収穫はルー・ドナルドソンの「プリティ・シングス」。これまたコテコテのソウルジャズが炸裂。こってりと濃ゆ〜い「テネシー・ワルツ」が聴けて楽しいったらありゃしない。

 4月27日
 「2枚で15%オフ!」という売り文句に踊らされ、ヴァージンメガストアでCDを買う。ポール・マッカートニーの最新ライヴ盤「バック・イン・ザ・US」と、デューク・エリントン「マネー・ジャングル」だ。前者の良さにびっくり。風ぼうもそうだけど、年をとらないなポールの声ってのは。ビートルズナンバーの完全セルフカバーに思わず涙してしまいそうになる私。そしてエリントン。あまりビッグバンドみたいなものは得意ではないので、このピアノトリオは格好のエリントン入門になるのではないか。しかし硬派だ。ミンガスのベースが「どーん」と来る。甘いピアノトリオを期待して聴くと大変なことになるだろう。やっぱりエリントンは怖い人なのか。

 4月28日
 しっかし、地下鉄に人が少ないな。今日も休みという会社も多いのかな。うちは明日の「みどりの日」も出勤だ。えーい、こうなったらレコードでも買ってやる。とばかりに最近見つけた雑居ビルの中のレコ屋に立ち寄る。気の良い店員のお兄ちゃんと閉店過ぎまで話し込みながら試聴しまくった揚げ句、3枚買ってしまった。ホレス・シルバー「ジョディ・グラインド」「シルバー&ブラス」、ルー・ドナルドソン「Everything I Play is Funky」。どれもノリで買っただけあって、まさにノリノリの一言。夜にはルードナを聴く。いいわー。最高。タイトル通りファンキー。


 第四回

 
4月29日

 巷は休みだがこれが月末の営業マンのつらいところ。帰宅してヘッドフォンでレコードを聴くのが楽しみになるのだ。昨日買ったホレス・シルバー「ジョディ・グラインド」。かなり傷だらけで汚れてもいる。これを丹念に「レイカ」クリーナーで磨く。クロスはすぐに汚れでべっとり。ヘヴィースモーカーだったのかなあ、などと思いながら光沢は出て来たディスクをターンテーブルに乗せる。やはり傷によるプチプチはあるものの、バラード以外ではそれほど気にならない。オリジナル盤だろうか、分厚い音が傷に負けずに飛び出してくるのだ。いや良かった良かった。

 5月1日
 続いて「シルバー&ブラス」を聴く。いやいや、これもいいねえ。ホレス・シルバーのブルーノート盤でもかなり終盤になるのだが、本当にシルバーと言う人は「ノリが良い」。体が自然に動いてくるようなフレーズを連発してくれる。まさに後期の傑作だろう。

 5月4日
 前日はオフ会だったので、獲物はケーブルだけ。さあ今日はレコードだ。とは言え、なかなかいいものがない。そんな中で見つけたのがサンタナ「アミーゴス」。あの泣きのギターが炸裂する「哀愁のヨーロッパ」が入っているやつだ。あとパット・メセニーを一枚。これはチャーリー・ヘイデンが入っていたので買ってみた。帰って聴いたサンタナは最高!「ヨーロッパ」はさすがだし、ほかの曲も良い。しかも音も良い。またほかの作品も聴いてみよう。思えば彼の作品、これまであまり真剣に聴いたことがなかったのだ。メセニーも当たり外れのある(個人的には)人だが、これは○。やはりヘイデンのベースがあると作品が締まる。

 5月5日
 連休最終日。いやはや、久しぶりの3連休はこうして終わっていきますな。この日はCDを。UKロックの上昇株、コールドプレイの新作だ。新作といっても半年前に出ている。いきなり買いたくなったのはFMで彼等の曲を聴いたから。前作はあまり印象に残らなかったけど、これは良かった。もう一枚はブルーノートのオムニバス「Say it Loud!」。安いのと、後期ブルーノートのおいしい部分がかなり収録されていたのが購入理由。ギトギトと甘美な匂いを放つソウル・ジャズ集だ。タイトルはルー・ドナルドソンの曲から。

 5月11日
 ネタはちょっぴり少なく、ユーゴのトランぺッター、ダスコ・ゴイコビッチを一枚。これが思いのほか面白く、B級なアレンジがやはりアメリカのものとは違うぞ、と思わせてくれる。

 5月17日
 今回はたくさんゲット。クリフォード・ブラウンがズート・シムズと共演している素晴らしい「ジャズ・イモータル」。朴訥なトロンボーン、ベニー・グリーンのブルーノート盤「ソウル・スターリン」。ケニー・ドーハムの隠れ名盤「ホイッスル・ストップ」の三枚だ。それにしてもブルーノートがずいぶん増えた。まあ、増やしているから当然なんだけど、何枚あるのだ一体。もうずいぶん金を注ぎ込んでいるな。

 5月18日
 そういえば、とスガシカオの新作を買いに行く。国内盤でも割引のある店に車を走らせると、久しぶりに来たその店の2階が、中古コーナーになっていた。「わーい」とまずは中古漁りに。レコードも少ないながらもあった。そこでビートルズの「ハード・デイズ・ナイト」と、懐かしやアラン・パーソンズ・プロジェクト「ヴァルチャー・カルチャー」をゲットする。両方とも500円。その後予定どおりスガシカオも買う。それにしてもCCCDでなくて良かった。


 第五回

 5月23日
 会社近くのレコ屋へ。前見たときよりも安くなっていたドナルド・バード「ロイヤル・フラッシュ」と、新入荷のコーナーにあったルー・ドナのヒット盤「アリゲーター・ブーガルー」をゲット。これはCDでも持っているが、レコードで出たら買おうと思っていた。それに、CDでは何となく物足りなく思っていたこのアルバム、ひょっとしたらレコードで聴いたら「イイ」のではないか、などと考えていたからだ。

 5月24日
 前日買ったルー・ドナ。やはりユルユル過ぎな感じが。でもCDで聴くより気分的にはやっぱりいいかな。中域の張ったサウンドは何だか当時の雰囲気が(そりゃ生まれる前だけど)ムンムンして。
 この日の収穫はフレディ・ハバード「レディ・フォー・フレディ」。またまたブルーノートでございます。フレディもブルーノートだけではなくて、CTIにも名作と呼ばれているものがあるけど、なかなか手が回らないなあ。やはりキリッとしたトランペットですな。

 5月25日
 久しぶりにハードオフへ。何か面白いものはないかと行ってみたが、それ程目を引くものはなし。とりあえずビートルズ「ヘルプ!」のレコードを。

 5月28日
 月、火曜と残業続きだったので久しぶりに早く会社を出て、タワレコへ。キース・ジャレットの新作と寺島靖国氏の著書「愛と悲しみのジャズ日記」を買う。キースは早速夜聴く。何だか普通のピアノ弾きになってしまったような。昔はスタンダードを演奏しても、もっと面白い展開が満載だったと思うけど。まあ雑誌は絶賛しかしないので当てにはならないけれども。寺島氏の文章は相変わらず面白く、睡眠時間が減るので区切りを付けるのに苦労する。

 5月29日
 営業周りの後、久しぶりに新星堂へ行ってみると輸入盤CDが安くなるキャンペーン中だった。とは言え、まだ仕事中なのでささっとピックアップして会社に戻ろう。とりあえずマイルス先生の「ポギーとベス」「キリマンジャロの娘」を。一枚1200円台とは激安。 

 5月31日
 ブルーノートでも「へえ、こんなのもあるのか」というものが案外面白い。その一つがジョニー・コールズの「リトル・ジョニー・C」。曲のほとんどがピアノを弾いているデューク・ピアソンということもあって、ゲットした。早速聴いてみたがやっぱり当たり。ピアソンの書く曲はちょっと気の利いたメロディが満載で期待を裏切らない。どちらかというと彼のリーダー作では?と言う気もする。ほかにはビル・エバンスを2枚。「エブリバディ・ディグス…」と「エクスプロレーションズ」というど定番。CDで持っているけど安かったので。最近はこの辺りの50〜60年代のジャズはレコードで聴くのが気分なのだ。さらに別の店でもう一枚。ボビー・ハッチャーソンの「トータル・エクリプス」で後期ブルーノート。1000円だったので迷わずゲット。


 第六回

 6月7日
 これ、前から欲しかったんだあ。
 タイトルは「レジェンドリー・スコット・ラファロ」となっているのだが、実際はパット・モランのリーダー作「This Is Pat Moran」で、オーディオフィデリティーというマイナーなレーベルなのでなかなか再発されない貴重なものなのだ。日本ではテイチクから出ていたのか。聴いてみると確かにスコット・ラファロがリーダーであるかのような内容。とにかく彼のずしっと来るベースが唸る鳴り渡る迫り来る。長年待ち望んでいた甲斐があったと言う物だ。ただ、ジャケットもスコットが大きくフィーチャーされているのだが、オリジナルはピアノと女性の足(パットの物かは知らない)をあしらった、ちょっと小粋なものだった。そっちの方がやっぱり良いかなあ。でもようやく手に入れたブツ、嬉しさはひとしおなのだ。
 他には尺八ジャズ、「銀界」。オーディオ的にもいけそうではないかと思って。そしてロックも。ドゥービーブラザーズの「Toulouse Street」。名曲「Listen to the Music」がアタマに入っている名盤だ。
 さらに別の店に足を伸ばしてしまったぞ。レコードはピーター・フランプトンの「フランプトン・カムズ・アライヴ!」を。定盤それとも名盤か。CDも2枚。ホール&オーツの最新作をかなり安くゲット。しかも滅多に見ない輸入盤だ。アコギを前面に押し出してシンプルな作品だが、現在としてはこの方が良いだろう。原点に帰ったと言うことでもあるのか。そしてミッシェル・ガン・エレファントの最新作「サブリナ・ヘヴン」。済まぬミッシェル、中古で買ってしまったよ。帰りの車では早速ミッシェルを。良いねえ、ゴキゲン。ただこのバンド、どんどんシリアスになっていくなあ。

 6月8日
 「銀界」の尺八の音色。こりゃ凄い。しかしピアノトリオが周りを固めてしっかりジャズしているところも凄い。
 イオンに出かけてふらっと覗いたヴァージンメガストア。これが間違いの元でして。また買ってしまった、3枚も。何せ新譜だからねえ。安くはないんだから。だってねえ、スティーリー・ダンの新作が出ていたら買うでしょ、普通。そしてブラーの新作、普通はCCCDなのだがエンハンストCDとなっている輸入限定盤があるのだ。これだっ。さらには再発されたブルーノート(輸入盤)、グラントグリーン「ファイナル・カムダウン」だ。後期グリーンはやっぱり外せないぞ。このジャケットならばCDでもいいや。
 …そんなわけで、この土日で買いまくってしまったな。あー、買い物って気持ちが良い。

 6月9日
 仕事帰りの収穫は、中古CD。ベテランピアニスト、ドン・フリードマンの最新作「ワルツ・フォー・デビィ」。しかしまあ、その昔散々「エヴァンス派」と言われたフリードマンだが、ずいぶんベタなタイトルだ。敢えてそのベタさに賭けたレコード会社は凄い。売るならば確かにこのタイトルだろう。本人は知っているのだろうか。かの名作「サークル・ワルツ」に比べると、かなり力強い演奏。注目の「ワルツ・フォー…」はさすがに本家の印象が強すぎるのだが、さすがベテランの味とも言うべき技で結構聴かせてくれる。他の曲も特別驚かせるようなところはないものの、最後まで聴かせてしまう力を持っているのだ。やはり凄い人だ。



 第七回

 6月14日
 3軒もレコ屋関係をハシゴすれば、そりゃあ買ってしまいますわ。
 まずはウェイン・ショーター「JUJU」、ブルーノートですな。レオン・ラッセルの「ソング・フォー・ユー」はこれ邦題であって、実際はセルフタイトル。バディ・リッチのライヴ盤は1970年代の物ということで比較的新しめ。次の店でこれはCDだがトニー・ウィリアムズの「エマージェンシー!」。天才ドラマーがジョン・マクラフリン(g)とラリー・ヤング(org.)の3人で組んだ「ライフタイム」というグループ。さらに別の店で見つけたのがジミー・スミスのブルーノート盤「プレイズ・ファッツ・ウォーラー」。さあて、聴くのが楽しみだ。
 レオン・ラッセルのヴォーカルに改めて感動。月並みながら「ソング・フォー・ユー」は名曲ですな。録音も濃い音で満足。トニー・ウィリアムズは曲自体が少々フリー方面に行っていて取っつきづらいのだが、やはり3人とも名手なので聴かせる。トニーの特徴である「サクッサクッ」とした尖ったシンバル(?)はここでもやはり聴かれます。

 6月15日
 ショーターにジミースミスにバディリッチと続けざまに聴きまくる。ショーターは「らしさ」が全開、といった感じでグッド、ジミースミスは言うこと無しに上手いし、バディリッチはビッグバンドだからもう少し大きな音で聴きたかった。楽しい盤だ。

 6月18日
 久しぶりに8時台に仕事が終わったので帰りにバナナレコードへ。モダン・ジャズ・カルテットの名盤「フォンテッサ」。前からレコードで見つかったら、と狙っていたのだ。もう一枚、ドナルド・バード晩年の作品、「ハーレム・ブルース」。1988年でデジタル・レコーディングとあり、アルトでケニー・ギャレットが参加している。これはちょっと当たりかはずれか分からないが…

 6月21日
 毎度の土曜日、獲物はズート・シムズ&アル・コーンの「アイザー・ウェイ」。この二人ならば外れはないだろう。ふっと見ると、シングル盤が100円で放出されているではないかっ。しかももの凄くたくさん。うおりゃあと物色して取り出したのが「雨を見たかい/C.C.R.」「愛のコリーダ/クインシー・ジョーンズ」「マネー・フォー・ナッシング/ダイアー・ストレイツ」「アイドルを探せ/シルヴィー・バルタン」「ウェイ・イット・イズ/ブルース・ホーンズビー」「異邦人/久保田早紀」。ふう、疲れた。「異邦人」みたいな懐かしい歌謡曲ももっとあれば楽しかったのだが。それに「異邦人」、結構音も良かったのだ。この時代はまだ歌謡曲でも良心的な音作りをしていたのだなあ。


 第八回

 6月22日
 CDを少し売りに行く。給料日前はこんな風に小遣い稼ぎなど。今回はそれ程買う方はあまり目ぼしい物が無かったが、グラント・グリーンの後期大傑作「ALIVE!」がCDで\1000。レコードで発見するまでこれで我慢しよう。しかしこれ、1993年のCDなので音もあんまり良くない。やっぱり早くレコードを手に入れたいなあ。

 6月28日
 休日出勤の後はやっぱりレコード。リー・モーガンの「サーチ・フォー・ア・ニュー・ランド」と、ビルエヴァンスの「ライヴ・イン・東京」をゲット。
 リー・モーガンの方は、ハンコックやショーターといったメンバーなので「そういう」ちょっとクール目なアルバム…のはずなのだが、そんな雰囲気の中登場するのがグラント・グリーン。彼だけはいつもと変わらない、コテコテのこゆ〜いフレーズをマイペースに引き倒していく。モーガン以下黒のスーツでバシッとシックに決めている中で、グリーンだけはラメラメのスーツでも着ているのだろう。本当はシリアスな作品のはずなのに、何かおかしい、そこが聞き所のアルバム。
 エヴァンスは初来日公演の模様を収めたライヴ盤だが、後の重要なレパートリーとなる曲の初演を収録していて、単なる来日記念盤とは違う。

 6月29日
 ブルーノートを二枚。以前より値下がりしていたので迷わず買ってしまった。ルー・ドナの「ライト・フット」とリー・モーガン「デライトフリー」。実際にはもっと買いたい物もあったが、次回に廻すことに。ルー・ドナおじさんはいつもどおりのマイペース・アルトが飄々と炸裂、モーガンはビートルズナンバー「イエスタディ」が出色。やはり天才は何をやらせても天才か。

 7月5日

 休日出勤が続きへとへとなのだが、何か買わずにはいられない。今回は新譜を。レディオヘッドの新作をレコードで。CDはCCCDだったので、レコードを見つけたら即買おうと思っていたのだ。あと、UKロック期待の新人バンドMANDO DIAO 「bring'em in」。これはCDなのだが、帰ってよーく見ると、「コピープロテクトCD」だと。なにぃ〜。

 7月12日
 7月に入って初めての休日。それでも昼まで会社にいたりして、ようやくレコードだ!コテコテ・ソウルなオルガンのジミー・マグリフのブルーノート盤「ブラック・パール」。でかい唇でニヤリと気持ち悪く微笑む女性の漫画しかもどアップ、という趣味の悪いジャケットは何とかならないものかと思うがレコードだと尚更で、後期ブルーノートの「?」な面の一つ。もう一枚、ジェフ・ベックの名盤「ワイアード」。こういう今まで聴こう聴こうと思っていてなかなか果たせずにいたロックの名盤も集めていきたいのだ。

 7月13日
 そう言えばDragon Ashのニューシングルがとっくに出ていたっけな、と思いながら近所の「イオン」へ。折しもクリアランスセール真っ盛りだが、そこのヴァージンメガストアでもセールは行われていた。「30%off!」のステッカーが棚に並べられたCDにたくさんたくさん貼られているではないか。これを買わずして何を買うと言うのだ。買う買う買う。買ったぞお。アーマッド・ジャマルの名作「バット・ノット・フォー・ミー」、ホレス・シルバー「in Pursuit of The 27th Man」、ズート・シムズの幻名盤「オン・デュクレテ・トムソン」、ドナルド・バード「ストリート・レディ」、そして昨年の優秀録音盤クリストファー・ハーディ「タッチ」。途中で店員さんがかごを貸してくれたが、今回はジャズだけで許してやろう。今月いっぱいと言うことなので、次回はロック編で行きますか。もちろんDragon Ashのシングル「モロウ」も買う。久しぶりの新曲だが、良い意味で力の抜けた、「軽やか」な曲だ。


 第九回

 7月19日
 多少疲れていようが土曜日も午前中から獲物の収穫に。今回はアートブレイキーの「バードランド・2」で何と未開封。さらにフレディ・ハバード「レッド・クレイ」、珍しくブルースでジョン・リー・フッカーを一枚。ブレイキーはやっぱり音量を上げて聴くと熱気がドバアァァァと押し寄せてきて最高だ。CDでも持っていたが絶対レコードで欲しかった一枚。そして何かと純粋なジャズファンからは嫌われるフレディ、しかもイージーリスニングジャズでおなじみのCTIレーベルとあってさらに見向きもされないこの一枚、しかしこれはカッコいい。このリズム感は今、絶対見直されるべき。

 7月21日
 ちょっと仕事をした後、エルビン・ジョーンズのブルーノート盤「ポリ・カレンツ」とジャンゴ・ラインハルトの「ジャンゴロジー」をゲット。エルビンはもう、凄いとしか言いようの無いドラミング。叩きまくりが快感で、ついついヴォリュームを上げてしまう。帯こそ付いているが、「直輸入盤」とのこと。レコード盤に「ヴァンゲルダー」の刻印も捺されているし。ジャンゴのギターと言うのは今聴いてもやっぱりただ上手いだけのギターとは違う、さすがとも言うべきテクニックと味が両立していると思う。

 7月26日

 新譜CDと中古レコードの二本立ての日。新譜はDragon Ashのニューアルバム「HARVEST」と山崎まさよしの「アトリエ」。最近は邦楽ロックを聴くことが少なくなってはいるが、彼らはやはり外せないのだ。レコードの方は赤いジャケットがカッコいいジャッキー・マクリーンのニュージャズ盤「マクリーンズ・シーン」、ビルエヴァンス「ハウ・マイ・ハート・シングス!」これはCDでも持っているが輸入盤レコード(かなり古そう)の音を聴いてみたかったのだ。そしてジョニ・ミッチェルの名盤「ドンファンのじゃじゃ馬娘」。珍しくブルーノートが無いですな。

 7月27日
 体調が悪かったので本当はまたエサ漁りに行きたかったところを断念。昨日買ったレコードをじっくり聴こう。エヴァンスはちょっとピアノの音がくすんでおり、これではCDに負けてしまうな、と思わせたが、これはこれで味があって逆に妙にきれいな音をさせるCDよりもジャズらしいかもしれない。マクリーンはいかにもマクリーンらしくアルトを吹く。ブルーノートに移籍する前なので、哀愁漂うマクリーンだ。ピアノもレッド・ガーランドの曲も半分あるが、マル・ウォルドロンも弾いている。ますます哀愁だ。そしてジョニ・ミッチェル。これはいい。さすが名盤。ジョニの弾くアコギが耳を打つ。ベースはジャコ・パストリアス。これも最高だ。


 第十回

 8月2日
 今回はブルーノートばかりだぞ。ソニー・クラークの「ダイヤル・S・フォー・ソニー」、ジャッキー・マクリーンの「ニュー・ソイル」、ジョー・ヘンダーソン「モード・フォー・ジョー」。これだけ買うと気持ちが良いもんだ。財布は薄くなるが。ブルーノートは高いからねえ。この順番に聴いてみる。ちょうど年代順になるのだ。ソニー・クラークは何だか朴訥な感じが持ち味の一つだが、それが全体のトーンになっている。やはりリーダー作だからだろうか。そしてマクリーンはそれまで「哀愁」が似合うアルト吹きだったのが、ブルーノートに来て変化が見られるのが分かる。ジョー・ヘンはタイトル通りモーダルな、カッコいい演奏。どちらかと言うとフガフガ吹くタイプの人だが、なぜかカッコいい。周りの演奏のせいか、そういうキャラなのか…

 8月10日
 レコードとCDまぜこぜ。レコードは「お城のエヴァンス」こと「モントルージャズフェスティバルのビルエヴァンス」と、キース・ジャレット「スタンダーズ・ライヴ!」。そしてブルーノートも忘れない。フレッド・ジャクソンの「HOOTIN' 'N TOOTIN'」だ。CDはブルーノートの廉価輸入盤を2枚。ルディ・ヴァン・ゲルダー氏のリマスターではないが、新品で一枚1450円は魅力だ。リー・モーガンの「キャランバ!」とブラザー・ジャック・マクダフ「ダウン・ホーム・スタイル」。マクダフがコテコテなソウル路線で最高。ヘビーローテーションになりそう。レコードはカートリッジをデノン(デンオン)の103で聴いているせいか何だかナロウレンジ。キース・ジャレットのようなECMレーベルには合わないな。

 8月13日
 休みだ!午前中は死んだようにぐったりしていたが、夕方になってようやく動きだす。近くのハードオフを覗いてみる。ジャズは無かったが、ドアーズ「太陽を待ちながら」とライ・クーダー「紫の峡谷」をゲット。両方とも輸入盤でドアーズはフランス盤。ほう。二枚ともさすがの出来。

 8月14日
 まだ今一つ体調が優れないので大須も午後から。ホレス・パーラン「ムーヴィン&グルーヴィン」、フィル・ウッズ「ALIVE AND WELL IN PARIS」。パーランのこのブルーノート初リーダー作は出たら買おうと思っていたのでうれしい。フィルはジャケット通り「室内楽風ジャズ」といった趣だが、曲がよいので許せる。音楽がいまのところ最高の薬なのだ。


 第十一回

 8月16日
 新しいカートリッジを買った。別のコーナーでも書いているがオルトフォンの「コントラプンクトa」だ。こんな時は気分がかなり高揚しているのだがレコードを買うのは控えめにしておくか。とは言え、マッコイ・タイナーのブルーノート盤「エクスパンションズ」、マイナーなヴァイヴ奏者ウォルト・ディッカーソンの「」を試聴の末買う。ピアノはアンドリュー・ヒルだし、ベースはジョージ・タッカーなのだ。タッカーはホレス・パーランの「アス・スリー」でノリノリのベースを引き倒していて、それが印象に強く残っていた。マッコイの方もショーター、ゲイリー・バーツなどサイドは一流どころ、ロン・カーターがチェロを弾くと言うのは少々引っ掛かるがまあいいか。

 8月17日
 カートリッジはエージング中だがどんどん良くなっていくのが分かる。今日は今あるレコードを色々聴こう…と思っていたのに買ってしまった。安かったし。ロニー・スミスの「ドライヴス」、ジョン・パットンの「アンダスタンディング」。両方ともブルーノートでオルガンものですな。そしてザ・バーズの「ミスター・タンブリン・マン」。最近CМでも流れている名曲を含むアルバムだが、高音質再発レコードとして一部で有名な「シンプリー・ビニール」のものだった。新品なら¥2500〜¥3500くらいするだろう。これは買いだ。あーあ、夏休みもレコードだったなあ。

 8月23日
 安さと懐かしさで買ってしまったブライアン・アダムス。当然いちばん売れた「レックレス」ね。当時(高校生?)はブルース・スプリングスティーンとジョン・クーガー・メレンキャンプを優先していて、意外にブライアンは後回しになっていたのだ。だからテープにすら録っていなかった。しかしまあ、何と言うヒット曲のオンパレードであることよ。ドラムがずしんと来てギターがぎゅいーん。熱くてクールな(?)ヴォーカル。いやあ、ロックだなあ。もう一枚はハービー・マンの悪名高い「メンフィス・アンダーグラウンド」。確かにジャズロックと言うか、音作りはロック寄りですな。そこにマンのフルートが。なかなかこれもいいもんだ、たまには。

 8月24日
 今日は中古CD。初めて入った某中古チェーン店にて。「洋楽」コーナーで見つけたマイルス先生の「マイルス・アヘッド」。そしてジョン・レノン「マインド・ゲームズ」の最新リマスター盤。もう少し掘り出し物を期待していたのだが、まあ許そう(偉そうに)。
 
 8月29日
 「現地買い付け」のレコ屋は面白いものが多いが、値段はどうしても高い。1500番台のジミー・スミスに値段が付いていなかったので「いくらっスか?」と訊いたら¥9800とのこと。うーん。確かにジャケットはコーティングがねっとり効いていて盤もきれいでオリジナルかそれに近いもの。そりゃ高いわな。それはあきらめてリー・モーガン「コーンブレッド」とグラント・グリーン「ヴィジョンズ」を。両方とも傷だらけなので安かった。モーガンは絶好調。いつもにも増して吹きまくっている。同時にパチパチノイズも盛大だったけど。グリーンはさほどノイズはなかったがジャケットが崩壊寸前。内容は満足。シカゴやバカラックのカバーをねっとりこってり聴かせてくれる。

 8月30日
 今日はCDを。スティーヴ・ウィンウッド久方ぶりの新作を。そしてドナルド・バード「カリカチュア」。ブルーノート最終作だ。

 8月31日
 ブルーノートを見つけると買ってしまうのは何とかならないものだろうか。でも買ってしまった、ディジー・リース「サウンディング・オフ」。珍しいトランペットのワン・ホーンものでリースの繊細だが情熱的な演奏が夜にピッタリかも。聴いたのは昼だけど。そしてついでにチャールズ・ミンガスがハンプトン・ホーズとダニー・リッチモンドとのトリオでシンプルに演奏しているものをゲット。試聴してみてミンガスのベースがもりもり入っていたので決めた。最後はボブ・ディラン「ディラン」。彼には珍しいカバー集。


 第十二回

 9月6日
 アース、ウィンド&ファイアーの「太陽神」をゲット。「宇宙のファンタジー」が入っているヤツね。さらに遂にレコードでグラント・グリーン「アライヴ!」を手に入れることが出来た。再発盤だがまあ良かろう。他にはマイナーなテナー奏者ヴィト・プライスの「スウィンギン・ザ・ループ」、寺島靖国氏のお勧め盤だ。とどめはベビー・フェイス・ウィレット「モー・ロック」。これはまさに「コテコテ」ここにあり、と言った趣の凄いレコードだ。もうネトネトギトギトブリブリ。

 9月7日
 スタンリー・タレンタインの「コモン・タッチ」。これは奥方のシャーリー・スコット(オルガン)との競演だ。シャーリーの弾くオルガンはそれ程ネトネトしていないのでソウル風味は控えめながらもさすが夫婦、ピッタリ合った演奏で心地よい。

 9月13日
 買ったあ。どうせおいらは買い物依存症だよ。仕方がないのだ。ブルーノートが沢山沢山見つかったんだから。全部見本盤なんだけど。グラント・グリーンの大名盤「アイドル・モーメンツ」を筆頭にウェイン・ショーター「ナイト・ドリーマー」、ルー・ドナルドソン「スイング&ソウル」、ピート・ラロカ「バスラ」、ソニー・ロリンズ「ニュークス・タイム」!ふう。気分がもの凄くいいぞ。どれもジャケットがカッコいいんだ、これがまた。ルー・ドナなんて未開封だ。どうなってんの。グラントグリーンはタイトル通りまったりしただらだらした空気に部屋が染まる。ショーターは彼らしく、怪しげにテナーを奏で、ルー・ドナは割と初期のものながらやっぱりブルージーでソウルフル。いつも変わらないのだ。ピートは期待以上のアルバムだった。彼のたたくドラムはちょっと「違う」。ロリンズはやっぱり吹きまくり。

 9月15日
 今日の獲物はスティービー・ワンダーのベスト2枚組。熱帯魚のジャケットのヤツだ。そしてピアニスト菅野邦彦の「Everything Happens To Me」。オーディオ・ラボ・レコードのもので録音は菅野沖彦氏。やはり音良し、演奏良し。小音量ならばBGМに、大音量でオーディオソースに、と。

 9月21日
 「ハイファイ堂」で何と、ジャズ\1500、ポップス\500というセールが行われていたのだ!あああああああああ、買うしかないじゃあないのっ。給料日前なんだから、全く。罪なことをしてくれます。そんなわけで今日も買いまくりの日。CDでも持っているけどやっぱりレコードで欲しかったリー・モーガン「サイドワインダー」、着メロにもしております。しばらくブルーノートが続くぞお。ジミー・スミス「ザ・サーモン!」、ジャケットが微笑ましいフレディ・ローチ「モ・グリーン・プリーズ」、そんなに好きではないけどブルーノートならもしかしてと言う期待でブッカー・アービン「イン・ビトイーンズ」、ソニー・クラークのレアな未発表曲集「ブルース・イン・ザ・ナイト」、おなじみルー・ドナ「タイム・イズ・ライト」、マルチリード奏者ジョージ・ブレイス「ソウル・ストリーム」、一枚だけプレスティジ・レーベルからはコテコテ大王ジャック・マクダフ「タフ・ダフ」。ポップスからは青春の名盤 R.E.M.「ドキュメント」、マイルス先生がラストのインストで吹いているTOTO「ファーレンハイト」、フィービー・スノウ「サムシング・リアル」、クイーン「シア・ハート・アタック」、ライ・クーダー「スライド天国」、ひょっとしてオリジナル盤?のイエス「こわれもの」。ふう。いつ聴くんだろうねえ。レコードでカード破産にはなりたくないものでありますが。


 第十三回

 9月23日
 なぜ出る時は出るのか。何だかブルーノートの出物が多いのだ。こんなに買っちゃってどうするんだ、と思いながらもついつい買ってしまう。どうしたものだか。まあ、ボーナスでたいして大きいものを購入した訳ではないし、と自分への言いわけをしながら今日もレコード買いにいそしむのであった。で、今回の獲物。ジミー・スミス「スモール・パラダイスの〜 Vol.1」、ジョン・ジェンキンス「ウィズ・ケニー・バレル」、ハンク・モブレー「ペッキン・タイム」、ホレス・シルバー「ファーザー・エクスプロレーションズ」。全て1500番台だ。全て未開封の見本盤で初回特典でもある重量盤仕様となっているのがミソ。「見本盤」というシールがジャケットに小さく貼られているのが残念だけど。はがそうとしたものの、余計に汚くなってしまいそうだったのであきらめた。それにしても。いやあ、買っちゃった買っちゃった。

 9月27日
 ルー・ドナの「ブルース・ウオーク」を発見。このジャケット良いよねえ。CDでは持っていたけどやっぱりレコードは違う。当然中身もジャケット通り、良いことは言うまでも無い。マリーナ・ショウの「ジャスト・マター・オブ・タイム」もブルーノート。珍しいヴォーカル盤で、ジャズと言うよりもソウルかR&Bか。もう一枚はEW&Fのベスト盤。「マスター・サウンド」シリーズで、まあ要するに音が特別に良いらしい。そういう特別盤に豪華な装飾をしたがるのは今も昔も変わらない。見開きジャケット&それを収める箱状のジャケット、という仕様になっている。ただ面倒なだけ、としか思えないのだが…

 10月4日
 まだ聴いていないものが多すぎるので、今回は1枚で許してやろう。ブルーノート、と言っても新生ブルーノートになってからのものだがジェームス・ブラッド・ウルマーというギタリストのものを。きっとネトネト・ギトギト系だと思ったので聴いてみたらやっぱりそうだった。

 10月5日
 少々CDを売りに行く。しかしその金でレコードをちょっぴり買ってしまう。今日は買わないでおこう、と思ったのだがやっぱり無理だった。JJジョンソンの「エミネント〜Vol.2」と、ケニーバレルの「ヴィレッジ・ヴァンガードの夜」。ケニーバレルは夜聴くのにぴったり。

 10月8日
 久し振りに仕事を早めに終えることが出来たのでタワレコへ。たまには新譜もチェックせねば。エルビス・コステロの新作「ノース」と、話題の女性シンガー、リズ・ライトを。

 10月11
 最近いわゆる「コテコテ」系のソウル・ジャズがマイブーム(古っ)。そんな中で発見したのがリチャード・グルーヴ・ホームズ。割と後期の「シッピン・アウト」と「ブロードウェイ」をゲット。未開封でした。さらにハンク・モブレイの傑作「ディッピン」があったのだ。CDで持ってはいるが、このジャケットはレコードで買わないと。うーん、いいねえ。


 第十四回

 10月13日
 ヴィーナスレーベルのレコード、ファラオ・サンダースを発見。音の良いヴィーナス、一枚は欲しかったのだ。出来れば最近のピアノトリオものが欲しかったが、まああれはさすがになかなか出てこない。あとは今日もコテコテを一枚、アーネット・コブ「スムーズ・セイリング」。ロックからはレッド・ツェッペリンのセカンド(日本グラモフォン盤)、エルトン・ジョンの「ピアニストを撃つな!」。あまりにも名盤ですな。

 10月16日
 会社帰りにCDを一枚。全米No.1シンガーソングライター、ジョン・メイヤーの新作「ヘヴィアー・シングス」。確かにこりゃ売れるわ、の作り。

 10月19日
 ボビー・コールドウェルのファーストをゲット。うーん大人。ただファーストはまだそんなに甘甘な作りではないのでいい。ソウルだ。もう一枚はミスラトス・ヴィトゥスのECM盤。未開封だったので試聴できなかったのだが、パーソネルには「ヴィトゥス:ベース」のみ。ひょっとしてベースソロか、と思ったが、やっぱりその通りだった。天才ヴィトゥスのベーステクが発揮されまくり。レーベルがレーベルなので静謐感にも溢れていたりして。

 10月26日
 会社の旅行帰りでもレコードを。荷物で手がふさがっているにもかかわらずレコードを。病気かおれは。とにかく今回はブルーノートのハウスドラマーとも言えるアート・テイラーの「A.T's デライト」を。いつも堅実なドラミングのテイラー、リーダー作でもそのいぶし銀のプレイは変わりませんな。同じくブルーノートだがこちらは4300番台ロニー・フォスターの「Two Headed Freap」。コテコテ系ですな。最後に伝説のギタリスト、サル・サルヴァドールを一枚。こちらはかなり渋い。

 10月28日
 今日はCDの新譜、UAのベスト盤を。駅前で「逆輸入盤」などを売っていたのをゲット。二枚組だがイチキュッパで買うことが出来た。日本のCD価格はどうなっておるのだ。音質でも定評のあるUA、シンガポールでのカッティングはどう影響しているだろうか?夜小さい音で聴いているので今はわからない。


 第十五回

 11月1日
 「ハイファイ堂」では売り尽くしセール。レコード3枚につき1枚、5枚につき2枚サービスと言う、恐ろしいことをやってくれている。また買ってしまうではないかあ!勘弁してくれよ。そんなわけで5枚+2枚。チャールズ・ミンガス「メキシコの想い出」、ボビー・ティモンズ「ジス・ヒア」、マイルス先生の復帰作「ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン」、渋いトランペット吹きディジー・リース「アジア・マイナー」、ハービー・ハンコック「トリオ」、ミスラソフ・ヴィトゥス「限りなき探求」、そしてホレス・シルヴァー「ソング・フォー・マイ・ファーザー」。ふう。どうするのだ。当然、聴くのだ。この連休、聴きまくるのだ。

 11月2日
 また「ハイファイ堂」へ行ってしまった。いや、取り置きにしたものだけを一枚買うつもりだったのだが、新入荷もあって結局3枚+1枚。うわあ。もう全部聴けん。えー、内容は。デューク・ピアソンのブルーノートデビュー盤「プロフィール」、ウェス・モンゴメリー「フル・ハウス」、レッド・ガーランド「ザ・クォータ」、フィニアス・ニューボーン「ヒア・イズ・フィニアス」。

 11月8日
 既にビルエヴァンス「We Will Meet Again」、アート・ペッパー最後の録音「Goin' Home」、ジャケットもイカしたジャッキー・マクリーン「Jackie's Pal」、モービル・フィデリティによるリマスタリング盤でオスカー・ピーターソンとミルト・ジャクソンの「Very Tall」を買っていたのだが、そう言えばバナナレコード大須店が開店していたのだ。とりあえずひやかしてみよう。店内にはJBLの4312があるところはバナナらしいところだが、入り口側のスピーカーは何と4344だった。それが棚に横置きでセッティングされている。棚が落ちたら…怖ひ。とにかく開店祝い(?)で二枚買った。ルー・ドナルドソン「スイート・ルー」、そして英国オリジナル盤スタイル・カウンシル「Our Favarite Shop」だ。さすがオリジナル盤、軽い音と言うイメージのあるスタカンもずっしりした厚い音だ。

 11月14日
 話題にし過ぎの感もあるビートルズの「レット・イット・ビー・ネイキッド」の日本先行発売なのだが何せCCCD。一応見に行ったがやはり輸入盤を待つか。12月になればアナログ盤もリリースされると言う。これも楽しみだ。結局最近良くラジオでオンエアされているジェットの「ゲット・ボーン」を。これまた何と直球ど真ん中のロック。

 11月15日
 レコードはスタンリー・タレンタイン「ジュビリー・シャウト」、エルビン・ジョーンズ「ヘヴィー・サウンド」をゲット。ちょっと会社に寄った後パルコのタワレコへ。CDは新人ピアニストHIROMI「アナザー・マインド」と、ビル・チャーラップ率いるニューヨークトリオの新作「ラヴ・ユー・マッドリー」を敢えてアナログで。やはりぐいぐい前に出てくるサウンドは圧巻、アナログのリファレンスの一枚になるだろう。演奏もピアノを「歌わせる」ことでは定評のあるチャーラップ、何度聴いても飽きないところがいい。ここ10何年かぶりのことなのだが、タワレコのポイントが埋まらなかった。一時期は半年で埋め尽くしていたのに。うーん、やはり中古レコードばかり漁っているせいなのか。新譜チェックも怠ってはいかんな、と反省(?)。

 11月16日
 ネットで注文していたウェイン・ショーター「JUJU」が福岡の「ニーノニーノ」から届いた。以前買っているがこれはオリジナル盤。傷だらけなので安かったのだ。見ると確かに歴戦の傷跡の数々が。針を下ろすとプチプチノイズを押しのけて芳純なサウンドが。日本盤で聴いたショーターはどことなく細身だったのだが、オリジナル盤では分厚く力強い。ベースもがっちりしてエルビンジョーンズの叩くドラムも金属音がたまらない。モノラルということもポイントが高い。こんなに違うんだねえ。

 11月17日
 そんなわけで輸入盤でビートルズ「レット・イット・ビー・ネイキッド」をゲット。当然普通のCDなのだ。値段も1000円近く安いし、ケースも日本盤みたいに無意味に分厚くなくて良い。これで良いじゃないの。どうして日本盤はあのようにごてごてケースを大きくしたがるのだろう。


 第十六回

 11月23日
 今日はあまり収穫はなしで、ジミー・スミスのヴァーヴ盤「ピーターと狼」。最初はいかにもサントラっぽいスコアが流れて「え〜」だったが、待っていたら来ました、ジミーのファンキーなオルガンが。良かった良かった。

 11月24日
 結局ようけ(名古屋弁)買ってしまった。えー、ブルーノートの異色盤ケニー・クラークとフランシス・ボラーン「ゴールデン・エイト」、10インチ盤「ケニー・ドリュー・トリオ」はこれもブルーノート。お馴染みマイルス先生「ワーキン」。そしてヴィーナスレコード、ジョー・ベック「夜のストレンジャー」。その後、プリアンプ買ってしまった!どこまで買うんだあ!

 11月30日
 取り置きしておいたおなじみテナーバトル「アル&ズート」、アートペッパーが絶好調の「マーティ・ペイチ・カルテット」、ピアノの音が良いことで名高いMPS盤「オスカー・ピーターソンの世界」、最後にかぶる曲も多いけどえーい買ってしまえの「ジミー・スミス・グレイテストヒッツ」だ。
ハードを買っているんだからもっと控えなさい、全く…

 12月4日
 勝手に「ケニー・バレルと並んで最もジャズギターらしい男」と呼んでいるジョニー・スミスの名盤「バーモントの月」をCD紙ジャケ盤でゲット。元々は10インチ盤のジャケットなのでCDの大きさでもそれ程ちっぽけな感じはしない。

 12月6日
 この日はブルーノートだらけ。遂に手に入れたぞ、のユタ・ヒップ「ウィズ・ズート・シムズ」、ジャケットが現代的にカッコいいセシル・テイラー「ユニット・ストラクチャーズ」、マイルス先生が日本公演した時のメンバーだったサム・リヴァース「フューシャ・スイング・ソング」、ラリー・ヤング「ヘヴン・オン・アース」。さらに別の店でジョニー・グリフィン「シカゴ・コーリング」をゲットだ。こりゃ参った。

 12月7日
 たまには新譜も買わねば。レッチリのベスト盤をゲット。それにしても最近の新譜はベスト盤が続々。オリジナルアルバムを大体揃えていればいらないのだが、新曲が結構良かったりすると欲しくなってしまう。REMあたりも良さ気だ。しかし、「これから聴いてみよう」という人がベスト盤だけで満足してしまうのもいかがなものか。


 第十七回

 12月20日
 ブルーノートブルーノートっ。ルー・ドナの「クアルテット・クインテット」、ジャケットがいかしたベニー・グリーン「バック・オン・ザ・シーン」、そしてブルーノートで何故こんなジャケット?といウォルター・デイヴィス・ジュニアの「デイヴィス・カップ」。まあ本人のルックスにクレームをつけても仕方のないことだし、失礼でもある。…だが、だがやっぱりこのジャケットはちょっと。

 12月27日
 おおおおおおお、パルコでレコード市だああああ!!!!買わなきゃ買わなきゃ。買ったぞお。デューク・ピアソン「スイート・ハニー・ビー」。タイトル曲の文字通りスイートさが最高。ジャケットも何だか良い。名盤「ドゥーイン・ザ・シング」はホレス・シルバーがもうファンキー節全開で来る来る来る。この二枚はオリジナルか、それに近いものだが傷が多いので…という微妙な価格設定。でもわしが買っているくらいだから、まあそのくらいの値段だ。ドナルド・バードの「ファンシー・フリー」は後の「ブラック・バード」時代とそれ程変わらない、ソフトでメロウなソウル路線が見えてくる。以上がブルーノート。ポップスはスティーリー・ダン「エイジャ」とジョニ・ミッチェル「ドンファンのじゃじゃ馬娘」。両方とも既に持っているのだが、国内盤だったので輸入盤を改めてゲット。特にレコードは絶対輸入盤に限るのだ。

 1月1日
 明けましておめでとうございます。そんなこと言っている間にもレコードは止まらない。元旦だろうが何だろうが、買うのだ。名ベーシストのリーダー盤「ワトキンス・アット・ラージ」。あとはポップス系でカーペンターズ、クリストファー・クロス、フリートウッドマック。

 1月7日
 パルコでは当然バーゲンが始まっている。タワレコでも何かやっているだろう、と覗いてみるとありました、昨年ヒットした作品がプライスoff。ラインナップを見てみると、ずいぶん新譜を買っていないことが分かる。いつもの年ならばこういう特集で買うものはないのだ。つまり既に買ってしまっているから。ところが今回は欲しいものがかなりあった。その中から今回はスティングの新作と、REMのベスト盤を買う。

 1月11日
 久し振りにハードオフへ。そこでビートルズの「ホワイトアルバム」、TOTOのファーストアルバム、ストーンズ「ダーティ・ワークス」、ビリー・ジョエル「グラス・ハウス」を。ビートルズ以外は全て輸入盤。

 1月12日
 ハイファイ堂で、今日は買うものないなー、などと諦めかかっていたその時、ふと目に留まったのが「Lou Donaldson」の文字。すき間からよく見えたものだった。取り出してみるとブルーノート盤「グッド・グレイシャス」。「レア・グルーヴ」シリーズとしての再発盤だが文句無し。

 1月16日
 そう言えば出ていたんだっけ、と寺島靖国氏編集の「JAZZBAR2003」をタワレコで買う。もう2004年になってしまったなあ。

 1月18日
 綾戸智絵の新譜「SHINE」を中古で出ていたのでゲット。SACDとのハイブリッドだ。こういう盤が何枚か集まると、プレーヤーが欲しくなってくるんだろうねえ。

 1月24日
 「ハイファイ堂」でスタンリー・タレンタインのCTI盤「チェリー」とスティーヴィー・ワンダー「インナーヴィジョン」をゲットしたその足でバナレコに向かい80年代の名盤、ドリーム・アカデミーのファーストとスティーヴ・ウィンウッドが在籍していたトラフィックの「Welcome to the Canteen'」、さらには美人(ちょい不良系?)JAZZシンガーakikoの限定アナログ盤「The Gift EP」を。さらにさらに金山へ向かってボブ・ディランの大名盤「フリー・ホイーリン」のリマスター・アナログ盤を中古で発見。もう一枚はスティーリー・ダンの「ガウチョ」。しかしこれ、輸入盤と思っていたら国内盤だった。不覚。


 第十八回

 2月1日
 JAZZファンにはお馴染み中山庸樹氏監修のCD第二弾その名も「ブル2」。これはブルーノート4000番から4100番までをメドレーでずらっと収録、という恐ろしいもの。第一弾は1500番台をやったのだ。約100曲がノンストップで流れるのだが、この繋ぎ具合が絶妙でうならされる。

 2月3日
 ジョージ・ベンソンがヴァーヴ時代に出していた「ギブレット・グレイヴィー」というアルバムをCDではあるがゲット。以前オフ会で聴いて気になっていたのだ。すっかり甘い歌声のシンガーになってしまったベンソンだが、やっぱりギターの腕前は凄い。しかもけっこうコテコテ・ソウルフルなのがうれしい。もう一枚はいわゆる「2in1」というお買い得CDで、超コテコテ・ギタリストであるブーガルー・ジョー・ジョーンズのもの。プレスティッジの代表作2枚分。これはもう、テクニック云々を言ってはいけない。ソウルが、魂が、ユルユルなギターからほとばしるのだ。

 2月4日
 ジャッキー・マクリーンを偶然だけど2枚。ジャケットもいかしたブルーノートの「ジャッキーズ・バッグ」とプレスティッジの「ロング・ドリンク・オヴ・ザ・ブルース」。やはりブルーノートのマクリーンとプレステの彼は微妙に違っている。好みの問題だが、「哀愁」を好む人はプレステだし、「豪快」を好む人はブルーノートだろう。

 2月8日
 ヴァージンでCDを2枚ばかり。クインシー・ジョーンズのラヴソングベスト「Love、Q」とグラミー賞ノミネートを集めたオムニバス盤。クインシーは正直なところ今一つ、自分には音が甘過ぎた。グラミー賞ものは、2003年にアメリカでヒットした曲を知る上では便利だ。聴いてみるとFMで良く流れていたものが多く、やっぱり、の感を強くする。

 2月9日
 500円コーナーでジョン・スペンサー&ブルース・エクスプロージョンの「アクメ」とスティングの「マーキュリー・フォーリング」を両方ともレコードで。輸入盤で前者は150g重量盤だ。

 2月19日
 ようやく出ました、ノラ・ジョーンズの新譜。もうとっくに出ているじゃない、と言う無かれ。先行発売だった日本盤はCCCD。じゃあ輸入盤を待つか、とどっちにしても最初からそのつもりだったものの、ちょっと待っていたら何とEU盤でつまりそれもCCCDなのだ。ふざけるな、じゃあレコードまで待たねばならんのか、と憤っていたらようやくアメリカ盤がエンハンスト仕様で売られていた。ほっ。出だしからさすがの美音。CCCDではこうは行くまい。

 2月20日
 レコード買うのは久し振りだなあ。新しいところでCDとの聴き比べをしたくてドン・フリードマン
「ワルツ・フォー・デビィ」を、これまた聴き比べ用かローリン・ヒルの12inch「ドゥー・ワップ」、そしてそしてマービン・ゲイ「レッツ・ゲット・イット・オン」。ソウルですよソウル。ねっとりしてそう。

 2月22日
 買い出すと止まらなくなりがち。今や90年代UKロックの象徴的存在か、ストーン・ローゼスの「ターン・イントゥ・ストーン」。名曲「フールズ・ゴールド」は今も色あせない。そして御大ローリング・ストーンズのアンプラグド盤「ストリップト」。アンプラグド演奏はどれも音が良いのよね。

 2月23日
 会社帰りのタワレコ。ブラッド・メルドーの新作をゲット。このどこか引っ掛かる弾き方はクセになります。


 第十九回

 3月6日
 今日はCDばかり。中古でスガシカオのライヴベスト盤「Thank You」を。新品では遂に出ましたイエローモンキーのヴォーカル吉井和哉がYOSHII LOVINSONと名乗って「at the Black Hole」をリリース。元々彼が持っていた暗さが全開。そしてDJ.MUROが繋ぎまくったブルーノートのコンピレーション「HOT DOG BREAKS」を。ブルーノートで踊れ!

 3月7日
 昨日に続いてブルーノートで踊るコンピ、今度はDJ.Jinが繋いでおります。グラント・グリーンやホレス・シルバーなど、好きなミュージシャンが使われていていい感じ。

 3月9日
 ブルーノートを二枚。しかしながら両者の間にはずいぶんな違いが。一枚はど定番「ジーニアス・オヴ・セロニアス・モンク」、もう一枚はコテコテ路線でロニー・スミス「ムーヴ・ユア・ハンド」。どちらも良いよ。

 3月13日
 たまにはクラシックのピアノでも聴きたいな、などとグレン・グールドを一枚。うーん、いかにもクラシックだわ。

 3月14日
 BS&Tのベスト盤を発見したのでゲット。スピニング・ホイールですな。もう一枚はコテコテな二人、ブラザー・ジャック・マクダフとジーン・アモンズの競演盤。コテコテコテコテ。

 3月17日
 代休が取れたものの、風邪を引いてしまった。いかん。これではただの休みではないか。薬局に行きがてら一枚。ピアノソロでもゆっくりと、ということでヴィーナスレーベルの代表格エディ・ヒギンスの最新ピアノソロを。SACDとのハイブリッド盤だ。音はさすがこのレーベル、あまり静かにというわけにも行かないのだが。

 3月20日
 金山の「サウンドベイ」決算特価のオール\200オフ、ということで漁りまくったがあまり良いものが無かったりする。とは言え、ジョージベンソンのプレスティッジ盤「ニュー・ボス・ギター・オヴ…」と80年代のUKロック名盤の一つ「ラヴ&ロケッツ」を。さらにソウルなテナーマン、ハロルド・ヴィック唯一のブルーノートリーダー盤「ステッピン・アウト!」をCD(ヴァンゲルダーリマスター盤)で。

 3月21日
 初めて訪れたオーディオ屋、そこで見つけたのはビル・エヴァンスの大名盤「アト・ザ・ヴァンガード」の「円盤新世紀」シリーズ。これは180gの重量盤で当然音質も抜群、というものだったが既にレアものとなりつつあって、なかなか見当たらない。中古は逆に高くなっているので新品プロパーで買えたのはお買い得。実際音も良く、CDのリマスターのように高域がやけにシャキシャキと耳障りになることも無く、中低域をどっしりさせたまさにアナログらしい音。これは買って良かった。


 第二十回

 3月26日
 予約までして手に入れたのだ、ブルーノート限定リマスターアナログ盤。当然ルディ・ヴァン・ゲルダー御大の手によるリマスターなのだ。何を買うか迷ったのだが結局ど定番「サムシン・エルス」、「クール・ストラッティン」、そしてマクリーンの「スイング・スワング・スインギン」にした。取りに行ってあれば買おうと思っていたのがケニー・バレルの「ミッドナイト・ブルー」だったのだが、まさに数分の差。つまり、物色していた男性の手の中にあったのだ。うーん、残念。まあ、とりあえず。早速聴いてみる。こりゃ良いわ、最高!

 4月3日
 結局別の店で「ミッドナイト・ブルー」を買ってしまった。もう一枚買ってしまえ、のユタ・ヒップとズートの競演盤。これは国内盤レコードでも持っているのだが、やはりこの限定盤で欲しかったのだ。これでこのシリーズ合計5枚。そして2枚とも、最高!

 4月4日
 久し振りにハイファイ堂でレコードを。デクスター・ゴードン「アワ・マン・イン・パリ」とビル・エバンスとエディ・ゴメスのデュオ「Intuition」。

 4月15日
 レコードは空振りに終わったが、出たばかりの宇多田ヒカルのベスト盤が中古で出ていたのでゲット。リマスターとあるのも心憎いではないか。音はどうかと言うと、以前はヴォーカルがかなり強く出ていたのがバックとのバランスがとられた音作りになっていた。良い悪いではない。

 4月17日
 レコード祭りなのだ。意気込んで行ってみたが、狙っていた「ブルーノートコテコテ系」が少なく、ちょっとがっかり。しかしホレス・パーラン「ヘディン・サウス」があった。これはコンガが鳴り渡っていてナイスだ。ジャズではもう一枚エルヴィン・ジョーンズ「ジェネシス」を。これもブルーノートだ。あとはロック/ポップス系で、ライ・クーダー「チキン・スキン・ミュージック」、ニュー・オーダー「サブスタンス」、ヴォーカルの声が愛らしかったサンデイズのデビュー盤を。ニュー・オーダーとサンデイズはカセットテープに録音したものしか持っていなかったのだ。最近ニューウェーブが見直されている、と言うか中古レコード界では流行のようになっているので昔より値段が上がっているのがつらいところ。この辺りは安くて良かったのにな。

 4月18日
 今度はCDを数枚売りに行ってそこで一枚。スタンリー・タレンタインがスリー・サウンズと組んだ「ブルー・アワー」。ジャケットも青く、音もブルージー。さすがです。

 4月22日
 ビル・エヴァンス「ポートレート・イン・ジャズ」を。初期のOJC盤。最初ちょっともやっとした音だったので丹念にクリーニングしてやったらクリアに。良かった良かった。ただ、ちょっと陥没したような傷があったのが残念。


 第二十一回

 4月25日
 レッド・ツェッペリンのリマスターレコード盤が中古で出ていて結構安い!これは「クラシック・レコード」というところが出している200gの重量盤で音の良さでは有名なのだが、何せ値段が高いのだ。これは目っけもんだ。4枚出してあったが、その中から「」と「「」を。聴いてみると、もうこりゃ凄過ぎ。ノックアウト。CDなんか馬鹿馬鹿しくて聴いていられませんわ。今度行った時にはあとの2枚あるかな。

 5月1日
 そんなわけでツェッペリンあるかな、とその店に向かったのだが、結局一枚「聖なる館」は売れてしまっていて、「。」だけであった。迷わずそれは手にして、他には中古新入荷のコーナーにあったビョークの「ヴェスパダイン」の重量盤レコードと、またまたブルーノート復刻盤「ハンクモブレイ/ワークアウト」を買う。

 5月2日
 CDの新譜を買う事が少なくなっているが、今回はガンズ&ローゼスのベスト盤を。もう過去の人たちと思われているのかもしれないが米英で物凄く売れているらしい。まだ古びていないのだ、彼らの音は。もう一枚は打って変わってシンガーソングライター、ロン・セクスミスの新譜。変わらないのが魅力の人。

 5月5日
 ブルース・スプリングスティーンの「ネブラスカ」の輸入盤を見つけた。CDでは音が悪いような印象だったが、この宅録ものはひょっとしたらレコードでは良く聞えるのではないか…とふと思って買ってみた。結果は確かにその通り。CDではノイジーで録音悪いな、と思っていたのが生々しさがぶわっと出て来てノイズも違和感がない。当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが。

 5月8日
 UAの新作を早くも中古で発見、もう一枚バンプ・オブ・チキンのニューシングルを。

 5月9日
 ネットで注文していたジャニス・ジョプリンの名盤「チープ・スリル」が届いた。オリジナル盤である。ライヴでもあるし、それ程録音の良いものではないと思っていた。確かにハイファイな録音ではないが、濃密な当時の空気感がびんびん伝わってくる。CDではこうは行くまい。

 5月15日
 久し振りにハイファイ堂でレコードを。マイルス先生の「イン・ベルリン」、マリーナ・ショウのブルーノート盤「フー・イズ・ビッチ、エニウェイ?」、菅野録音の代表作セシル・テイラー「ソロ」、往年のフュージョン名盤でアール・クルー「フィンガー・ペインティング」、これってブルーノートなんですな。

 5月16日
 上場した地元企業「ゲオ」で女性ジャズピアニストアキコ・グレースのデビュー盤をゲット。こういった店でジャズを見つけるのは珍しいのだが、概して安く(ただ超メジャー盤は逆に高い)売られているので思わぬ拾い物があったりする。

 5月23日
 この前ツェッペリンのリマスターレコードを入手できたので持っていた国内盤を売りに行ったらその内の一枚が買い取り価格8,000円でびっくり。どうやら国内初盤だったらしい。ワーナーじゃなかったな、そう言えば。ちょっと気にはなっていたのだが。まあ音はそんなに良いわけでもなかったのでいいや。その金でビートルズの「ネイキッド」のアナログ盤(UK盤)を買う。これが一番音が良いとの触れ込みだったのだ。確かにその通り、分厚い中域はまさにロックそのもの。良かった。


 第二十二回

 5月29日
 ブルーノートを2枚。ハービー・ハンコック「ザ・プリズナー」、ジャケットからはロックっぽさが出ているのだが、実際には叙情的な美しいアレンジが施された聴きやすいジャズ。もう1枚はデクスター・ゴードン「ワン・フライト・アップ」、デクスターが相変わらずマイペースで朗々と吹きまくる1枚。それにしてもヨーロッパの出すブルーノートのリイシュー盤は音質は良いがジャケットがスキャナーから取り込んだものと思われる粗悪な出来なのは残念。持つ喜びに今一つ欠けてしまう。さらに1枚は80年代UKロック、ジュリアン・コープの名盤「セイント・ジュリアン」。懐かしさに手が伸びた。

 5月30日
 20%off!に釣られてホイホイと買い物。全てブルーノートだ。単価が高いので割引できる時に買っておくのが得策なのだ。スタンリー・タレンタイン「アト・ザ・ミントンズ・Vol.2」、ルー・ドナルドソン「グルーヴィー・トレイン」、ベビーフェイス・ウィレット「ストップ&リッスン」。今回はどれもちょっとソウルな感じで、いいねえ。

 6月1日
 これで3回目の「ニーノニーノ」で注文していたC.C.R.の名盤「ペンデュラム」が届いた。オリジナルとの事だが、B面1曲目に傷があるもののかなりきれい。ジャケットもシールドが被されたままで良い状態だ。このアルバムは日本では一番知られている「雨を見たかい」が入っております。ちなみにC.C.R.の正しい名称は「クリーデンス・クリアウオーター・リバイバル」ですな。長いっ。

 6月6日
 グラント・グリーンの名盤「フィーリン・ザ・スピリット」が輸入盤(リバティ盤)と国内盤(キング盤)両方出ていたので、迷いに迷った末、輸入盤の方に。もう少し輸入盤の方が安ければ問題なかったのだが。リバティ(ブルーノートを買収した会社)ものにしては少々高い気がしたが、状態が良いからまあ、仕方ないか。内容は、グリーンの執拗に繰り返すコテコテ・ギターにハービー・ハンコックのアシッドジャズのお手本になるようなピアノがバックで鳴り渡る。こりゃ確かに名盤。

 6月12日
 ジョー・ヘンダーソンのブルーノート盤「インナー・アージ」。先頃亡くなったエルヴィン・ジョーンズがドラムを叩いているのだ。亡くなったと言えばレイ・チャールズ。メジャー・ヒットを飛ばす前のアトランティック時代を編集した「ライト・タイム」を。あとはジャクソン・ブラウンの代表作「プリテンダー」、ザ・バンド「ラスト・ワルツ」をゲット。

 6月17日
 久し振り、プリンス殿下のニューアルバム「ミュージコロジー」を。ラジオで掛かっているシングル曲が昔のファンキーな殿下を彷彿とさせていたので。

 6月20日
 マイルス先生の名盤「マイルストーンズ」、マービン・ゲイのこれまた名盤「I Want You」を。黒い、黒いね。

 6月24日
 今ごろ、の感も無きにしもな元ちとせの「ノマド・ソウル」を中古で。安かったのだがジャケット(所謂デジパック)が汚れていた。SACDのハイブリッドで、DVDのおまけ付きという豪華版。しかし邦楽でハイブリッド盤って、あれから増えないな。それが残念。ジャケットはウェットティッシュできれいに拭いておいた。


 第二十三回

 6月26日
 新譜もチェックせねば。期待のUKロックバンド、フランツ・フェルディナンドのデビュー盤と、マット・ビアンコの新作。何と、これにはお久し振りのバーシアが参加、と言うか復活しているのだ。それにしても、バーシアが活躍していたのは随分前の事だなあ。

 6月27日
 クラプトンの名盤「スローハンド」、ジャケットが怖いキング・クリムゾンの「クリムゾンキングの宮殿」、「イージー・ライダー」のサントラ、これはジャケットを飾っておくのも良し。そしてオーディオラボ・レコードの「サイド・バイ・サイド・アゲイン」、当然菅野録音。CDでニール・ヤングの今のところ最新作(2003年)である「グリーンデイル」を。

 7月4日
 体はヘロヘロなのだが行かねばなるまい、レコード祭りには。朦朧とした頭ではあったがゲットしたぞ、レコードだレコードだ。わっしょいわっしょい。ブルーノートではスタンリー・タレンタインが後に奥方となるシャーリー・スコットと競演している「ディアリー・ビィラヴド」、追悼エルヴィン・ジョーンズの「アルティメイト」、スリー・サウンズを解散したジーン・ハリスがフィリップ・ベイリーやアル・マッケイなどEW&Fのメンバーをゲストにピアノをソウルフルに弾きまくる「イン・ア・スペシャル・ウェイ」、グラント・グリーンの後期名盤「グリーン・イズ・ビューティフル」。そしてウェス・モンゴメリーの賛否両論の名盤「ア・デイ・イン・ア・ライフ」。「ア・デイ…」は「グリーン・イズ…」でもグリーンが演奏しているのだが、同じギタリストでもこれ程違うのか、とのけ反るくらい両者の特徴がはっきり出ていて面白い。レノンの心情をコピーしたかのようなウェスのギターと比べ、グリーンは何を弾いてもグラント・グリーンの曲にしてしまう偉大なるマイペースさが凄い。ギターと言えばもう一枚、欲しかったジョージ・ベンソンのヴァーヴ盤「ギブレット・グレイヴィ」。国内盤CDの音が薄い事が一聴して分かってしまった。ポップスではプリンスの「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ」、これは海外盤と思って買ったのだが国内盤だった。しまった、やはり疲れで朦朧としていたせいなのか…。あとリッキー・リー・ジョーンズのデビュー盤、邦題は「浪漫」だったかな。

 7月10日
 ジャケットがちょっと素敵なヴァーヴのケニー・バレル「ジェネレーション・アゴー・トゥデイ」、ケニー・ドーハムとハンク・モブレイという渋いフロントの「カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ・vol.2」、そしてライ・クーだーの名盤「JAZZ」。これもまた恰好良いですな、ジャケットも内容も。

 7月17日
 ビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」と、ふとたまにはクラシックでも…と思い立ち、ドビュッシー作曲「春の祭典」など買ってしまった。こりゃ「ずどーん」と来てオーディオ的にも楽しめます。

 7月18日
 暑い暑い暑い。こんな日はロックンロールだ。リトル・リチャードの10インチ盤をゲット。盤が厚い時代のもので、日本盤ながら音も分厚い。こういうのを窓を開け放って大音量で聴くのが気持ちが良いのだが…やっぱり閉めて冷房掛けます。ビル・エヴァンスの未発表曲集「タイム・リメンバード」、これは「アト・シェリーズ・マンホール」と同日録音との事。別の店でブルーノートを2枚。ハービー・ハンコック「サコタッシュ」、ピアノトリオだがダンサブルでグルーヴィー。チック・コリアで「ソング・オヴ・シンギング」。こちらもピアノトリオだが、現在のチックからは信じられないほどアグレッシブでフリーキー。

 7月19日
 少しCDとレコードを売りに行ったがあまり高く売れず。まあ仕方がない。買ってチャラにしようか。そんなわけでグラント・グリーンのデビュー作「ファースト・スタンド」、やっぱりグリーンはJAZZとは少し違うな。ブルースを弾きまくり。そしてアート・ブレイキーとジャズメッセンジャーズの「ビッグ・ビート」、リー・モーガンとウェイン・ショーターが大活躍で名曲「ダット・デア」もあり。そしてロック方面ではエヴリシング・バット・ザ・ガールのトレイシー・ソーンがソロで82年に出していたソロアルバムの復刻盤、しかも重量盤である。音はギターの音は良いのだが、ヴォーカルにエコー掛かり過ぎ。現在のそっけないトレイシーがいいかな。


 第二十四回

 7月24日
 コーティングがねっとり効いたインパルスレーベルからはスティーヴ・キューンの「十月組曲」を。キューンの奏でるピアノが何と美しい事よ。ジャケットの豪華さに比した音質。ジョニー・スミスの名盤「ヴァーモントの月」。端正なギターとスタン・ゲッツのクールなサックスがしみじみとさせてくれますな。さらにマイルス先生の「E.S.P.」。ウェイン・ショーター加入後初のスタジオ録音だが、トニー・ウィリアムスのドラムも聞き物だ。特にB面一曲目。さらにさらに別の店でジョン・アバークロンビーのECM盤を。また、ネオアコ!な気分でオレンジ・ジュースの「リップ・イット・アップ」を。こりゃいいぞ。最後にCDで最近人気のパンク(的)バンド、オーディナリー・ボーイズのデビューアルバムを。

 7月27日
 ちょっと寄り道しての買い物はなかなかいい。ちょうどJAZZ特集をやっていた。カーティス・カウンスの名盤「ランドスライド」、ブルーノートの異色スウィング盤レオ・パーカー「ローリング・ウィズ・レオ」、そしてそしてノラ・ジョーンズのアナログ盤発見、「フィール・ライク・ホーム」。聴き比べはCDの方がノイズが少ないのですっきりして、音場の見通しも良い。対してレコードはやはり楽器やヴォーカル一つ一つの音に実在感と説得力がある。どちらも譲らず、の印象だ。

 8月1日
 オリジナル盤でドルフィーのブルーノート大名盤「アウト・トゥ・ランチ!」を手に入れてしまった。ちょっと(実はかなり)迷った末購入。盤質も良く、音も当然良い。さらに高音質レコードを出しているシェフィールドの「トラック」をゲット。内容はロック・インストゥルメンタルだが、とにかく圧倒的な音に驚かされる。片面たった8分そこそこしか収録されていないのに、普通のレコードと同じくらい溝は切られている。つまり溝の幅がもの凄く太いのだ。こりゃど迫力なのも納得。見て驚き、聴いて驚きの一枚。ちなみにこれ、新品未開封。いや良かった。

 8月5日
 代休が取れたあ!そんなわけでマイルス先生の「バグズ・グルーヴ」の「円盤新世紀」盤を手に入れる事が出来た。さらに、「ニーノニーノ」にオーダーしていたボブ・ディランの英国オリジナル盤「ナッシュビル・スカイライン」が届いた。英国オリジナルは本国ものより音が良いらしい、ということで是非一枚聴いてみたかったのだ。確かにギターの切れが素晴らしく良い。ただし、比較する対象が無いのだが…

 8月8日
 アン・バートンの日本製作ダイレクト・カッティング盤をゲット。もの凄く音質良し、歌良し。そう言えば名盤「ブルー・バートン」など、まだ持ってなかったなあ。是非聴かなきゃ。

 8月11日
 服を売りにリサイクル屋へ。服自体は2,000円程で売れたのでまあまあか。そこで矢野顕子「ジャパニーズ・ガール」の未開封レコードが。ジャンク扱いだったので100円でゲット。「ニーノニーノ」からライ・クーダー「ロング・ライダーズ」のサウンドトラック盤と、スタン・ゲッツ「ゲッツ・オウ・ゴー・ゴー」が届いた。ライ・クーダーは音良し、演奏良しの最高盤。

 8月14日
 イーグルスのラストアルバム「ロング・ラン」、ジャクソン・ブラウン「ランニング・オン・エンプティ」、そしてコテコテジャズと言えばこの人、のブーガルー・ジョー・ジョーンズ「モア・オヴ・ザ・サイケデリック・ソウル・ジャズ・ギター」をゲット。「ハートに火をつけて」をコテコテに演奏しております。

 8月15日
 ボビハチこと、ボビー・ハッチャーソンのブルーノート後期作「サンフランシスコ」を見つけた。内容がこれまた、絶対DJ受けするグルーヴィーな演奏。夏休みもこうして終わっていくのであった。


 第二十五回

 8月20日
 休みの前の日、つまり金曜日は10時まで開いている店がある。ありがたいことである。そこで今回は\300〜\500のエサ箱を漁る。オスカー・ピーターソンの「ソロ!」、MPS盤。そして懐かしいTOTOの「アイソレーション」を。全く毛色の異なる組み合わせですな。

 8月21日
 スティングの名作「ナッシング・ライク・ザ・サン」を見つけた。レコードだと2枚組になるのね。今ではジャズのスタンダードとなりつつある「フラジャイル」のオリジナルがここに。さらにスモール・フェイセズもゲット。ロッドの声が(当然)若い!あと一枚はポール・モチアン、そうビルエヴァンスのトリオで活躍していたドラマーのクアルテットものを。イタリアのレーベルだそうな。

 8月22日
 テレビのCMでも良く見かける村治佳織の新譜「トランスフォーメーションズ」を。これを掛けながら昼寝、というのも乙なもの。

 8月23日
 レコードではないが、中山康樹氏の「ディランを聴け!」文庫版を買う。1,000円出してお釣りを貰うつもりでいたら実際は1,200円だったので焦ったが、内容は面白くてたまらない。簡単に言えばボブ・ディランのアルファベット順全曲解説という物凄い本だが、ディランが聞きたくなってたまらなくなってくる。

 8月27日
 会社帰りのレコードは、先週に引き続き500円のエサ箱の中から。ダイレクト・カッティングのハービー・ハンコックのソロ「ザ・ピアノ」、そして4人のドラマーが思う存分叩きまくるストレス解消盤「ドラム・セッション」を。

 8月28日
 チック・コリアとゲイリー・バートンの「イン・コンサート」、これでクールな夏の終わりを…と思ったら熱いぜライトニン・ホプキンスの二枚組など買ってしまった。やっぱり夏は暑くなくちゃ。そして念願のボブ・ディラン、「ニュー・モーニング」、「セイヴド」、「インフィデル」、と怒濤の3枚ゲット。さあ、まだまだ集めるぞディラン。

 9月4日
 こらえ切れずに新品のレコードに手を出す。ディランの大名盤「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」だ。これはサンデイズドと言ってリマスターレコードで有名なレーベルが出しているもので、敢えてモノラルという正にこだわりの逸品。そのついでに。500円をいっぱい。ジョン・ルイスのオーケストラ競演盤、ウォルター・ビショップ・Jr.の定番「スピーク・ロウ」、トミー・フラナガン「ムーズヴィル」、トム・ウェイツ「ナイトホークス・アト・ザ・ダイナー」。

 9月5日
 往年のアナログ全盛期、CBSソニーから「マスターサウンド」という音質追求タイプのレコードが出ていたが、アースの名盤「Am I」を見つけた。通常盤は持っていたが、やはり当時は盛んにデモンストレーションに使われていたアースのこと、絶対いいに違いないとばかりに購入。やはり良かった。他にはビルエヴァンスと尺八フルート(?)の名手ジェレミー・スタイグの競演盤「ホワッツ・ニュー」とミルト・ジャクソンとレイ・ブラウンの競演盤「ザッツ・ザ・ウェイ・イット・イズ」。


第二十六回

 9月11日
 ブルーノートがどば〜っと入荷してしまった。買っちゃうじゃないの。どうするの。どうするもこうするも無いじゃないの。えー、と言うわけで。まずホレス・パーランの問答無用の傑作「アス・スリー」。このジャケットはやはりレコードだな。グラント・グリーンは二枚、「サンデイ・モーニン」「グリーン・ストリート」。和み系(?)オルガニスト、ジョン・パットンのファースト「アロング・ケイム・ジョン」。同じくオルガンではベビー・フェイス・ウィレット「フェイス・トゥ・フェイス」、トロンボーンとバリトンサックスの競演、カーティス・フラー「ボーン&バリ」。御大デクスター・ゴードン「デクスター・コーリング」。モンクとの演奏だけではないぞのチャーリー・ラウズ「ボサ・ノヴァ・バッカナル」。デューク・ピアソンの書く曲がたまらなく良いドナルド・バード「バード・イン・ハンド」。地味だがたまに聴くと良さ気なクリフ・ジョーダン「クリフ・クラフト」。そして最後にオトボケ系テナーと言えばこの人、ドン・ウィルカーソンの「プリーチ・ブラザー!」、踊れます。いやはや。買っちゃった買っちゃった。

 9月18日
 ジミヘンとオーティス・レディングが夢の競演?と思ったらモントレーのライヴをそれぞれの面に収めたもの。しっかし内容が凄い。ジミヘンは「ライク・ア・ローリング・ストーン」や「ワイルド・シング」をユルユルに演奏。オーティスは「サティスファクション」をまさに熱唱。こりゃまたこりゃまた。これで音質がもう少し良ければ文句無しなのだが、こういう歴史的音源には敬意を表したいと思います。さらにはイエスの「究極」を。別の店でフレディー・ハバードの「アーティストリー・フレディ・ハバード」を安ーく見つけた。コーティングがねっとり効いたインパルス盤。さらにはヴァン・ゲルダーの刻印。ひょっとして???こりゃ拾い物かも。

 9月19日
 ハードオフでビートルズ「フォー・セール」を。他にはエリカ・バドゥの「バドゥイズム」、メタリカのデビュー作「キル・エム・オール」!輸入盤だったので買ったのだがフランスものだった。メタリカとフランスか…今一つ結びつかんな。

 9月20日
 CDで新譜も買わねば。ビョークの新作と、レイ・チャールズの遺作となった「デュエッツ」を。両方とも音質良好。

 9月23日
 リチャード・カーというバイオリニストがバッキー&ジョンのピザレリ親子と競演している、なかなか面白い盤を見つけた。つまりバイオリン+2ギターというわけですな。83年の作品だからジョン・ピザレリも若い若い。曲はエリントンなど、スタンダード中心でどれも知ったものばかり。ビリー・ジョエルの名盤「ニューヨーク52番街」のマスター・サウンド盤は一曲目「ビック・ショット」のズンと来るオープニングに期待して購入。期待を裏切らない音になっております。これでこのアルバム、普通のレコード、マスターサウンド、CDの3種類になってしまった。さてさて本日から決算セールという店もあるのでその足で現地へ向かう。獲物はブルーノートが3枚。ジャッキー・マクリーンがフリーにどっぷり漬かった「バウト・ソウル」はリバティ盤。しかしこの時代(4284番で67年録音)だからこれがオリジナルかも。ハンク・モブレーの「セクステッド」はリー・モーガンとドナルド・バードの2トランペットが特徴。黄色のジャケットが素敵なベニー・グリーン「ウォーキン&トーキン」は、ほのぼの系ジャズ。さらにはボブ・ディランの化粧をしたジャケ写がどうも不気味な「武道館」。その名の通り、日本武道館でのライヴ。そしてラストはマイルス先生の「ジャック・ジョンソン」。ジョン・マクラフリンのギターに痺れます。

 9月25日
 ブルーノートではマネージャー的な仕事が多かったアイク・ケベックの「ボサノヴァ・ソウル・サンバ」を。もう一枚はズート・シムズの「チョイス」。それと、良いパワーアンプ見つけちゃった。うーん、どうしよう…


 第二十七回

 9月26日
そんなわけでアンプ買っちゃった。

 10月3日
 ドラゴンズ優勝おめでとうございます。そんなわけで仕事の方はヘロヘロです。土日もあったもんじゃない。一番の栄養補給はやっぱりレコード。パルコでレコード市をやっているのだ。痛む足に活を入れて、いざ赴く。今回の獲物はブルーノートからは2枚。デューク・ピアソンのビッグバンド作「イントロデュース…」と美女ジャケ?のスリー・サウンズ「ムーズ」。そしてヴァーヴからはジミー・スミスがケニー・バレルをフィーチャーした「オルガン・グラインダー・スウィング」。ロックからは最近ご執心のボブディラン。あまり評価は高くないが実は名盤らしい「ストリート・リーガル」と、「スロー・トレイン・カミング」。レンタルしてカセットには録音してあるルー・リードの89年作「ニューヨーク」。日本盤は持っているがUS盤があったのでピーター・ガブリエルの「So」。音はやはり日本盤と比べると格段に良い。これでUK盤だったら…

 10月4日
 前日迷った末見送っていたビル・エヴァンスの「ホワッツ・ニュー」のオリジナル(ファーストプレスではなさそう)を結局買う。やはり迷ったら買うべきなのだ、という教訓。日本盤との音の違いはやはりあり、日本盤では良く出てはいるがボヨボヨしていたベースがかっちりと下の方まで出ており、フルートは前にぐっと出て来てまさしく吹き荒れる感じ。

 10月6日
 久し振りにタワレコに寄ってCDを。R.E.M.の新作と、幻のビーチ・ボーイズ「スマイル」をブライアン・ウィルソンが録音し直してリリース。こりゃ買わねば。

 10月9日
 アンプ壊れちゃった。…勘弁してくれよ。と、言うわけでレコードを買う?ビル・エヴァンスがオーケストラと競演したヴァーヴ盤と、カントリーのピート・シーガー「オン・キャンパス」を。これはだらだらした雰囲気がたまらない。

 10月10日
 やけ酒はしないので、「やけレコード」だあ!レコードマップ片手にいろいろ回ってみた。全ての収穫を。ボブ・ディランも引き続き収集中。今回は「プラネット・ウェイヴス」と「血の轍」、名盤が一挙2枚揃ったのだ。それにしてもディランはジャケットが良くない。良いのは「フリーホイーリン」くらいではなかろうか。値段が高ければ最近リマスターされたCDでもいいかもしれない。さて他にはライ・クーダーの「ボーダーライン」、スティーリー・ダンのデビュー盤「キャント・バイ・ア・スリル」。ブルーノートもあるぞ。リー・モーガン「サイドワインダー」のリバティ盤と「キャンディ」の東芝盤、デクスター・ゴードンの「ドゥーイン・オールライト」。またまた「プリーズ・リクエスト」の今回は輸入盤レコード。この盤買うの、CDを合わせると4回目だな。何やっているんだか。

 10月11日
 CDを何枚か売り、そしてレコードを買う。これ常識?買ったのはブルーノートの異色盤フレディ・レッドの「コネクション」、クリーデンス・クリアウオーター・リバイバルの「バイヨー・カントリー」。

 10月16日
 レコードも少々売って、またレコードを買う。そんなことばかりしているな。ビーチ・ボーイズの「ペット・サウンド」とマイルス先生の「ウィー・ウォント・マイルス」を買い、別の店でブルーノートまみれ。欲しかったものだらけだったので参った。ビッグ・ジョン・パットンの「ガッタ・グッド・シング・ゴーイン」と「OH,BABY!」、ジョージ・ベンソン参加ルー・ドナおじさんの「ミッドナイト・クリーパー」、デューク・ピアソンの「ライト・タッチ」だ。あったら即買い!のものがいきなり眼前に登場してしまったのでさすがに困ったのだが、やっぱり迷ったら買う。これだ。しかし罪な事をしてくれるものよ。


 第二十八回

 10月22日
 週末は、レコードを買って帰ろう。な、わけで今回は懐かしの80年代ネオアコの代表アズテック・カメラのファーストアルバムと、70年代アメリカンロックなリトル・フィートの「フィーツ・ドント・フェイル・ミー・ナウ」を。

 10月23日
 ブルーノートの未発表シリーズが出ていたので触手がむずむず。ケニー・バレルの「K・B・ブルース」だ。キングレコード時代に何枚かリリースされていたこのシリーズ、とても未発表だったとは思えない素晴らしい演奏内容だ。これでジャケットがもう少し垢抜けていたらねえ…

 10月30日
 休日出勤だった帰りは当然レコードである。何と、丁度レコード祭りが開かれていたのだ。今回の獲物はボブ・ディランの超名盤「ブロンド・オン・ブロンド」、何と45回転盤だったスタイル・カウンシル「コスト・オブ・ラヴィング」、グラント・グリーン先生これは探していましたよの「ラテン・ビット」、ウェイン・ショーターの「モト・グロッソ・フェイオ」。以上、4枚!

 10月31日
 スリー・ブラインド・マイスの名盤と言えばやはり山本剛「ミスティ」。既に持っているのだがオリジナルが入ったと言う事で、今のヤツを下取りにゲット。やはり違う。音に厚みとキレとコクが加わった。いや、逆か。ここから盤を重ねるに従って失われていったわけだ。ついでにジャケットの色もオリジナルの方が濃かった。もう一枚はリー・モーガンがヴィー・ジェーレーベルに残した名盤「エクスプービデント」。ジャケットの鯔背なスーツ姿と、サイドゴアブーツがカッコよ過ぎ。

 11月2日
 明日は祝日。CDを買って帰ろう。久し振りにタワレコへ。気になっていた女性ヴォーカリスト、レイチェル・ヤマガタの「ハプンスタンス」を。

 11月3日
 初めて行ったレコ屋で定番・名盤のデイブ・ブルーベック「タイムアウト」の傷だらけの英国盤と、フレディ・ハバード「ヒア・トゥ・ステイ」、ジョー・ジャクソン「ボディ&ソウル」はブルーノートのパクリジャケットで有名ですな。そしてビリー・テイラー「タッチ」とウェイン・ショーター「預言者」を。

 11月6日
 タワレコのポイントが貯まったので、K.D.ラングの新作と、少し前に出たザ・キュアーの新作を。

 11月7日
 ブルーノート未発表シリーズのウェイン・ショーター「ザ・コレクター」を。そしてこの日は名古屋ドームへイーグルスのライヴを。

 11月12日
 会社帰りに一枚。ラリー・ヤングの「オブ・ラヴ・アンド・ピース」を。

 11月14日
 傷だらけなので安かったアート・ブレイキーの「ライク・サムワン・イン・ラヴ」と、トニー・ウィリアムズの「スプリング」。これジャケットのデザインがいいですな。他にはキース・ジャレットの「スティル・ライヴ」と、ロックからはストーンズの名盤「山羊の頭のスープ」にヴァン・ヘイレンのデビュー作(邦題は「炎の導火線」だっけ?)だが何と重量盤のDCC、しかも未開封。


 第二十九回

 11月20日
 北陸の旅…なのだが何故かレコードも増えまくり。実は知人から安く譲ってもらったのだが。えー、ブルーノートからは超有名盤の「モーニン」と「処女航海」(まだレコードでは持ってなかったのだ)、東芝盤で持っていたのだがキング盤でドナルド・バード「フュエゴ」(帰宅後、聴き比べたらキング盤の圧勝。東芝さん頑張ってくださいよ)、リー・モーガン「セクステッド」、デクスター・ゴードンのサントラ盤。他にはマイルス先生の「TUTU」、チャーリー・ヘイデンがエグベルト・ジズモンチ、ヤン・ガルバレクと共演した「フォークソング」、これはいかにもECMなサウンド。ジョージ・ベンソンの「ボディ・ヒート」はジャズとフュージョンの中間か。「ソニー・ロリンズ・プラス・フォー」は言わずと知れたクリフォード・ブラウンとの共演盤(というか本当ならレギュラーバンドになるはずだった)ですな。ビル・エヴァンスの「ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング」は晩年の作品。さらには何と、シェフィールドのダイレクト・カッティング盤が2枚。デイブ・グルーシン「ディスカバー・アゲイン」、アマンダ・マクブルーム「グローイング・アップ・イン・ハリウッド・タウン」だ。さすがの超・高音質である。そしてディランの駄盤?「エンパイア・バーレスク」。言うほど駄目な作品ではない。ただジャケットがダサダサ。ふう。レコード増えまくっちゃった。

 11月23日
 「ハイファイ堂」の入荷が最近盛んですな。うれしいですな。でも財布が…。どうするんだ。さて、今回はマイルス先生が2枚「マイルス・イン・ザ・スカイ」と「ビッチェズ・ブリュー」だ。両方ともかなり古い輸入盤。特に後者はマトリクス番号が「1A」。もしや…。他にはカウント・ベイシーのインパルス盤「カンザスシティ7」、スタン・ゲッツのヴァーヴ盤「ビッグ・バンド・ボサノバ」、そしてそして珍しいのはロリンズのサキコロのジャケット違い。サードジャケットらしいのだが音質がすこぶる良いとの事で購入。確かに!

 11月27日
 給料日は過ぎた。レコードを買わねば…って、いつも買ってんじゃん。今回もなかなかネタがよろしい。ジミー・スミス「ザ・サーモン!」のオリジナルにモダン・ジャズ・クアルテットのアトランティック盤オリジナル(傷あり)、ポール・ウィナーズ「エクスプローリング・ザ・シーン!」、さらにはスーパー・ギター・トリオ(ジョン・マクラフリン、アル・ディメオラ、パコ・デ・ルシア)のライヴ盤。途中でピンクパンサーのテーマが入るヤツね。

 12月2日
 新譜チェック、ということでU2の新作とニール・ヤングのベスト盤を。

 12月3日
 パルコのレコード市に行ったのだが、何と言う事だ。何も買うものが無かった。どういうことだ。悔しいやら腹立たしいやら。

 12月4日
 ピンクの2色刷りジャケットが恰好良いハンク・モブレイの「ロール・コール」、マイルス先生のブルーノート盤「Vol.2」、ジョニー・ハモンド・スミスのベスト、スリー・ブラインド・マイスの和田直「ココズ・ブルース」を。

 12月5日
 雲竜フレックスホールでは定期的にレコード市を開催していたが、今回初めて覗いてみた。内容は思ったより充実していて良かった。また開催されたら行ってみよう。収穫はブルーノートではジミー・スミスの「バケット!」とアート・ブレイキーの「アフリカン・ビート」、そしてボブ・ディランの「アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン」と「ジョン・ウェズレイ・ハーディング」をゲット。他にも色々あったが、また会える日を楽しみに待っていよう。

 12月10日
 仕事を早く終える事が出来たのでちょっと覗いていると、何とブルーノート1,500番台がずらり。うわー。迷った末買ったのはジャケ写が恰好良いジミー・スミス「アト・ジ・オーガン・Vol.1」、唸るベース、ポール・チェンバースの「クインテット」、ルー・ドナルドソン最後のハードバップ作品「ルー・テイクス・オフ」、真似して写真を撮りたくなるジャケット、ホレス・シルバー「ジャズ・メッセンジャーズ」、アンディ・ウォーホールがジャケットを描いたものの一枚、ジョニー・グリフィン「コングリケージョン」。以上!

 12月11日
 CDを売りに行ってそこでバーゲンレコードを漁る。ブルース・スプリングスティーンの名盤「ザ・リヴァー」と、JDサウザーの「ユー・アー・オンリー・ロンリー」。そしてCDも。椎名林檎の新バンド・東京事変「教育」と今や大人気オレンジレンジ「MusiQ」。久し振りのJポップですな。


 第三十回

 12月14日

 もう一度、パルコのレコード市へ。ひょっとしたら、もしかしたら、商品の入替えがあったかも…という淡い期待を込めて。それはどうやら無かったようだ。がっくり。でももう一度探してみるとあったあった、アート・ペッパーの「リターン・オブ・アート・ペッパー」だ。もう一枚はマイルス先生の「デコイ」。

 12月18日

 ジミー・スミスの「Vol.3」、そしてそしてキングレコード限定重量盤ロリンズの「ヴァンガードの夜」、ロックからはヴェルヴェット・アンダーグラウンドのセカンド、ブラインド・フェイス、ピンク・フロイド「ウマグマ」の英国オリジナル盤。

 12月19日

 スプリングスティーンの名盤「明日無き暴走」は音が悪い。しかし、180g重量盤ならどうだろう。と思って買ってみた。やはりそれでも元々があまり良くないのだろう、相変わらずくぐもった音だった。しかし、これまでで一番良かったことも確か。ボスの熱き歌声に思わず引き込まれてしまう。やっぱり名盤。

 12月21日

 ユタ・ヒップの「ヒッコリー・ハウス Vol.1」をゲット。これはなかなか見ませんぞ。

 12月23日

 年末バーゲンの時期がやって来た。最近買い過ぎているから控えねば…という内なる声は簡単にかき消されてしまう。今回はジミー・スミス「プレイズ・プリティ・ジャスト・フォー・ユー」とジョン・パットン「ザット・サートゥン・フィーリング」。これは両方とも輸入盤でオリジナルに近いものだ。ただし前者はステレオ(オリジナルはモノラル)。もう一枚はピンク・フロイド「夜明けの口笛吹き(という邦題だったと思ったが)」の英国盤。

 12月25日

 メリークリスマス!スペースデッキ買っちゃった。と言う事で買いかかっていたレコードはキャンセルっ。

 1月1日

 明けましておめでとうございます。2005年でございます。大須観音へはお参りしましたが、珍しくもレコードは無しっ。

 1月5日

 禁を破って(?)レコードなのだ。ブルーノートなのだ。欲しかったんだこれ、のリチャード・グルーヴ・ホルムズの「カミン・オン・ホーム」、エルヴィン・ジョーンズ「プッティン・イット・トゥゲザー」。輸入盤で音に迫力ありあり。

 1月6日

 トム・ウェイツの名盤「ブル−・ヴァレンタイン」、渋過ぎ。そしてたまに買うブルースはサニー・ボーイ・ウィリアムズ「ダウン・アンド・アウト・ブルース」。これまた、超・渋過ぎ。

 1月8日

 レコード屋巡りなのだ。一軒目ではイーグルスのファースト(当然輸入盤)と、スティーリー・ダン「幻想の摩天楼」のシンプリー・ヴィニール盤を。二軒目ではジョニ・ミッチェルの名盤「ブルー」とニール・ヤング「アンプラグド」、これはドイツ盤だった。3軒目でブルーノート、ティナ・ブルックス「トゥルー・ブルー」を。これは再発輸入盤。4軒目では500円でニュー・オーダー「権力の美学」とオアシスの名盤2nd「モーニング・グローリー」、ブランキージェットシティのシングル「ペピン」を。最後にMJQの「たそがれのベニス」で締めっ。


 第三十一回

 1月10日
 ブルーノートが大量入荷してしまった、さあどうしよう。どうしようって、買うしかないじゃないの。お金無いんだけど。まあいい。えー、ホレス・シルバーは「シルバーズ・セレナーデ」と「ケープ・ヴァーディーン・ブルース」。リー・モーガンは「インディード!」と「シティ・ライツ」、さらに「カリスマ」。ハンク・モブレイは「ターンアラウンド」と「キャディ・フォー・ダディ」。ジョニー・グリフィンの「ブローイング・セッション」。ドン・チェリー「即興演奏家に捧げるシンフォニー」、ラリー・ヤングの「インタ・サムシン」、ホレス・パーラン「アップ&ダウン」。買い過ぎだって。

 1月13日
 迷っていたルー・ドナルドソン「Mr.シンガリン」を買う事に。こいつは国内盤で持っているのだが、よく聴いている愛聴盤なので輸入盤にグレードアップということだ。やっぱり図太い音で正解。

 1月15日
 ジャケ買い、でリー・コニッツの「ハーバード・スクエア」とサージ・チャロフの「ブルー・サージ」を。そしてブルーノートはスタンリー・タレンタインの「アット・ザ・ミントンズ Vol.1」を。「2」は先に持っていたので早く「1」が欲しかったのだ。

 1月16日
 イーグルスの「ならず者」の輸入盤を見つけた。この辺りは安くていい。そしてクラプトンの「アンプラグド」のクラシック・レコーズ盤を。重いわ。音は…こんなに良い音とは思わなかった!

 1月22日
 ブルーノートはジャッキー・マクリーン「ディスティネーションズ・アウト!」を。ボビハチのヴァイヴがいい味出してます。

 1月23日
 給料日前の定番行為、CDを売ってレコードを買う。今回はエヴァンスの名盤「モントルー」の最新盤、つまり限定アナログ復刻盤である。これは新品だから当然高いのであとは500円コーナーから。808ステイト(何だか懐かしい!)のアナログ、しかし何とシンプリー・ヴィニールから出ていたのだ。もう一枚はビートルズ「アビー・ロード」。これが500円というのはいいね。

 1月29日
 今回のブルーノートはグラチャン・モンカー3世「サム・アザー・スタッフ」。トニー・ウィリアムスのシンバルをどっぷり浴びたい。あとの2枚はロック。クリームのベスト盤「ヘヴィー・クリーム」、こいつはさすがに音が太い。フリートウッド・マックのデビュー作をシンプリー・ヴィニール盤で見つけた。ラッキーな事に安い。後のマックを全く想起させない、ブルースロックだ。

 1月30日
 久し振りにハードオフへ。これまた久し振りにクラシックなど、マーラーの「巨人」をワルター指揮で。もう一枚はイエスのリック・ウェイクマンがオーケストラと組んだ異色盤「地底探検」をゲット。なかなか面白いです。

 2月4日
 またまたパルコのレコード市。最近よくやってるなあ。そんなに私に買って欲しいのか。じゃあ仕方があるまい。ハービー・ハンコックの「スピーク・ライク・ア・チャイルド」と「マイ・ポイント・オブ・ヴュー」、ジョー・ヘンダーソン「ページ・ワン」。以上はブルーノート。そして発見、オーディオファイル御用達、ジャシンタの高音質レコード「ベン・ウェブスターに捧ぐ」だ。しかも未開封新品。プロパー価格なら4,500円以上するものだが3,000円で手に入った。得した気分。

 2月5日
 オーディオメッセに今年も出かける。内容自体はワンパターンに陥りつつあり、今一つだったがレコードやらCDやら本など売っていたのでバサバサと漁る。クラプトンの新作をクラシック・レコードで高音質レコードとしてリリースしたものもあったが考え込んだ末高価のため見送り、半額となっていたMJ誌のリファレンスレコードを買う。二枚組で一枚は竹松舞の奏でるハープを中心にしたクラシック、もう一枚はピンクノイズなど収録された本格的なチェックレコード。インサイドフォースのチェックなども出来るのだ。

 2月6日
 「ハイファイ堂レコード」はただいま3割引中。ついつい買ってしまうではないかっ。ОJC盤を3枚。「ケニー・バレル」、モダン・ジャズ・クアルテット「コンコルド」、マイルス先生の「ディグ」。ОJCは元々安いのであまりお買い得感は無いが。そしてソニー・クリス「ジャズUSA」、チャーリー・ラウズ「ヤー!」、ヴァーヴのオールスターセッション盤、アル・ヘイグの74年に吹き込まれた「インヴィテーション」を。あー買った。


 第三十二回

 2月11日
 追悼ジミー・スミス、ということでヴァーヴ盤で「ザ・ボス」を。これはジョージ・ベンソンがギターを弾いていた。ズート・シムズがマイナーレーベルに吹き込んだ「パーティ」という作品。ベースがエレキということでちょっと気になったが関係なし。ズートに駄作無し、真実である。そしてレッド・ツェッペリンのファーストをUS盤で。若干ドンシャリ気味だが日本盤よりマシだろう。

 2月12日
 CDでシェフィールド・ラボのタワー・オブ・パワー「ダイレクト」を見つけた。まあ、音は良いが内容は…ここの作品は大体そんなもんか。音で聴くものだが、やはりレコードで欲しいところ。

 2月13日
 追悼ジミー・スミス第二弾、意外に持っていなかったブルーノート初リーダー作。そして変わったところで浅川マキのファーストアルバム。これは寺山修司色がもの凄く強く、面白い。「夜が明けたら」は名曲。他にはビル・エバンス「アフィニティ」。トゥッツ・シールマンスが参加しております。

 2月18日
 会社帰りに。伝説の女性ヴォーカル、ローラ・ニーロを見つけた。タイトルは長過ぎるので忘れてしまった。邦題あるのかな。また、リッキー・リー・ジョーンズの10inchライブ盤「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」。あとはブルーノート後期盤、オーネット・コールマン「エンプティ・フォックスオール」を。店を出ると雨が降ってきていた。レコード濡れないようにしなくちゃ。

 2月20日
 クラシックもたまには、と言う事でハルモニア・ムンディのハープとピアノの二重奏を。他にはマイルス先生の「スティーミン」、これは別ジャケット。ジョー・パスの「ライブ・アット・アーロン・ユニヴァーシティ」。スティープルチェイスの第一作、ジャッキー・マクリーン「ライブ・アット・モンマルトル」。

 2月25日
 まだパルコのレコード市は終わっていなかった。他にやる事が無いのかな。時間もなかったのでとりあえずスリー・サウンズの「ヒア・ウィー・カム」を買う。また、タワレコで澤野商会が復刻したルネ・ユルトルジェの「トリオ」と、パット・メセニー・グループの新作を。

 2月27日
 ハイファイ堂の3割引もラストだ。そんなわけで。今週もクラシックを一枚、ノンサッチ・レーベルからクルト・ワイルの「三文オペラ」を。他には「スタン・ゲッツ&カル・ジェイダー」をОJC盤で。ルー・ドナルドソンの「ソフィスケイテッド・ルー」はウィズ・ストリングズ盤。好きなギタリストの一人、タル・ファーロウの「リターン・オブ・タル・ファーロウ」。最後にジャニス・イアン「ブレイキング・サイレンス」はアナログプロダクションズのリマスター盤。

 3月5日
 気になっていた新譜を。ジャック・ジョンソンの「in between dreams」だ。濃ゆいヴォーカルと力強いアコギがたまらない。

 3月6日
 カートリッジ買っちゃった。レコードはソニー・ロリンズのブルーノート盤「Vol.2」。ジョー・ジャクソンも真似したこのジャケットはやっぱりレコードでなくちゃ。


 第三十三回

 3月12日
 今日は10inchばかり。クリス・コナーのベツレヘム超名盤「バードランドの子守歌」。ブルーノートからはケニー・ドーハムの「アフロ・キューバン」、これは踊れますな。強烈なピンク色のジャケットがお茶目なギル・メレの「クインテット」はタル・ファーロウも入っております。

 3月13日
 音質重視盤でお馴染みクラシック・レコードから出ているブルーノート、「ユタ・ヒップ・ウィズ・ズート・シムズ」を買ってみた。去年買った日本復刻盤が高域重視の音作りで、ズートの「下がる」テナーが今一つだったからだ。さすがクラシック・レコードで、今回は図太い低域が聞えた。さらにこれはモノラル盤なので、モノ針だったらもっといいんだろうなあ…

 3月19日
 スタン・ゲッツが吹いているサントラ盤「ミッキー・ワン」を格安で見つけたが、ジャケットのウオーターダメージが激しい。しかしこんな映画知らんな。他にはアート・ペッパー後期作「トゥデイ」、オルガン・ジャム・バンドのソウライヴのライブ盤。CDでボブ・ディランの「Oh,Mercy」を。最近出たSACDとのハイブリッド盤である。

 3月20日
 マイナーなサックス吹きレオ・ライトの「サドゥンリー・ザ・ブルース」を。ギターにケニー・バレルが入っているのだ。もう一枚はビル・エヴァンスの「アローン(アゲイン)」。ソロ作第二弾だが、やはり最初の方がいいですな。

 3月26日
 休日出勤の帰り、新しくできたバナナレコードへ。そこでど定盤「モーニン」のリバティ盤を。ちょっとチリチリノイズが入るが、さすがに音は日本盤に比べてどしんと来る。

 3月27日
 ズート・シムズのパブロ盤「ガーシュイン・ブラザース」を。晩年に近いズートの皺が深く刻まれた顔のアップ、というジャケットはひどいが内容は大変素晴らしい。もう一枚はノンサッチ・レーベルの「ギリシャの民族音楽」などを気まぐれで買ってみた。たまにはこんなのも良いですな。音質良好盤。

 4月2日
 その昔、と言うほどではないが「ロブスター企画」というダイレクト・カッティングを得意とするレーベルがあった。以前アン・バートンのものを手に入れたが、今回は日本随一のヴァイヴ弾き、増田一朗さんのクアルテット「ハロー、ドーリー」を。マリンバも弾いていて、これは一興。

 4月7日
 ブルーノートを久し振りに。1,500番台ばかりなのだ。ジャケ写がキリリと恰好良いホレス・シルバー「スタイリング・オブ・シルバー」、「朝日のように」が素敵なソニー・クラーク「トリオ」、ど定番「クレオパトラの夢」収録のバド・パウエル「シーン・チェンジス」。恥ずかしくなるくらいの定番ですな。

 4月9日
 ダイレクト・カッティング盤ということでオーディオ・ラボが輸入して菅野沖彦氏が解説を付けたエリントントリビュート盤「フォー・デューク」というのを見つけた。レイ・ブラウン参加です。もう一枚はロバータ・フラックの「ファースト・タイム」。名盤ですな。


第三十四回

 4月17日
 北陸へ出かけたついでにレコードなど。ビートルズの大名盤「サージェント・ペパーズ」の最新盤(EU)を安く手に入れる事が出来た。今持っているものが米国盤で音が日本盤より悪いのだ。さらにはウィッシュボーン・アッシュの「アーガス」を。これもロック名盤の一つですな。CDを一枚、ベックの新作「グエロ」。ジャズではラムゼイ・ルイスの「ジ・イン・クラウド」、ジョン・パットンの「メンフィス・トゥ・ニューヨーク・スピリット」、さらに支払いを終えてから気付いたブラザー・ジャック・マクダフの「ダウン・ホーム・スタイル」、これ欲しかったんだあ。再発盤なのが残念だが、この肉汁の滴るジャケットがたまらないのだ。

 4月23日
 たまにはおねーちゃんのきれいなジャケ買いなど。コニー・フランシスの「日曜はダメよ(多分こんな邦題)」。もう一枚はチャールス・ミンガス「ミンガス・アー・ウー」。

 4月24日
 車で聴くCDを一枚。ジャズのオムニバスで「ブルー・ブレス」。

 4月29日
 「ニーノニーノ」から届いたレコードはど定番デイブ・ブルーベック「テイク・ファイブ」のセカンドプレス、サイモン&ガーファンクル「ブックエンド」のオリジナル。音がか細くてレンジが狭いイメージのあるS&Gだが、これを聴くと「フォークじゃなくてロックだったんだ」ということを思い知らされます。

 4月30日
 レコード市は今一つ。ボビ・ハンフリーの「ブラック・アンド・ブルース」、トム・ウェイツ「レイン・ドッグス」。さらに黒川にある「アルプ」という一見たばこ屋(実際そうなのだが)なレコ屋でビートルズの「ウィズ・ザ・…」を発見。英国盤だ。もう一枚はこちらも西ドイツ盤ECMでポール・ブレイのソロを。

 5月1日
 なかなか最近目ぼしいものがなくて。まあ、特にブルーノートなんてベタものはほとんど持っているし。ってなわけで今回はクラシックなど。テラークの「春の祭典」。国内再発盤だが、さすがの音で驚かせてくれる。もう一枚はブルーノートなのにビル・エヴァンス。後年発見された物のようだが、面白い。もう一人ピアニストとして本来はトロンボーンのボブ・ブルックメイヤーが加わっているのもまた面白い。

 5月7日
 遂にクラシックに転向か?と言うわけでもないんだけど、音質良好「BIS」レーベルと、「ハルモニアムンディ」を。前者はバロック音楽のギター独奏、後者は古楽器を使ったもの。


第三十五回

 5月29日
 ジョニ・ミッチェルの名盤にして超高音質盤の「コート・アンド・スパーク」を。確かにいい曲といい歌といい音。

 6月5日
 スティーヴィー・ワンダーの「キー・オブ・ライフ」が輸入盤であった。しかもボーナスディスクも付いてお買い得。

 6月10日
 オアシスの新作「ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース」を。以前の大作っぽさは影を潜めたが、そのかわり持ち前のポップセンスが出ていると思う。

 6月11日
 ブルーノートがいっぱい。まだ持っていないのがあったのね。アンディ・ウォーホールのジャケットが素敵なケニー・バレル「ブルー・ライツ1&2」。何だか哀愁のトロンポーン、カーティス・フラー「ジ・オープナー」と「Vol.3」。リー・モーガン参加のジャック・ウィルソン「イースターリー・ウィンド」。そのリー・モーガンの代表作の一つ「ザ・ランプローラー」、「月の砂漠」もナイス。ノリノリのケニー・ドーハムが聴けます、「ウナ・マス」。ブルーノート以外の一枚はマイルス先生の「リラクシン」。

 6月18日
 スティープルチェイスの有名盤デューク・ジョーダンの「フライト・トゥ・デンマーク」。オリジナルだが傷があって2曲目に影響が出ているので安かったのだ。もう一枚は思わず「お帰りなさいませっ」と頭を下げたくなるジャケット、ジーン・アモンズ「ボス・イズ・バック!」。濃いよ。

 6月19日
 ハードオフにて。カサンドラ・ウィルソンのCDとレコードはジャンク棚から2枚。ボズ・スキャッグズ「アザー・ロード」、エレクトリック・ライト・オーケストラのベスト盤だ。両方とも輸入盤。

 6月22日
 タワレコで、「ボス」ブルース・スプリングスティーンの新作を。アコースティックだが力作であることが伝わる、熱い一枚だ。

 6月25日
 カーティス・フラーの名盤「ブルース・エット」がステレオとモノラルと両方入っていたが、当然モノラルを選ぶ。もう一枚はローランド・カーク「リップ・リグ・アンド・パニック」。

 6月26日
 カラフルなジャケット、XTCの名盤「ドラムス・アンド・ワイアーズ」を英国盤で。

 7月3日
 オーディオフェアにて、クラシック・レコーズの高音質盤を2枚。マイルス先生の「カインド・オブ・ブルー」とノラ・ジョーンズ「フィールズ・ライク・ホーム」。何だか王道。

 7月9日
 休日出勤が長引き、何と夜の9時半。10時まで空いている店に駆け込んでボブ・ディラン「ハイウェイ61」のサンデイズド盤(モノラル!)をゲット。間に合った…

 7月10日
 レイ・チャールズの「リッスン」、ビートルズの「イエスタデイ」も歌っておりました。もう一枚はアニマルズのベスト盤を。


第三十六回

 7月16日
 久し振り(そうでも無いか)のブルーノート、マッコイ・タイナーの「テンダー・モーメンツ」。高音質盤で有名なアナログ・プロダクションのアマンダ・マクブルーム「ドリーミング」。ここでも「ローズ」を歌っております。その後で別の店のセール。ボブ・ディランのデビュー盤をサンデイズド盤にて。懐かしやハウス・オヴ・ラヴの「シャイン・オン」。さらにはもう誰も覚えてないかスローイング・ミューゼス「ハンクパパ」、「ディジー」は名曲ですぞ。最後は誰でも知ってる名盤マル・ウォルドロン「レフト・アローン」。

 7月18日
 レコードで見つけた、ジャック・ジョンソンの「オン・アンド・オン」。アナログの似合う録音ですな。

 7月22日
 会社帰りに一枚。ジャッキー・マクリーン「アクション」。

 7月23日
 ブルーノートがいっぱい。わーい。しかも全てキング盤。ケニー・バレルの初リーダー盤「イントロデューシング・…」、アンドリュー・ヒル「ブラック・ファイアー」、ボビー・ハッチャーソン「ダイアローグ」、ホレス・シルバー「ホレス・スコープ」、トニー・ウィリアムス「ライフ・タイム」。

 7月25日
 ふと見つけた、グラント・グリーン「シェイド・オヴ・グリーン」。こりゃレアだ。どこを切っても後期グラント・グリーン。これがいいんだ。

 7月26日
 「ニーノニーノ」に注文していたサイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」(オリジナル)とピンク・フロイド「ザ・ウォール」が届く。

 7月28日
 ドナルド・バード「バード・イン・ハンド」を。王道ブルーノート・サウンド!

 7月31日
 レコード祭りだ、わーいわーい。…しかし場所を見失い、右往左往。1時間彷徨った後に到着。しばらく汗だくでどうしようもなかった。収穫はあったのだ。ジミー・スミスの大ヒット「ミッドナイト・スペシャル」、これはブルーノートで初めてヒットチャートにランクインしたアルバムなのだ。今でこそノラ・ジョーンズが大々ヒットしまくっているけど。ブラザー・ジャック・マクダフ「ダウン・ホーム・スタイル」、これは再発盤で持っているけれどもオリジナル(プロモ盤)を発見!濃い音はいっそう濃く。ロックはニール・ヤングの「渚にて」、海の似合わないニールではある。最後にアル・クーパー「アイ・スタンド・アローン」、最近来日しましたな。

 8月6日
 ありそうで見当たらない、TOTO「「」の外盤。期待通り、ドラムがずしんずしん来て満足。他にはシェフィールドのタワー・オブ・パワー「ダイレクト」を遂にレコードでゲット。やはりCDではこの迫力は出せません。さらにLo-Dの非売品レコードを見つけた。さすがデモディスク、良い音します。さらに、たまたま入った本屋+CD屋で「新品少々難ありCD\500」というなかなかそそられるコーナーを発見。そこで見つけたのがクイーンの「グレイテストヒッツ」、リマスター盤である。他にはリアン・ライムス「トゥイステッド・エンジェル」、ベス・オートン「デイブレイカー」。車で聴く女性ボーカルにピッタリかな、と。


第三十七回

 8月7日
 CDを売りに行って、また買ってしまう。よくあること。グラント・グリーン「ファイナル・カムダウン」、再発新品盤だ。最近音質良好重量盤も出ているが、これは通常盤。CDを2枚。ホール&オーツ「アワ・カインド・オブ・ソウル」、そしてオフスプリングの最新ベスト盤。最近出たばかりなのに1,000円(輸入盤)だった。こりゃお買い得。

 8月9日
 久し振りにタワレコで「ライド」という英国バンド勢ぞろいのコンピを買う。

 8月11日
 夏休みである。レコードである。見つけたのがシェフィールド・ラボの「ドラム・レコード」。どしんばしんずどん。凄絶なドラム。

 8月13日
 地元百貨店でのレコード催事、たまには味なことやる。最大の収穫、デューク・ピアソン「ワフー」だ。欲しかったブルーノートの隠れ名盤なのだ。いや、行ってみて良かった。もう一枚、リチャード・グルーヴ・ホルムズ「ブック・オブ・ザ・ブルース」、オリジナルっぽかったが傷だらけなので安価。

 8月14日
 今回は一枚にしよう、と買ったのがビル・エヴァンス「カリフォリニア、ヒア・アイ・カム」だったのだが、たまたまブルーノートがどっと入荷してしまっていたのだ。いかんなあ。ホレス・シルヴァーの「トウキョウ・ブルース」、アート・ブレイキー「フリー・フォー・オール」を。

 8月16日
 ハードオフで懐かしの80年代、「ザ・パワー・ステーション」を。今は亡きロバート・パーマーも元気です、当然だけど。

 8月17日
 夏休み締めのレコードはドナルド・バード「オフ・トゥ・ザ・レイシス」。冒頭の「恋人よ我に返れ」が泣かせます。

 8月21日
 ブルーノートもかなり集まってきた。別にコンプリートを目指しているわけではないんだけど。今回はマッコイ・タイナー「タイム・フォー・タイナー」、ボビー・ハッチャーソンとの掛け合いが見事。

 8月25日
 これで3回目のリー・モーガン「サイドワインダー」。今持っているのはリバティ盤だが今度は「New York」盤、しかもヴァンゲルダー刻印入り。さらに耳マークまで付いていた!音は段違い。さすがでございました。

 8月27日
 珍しくヤ○ダ電機の中古CDコーナーでエイミー・マン「ロスト・イン・スペース」を。最近は車用にこうした女性ヴォーカルがあると買ってしまう。

 8月28日
 ジャケットのおねえちゃんが何だかサイケデリックなブルー・ミッチェルの「ダウン・ウィズ・イット」もブルーノート。

 9月1日
 ヴァー○ンでクリアランスセール、300円、500円、700円均一をやっていた。その中から500円を2枚。ジェシー・ハリスという人、実はノラ・ジョーンズの代表曲を作った人なのだ。よってそんな音。もう一枚はシャーラタンズ。昨年出ていたが、買っていなかった。


第三十八回

 9月3日
 レコードフェスタ!今日は豊作だった。お陰でカード払いだが…ブルーノートもグラント・グリーン「ラテン・ビット」「抱きしめたい」の2枚は外盤。そしてボビー・ハッチャーソン「ハプニングス」はキング盤だがなかなか出会えなかったので買い。リマスター重量盤だがビル・エヴァンス「エヴリバディ・ディグズ…」を。ロックからはデビッド・クロスビーのソロ作品を。渋いね。

 9月4日
 以前500円新古CDを買った本屋で再び。今度はコンピレーションでそれぞれ「ビューティー」「ナチュラリー」という、女性受けしそうなタイプのものを。別に深い意味はないけど。前者はスティングやU2などのロック勢も入ってはいるが、バラード系中心。後者は女性ボーカル中心だがスタカンも入っていたりする。「ナチュラルビューティー」ブランドのプロデュースとのこと。なるほどね。

 9月9日
 新譜で買おうかどうしようか迷っていた女性ヴォーカル、リズ・ライトの新作を中古輸入盤で手に入れることが出来た。ギターの音色が濃くていいです。

 9月10日
 「ハイファイ堂」の2割引セール。ブルーノートからはハンク・モブレイ「ノー・ルーム・フォー・スクエア」、ホレス・シルヴァー「ブロウイング・ザ・ブルース・アウェイ」。もう一枚はV.S.O.Pクインテットのダイレクト・ディスク。

 9月11日
 ビリー・ジョエル「ストレンジャー」のマスターサウンド盤が300円コーナーで見つけてしまった。買い。もう一枚はCDでストーンズ「12×5」。SACDとのハイブリッド盤だ。

 9月16日
 東京出張の帰り。お茶の水オーディオユニオンで超高音質ギターの荒谷みつる「ナチュラ2」を。通常CDとSACDハイブリッドの2種類あったが、後者にした。

 9月18日
 ジェリー・マリガンの「ナイト・ライツ」と、CDで長岡鉄男先生推奨盤「ウルトラ・パーカッション」を。凄い音です。

 9月24日
 今日はロックの日か。ジョニ・ミッチェルの確かこんな邦題だった「レインストームとチョークの痕」、ローラ・ニーロ「ネステッド」プロモ盤、ヴァン・モリソン「セイント・ドミニクズ・プレヴュー」、メアリー・J・ブライジ「マイ・ライフ」これはロックではないかな。ブルーノートもありました、マッコイ・タイナー「エクステンションズ」。

 9月25日
 何とクイーンがポール・ロジャーズと組んで復活!その最新ライヴ盤と、ロン・ウッドのソロ作「ギミ・サム・ネック」を発見。

 9月27日
 会社帰りに買ったCDはトリスタン・プリティマン「トゥエンティ・スリー」。女性版ジャック・ジョンソンという触れ込みだけど、まあアコギ系女性ヴォーカルとして聴けます。

 10月1日
 スティーヴィー・ワンダーの「ホッター・ザン・ジュライ」を。汗だくのスティーヴィー。もう一枚はキングレコードの「ステレオ・ラボラトリー」シリーズの中から「ラテン・パーカッション」を。

 10月2日
 クラプトンの新作「バック・ホーム」、CDです。


第三十九回

 10月7日
 アマゾン・ドット・コムから届いたのはストーンズとポール・マッカートニーの新作。店頭では輸入盤さえCCCDなんですわ、ひどい話。

 10月8日
 マイルス先生の「ワーキン」、ヴァンゲルダー氏のカッティングで音良さ気だったので購入。ジャケットの青色がちょっと強過ぎるけど。音は大満足。

 10月10日
 「アニタ・シングズ・ザ・モスト」の最新カッティング盤を、新品で。アニタ・オデイの歌もさることながら、オスカー・ピーターソン・トリオの演奏も凄い。

 10月15日
 フランツ・フェルディナンドの新作と、ブラッド・メルドーの新作を。CDです。

 10月16日
 意外にまだ持ってなかったんです、キャロル・キング不朽の名盤「つづれおり」。あらためて聴くと名曲のオンパレード。もう一枚はハービー・ハンコック「フューチャー・ショック」を。「ロックイット」ですな。

 10月18日
 ハービー・ハンコックの新作は様々なアーティストとコラボしていて面白い。

 10月21日
 ふと営業帰りに立ち寄ったとある地方都市の中古屋で見つけたのはウィントン・マルサリスのライヴ新作と、ティム・リースの「ローリングストーンズ・プロジェクト」。後者は本物のストーンズメンバー(ミック以外)も加わってなかなか豪華。

 10月22日
 YMOの「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」を見つけた。あの「ライディーン」収録です。もう一枚はビル・エヴァンス「アローン」。

 10月26日
 ニール・ヤングの新作は予想以上の傑作だった!

 10月29日
 ジョシュア・レッドマン・エラスティック・バンドの「モーメンタム」。現代的なジャズと言うかフュージョンと言うか。

 11月3日
 ジョン・レノン「イマジン」のモービル・フィデリティ盤LPをゲット、と共に¥300〜¥500の安レコも何枚か。ストーンズの「イッツ・オンリー・ロックンロール」「エモーショナル・レスキュー」、キース・リチャーズのソロ「トーク・イズ・チープ」、フリートウッドマック「タスク」を。

 11月6日
 優秀録音盤として名高い菅野録音「サイド・バイ・サイド」を。そして80年代ブリティッシュもの、キャプテン・センシーブルとエコー&ザ・バニーメンを。エコバニはアメリカ編集盤かな。

 11月12日
 フィオナ・アップルの最新作を。

 11月13日
 山崎まさよしのベスト盤と、クラプトン「アンプラグド」(CD)を輸入盤で買い直し。レコードはビル・エヴァンス「自己との対話」「シンプル・マター・オブ・コンヴィクション」を。これ、オリジナルだな。安かったけど。


第四十回

 11月15日
 英国期待の新人実力派ヴォーカリスト、ディヴィッド・グレイの「ライフ・イン・スローモーション」を。歌い上げております。

 11月19日
 SACDハイブリッド盤ストーンズ「レット・イット・ブリード」を。名盤。

 11月20日
 ローラ・ニーロの「ゴナ・テイク・ア・ミラクル」を。

 11月24日
 カサンドラ・ウィルソンの「グラマード」を。カーステのリファレンスにもいいかな、と。

 11月27日
 ポール・サイモンの「ハーツ・イン・ボーンズ」、リンダ・ロンシュタットの「プリゾナー・イン・ディスガイズ」。また、別の店でボビー・ハッチャーソン「トータル・エクリプス!」を買い直し。以前のはDMM盤だったのが今回はリバティ盤。あと安レコでジェフ・ベックとヤン・ハマーのライヴ盤。CDはエディ・ブリケルが友達と童謡を吹き込んだ異色作「キャッチ・ザ・ムーン」。心が洗われます。

 12月3日
 スティーリー・ダンの「ガウチョ」、どうやらオリジナルである。もう一枚はソニー・ロリンズの「ウェイ・アウト・ウェスト」、こちらも輸入盤である。

 12月4日
 ピンク・フロイド「狂気」のアニバーサリー盤、さすがの高音質である。もう一枚、プログレつながりでエマーソン・レイク・アンド・パーマー「展覧会の絵」。

 12月8日
 エンヤの新譜など買ってみた。

 12月11日
 ポリスの「白いレガッタ」と、ジェフ・ベックとヤン・ハマーのライヴ盤を。またエマーソン・レイク・アンド・パーマーの「イン・コンサート」、これは最近リリースされたリマスターCD。

 12月17日
 マイルス先生の「キリマンジャロの娘」、マトリクス番号は「A1」だが果たして…他にはブルーノート、ハンク・モブレイど定盤「ソウル・ステーション」、「クリフォード・ブラウン・メモリアル」。

 12月18日
 スティービー・ワンダーの新作など。

 12月21日
 カサンドラ・ウィルソン「トラヴェリング・マイルス」を。そしてネットで注文していたビートルズ「アビー・ロード」、どうやらセカンドプレスらしい。もう一枚はクイーン「オペラ座の夜」、これは英国オリジナル盤だ。


第四十一回

 12月23日
 ジェニファー・ウオーンズ「ザ・ウェル」、高音質盤でしかも内容も◎。

 12月24日
 クリスマスイブである。バーゲンである。今回は安レコがさらに安い。ホレス・シルバーのベスト盤とは珍しい。他にはブルース・スプリングスティーン「闇に吠える街」、カウボーイ・ジャンキース、ハノイ・ロックス、アンドリュー・ゴールド、ティムバック3のセカンドといったなかなかマニアックな選択。もう一軒、と言うかこちらはレコード祭り。ここではルー・リード「ベルリン」、レッチリの名作「母乳」、以上2枚はシンプリー・ヴィニールの重量盤。もう一枚、キュアの名盤「キスミー、キスミー、キスミー」。

 12月25日
 珍しい、カサンドラ・ウィルソン「ニュームーン・ドーター」のアナログ盤を見つけた。

 1月1日
 元旦最初のレコードはブルーノート。ドナルド・バードの「アイム・トライン・トゥ・ゲット・ホーム」。
 
 1月4日
 CDを何枚か。久し振りの邦楽、スキマスイッチ「空創クリップ」を。他にはフー・ファイターズの新作、と言ってももうかなり前に出たかな。あと以前にも買った本屋での新品500円コーナーの中から、なかなか面白いものを。マスタリングエンジニアとしても名高いオノ・セイゲンのCDを見つけたのだ。インストだがやはりさすがの高音質。もう一枚は日本のアーティストがジョージ・ハリソンをトリビュートしたオムニバス盤「ジェントル・ギター・ドリームズ」だ。ジュリーの「サムシング」が聴けます。

 1月6日
 ネットで注文していたビートルズのシングル、「シー・ラヴズ・ユー」と「アイ・フィール・ファイン」が届く。どちらもオリジナルだよ。音の塊が凄いよ。

 1月9日
 ジーナ・ロドヴィック、と言ってもご存知の方は少ないかもしれない。まあ、ジャシンタ同様高音質の作品をリリースしている人なのだが、その中からXRSDを一枚、「ゲッティング・トゥ・ノウ・ユー」。レコードは某H堂を退社して近くの某プラザにいる某M君から「クラシックも聴いたら」としきりに勧めるので買ったマーラー。ほんの一時期、クラシックも聴こうかと少し買っていた時期があったっけ、そう言えば。なかなか聴けないんだよなクラシックは、盛り上がるまでが長いので。

 1月13日
 ライ・クーダーが「タイガーリリー」というインディーレーベルから出していたアルバム「ミーティング・バイ・ザ・リヴァー」。CDだがEAR(鬼才ティム・パラヴィッチーニの興したオーディオメーカー、真空管アンプが得意)の機材を使った録音で、こだわりの一枚だ。

 1月14日
 久し振りのブルーノート、リー・モーガンの超名盤「Vol.3」だ。東芝盤だがまあ良かろう。

 1月15日
 CDの新譜チェックもせねば。今回は何とエミネム!ベスト盤が出たのだ。

 1月17日
 ストーンズの超名盤「ペガーズ・バンケット」が到着。輸出用だがオリジナルとの事。よってジャケットはあの「便所の落書き」ではないものの、音は最高!ロックだって音は良いのだ。


第四十二回

 1月22日
 今日はゲイを。と言っても今流行のハードゲイではなく、マービンである。名盤「ホワッツ・ゴーイング・オン」。

 1月28日
 プリアンプを修理に出しているのでレコードが聴けない。そんなわけでカー用にCDを一枚。マイルス先生の「ハイライト・フロム・プラグドニッケル」。

 2月3日
 注文していたアート・ペッパーの超名盤にして定番「ミーツ・ザ・リズム・セクション」が届いた。アナログ・プロダクションのリマスター盤だがさすがの音質だ。

 2月4日
 パルコでレコード市やってたとは。慌てて駆けつけてゲットしたのはマイルス先生「マイ・ファニー・バレンタイン」、セカンドプレスか?モノラル盤。ブルーノートではウェイン・ショーター「シゾフリニア」。そしてボブ・ディランとザ・バンドの共演ライヴ「ビフォー・ザ・フラッグ」。邦題は確か「偉大なる復活」だったかな。また、ハイファイ堂で一枚。「ゲッツ/ジルベルト」の最新重量盤だ。

 2月10日
 見つけたのはジェニファー・ウォーンズ「ハンター」。オーディオマニア御用達CDの一枚を800円でゲットできたのはありがたい。前半はシンセが多くて時代を感じさせてしまうが、後半のアコースティックな音はさすがの生々しさ。もう一枚は新品でストーンズ「ホット・ロックス」。DSDリマスタリングが施されたレコードだ。

 2月11日
 今年のグラミー賞ノミネート盤を。ちょうど前日受賞の発表があったけど。なかなかバランスの良いオムニバスになっているのでは。

 2月12日
 マイルス先生の未発表曲集(当時)「サークル・イン・ザ・ラウンド」を。

 2月18日
 クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングの大名盤「デジャ・ヴュ」が届いた。最後にニール・ヤングが加わるといきなり殺伐としてくるから楽しい。

 2月19日
 スタン・ゲッツ&チャーリー・バードの「ジャズ・サンバ」、サンタナの「ABRAXAS」、ストーンズの「女たち」。

 2月26日
 CDでブルーノートを買うのは久しぶり。だってなかなか見ないんだから、ジョン・パットン「レッテム・ロール」。ほかにはジャック・ジョンソンのサントラ「キュリアス・ジョージ」。これっていわゆる昔絵本で読んだ「ひとまねこざる」かな?あと一枚は話題のヴォーカリスト、ジェイムス・ブラント。注目です。レコードでは懐かしや、バーシアの「ロンドン、ワルシャワ、ニューヨーク」。もう一枚マイルス先生の「イン・ア・サイレント.ウェイ」。

 3月4日
 トム・ウェイツの名盤「フォーリン・アフェア」が届いた。いやあ、この声はすごい。

 3月5日
 「ハイファイ堂」に女性ヴォーカルがどっさり入荷。その中からジャケ買いしたのがアン・マーグレット「オン・ザ・ウェイ・アップ」。かわいいです。

 3月12日
 安い80年代ポップスを3枚。シカゴ「16」、スティーヴィー・ニックス「ロック・ア・リトル」、ロバータ・フラック「アイム・ザ・ワン」。スティーヴィーがいかにも80年代らしい、今となってはチープなシンセサウンド全開で驚いた。これもまた、面白し。


第四十三回

 3月18日
 サイモン&ガーファンクルの「パセリ・セージ・ローズマリー&タイム」が届いた。オリジナル盤で全く驚くばかりの音の良さ。「スカボロー・フェア」がこんなに分厚い音だったとは。

 3月19日
 女性ヴォーカルをまた一枚。ジョニー・ソマーズの「ソフトリー、ブラジリアン・サウンド」。

 3月26日
 久しぶりにセロニアス・モンク、ブラックライオンという英国のレーベルから出ている「ザ・マン・アイ・ラブ」。もう一枚はバド・シャンク、レイ・ブラウン、シェリー・マン、ローリンド・アルメイダというメンバーで結成された「L.A.4」.

 4月1日
 また「ニーノニーノ」から届いたのはライ・クーダー「流れ者の物語」とカーペンターズの「クロース・トゥ・ユー」。両方とも音が抜群に良い。内容は当然最高に良い。ライのギターが、カレンの歌声が、ぞくっとさせてくれます。

 4月9日
 ドナルド・フェイゲンの新作「モーフ・ザ・キャット」。さすが御大、の快作。

 4月15日
 キース・ジャレットとジャック・デジョネットのデュオ作、「ルーチャ・アンド・ダイーチャ」。ドイツオリジナル盤です。

 4月16日
 レニー・クラヴィッツのデビュー作「レット・ラヴ・ルール」と、エグベルト・ジスモンチの珍しい再発レコードをゲット。

 4月25日
 会社帰りにタワレコでカサンドラ・ウィルソンの新作を。

 4月27日
 営業先から直退することに。ぶらぶらしていたらレコード屋が!そこでブルーノートが!スリー・サウンズの「ブラック・オーキッド」とスタンリー・タレンタイン「オールウェイズ・サムシング・ゼア」を。

 4月29日
 デクスター・ゴードンの「GO」、あまりこれ出回っていませんな。再発盤だけどまあよろし。

 4月30日
 クラシック・レコード社のブルーノート、ケニー・ドーハム「アフロ・キューバン」を。しばらくブルーノート買わなかったけど、最近再び集まりますな。

 5月3日

 連休初日はやはりブルーノートだった。ルー・ドナの傑作「ブルース・ウオーク」、かなりオリジナルに近いもの。

 5月4日
 タワレコでリトル・ウィーリーズを。ノラ・ジョーンズがボーカルのやつね。

 5月5日

 珍しく今池の「ピーカン・ファッジ」へ。ビートルズの「ラバー・ソウル」、そう今までレコードで持っていなかったのだ。ちなみに最近出たリマスター盤である。もう一枚はモダン・ジャズ・カルテットのアトランティック盤。モービルフィデリティのリマスター盤だ。

 5月13日
 今日のテーマは80年代。ブルース・スプリングスティーン「ボーン・イン・ザ・USA」とフィリップ・ベイリー「チャイニーズ・ウオール」をそれぞれソニーが誇っていた「マスターサウンド」盤で。音はいいけど、やっぱり80年代らしいサウンドでありました。

 5月19日
 会社帰りに。ストーンズの名盤「スティッキー・フィンガース」の再発盤(当然ファスナーは本物)と、プライマル・スクリームのセカンドを。こっちもストーンズっぽい作品だったなあ。


第四十四回

 5月20日
 なぜかECMのオリジナルがたくさん入荷。その中から第一作、マル・ウォルドロン「フリー・アト・ラスト」を。

 5月27日
 ブルース・スプリングスティーンのセカンド「青春の叫び」を。「ロザリータ」はやっぱり名曲。もう一枚はパブロのカウント・ベイシー「ベイシー・ジャム」。

 6月2日
 代休。エレクトリック・ライト・オーケストラの「E.L.O.2」と、スリー・サウンズの「アト・ザ・ライトハウス」を。

 6月4日
 ついにこの人も鬼籍に入られました、ジャッキー・マクリーン「ワン・ステップ・ビヨンド」。その足でタワレコへ、レッチリの最新作とベネフィット・アルバムである「アワ・ニューオリンズ」、売り出し中の新人ダニエル・パウターを。

 6月10日
 ストーンズのライヴ盤「スティル・ライフ」を。昔カセットに録音したものしか持ってなかった。別の店でルー・リードのベスト盤「NYCマン」を。これはCDです。

 6月14日
 トム・ウェイツの「フランクス・ワイルド・イヤーズ」を。いや、渋い。

 6月18日
 英国盤がいっぱい。バッド・カンパニーのファースト、ディーボ、キング・クリムゾンなどを。一枚はJAZZを。ビル・エヴァンス「クイッテンセンス」。

 6月21日
 四日市から直退。そんなわけでリー・モーガン「キャランバ!」を。美女ジャケです。

 6月23日
 会社帰りにパルコのレコード市へ。愛聴盤ケニー・バレルの「ミッドナイト・ブルー」のニューヨーク・レーベルだ。今持っているヴァンゲルダー・リマスター盤と聴き比べだ。結果は…意外にもリマスター盤の方がいい。すり減っちゃっているのか、リマスターが上手くいったのか…

 6月25日
 ウィントン・ケリーとウェス・モンゴメリーの名盤「ハーフノート」のかなりオリジナルに近いものをゲット。カッティングはヴァンゲルダーです。

 7月1日
 スター・ウオーズのサントラ総集編というものを。いや、マスターサウンドシリーズで、音質が良いと言う事で…

 7月2日
 フォークの女王、ジョーン・バエズ「さよなら、アンジェリーナ」。リマスターレコードです。

 7月5日
 注文してあったトラヴェリン・ウィルベリーズ「ヴォリューム・ワン」と、ボブ・ディラン「欲望」UK盤が届く。

 7月7日
 会社帰りに。リー・モーガン「リー・ウェイ」、ボビー・ハッチャーソン「スティック・アップ!」の2枚はブルーノート。青ベタレーベルだったが。もう一枚はTBMの名盤、鈴木勲「ブルー・シティ」。音良いです。

 7月8日
 グランド・ファンクの「シャイニン・オン」。あの「ロコモーション」を収録。カッコいい…そしてマイク・オールドフィールドと言えば「チューブラー・ベルズ」。

 7月9日
 オリビア・ニュートンジョンを。「フィジカル」に至る少し前の作品。

 7月15日
 オリバー・ネルソンの「ブルースの真実」は名盤ですな。そしてさらに足を伸ばしてサウンドベイのセールは今回CDのみ。超絶ベーシスト、ブライアン・ブロンバーグの「ポートレート・オブ・ジャコ」、パトリシア・バーバー「ヴァース」。両方ともオーディオマニア必携盤というやつですな。


第四十五回

 7月16日
 エルトン・ジョンの「ユア・ソング」の収録されたアルバム。ファーストだったっけ?リマスター盤です。

 7月17日
 レディオヘッドのリーダー、トム・ヨークのソロアルバムが出た。

 7月18日
 UAと菊池成孔のコラボレート・JAZZアルバム「cure jazz」を。

 7月21日
 ニール・ヤングの新作「リヴィング・ウィズ・ウオー」。タイトルの通り、重い作品。

 7月22日
 ホール&オーツ「ライヴ・アト・ジ・アポロ」と、ドゥービー・ブラザーズ「テイキン・イット・トゥ・ザ・ストリーツ」。

 7月29日
 ボブ・ディラン「プラネット・ウェイヴス」。UK盤なのだ。

 7月30日
 レコード祭りでございます。あまり期待していなかったのだが、出るわ出るわ。参りました。何を捨てるか迷いました。残ったのはブルーノートからはホレス・シルヴァー「セレナーデ・トゥ・ア・ソウル・シスター」。これ探してたんですよ、うれしいっ。もう一枚ブルーノートはルーヴェン・ウィルソン「ラヴ・バック」、これはリー・モーガン参加。他にはニール・ヤング「ハーヴェスト」、大名盤ですな。トム・ウェイツ、ジョニ・ミッチェル「クラウズ」は名曲「青春の光と影」がラストですな。プリンス殿下の「サイン・オブ・ザ・タイムス」、アル・クーパー「紐育市」。

 8月5日
 アート・ブレイキー「チュニジアの夜」を。そう言えばまだ持っていなかったのだ。

 8月6日
 オーディオのフェアでレコードもあったのはうれしい。リー・モーガン「ランプローラー」、ボビー・ハッチャーソン「ヘッド・オン」。いいねえ。

 8月10日
 得意先である某地元百貨店でレコード市が!寄らねば。この前のレコード祭りにも出ていた店も。そうすると、先日泣く泣く振るい落としたものが…やっぱりあった。結局買っちゃったじゃないかっ。ドナルド・バード「スロウ・ドラッグ」、ルー・ドナ「セイ・イット・ラウド!」。最近またブルーノートが多いですな。

 8月12日
 見つけてしまった、オーネット・コールマンの名盤「ゴールデン・サークル第一集」を。これ音も凄いんだよねえ。リバティ盤ではあったものの、やはり切れ味抜群。

 8月17日
 500円ものを2枚。キース・ジャレットがオルガンを厳かに弾く「賛歌」と、懐かしの80年代フーターズ「ロング・ウェイ・ホーム」。夏休みは意外にレコード買わなかったですな。

 8月22日
 大雨がなかなか止まず、小振りになったところで会社を出てタワレコへ。ちょうどダブルポイントであった。ソフィー・ミルマンという若いジャズヴォーカル物をジャケ買い。あと2枚はバーゲン。カサンドラ・ウィルソン「シー・フー・ウィープス」と、ブルーノートのコンピ盤を。

 8月26日
 「ニーノニーノ」からポール・マッカートニー「ラム」が届く。音が生々しい。あと買ってきたのが80年代特集?カーズのグレイテスト・ヒッツに、ジャネット・ジャクソン「コントロール」、ロビー・ロバートソンのソロ。さらにふらりと立ち寄ったところでCDバーゲンが。おっと。マデリン・ペルー、これはジャズヴォーカル。もう一枚はEW&Fのベスト盤。車用に。

 8月27日
 ライノから出ているディープ・パープルの名盤「マシン・ヘッド」の重量リマスター盤を。確かにいい音だが、もやもやしているのもパープルらしいかなあ、という気も。

 8月31日
 会社帰りに。70年代ロックがたくさん入っていた。ルー・リードの「ロックンロール・マシーン」と、ポリスのデビュー盤「アウロランドス・ダムール」を。


第四十六回

 9月2日
 ジョン・メイヨール&ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトンなどと言う、渋いものを発見。さらにシャーリー・スコットも一枚。インパルス盤で「オン・ア・クリアー・デイ」。

 9月18日
 レコード買ったの、こんなに久しぶりだったんだ。キース・ジャレットのソロ第一弾「フェイシング・ユー」。以前日本盤で持っていたのだが、今回はオリジナル。いや、やっぱり音が全然違うわ。別物。

 9月24日
 CD売ってレコードを買う。見つけてしまったのはルー・ドナルドソン「ナチュラル・ソウル」。他にはドナルド・フェイゲンの新作「モーフ・ザ・キャット」のアナログ盤をゲット。これがまた、物凄く音が良かった。詰めれば1枚でも行ける収録時間だが、ゆったりと2枚組にして溝を太く刻んでいるのが勝因だ。少々高いがお勧めの一枚。もう一枚買ったアース・ウィンド&ファイアーのベスト盤(新品)は、残念ながらかなり反ってしまっていた…

 9月28日
 「ニーノニーノ」からウィリー・ネルソン「スターダスト」が届く。超が付く高音質盤との事なのだが、本当に凄い。空気そのものが変わるようだった。こういうレコードもあるのね。

 10月3日
 タワレコで以前買って気に入ったマデリン・ペルーの新作「ハーフ・ザ・パーフェクト・ワールド」を。これも良かった。

 10月8日
 ハンプトン・ホーズの「フォア!」をOJC盤で。晴れた空にゴルフ、というジャケットが何だかこの季節っぽかったりして。

 10月14日
 久々にブルーノートが。ホレス・シルバー「6ピーセズ・オブ・シルバー」と、リー・モーガン「クッカー」を。

 10月17日
 タワレコのポイントが貯まったので、スティングの新作(なんとクラシックだ!)と、ビル・フリーゼルの新作を830円で買う事が出来ました。

 10月22日
 500円コーナーを集中攻め。ストーンズ「ダーティ・ワーク」英国盤、ブルース・スプリングスティーン「トンネル・オブ・ラヴ」、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド「ホワイトライト/ホワイトヒート」、スティング「マーキュリー・フォーリング」。さらに「ニーノニーノ」からダン・ヒックス&ホット・リックスとオールマン・ブラザーズ・バンド「イート・ア・ピーチ」が届く。久し振りにレコード聴きまくったような気が。

 10月27日
 タワレコでサラ・ブライトマンのベスト盤と、エルヴィス・コステロがアラン・トゥーサンとくんだアルバム「リヴァー・イン・リヴァース」を。

 10月28日
 ソニー・レッドの唯一のブルーノート盤「アウト・オブ・ザ・ブルー」を。ジャケットもいいねえ。

 10月29日
 ジャコ・パストリアスのソロ盤(あの顔のジャケットね)を。確かに名盤なのだった。

 11月2日
 「ニーノニーノ」からクラプトン「461オーシャンブルーバード」と、シングル盤でジューン・クリスティ「サムシング・クール」とジュリー・ロンドン「クライ・ミー・ア・リヴァー」が届く。別嬪さん達の歌声にどっきり。シングル盤は「濃い」ですな。

 11月4日
 ウェス・モンゴメリー「カリフォルニア・ドリーミン」の輸入盤。目の覚めるギターテク。

 11月5日
 コーネリアスの新譜を。久し振りの邦楽だけど、まあ洋楽みたいなものか。それにしても物凄い高音質だわ。


第四十七回

 11月10日
 タワレコでジャミロクワイのベスト盤と、クラプトンの新譜でJJケイルとの競作盤を。

 11月11日
 ブルース・スプリングスティーン「明日なき暴走」のクラシックレコーズ盤を買ったが、期待外れ。音良くないじゃん。ただ200gにしただけ?

 11月17日
 ライ・クーダーの「パラダイス・アンド・ランチ」を。やっと見つかった。

 11月24日
 オアシスのベスト盤とビートルズの新作!「love」を。

 11月26日
 ブルース・スプリングスティーンの最新ライヴ盤にして伝説のフォークシンガー、ピート・シーガーのトリビュート「ウィー・シャル・オーヴァーカム」がアナログで出ていたのでゲット。

 11月30日
 四日市での一枚。ブルーノートの珍盤?アート・ブレイキーの「オージー・イン・リズム・vol.1」を。ドラムやパーカッションがどっかんばっしん。結構楽しいです。

 12月3日
 ニール・ヤングのライヴを。名曲「ヘイ、ヘイ、マイ、マイ」収録。

 12月9日
 パット・ベネターのベスト盤「ベスト・ショット」を。「ハートブレイカー」が最高にカッコいいですな。

 12月16日
 マイルス先生の「セブン・ステップ・トゥ・ヘヴン」を。

 12月23日
 ビル・エヴァンスの「トリオ'65」を。

 12月24日
 CDの買い直しは珍しいけど、青春のビリー・ジョエル「ビリー・ザ・ベスト」。紙ジャケです。もう一枚、これも紙ジャケCDでグラント・グリーン「トーキン・アバウト」。なかなかレコードが見つからないんだよねえ。ちなみに今年の年賀状はこのジャケットにしました。

 12月31日
 今年最後のレコードはオスカー・ピーターソン「ナイト・トレイン」。

 1月3日
 明けましておめでとうございます。今年最初のレコードは、ポール・チェンバース「ベース・オン・トップ」のリバティ盤。国内使用で帯付きである。タイトルが「バス・オン・トップ」になっているところは時代を感じさせてくれて大変よろしい。しかし音は、ベースやドラムが引っ込みがちなのが残念。キング盤が出過ぎなくらいベースがぶりぶりしているので対称的である。ただ、ケニー・バレルのギターは音色が艶やかで魅力的なのだ。うーむ、どちらも捨てがたくなってしまった。他にはアール・クルー「ハート・ストリングス」と、懐かしやアニタ・ベイカー「ラプチュア」。

 1月4日
 注文していたジョージ・ハリソン「クラウド・ナイン」とストーンズ「ブラック・アンド・ブルー」が届いた。特に前者はずっと探していたのでうれしい。音も80年代としては良い方だ。

 1月7日
 「ホテル・カリフォルニア」の重量盤と、クラプトン「バック・ホーム」の重量盤をゲットできた。クラプトンはCDでも愛聴してきたが、予想通りレコードでは中低域が分厚くて良かった。ドナルド・フェイゲンと同じだ。

 1月8日
 500円コーナーでビリー・ジョエル「イノセント・マン」のマスターサウンド盤とストーンズ「スティール・ホイールズ」をゲット。そしてキャロル・キング「つづれおり」のクラシックレコード盤を手に入れた。これは現在持っている外盤と比べたかったのだ。持っている外盤はオリジナルかどうか分からなかったが、結構音の良いものだ。早速比較。クラシックレコード盤はカチッとした、CDに近いような音を出す。綺麗な音とも言えようか。いいじゃないの…と思ったが、外盤をかけてみて思わず息を呑む。「こっちだ…」音に生命が拭きこまれ、ヴォーカルではなく、楽器全てが生き生きと鳴っている。クラシックレコード盤で聴く「空が落ちてくる」は何だかクールで素っ気なかったが、外盤では大変熱い。楽器も嬉々として何だかグルーヴィーに響く。やはりオリジナルなんだろうか。


第四十八回

 1月10日
 タワレコでザ・フーの新作を購入。実はフーは「マイ・ジェネレイション」くらいしか知らないという、盲点とも言えるバンドだったのだ。すっ飛ばして新譜を買ってしまった。もう一枚、ブロッサム・ディアリーの名盤「ウー・ラ・ラ」のCDを。このあたり、1000円なんだねえ。レコードだと国内盤でもやたら高い値段の付いている盤だけど。

 1月13日
 カーペンターズの「ナウ・アンド・ゼン」とジョン・レノン「ミルク・アンド・ハニー」を。後で久し振りにハードオフ。そこでおお懐かしやデュラン・デュランの名盤「セヴン・アンド・ラグド・ザ・タイガー」を200円で。英国盤なのだ。

 1月16日
 「ニーノニーノ」から届いたのはポール・ウィナーズ「ライド・アゲイン!」。さすがオリジナルは違う。

 1月18日
 タワレコでまた1,000円CDを。ビル・エヴァンスの「live」を。チャック・イスラエルとラリー・バンカーとのトリオは緊張感はあまりないけど、リラックスして聴けますな。

 1月21日
 モービル盤でクイーンの「ゲーム」を。「地獄に道連れ」のベースを聴きたかったのよ。

 1月28日
 カーペンターズの「ナウ・アンド・ゼン」、スティーヴィー・ワンダーの「トーキング・ブック」といったどちらも超メジャー・名盤を。もう一枚はCDでポール・サイモン「サプライズ」。

 2月1日
 タワレコでノラ・ジョーンズの新作「ノット・トゥ・レイト」とグラミー賞ノミネート作のオムニバス盤を。ノラはやはり今回も期待を裏切りません。

 2月3日
 オーディオフェスタでレコードを。マイルス先生の「ネフェルティティ」とグラント・グリーンの未発表作「ボーン・トゥ・ビー・ブルー」を。

 2月4日
 ハイファイ堂は20%オフ。けれども買ったのは安い外盤ばかり。ジャクソン・ブラウン「レイト・フォー・ザ・スカイ」、ジャニス・イアン「ビトウィーン・ザ・ラインズ」、ポリス「シンクロニシティ」、エアロスミス「トイズ・イン・ヂ・アティック」。

 2月10日
 クイーンのライヴ盤「 LIVE AT THE BOWL」を。圧巻の重量盤レコード三枚組、ヒット曲オンパレードである。

 2月11日
 昔は聴かなかったAORを2枚。ボズ・スキャッグス「ヒッツ!」とドゥービー・ブラザース「ミニット・バイ・ミニット」。

 2月12日
 クラシックレコード盤のリー・モーガン「キャンディ」を。

 2月18日
 オーネット・コールマン「ゴールデンサークル第一集」のNY盤をゲット。今持っているのがリバティ盤。当然聴き比べてみました。空気感とでも言おうか、あたりをサアーッとあのジャケットのような透徹したクールでそれでいて熱い空気に染め上げてくれるのがNY盤だった。リバティも良い意味でのドンシャリのサウンドで、決して悪くは無かったが、さすがにNY盤は違う。

 2月24日
 早くも出ましたか、ノラ・ジョーンズ新作のクラシック・レコーズ盤。早速針を落とす。…これはいいわ。そもそも音作りがアナログ向けなのだろう。いっそう和めます。もう一枚はCD。女性ヴォーカリストでベイ・シューという人の「ロスト・イン・トランスレーション」。ジョン・レジェンドやジェイムス・ブラントといった旬の曲を取り上げていたので聴いてみたくなったのだ。これもいいです。夜聴く盤がまた増えました。

 2月25日
 ホレス・シルバーの異色アルバム「オール」を。後期ブルーノート。

 3月3日
 TBM名盤の一つ、鈴木勲「黒いオルフェ」を。

 3月10日
 長岡鉄男先生が大推薦していた「古代ギリシャの音楽」が、XRCD24盤として甦った。それが早くも中古で登場していたので早速ゲット。いい音です。

 3月11日
 カーペンターズのベストのSACDハイブリッド盤を。レコードでカーペンターズは何枚か持っているが、CDではこの音がベストだろう。それでもまだCDらしい硬さは残るが…SACDは聴く事が出来ません、ちなみに。

 3月15日
 タワレコでライ・クーダーの新作と、スティングのアルバムのギタリストとして有名なドミニク・ミラーの作品を一枚。何だか最近こういうまったり系が多いですな。疲れているんだな。

 3月20日
 パット・メセニーとブラッド・メルドーの共演第二弾、「カルテット」。そう、今回はドラムとベース(メルドーのトリオ+メセニー)がいるのだ。


第四十九回

 4月7日
 久し振りの大須。でもなぜか買ったのはJAZZとかではなく、ブライアン・フェリー「ボーイズ&ガールズ」だったり。まだ疲れているみたい。

 4月14日
 今度はJAZZを。ジャケットがいかしているアイク・ケベック「春の如く」。いいねえ。そしてゲオでスガシカオのベストアルバムをゲット。昔は結構聴いていたなあ。

 4月20日
 タワレコへ。ビリー・ジョエル久し振りのシングル「オール・マイ・ライフ」。「マイ・ライフ」はもう30年前の曲なのね、と感慨深し。もう一枚はニール・ヤングの発掘音源、「アト・ザ・マッセイ・ホール」。凄い。

 4月21日
 ドナルド・バードの「アト・ザ・ハーフノート」の第一集を。第2集は来週?

 4月27日
 ストーンズがライ・クーダーらと共にセッションした異色作「ジャミング・ウィズ・エドワード」。

 4月29日
 久し振りに大曽根の店に行ったらたまたま半額セール!イーグルス「ヘル・フリーゼス・オーバー」のアナログ盤(最近出たクラシックレコードではなく、以前のシンプリー・ヴィニール盤)、アラン・パーソンズ・プロジェクト「ヴァルチャー・カルチャー」、カーペンターズ「クロース・トゥ・ユー」「涙の乗車券」。いやあ、得した。

 4月30日
 CDを売って、少し買う。デイヴ・ギルモアの最近の作品「オン・アン・アイランド」とU2のベスト盤。

 5月6日
 あっという間の連休最終日。ゲイリー・マクファーランドがビートルズなどの作品をサンバ風にアレンジ?「ソフト・サンバ」。あとマライア・キャリーのアンプラグドという珍品?を。

 5月26日
 マイルス大先生問答無用の大名盤「リラクシン」、どうやらセカンドプレスらしき逸品を手に入れた。B面最終曲の傷が激しいため少し安くなっていたが何のその。先生のトランペットが飛び出してきます。感涙。もう一枚はボブ・ディラン「ショット・オブ・ラブ」。いい加減な図柄のジャケットで駄盤の汚名を着せられているが、何の何の。なかなか名曲ぞろいですぞ。

 5月27日
 今回は両方とも新品。イーグルスのベスト盤と、スティングの新作でこれはクリアオーディオ社が手がけた高音質レコードになっている。

 6月2日
 愛聴盤であるグラント・グリーン「アイドル・モーメンツ」のキング盤をゲット。やはり音が太い。もう一枚はジャッキー・マクリーンのブルーノート最終作「デモンズ・ダンス」。

 6月3日
 「OTAI」で店舗移転に伴う半額セールを行なっていた。さすがにレコードは対象外だったので、CDを。ホール&オーツのベスト、エイモス・リーのセカンド、ジャケ写はどう見てもロック姐ちゃんだけども実際はジャズボーカルのエリン・ボーエムを。

 6月8日
 疲れているこんな時は、タック&パティなど。「チョコレート・モーメンツ」。

 6月10日
 ポール・マッカートニーの新作を。

 6月12日
 CDではよく聴いているジャシンタの「枯葉」をレコードで。45回転二枚組でした。

 6月16日
 マイク・ブルームフィールドとアル・クーパーの「フィルモアの奇蹟」と、ザ・バンドのセカンド。こりゃ渋い。

 6月17日
 またまた渋く、ザ・バンドの「ミュージック・フロム・ザ・ビック・ピンク」。ロック名盤は続く。

 6月22日
 レコード再発は日本でも最近は盛んになりつつある。そんな中での一枚、T・レックスの「グレイト・ヒッツ」。

 6月24日
 朝から雨が。そんな日にボブ・ディランのライヴ名盤「ハード・レイン」を。そのまんまですな。


第五十回

 6月29日
 UAの新作と、アン・サリーのベスト盤を。

 6月30日
 また「OTAI」で半額CDを。ユーリズミックスのベスト盤と、今年になって結構話題になったイモージェン・ヒープの数年前にリリースしたアルバムを。

 7月1日
 サム・リヴァースの「コントゥアーズ」を。久し振りのブルーノート。タワレコのポイントが満タンになっていたので使おう。ジョニ・ミッチェルのトリビュート盤と、リトル・フィートの「セイリン・シューズ」の紙ジャケリマスターCDを。

 7月7日
 マイルス先生の「スケッチ・オブ・スペイン」を。やっぱり良いわマイルス。

 7月8日
 フィービー・スノウのデビュー作、これ大名盤ですな。あとラリー・カールトン、ロキシー・ミュージックのライヴ盤、ローラ・ブラニガン「セルフ・コントロール」。

 7月16日
 サウンドベイのセール、ネタは今一つでMJQの「ジャンゴ」と、あとCDで何か女性ヴォーカルをと思い、カーラ・ブルーニを買う。以前雑誌で誰かがプッシュいていたのを思い出したのだ。

 7月17日
 サウンドベイのセールが延長していると言う事で、上前津店にも行ってみる。すると…あるじゃないの、あるじゃないの。ブルーノートからはバド・パウエル「タイム・ウェイツ」、ジミー・スミス「ハウス・パーティ」、ケニー・ドーハム「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」。他にはジャコ・パストリアス参加のパット・メセニー、1枚だけロックでニッティー・グリッティ・ダート・バンドだ。買い過ぎちゃったよ。

 7月21日
 ポール・バターフィールド・ブルース・バンドとジョン・セバスチャン「ターザナ・キッド」と、渋いロックを。

 7月22日
 チャーリー・ヘイデンとハンプトン・ホーズのduo盤を。

 7月28日
 ツタヤで20%オフになっていたベイ・シューのファーストを。

 7月29日
 レコード祭り。探していたニール・ヤング「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」の外盤発見!ジョニ・ミッチェルの「フォー・ザ・ローゼス」もあった。他にはリトル・フィート「ラスト・レコーディング」、ウォーレン・ジボンのデビュー盤。渋いっ。JAZZは後期ブルーノートでホレス・シルバー「イン・パースート・オブ・ザ・27th・マン」。

 8月2日
 最近話題の「男性」シンガーソングライター「MIKA」を。いそうでいないタイプですな。

 8月4日
 アール・ハインズのダイレクトカッティング盤をゲットする。「ニーノニーノ」さんお奨め盤である。なるほど、音が飛び出してくる。凄いわ。

 8月5日
 XRCD盤で女性ヴォーカルのコンビ盤を買う。音も音楽も良いです。あと、パトリシア・バーバーのゴールド蒸着ディスクというやつが安く売られていたので買ってみる。

 8月11日
 スザンヌ・ベガの新譜を買う。あとサウンドベイの500円コーナーでロキシー・ミュージック「アヴァロン」を。こういうベタな名盤もまだ持ってなかったんですな。

 8月14日
 大須でCDやらレコードやら本やら売る。サウンドベイでヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウンの新品レコードを買う。あと500円コーナーからエイジアの「アルファ」を。300円でした。

 8月17日
 新装開店した「OTAI」でベント・エゲルプラダ(澤野商会)のレコード買う。

 8月18日
 ビートルズ「ホワイトアルバム」を。一応、英国盤のようだが…

 8月19日
 最近(と言っても去年か)注目のシンガーソングライター、KTタンストール「アイ・トゥ・ザ・テレスコープ」を。中古で結構安かったのだ。何でももうすぐセカンドアルバムが出るとか。あと、アヴリル・ラヴィーンの最新作も中古で安く出ていたので。こちらはちょっと、好みと違ったかな…昔の方が良かったな。

 8月22日
 タワレコで今度ライヴに行くアーティスト、神谷えりの「duo」を買う。これはいいぞ。ライヴが楽しみ。


第五十一回

 8月24日
 出張帰りに、タック&パティのベスト盤を買う。まったりしたくて。

 8月25日
 ジョンレノン「ロックンロール」を。UK盤です。

 8月26日
 エデン・アトウッドのボサノバアルバム「ウェイヴ」を。なかなか良かったです。

 8月27日
 バナレコのJAZZシンジケートでブルーノート特集。スタンリー・タレンタイン「ラフ・ン・タンブル」、ホレス・シルバー・トリオ&サブー、グラント・グリーン「トーキン・アバウト!」。別の店でもやっぱりブルーノート。ハービー・ハンコック「処女航海」のリバティ盤。

 8月29日
 どちらもCDで、イモージェン・ヒープとELPの「恐怖の頭脳改革」を。

 8月30日
 エルヴィン・ジョーンズ「Mr.ジョーンズ」を。後期ブルーノート、この時代はあまりジャケットが…

 8月31日
 シェリル・クロウのベスト盤。去年ヒットした、コリン・ベイリー・レイも安かったのでゲット。

 9月1日
 ケニー・ドリュー「アンダーカレント」。最近ブルーノートがまた増えてきた。

 9月2日
 ハンク・モブレイ「ハンク」、1500番台ですな。ジャック・ジョンソンの「イン・ビトウィーン・デイズ」をレコードで手に入れた!ジャケットの黄色が何とも良い感じ。レコードに向いたジャケですな。

 9月7日
 タワレコがリニューアル。マーカス・ミラーの新作と、マイルス先生の未発表ライヴを。

 9月9日
 ビートルズ「ハード・デイズ・ナイト」のUK盤を。

 9月14日
 寺島靖国氏のプロデュースした「アローン・トゥゲザー」を。やっぱりドラムがバシャンバシャン、ベースがぶるんぶるん、と期待を裏切らない音でした。

 9月15日
 ジョン・レノン大名盤「ジョンの魂」どうやらオリジナル盤、これは本当に音が良かった、と言うか心を震わせてくれる音でした。もう1枚はピンク・フロイド「炎」。

 9月22日
 荒谷みつるの新作「ナチュラ3」を。やっぱり良い音。レコードではジョン・レノン「ウオール&ブリッジ」、スタンリー・タレンタイン「ルック・オブ・ラヴ」、リー・モーガンがアイビー・スタイルに身を包んでオシャレな「ヒアズ・リー・モーガン」、ノスタルジックなスタイルが持ち味ジャネット・クライン。買ったなあ。

 9月23日
 オーディオのイベントだけどレコードも売ってました。「ベース・オン・トップ」のリバティ盤、スリー・サウンズの「ボトムズ・アップ!」を。

 9月24日
 サウンドベイのバーゲン。CDはジャネット・サイデルの「マナクーラの月」とコリン・メイ「ビューティフル・シード」、レコードは500円コーナーからミック・ジャガー「プリミティブ・クール」とトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズを。

 9月27日
 タワレコでジョニ・ミッチェルの新作「シャイン」と、ハービー・ハンコックの新作、これもジョニへのトリビュート盤「リヴァー」を。

 9月30日
 ブルーノートはジョー・ヘンダーソンの「アワ・シング」と、マイルス先生の「ソーサラー」。もう一枚新品で女性ヴォーカルを、ローレン・ホワイトの「アト・ラスト」。


第五十二回

 10月2日
 ダイアナ・クラールのベスト盤と、たまには男性ヴォーカルも、ホセ・ゴンザレス「イン・アワー・ネイチャー」を。

 10月6日
 80年代ブリティッシュ、ハウスマーティンズを。リーダーのノーマン・クックは現在ファットボーイ・スリムですな。

 10月8日

 CCCDだったのでずっと買いたくても買ってなかったコールドプレイの「X&Y」が早くも廉価盤となって通常CDとして登場、ようやく手に入れました。

 10月11日
 キース・ジャレットのトリオの新作(またライヴ)と、ドアーズの新しいリミックスベスト盤、「ボス」ブルース・スプリングスティーンがE.ストリートバンドと久し振りに組んだ新作を。

 10月13日
 マイルス先生の「ユア・アンダー・アレスト」を。

 10月19日
 ストーンズの「レット・イット・ブリード」の復刻アナログ盤を。もう一枚CDでエデン・アトウッドを。

 10月20日
 ジミー・スミスの「ベイビー・グラントの…vol.2」のNYC盤を。傷はあるけど見事にブルーノートの音。

 10月21日
 XRCD盤でパブロのエラ&ピーターソンを。

 10月23日
 ジョン・スコフィールドの新作を。

 10月26日
 ジョニ・ミッチェルとジェイムス・テイラーの発掘ライヴ盤と、ライ・クーダーの「バップ・ドロップ・デラックス」のリマスター盤を。

 10月27日

 イエスの「こわれもの」。今までアメリカ盤を持っていたのだが、UK盤を手に入れる事が出来た。

 11月3日
 ビートルズの「1」と「love」のアナログ盤を手に入れる事が出来た。しかも後者は未開封だった!

 11月4日
 今回はCD。ケイコ・リーの新作と、ジャシンタの「ゴーズ・トゥ・ハリウッド」を。

 11月10日
 ホレス・シルバーの「ソング・フォー・マイ・ファーザー」のリバティ盤と、アート・ペッパーのライブ盤。

 11月11日

 イリアーヌのビル・エヴァンストリビュート盤。思ったより良くて、得した感じ。

 11月17日
 ECMのラルフ・タウナー・ウィズ・グレン・ムーア。ここのレーベルらしい静謐な音。

 11月18日
 トーキング・ヘッズの名盤、「リメイン・イン・ライト」を。

 11月23日
 ボブ・ブルックマイヤーの「リヴェレイション!」。オリジナルらしいです。

 11月29日
 ミック・ジャガーのベスト盤とニール・ヤングの新作を。それにしてもニールは最近立て続けにリリースしてますな。

 12月1日
 CDだけど、チック・コリアがスティーヴ・ガッドとクリスチャン・マクブライドと組んだ「スーパー・トリオ」。最後の「スペイン」がいい!

 12月6日
 まだ出たばかりのマット・ダスク「バック・イン・タウン」を中古で見つけた。もう一枚、「ジョン・コルトレーン・&・ジョニー・ハートマン」。コルトレーンはあまり好きではないけれど、これはいい。

 12月8日
 シェリー・マンの「2,3,4」を。


第五十三回

 12月9日
 CDでヴォーカルものコンピ、「ベスト・オーディオファイル・ヴォイス・2」を。音の良いヴォーカルばかり。

 12月16日
 CDではTBMレーベルのXRCD盤コンピと、傷物コーナーからブーガルー・ジョー・ジョーンズの「ブーガルー・ジョー」を。コテコテ・ギター。

 12月19日
 タワレコで新作CDを。ロバート・プラントがブルーグラス界のアリソン・クラウスと組んで作った異色作「レイジング・サンド」。

 12月22日
 また傷物から、バーニー・ケッセル、オスカー・ムーア、タル・ファーロウの3人のコンピレーション「スイング・ギター」を。ちょっと古い音でした。

 12月23日
 最近オーディオ誌で話題の藤田恵美「カモミール・オーディオ・ベスト」を。確かに音質は凄いです。ふわっと漂うように高級感溢れる音が出てきます。これでもう少し英語が上手いといいのだが…

 12月24日
 メリー・クリスマス…レコードで、ジャシンタ「ジャシンタ・イズ・ハー・ネイム」を。

 12月28日
 「ニーノニーノ」からボブ・ディラン「ジョン・ウェズレー・ハーディング」が届く。さすがオリジナル、生々しい。

 12月29日
 ズート・シムズ「ニュービート・ボサ・ノバ」。やっぱりズートの低ーいテナーはいい。

 12月31日
 アート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズのブルーノート盤「ブハイナズ・デライト」を。どがんどしん。

 1月1日
 2008年です。明けましておめでとうございます。新年一発目はCDでした、ジーナ・ロドヴィク「シング・イン・ザ・レイン」。

 1月4日
 サム・クックの名盤「ライヴ・アト・ザ・コパ」を。いや、熱い。

 1月5日
 ニーノニーノからキース・ジャレット「スタンダーズVol.1」が届いた。

 1月6日
 裏ジャケにギターをたくさん並べて微笑む男、という図にピンと来て購入したデヴィッド・ブロンバーグ。聴かずに買ったけど、大当たり!アコギもカッコいいし、ヴォーカルも味がある。ジャケ買いに外れ無し。

 1月12日
 ビル・エヴァンス「シェリーズ・マン・ホール」を。かなり古そう。オリジじゃないと思うけど。

 1月14日
 新作CD、アリーシャ・キーズとレディオヘッドを。

 1月17日
 誕生日なんです。自分へのプレゼントはレコード。パルコでレコード祭りだ!ブルーノートがあったぞお。ジミー・スミス「アト・ジ・オルガン・Vol.2」、グラント・グリーン「ラテン・ビット」。日本盤は持っていたが、やはり向こうのやつはギターの音色が違う。

 1月19日
 トミー・フラナガン「コンファーメイション」。ちょっとベースの音がピックアップっぽいのが残念。もう一枚は傷物コーナーにあったピンキー・ウィンタースの10インチ盤。ノイズはモノ針でかければそれ程問題なし。国内盤とは言え、傷物でなければかなり高価な筈。得した!

 1月20日
 ビル・エヴァンスがズート・シムズを迎えて作っていた盤があったのか。CDだけど、これはいい。「ルース・ブルース」。

 1月26日
 ウィントン・ケリーの名盤「ケリー・グレイト」、ハービー・ハンコック「セクスタント」、ニール・ヤング「今宵、この夜」、最後はCDでジャネット・サイデル「プリーズ・リクエスト」。さらにニーノニーノからジョニ・ミッチェル「夏草の誘い」が届く。オリジ盤だ。

 1月27日
 ビル・エヴァンス「ホームカミング」。これはエヴァンス死後、母校で演奏したライヴ音源を発表したもの。音質はあまり良くないです。もう一枚CDを、山本剛「オータム・イン・シアトル」。XRCDです。


第五十四回

 1月28日
 レコード祭りでこの前迷った末保留していたものを結局購入。グラント・グリーン「ライヴ・アト・ライトハウス」。いや、買って良かった。CDでは持っていたが、レコードではグリーンのコテコテ・ギターがカッコよく、また心地よい。そのファンキーなサウンドに2枚組だが身体が動いて動いて仕方がなかった。

 2月1日
 タワレコのポイントを使おう。パット・メセニーの新譜と、グラミー賞ノミネート作品のコンピ盤を。

 2月2日
 ビル・エヴァンスの未発表集というレコードを。ただ、「エヴリバディ・ディグス…」と「グリーン・ドルフィン…」と、今となっては発売されている作品群ではあった。

 2月9日
 ジョーン・バエズの「ブレスト・アー…」を。カヴァーあり、オリジナルありの二枚組。

 2月11日
 レニー・クラヴィッツの新譜を。よくラジオで流れますな。

 2月14日
 シェリル・クロウの新譜を。今回はカントリー寄りと言うか、ファーストに近い感じで良いです。

 2月16日
 ジャッキー・マクリーン「レット・ザ・フリーダム・リング」を。リバティ盤だが、B面は「New York USA」のラベルが、という希少盤。

 2月17日
 愛聴しているマデリン・ペルー「ケアレス・ラヴ」のアナログ盤が手に入った。少々傷ありなのが残念。

 2月23日
 エルトン・ジョンの「ホンキー・シャトウ」を。一応英国盤だけど、割と新しめ。

 2月26日
 CDで元・フェアグラウンド・アトラクション、エディ・リーダーの「ピースタイム」を。アイリッシュトラッド・フォークです。

 3月1日
 クリフォード・ブラウンの「ウィズ・ストリングス」とポール・マッカートニー「バンド・オン・ザ・ラン」を。後者はオリジナル。

 3月2日
 メアリー・J・ブライジの新作を。

 3月6日
 東京出張の土産(自分への)はレコード。アナログプロダクションからのマイルス先生の大名盤「クッキン」。素晴らしい!

 3月7日
 タワレコで2枚ほどCDを。オーディオ誌で紹介されていた「ケリー・スイート」と、ノラ・ジョーンズ主演映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のサントラ盤を。

 3月8日
 ダイナ・ワシントンがヴァイブのレッド・ノーヴォと組んだ作品を。

 3月9日
 ドゥービー・ブラザーズの重量盤があるとは。思わずゲット。「キャプテン・&・ミー」。

 3月13日
 タワレコでまた2枚ほどCDを。最近再び車で外回りをするようになって、FMをよく聴くようになったのが運の尽き。そんな中からオールド・マン・リヴァーという男性シンガーソングライターと、アデルという19歳だがドスの効いた浸透力のある歌声を持つシンガーのを。

 3月15日
 ボビー・ハッチャーソン「ハプニングス」のリバティ盤を。

 3月16日
 チャーリー・ヘイデンの「ナイトフォール」を。ネイム・オーディオが出していました。

 3月22日
 ビートルズ「プリーズ・プリーズ・ミー」、英国ステレオ盤。多分70年代のプレスでしょう。やっぱりこの時代のビートルズはモノラルの方がいいなあ…

 3月23日
 サウンドベイのバーゲン、あまり収穫なし。押尾コータローのベスト盤を買う。


第五十五回

 3月29日
 ズート・シムズ「ウェイティング・ゲーム」を。ズートがストリングスをバックに吹きまくる。

 3月30日
 フレディ・ハバード「ブルー・スピリッツ」を。ブルーノートです。

 4月6日
 MacBookairのコマーシャルで流れていたヤエル・ナイムを。

 4月12日
 中古で出てました、ジャシンタの「ガール・フロム・ボサノヴァ」のレコード。

 4月16日
 夭折した女性ヴォーカリスト、エヴァ・キャシディを。声に力があります。

 4月19日
 フリートウッドマックの名盤「噂」を。

 4月20日
 コルトレーンの「アット・ザ・ヴィレッジヴァンガード」と、村治佳織の「ヴィヴァ・ロドリーゴ」を。

 4月23日
 サラ・ガザレクという女性ジャズヴォーカルものを。癒し系かな。でもジョニ・ミッチェルの曲歌ってます。

 4月24日
 迷いに迷って、買っちゃいました。Perfume「game」。レジに持っていく時照れ臭かったけど、いいわこれ。暫くヘヴィーローテーションになりそう。

 4月26日
 ボブ・シーガーの名盤「奔馬の如く」(←こんな邦題だったよね…)と、ジャケットのタイポグラフィがカッコいいブルーノートはラリー・ヤング「ユニティ」を。

 4月27日
 山崎まさよしの洋楽カヴァー集を。洋楽の名曲が山崎流に歌われる!なかなかいいです。

 5月2日
 北陸のオーディオショップでアマンダ・マクブルーム「ミッドナイト・マチネー」と、仲野真世トリオ「スカビオサ」を。後者は特に高音質ソフト。ブリフォニックレコードというレーベルなのだが、ここはかつてビクターで「モンスターマシン」と呼ばれるアナログ録音機材で高音質録音を何作も生み出したエンジニアが作ったもの、との事。どおりで寒気がするほど良い音である。

 5月4日
 デニー・ザイトリンという確か医者だったはずのピアニストのアルバムを。ベースがチャーリー・ヘイデンだったので。もう1枚はヴァン・ダイク・パークス。渋いっ。

 5月6日
 連休最終日はレコード祭り。買っちゃったなあ。ボブ・ディラン「時代は変る」、レッド・ツェッペリン「プレゼンス」、ケイト・ブッシュ「キック・インサイド」、イエス「究極」。名盤がズラリ。実はその前にサウンドベイでCDも買っていた。ホワイトストライプス「イッキー・サンプ」、コルビー・キャレイ「ココ」。

 5月10日
 ウディ・ガスリーのトリビュート盤という、渋いものを手に入れる。参加アーティストは豪華です。

 5月11日
 澤野商会の代表作ギル・ヘキミアンの「エキリーブル」をアナログ盤で。ベースが凄いんです、このアルバム。

 5月17日
 浅川マキの「裏窓」を。この人の音は本当に生々しいですな。

 5月23日
 パット・メセニーの日本ライヴ盤を。ミニアルバム扱いだが40分あってお買い得。また、「ニーノニーノ」からマイルス先生の後期作「アマンドラ」とライ・クーダー「紫の峡谷」が届く。

 5月24日
 マイルス先生の「クワイエット・ナイツ」を。

 5月30日
 タワレコでスティーヴ・ウィンウッドの新作を。いや、良い作品です。

 5月31日
 「スタン・ゲッツ・ウィズ・ローリンド・アルメイダ」を。また、店にいたらひどい雨が降ってきたので井上陽水のファーストアルバムを買ってしまおう。「傘がない」が収録されております。


第五十六回

 6月6日
 最近話題の邦楽女性ロッカーsuperfly、アルバムにしようかシングルにしようか迷ったが、結局「high-five」のシングルにした。洋楽カバーが収録されております。

 6月14日
 寺島靖国セレクト、「JAZZbar2008」を。やはりピアノトリオ多し。あとレコードでリー・モーガンのブルーノート未発表モノを。「ソニック・ブーム」。さらにレディオヘッドのベスト盤を。

 6月15日
 ズート・シムズ「イン・ア・センチメンタル・ムード」を。かなり晩年の作品です。またCDでベタなクラシックを。カルロス・クライバー指揮、ベートーベン「運命」。じゃじゃじゃじゃーん。うーんベタ。

 6月16日
 カサンドラ・ウィルソンの新作はスタンダード集になりました。

 6月21日
 コールドプレイの新作と、こちらは中古でマンハッタン・ジャズ・オーケストラ「バードランド」。

 6月22日
 「ニーノニーノ」から届いたのはギル・エヴァンス・オーケストラ「アウト・オブ・ザ・クール」。やはり名盤です。

 6月24日
 ラジオで聴いて気に入りました、ザ・ミュージック「ストレングス・イン・ナンバーズ」を。バキバキのノリノリです。

 7月1日
 パルコでレコード祭り。一点買いでブルーノート後期の傑作、エルヴィン・ジョーンズ「ライヴ・アト・ザ・ライトハウス」を。前から欲しかったのです。

 7月5日
 ハービー・ハンコック「エンピリアン・アイルズ」のNY盤を。

 7月6日
 superflyの初回限定盤を中古で見つけたので、即買い。また、新たに見つけた中古レコ屋でキース・ジャレットを。

 7月11日
 アーロン・ネヴィルの「ソウル・クラシックを歌う」を新譜バーゲン箱の中に見つけた。ケースにヒビが入っているせいかな。

 7月13日
 「ウッドストック」の3枚組LPをゲット。他にルー・ドナルドソンのカデット盤「風に吹かれて」を。

 7月18日
 ライ・クーダーの新作を。

 7月19日
 サウンドピットの喫茶店側にあったレコードを掘っていたら見つけた、ニール・ヤングのベスト盤アナログ!クラシックレコード盤です。他にも前から探していたルー・ドナルドソン「ホット・ドッグ」とピーガブの名盤「So」オリジナル盤を発見。

 7月20日
 レコードなど多少売りつつ、買う。アンドレ・プレヴィン「プレイズ・ジェローム・カーン」、ソロでした。

 7月21日
 ふと「レディ・マーマレード」が聴きたくなって、ラベル「ナイトバーズ」を買う。ディスコ。

 7月26日
 暑過ぎる…それでもレコードのためには身体を動かさねば。まずバーゲン中のハイファイ堂でマイルス先生の「カーネギー・ホール」とグレイトフル・デッド「イン・ザ・ダーク」とカラヤン指揮ドヴォルザーク「新世界より」を買い、その後レコード祭り!開始からまだ1時間、人だらけ、暑い。しかしあまり良いネタが見つからず。そんな中からフリー「ファイヤー・アンド・ウオーター」とトム・ウェイツ「クロージング・タイム」を。二枚とも超・名盤だし。


第五十七回

 8月2日
 ブルーノート名盤クリフ・ジョーダンとジョン・ギルモア「ブローイング・イン・フロム・シカゴ」を。

 8月7日
 夏休みその1。コンピ盤「ベスト・オーディオファイル・ヴォイス・2」のXRCD盤を。通常版は持っていたが、聴き比べ。

 8月8日
 ヴァージンの新品バーゲン箱で見つけたジャズヴォーカル、リーサの「アンブレイサブル」を見つけた。去年結局買わなかったものだが、何と新品で500円でゲットできた。

 8月9日
 ハイファイ堂でジャズ祭り。何てことだ。買っちゃうじゃないか。マイルス先生の「ポギーとベス」、セロニアス・モンク「ブリリアント・コーナーズ」、シェリー・マン「マイ・フェア・レディ」、ルース・プライス・ウィズ・シェリー・マン「シェリー・マンズ・ホール」を。全部輸入盤。

 8月13日
 夏休みその2。ブルーノートの珍盤ギル・メレの「パターン・イン・ジャズ」を。思ったよりまともなジャズでした。

 8月16日
 リー・モーガン「サイドワインダー」…って、何度買っているんだか。今回はモノラル盤。いや、これは聞きしに勝る凄さ。モノラルは偉大だった!

 8月23日
 ウィントン・ケリーのVee-Jay盤「ウィントン・ケリー!」を。邦題は「枯葉」です。

 8月28日
 待たされていた、スティーリー・ダン「エイジャ」の最新リマスター・アナログ盤がようやく届いた。オリジナルと聴き比べである。…なるほど、リマスターの情報量や緻密さ、繊細さはオリジナルを凌駕するものだ。しかし、オリジナルの持つ鮮度感、迫力、力強さは捨て難い。それぞれの良さを楽しむのがよろしいかと…

 9月3日
 「これがSHM-CDだ!」のジャズ盤とクラシック盤を買う。さらに同じくSHM-CDでクラプトン「アンプラグド」を買ってみた。こういう現代録音のアコースティックなロックには合う規格かな、と思ったのだ。結果は、微妙。持っていたのが輸入盤だったこともあるのだが、SHMは音数は多いものの、ギターの音色が乾き過ぎ。何だか背筋をぴんと伸ばして演奏している堅苦しい感じ。ただ、その後で輸入盤を聴くとギターはこちらが良いのだが、全体的に大ざっぱに聴こえてきた。うーん、甲乙つけ難いですねえ。

 9月6日
 「サージェント・ペパーズ」のオリジ盤、発見!しかも安い(相対的に、です)!こりゃ買うしかないわ。音も最高!やっぱり本物は違う。

 9月13日
 これはオリジではないけれどもUK盤の「レット・イット・ビー」。音もまずまず。最後の「ゲット・バック」を聴き終えてすぐに「ネイキッド」をかけてみました。確かに「ネイキッド」の方の「ゲット・バック」の方がリマスター効果もあって良い音に聴こえる。ただ、「リンゴって、こんなにバカバカ大げさな音で叩かないんじゃないかなあ」などと、違和感も覚えてしまうのだった。やはり「ネイキッド」はシンプルな音造りになっているものの、「作り物」なのかなあ、という気もしたり、と。 

 9月15日
 たまにはR&Bなども。Ne-Yo(ニーヨ)の新作を。ミーハーですな。でもいいです、これ。もう1枚ケミカル・ブラザースのベスト盤を。

 9月20日
 ストーンズ「イッツ・オンリー・ロックンロール」英国オリジを。この辺りはオリジでも安い。

 9月21日
 サウンドベイのセール。レコードは無いなあ…クラシックのCDなどを。マーラーの5番ジンマン指揮SACDハイブリッド盤、完全にジャケ買いの松田理奈「カルメン」。もう1枚ストーンズの「レアリティーズ」。

 9月22日
 会社帰りにサウンドベイ上前津の方へ。何だかクラシックづいてきたけどナルシソ・イエペス「アランフェス協奏曲」、ベタですな。他にはジャズギタリスト小沼ようすけ「beautifulday」。

 9月24日
 ハービー・ハンコックのベスト盤を買う。初回限定盤はSHM-CD仕様でDVD付きである。もう1枚クラシックでエルガー作曲「威風堂々」を。高田総統(@ハッスル)の登場テーマね。

 9月27日
 エグベルト・ジズモンチの「ソロ」、愛聴盤なのだが持っていたのは国内盤だったのだ。今回オリジナルをゲット。

 9月28日
 何故かセールの終わったサウンドベイに足を向けた。何かに惹かれるように。そうしたらperfume「GAME」の初回限定盤が鎮座しているではないか。しかも未開封。なのにまともな値段。買うしかないわ。神のお導きに違いない。他にもジャズヴォーカルでnoonの新譜や、ベイ・シューの新譜も早くも中古で出ていたので買う。


第五十八回

 10月4日
 再発盤だがヴォーカルの名盤「ア・ギャサー」を。ズート・シムズが吹いてます。

 10月5日
 よくあるオムニバス盤「ビューティフル・ソングス3」を。ちょっとまったり目の洋楽が揃って、そんな気分の時に。

 10月8日
 話題の女性シンガー「ダフィー」を。もう1枚はステサンにも取り上げられていたラテンシンガー、ブイカのアルバムを。確かに凄い低音入ってます。

 10月12日
 ジェイムス・テイラーのニューアルバムはカバー集。その名も「カバーズ」。

 10月14日
 待ちに待った、perfumeのDVD「GAME TOUR」。感動の嵐。

 10月18日
 ロバータ・フラックの「フィール・ライク・メイキン・ラヴ」を。あとクラシックのCDを3枚ばかり。

 10月19日
 メタリカの新作と、エミルー・ハリスの新作を。振れ幅の大きい組み合わせですな。

 10月24日
 吉田美奈子と渡辺香津美のデュオアルバム「NOWADAYS」を。

 10月25日
 バナナレコードのバーゲン。トレイシー・チャップマンとフィービー・スノウを。

 11月1日
 ポール・サイモン「時の流れに」。もう1枚クラシックでハルモニア・ムンディ盤のモーツァルト「冗談音楽」を。ちょっとゲテゲテなモーツァルト。

 11月2日
 サウンドベイでCDを売りつつ、また買う。割と気に入っているJ-POP、いきものががり「ライフアルバム」。ヴォーカルが今どき珍しく日本語をはっきりと発語しているのがよろしい。もう1枚は買いそびれていたREMの新作「アクセラレイト」。

 11月3日
 U2の名盤「ヨシュア・トゥリー」のリマスター・アナログ盤をゲット。音は分厚いです。

 11月4日
 会社帰りに室内楽を1枚。ドボルザークの「アメリカ」。

 11月7日
 クラシックづいて来ました。今度は古楽系。クイケン四重奏団のハイドン「皇帝」。

 11月8日
 色々と売りに出したのだけど、美味しいネタを目の前に出されてしまった。マイルス大先生の「マイルストーンズ」、六つ目盤。こ、これは…買っちゃいました。音がまさに「生きて」おりました。感動。

 11月9日
 HMVは色々と割引セールをしておりますな。新品だと言うのに、今年でたばかりだと言うのに半額、というので買ってみましたエルレガーデンのベスト盤。また、3枚で25%off!というので1枚1,000円のクラシックCDを3枚。ベートーベン「月光」などをギレリスのピアノで。モーツァルト「アイネ・クライネ…」指揮は。バロックはコレッリを。

 11月10日
 ヴァン・モリソン「ムーンダンス」を。

 11月18日
 やっと出ましたよ、perfumeの最新シングル「dreamfighter」。いいよー、これ。

 11月22日
 ニール・ヤングの顔がジャケ一面に描かれているやつ。ちょっと怖いですな。

 11月28日
 ガンズ&ローゼスの最新作、遂に出た!

 11月29日
 ブルース・ホーンズビー&ザ・レインジ。高校生だったかなあ。

 11月30日
 トーキング・ヘッズのデビッド・バーンがブライアン・イーノと組んだ作品。今話題のHQCDなんです。

 12月2日
 サウンドベイで見つけました、マキシマム ザ ホルモンのシングル「爪爪爪」。意外に音質も良好。もう1枚はジャズギタリスト、マーティン・テイラーの最新作。


第五十九回

 12月9日
 capsuleの「モア!モア!モア!」を。

 12月14日
 ロリー・ギャラガー「コーリング・カード」を。良いですわ、これ。名盤。

 12月22日
 いきものがかりの新譜「My song Your song」を。ヒット曲満載。祝・紅白。

 12月23日
 サウンドベイのバーゲン。上松美香の最新作がありました。SHM-CD盤。

 12月28日
 エソテリックが出したクラシックのリマスターSACD、本当に音良いです。「新世界」と「三角帽子」。

 12月31日
 スリーサウンズとバナナレコードの歳末バーゲン。前者ではハンプトン・ホーズの「トリオvol.2」、オリジナルだけど傷だらけだったので安かった。買って正解、見た目ほどのノイズではなく音がぐいぐい迫ってきたのだ。もう1枚はトム・ウェイツ「ハートアタック・アンド・ヴァイン」。そして後者ではヴァニラ・ファッジと、クラシックのCDを数枚。ゲルギエフ指揮ショスタコビッチの5番、ヒラリー・ハーンのバッハ、プレヴィン指揮の「ツァラトゥストラはかく語りき」。

 1月1日
 初詣では大須へ。そして初レコードはヴェートーヴェン。何だか高尚な。

 1月2日
 何と、近所のイオンのヴァージンが閉店とな。閉店セールは全品(ほぼ)20%off。こ、これは大変だ。何買おう。…まあ、あまり慌ててはいかん。とりあえず、買ったのは名盤フェアグラウンド・アトラクションのSHM-SD盤。意外に昔カセットに録っただけで、持ってなかったのだった。もう1枚は「これがSHM-CDだ!ジャズ編2」。まあ、安いコンピ盤としての購入。

 1月3日
 たまたま入った店でセールが。小曽根真のアルバムを新品で1,000円。

 1月6日
 早くも中古で出てました最近出たリイシュー盤SHM-CD。ドクター・ジョン「ガンボ」。正解、これ良かった。さすが名盤です。

 1月9日
 出張帰りに、ヘイリーのベスト盤を。SHM-CDです。透明感のある歌声。もう一枚はリン・レコードのオムニバス盤。音良いです。

 1月10日
 レコードでアルゲリッチの弾くショパンを見つけた。本国盤だが、ノイズが多かったのが残念。

 1月11日
 「兄貴」ことアンドリューW.Kの何と、J-POPカヴァー集「一発勝負」を買ってしまった。なかなかいいです。面白い。

 1月17日
 クラシックづいておりまして。国内盤だけどハルモニア・ムンディを1枚と、オーディオラボのピアノソロを。

 1月18日
 これで最後かな、ヴァージンでの買い物。ジョン・メレンキャンプ「ライフ・デス・ラヴ・アンド・フリーダム」を。物凄く、音良いです。もう1枚はビョークのベスト盤でSHM-CD。さらにブックオフでミッシェル・ガン・エレファントのベスト盤を買う。

 1月23日
 タワレコのポイントを使おう。早くも出てました、今年のニューイヤーコンサート。指揮はバレンボイムです。もう1枚はパット・メセニーが無名のデンマーク人女性ヴォーカリストを起用して作った異色作。

 1月25日
 HMVでジェイソン・フォークナーのビートルズカヴァー集を。もう1枚はカプセルの「シュガーレス・ガール」。

 1月31日
 クラシックを何枚も。高音質の定番とも言えましょう、「カンターテ・ドミノ」をゲット。

 2月4日
 SHM-CDに続いてHQCDも出しました、1,000円のコンピ盤。

 2月7日
 若手サックス奏者、矢野沙織の新作(HQCD盤)と、エソテリックのXRCD盤でモーツアルト。

 2月11日
 ビル・エヴァンス「エクスプロレーションズ」の外盤発見。いや、さすがの音がしました。感動。

 2月13日
 「ニーノニーノ」からディープ・パープル「メイド・イン・ジャパン」つまり「ライヴ・イン・ジャパン」の英国盤が届く。夜とは言え、ついついボリュームが時計回りに…

 2月14日
 ヴァレンタイン・デイ。関係ないけどハイファイ堂ではジャズ祭り。とは言え、買ったのは一枚。ペッパー・アダムスの「エンカウンター!」。

 2月17日
 ブルース・スプリングスティーンの新作。それにしても元気が良いですな、ボス。もう一枚はムター姐さんのメンデルスゾーン。

 2月20日
 ビートルズ「リボルバー」のモノラル・オリジナル盤が到着。…しかし、モノ針折っちゃった。SPU-MONOでした。うう…それでもめげずにDL-102の復活。いやあ、それにしてもオリジは骨太。モノが、いやものが違う。

 2月21日
 ノンサッチレーベルのクラシックを。ギターものです。

 2月24日
 帰り道、チャーリー・ヘイデンのモントリオールでのライヴ音源を。今は亡きジョー・ヘンダーソンが吹いております。

 2月25日
 プロディジーの新譜を。バッキバキ。もう一枚は打って変わってクラシック。ドゥメダルという、最近注目の若手ベネズエラ人指揮者のチャイコフスキー。

 2月28日
 デクスター・ゴードンの名盤「デクスター・ライズ・アゲイン」を。本物かどうかは不明だがデックス本人のサイン付き(逆に安くなるけど)。もう一枚はブルーノート、ドン・チェリーの「コンプリート・コミュニオン」。フリーと言っても結構聴きやすい。


第六十回

 3月3日
 ひな祭り。関係ないけどブルースペックCDのサンプル盤「ロック編」「クラシック編」を。違いは…うーん微妙。曲によっては通常CDの方が良いのでは…

 3月8日
 オスカー・ピーターソンのMPS盤「ザ・ウェイ・アイ・リアリー・フィール」を。さすがドイツ本国盤、音良いです。もう一枚、ドン・チェリーの「シンフォニー・フォー・インプロヴァイザーズ」。しかしこれ、持っていた!「もしや…」と思っていたのだが、やっぱりそうだった。しかも殆ど同じ時期のもの。不覚…

 3月9日
 ブルースペックCD、残りの「ジャズ編」を。毒を食らわば皿まで。もう一枚はマデリン・ペルーの新作。この声も独特でいいですね。

 3月14日
 同じメガネでも、どうしてビル・エヴァンスとは違ってユーモラスに見えるのかビリー・テイラーの「ウオーム・アップ」を。オリジだけど傷があったのでお買い得!しかも音にあまり影響なし。

 3月21日
 グレングールド「ゴルトベルク変奏曲」のデジタル録音盤、オリジナル?

 3月23日
 イエモンのヴォーカル、吉井和哉のロックな新作「VOLT」と、ジャクソン・ブラウンの「ソロ・アコースティック」を。

 3月28日
 ジュリー・ロンドンの名盤「我が名はジュリー」と、CDでプレヴィン指揮のテラーク盤「ドン・ファン」を。

 4月4日
 キャノンボール・アダレイの名盤「イン・サンフランシスコ」を。モノラルです。

 4月5日
 リッキー・リー・ジョーンズの高音質名盤「ポップ・ポップ」が2枚組LPとして甦った!これは買わねば。

 4月7日
 タワレコでメロディ・ガルドーの新作を。マデリン・ペルーとは被らないか…

 4月11日
 デクスター・ゴードンのブルーノート盤「ゲッティング・アラウンド」を。モノラルです。

 4月18日
 アンドレ・プレヴィンの今度はジャズ盤「パル・ジョーイ!」を。これもモノラルです。

 4月22日
 AmazonからPerfumeのDVD「BUDOUKAAAAAAAAAAN!!!!!」が届く。一緒にU2とフランツ・フェルディナンドの新作も。

 4月25日
 ビル・エヴァンスのリヴァーサイド一作目の「ニュー・ジャズ・コンセプションズ」を。モノラルモノラル!!


第六十一回

 5月1日
 タワレコでクラプトンの武道館ライヴCDを。何故かオランダ製。

 5月2日
 リヴァーサイド・レーベルのオムニバス盤「モダン・ジャズ・サンプラー」と、パブロ盤の「エラ&オスカー」を。

 5月14日
 XTCの大傑作「オレンジ&レモンズ」、エコバニの「クロコダイルズ」、ハンブル・パイ「スモーキン」。ロックな日。

 5月23日
 ビル・エヴァンス「ポートレート・イン・ジャズ」のオルフェウム盤。

 5月24日
 HMVで輸入盤30%offだった。とは言うものの、なかなかこれはというものが無く、何とか決まったのがグリーンデイの新作と、久し振りのマニック・ストリート・プリーチャーズ。これは試聴して良かった。傑作の予感。

 5月26日
 タワレコでは割引キャンペーン。買わなきゃ。前から気になっていたラッドウィンプス「アルトコロニーの定理」、ボブ・ディランの新作と、ニール・ヤングの新作。

 5月30日
 これは渋い、ハンク・モブレイ「セカンド・メッセージ」。ブルーノートではない。

 6月6日
 フリッツ・ライナー指揮「シェエラザード」。昔のなのに、大迫力。

 6月20日
 ローランド・カーク「ヴォランティアード・スレヴァリー」。伊坂幸太郎の「重力ピエロ」を読んでいたら出てきたので。こんなに早く巡り合えるとは…

 6月27日
 マイルス先生の「イン・コンサート」と、リー・リトナー。

 7月5日
 新品のレコードを。CDでは持っていたサヒブ・シハブの作品。音良いんです、これは。

 7月8日
 イベントのBGM用にマイケル・ジャクソンのベスト「キング・オブ・ポップ」を。さすが、ポップの王様。久し振りに聴いたけどマイケルいいですね。合掌。

 7月9日
 遅い!Perfumeの新作「トライアングル」が発売日から一日遅れでAmazonから到着。メール便は止めよう。

 7月11日
 隠れた名盤、ジョー・ザヴィヌルのソロ作。ウェザー・リポート結成前夜。

 7月18日
 ハイファイ堂でセール。ハンク・モブレイの後期ブルーノート盤「ザ・フリップ」、懐かしやザ・スミスのデビューアルバム、チック・コリア「リターン・トゥ・フォーエヴァー」。100円セールにも顔を一応出し、AOR名盤「エアプレイ」とフュージョン名盤「フル・ムーン」。

 7月19日
 サウンドベイでもセール。クインシー・ジョーンズ「バース・オヴ・ア・バンド」。ブランキー・ジェット・シティの名盤「BANG!」の紙ジャケ盤を。

 7月25日
 100円セールにて。ジュリー発見!沢田研二のベスト。感涙。

 8月2日
 レコード祭り。ズート・シムズ後期の名盤「ズート・アット・イーズ」、マイルス先生「キリマンジャロの娘」。

 8月7日
 久し振りに澤野工房を。ジャケ買い女性ヴォーカル、ニコレッタ・セーケ。

 8月14日
 ハイファイ堂ではジャズ特集。「サムシン・エルス」のNYC盤とマイルス先生「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」のステレオ盤を。タイトルだけ見れば超・定盤。しかしオリジではないものの、これら古い盤は大変音が生きております。

 8月16日
 夏休みも終わり。ジェリー・マリガンのライムライト盤を。タイトル、長ったらしいのよ。

 8月18日
 帰りにふらりと立ち寄り、ウィルコの新作が早くも中古で。もう一枚はシングル椎名林檎「ありあまる富」。

 8月22日
 チェット・ベーカー「シングス&プレイズ」、オリジの様だがジャケットのダメージが酷いため格安。盤はまあまあかな。音も良く、本当にお買い得でした。

 8月23日
 またまたお買い得盤、「ウィズ・ザ・ビートルズ」のイエローパーロフォン盤。A面最後の2曲の部分が何と言うか、深い擦り傷が。物凄いノイズがしそうだったが、モノ針でかけてみると見た目ほどではなかった。ホッ。それにしてもこんなに音が良くてこの価格なら許しますっ。もう一枚はビル・エバンスがシェリー・マンと組んだ「エムパシー」。


第六十二回

 8月29日
 スタン・ゲッツとビル・エヴァンスが共演したヴァーヴ盤。共演と言うより競演かな。火花が散ってます。もう一枚はマイルス先生の「E.S.P.」。

 9月1日
 アクモンことアークティック・モンキースの新作を。もう一枚、辻井伸行の受賞ライヴ盤を。ハルモニア・ムンディから出ております。

 9月3日
 ジェットの新作が早くも中古であったのでゲット。

 9月5日
 ルービンシュタインの弾くグリーグ。村上春樹のエッセイを読んでルービンシュタインが聴きたくなりました。もう一枚はソニー・ロリンズ「アルフィー」。

 9月9日
 フラゲは不可能にして、ちゃんと発売日に登場したビートルズのリマスター盤。とりあえず「サージェント・ペパーズ」と「パスト・マスターズ」を買いました。サージェントには愕然。物凄いドンシャリである。コンプレッサー掛け過ぎではないのか。オリジ盤にある滑らかさはどの時点で失われてしまったのだろう、と思わずにはいられない。確かに国内盤のレコードでも既にこれはギスギスした音なのだ。パストマスターズの方は、初期の音源はまずまず好感の持てる仕上がりだった。以前の「ビートルズ1」の時は初期作がどうもシャリシャリして良くなかったのだ。今回は聴きやすい。

 9月12日
 後期ブルーノートでスリー・サウンズ「コールドウォーター・フラット」。オリバー・ネルソン・オーケストラとの競演です。

 10月1日
 MUSEの新作と、マドンナのベスト盤を。迷ったけど2枚組にしました。全部ヒット曲、凄いですねえ。

 10月3日
 ナイキのCМでもお馴染、クインシー・ジョーンズ「ソウル・ボサノバ」と、ハービー・ハンコック「テイキン・オフ」のリバティ盤。

 10月4日
 金山でレコード祭り。秋ですなあ。「ラバー・ソウル」のオリジでモノ盤を見つけてしまった。マト番は4なので、五桁にはなりません。もう1枚リトル・フィート「セイリン・シューズ」を。

 10月10日
 ディープ・パープル「イン・ロック」を。

 10月15日
 パール・ジャムの新作。久し振りだなあ。

 10月17日
 マイルス先生の「コレクターズ・アイテム」を。

 10月21日
 タワレコでゲルギエフさんの指揮でチャイコフスキー「1812年」を。音良し、演奏良し。この曲って大砲以外は結構退屈なんだけど、さすがゲルギエフ。

 10月24日
 ハイファイ堂で古楽・現代音楽特集。¥680と格安なので2枚買う。また、バナレコは割引セール。ジョージ・ハリソン「ダークホース」と、ニュー・オーダー「ロウ・ライフ」を。

 10月31日
 ハイファイ堂はクラシック大放出、との事で2枚ゲット。両方ともフィリップスのオランダ盤。

 11月1日
 ジャック・ジョンソンの新作はライヴ。まったり、でも熱く。

 11月2日
 タワレコに寄ってしまいました。スティングの新作は前作に続いてこれまた「大人」の作品。そしてリッキー・リー・ジョーンズの久しぶりな新作。昔と変らない声なのが凄い。

 11月3日
 グラント・グリーンの未発表盤「ソリッド」と、ビル・エヴァンス「ムーンビームス」。

 11月7日
 ビル・エヴァンス「インターモデュレーション」。ジム・ホールとのデュオ第二弾ですね。

 11月9日
 帰りにサウンドベイに寄ったのが運の尽き。ベンジーこと浅井健一の新作と、斉藤和義の新作が中古で手に入ってしまった。いいですねえ。

 11月10日
 ノラ・ジョーンズの新作を発売日(実際にはフラゲ日ですな)にゲット。ちょっとロックになったノラちゃん。¥5,000以上は10%offというのでさらに二枚。デレク・トラックス・バンドとフー・ファイターズのベスト盤を。

 11月15日
 アーマッド・ジャマルの名盤「バット・ノット・フォー・ミー」のオリジ盤を。

 11月21日
 ビリー・テイラー「タッチ」。傷多し、ジャケットボロボロだが音は何とか生きていた!

 11月28日
 ニール・ヤング「タカ派とハト派」(だったっけ、邦題は)と、イギー・ポップ「ラスト・フォー・ライフ」。ロックな日。


第六十三回

 12月6日
 何と「ニーノニーノ」さんが名古屋のイベントにいらしていたのです。レコードも即売。ドアーズのファースト、ダイアー・ストレイツのライヴ、ライ・クーダーのサントラ「ジョニー・ハンサム」を。

 12月8日
 タワレコのポイントを使おう。イエロー・モンキーのトリビュート盤が出てました。もう1枚はニール・ヤングのまたまた未発表ライヴ。今回は比較的新しく、92年で「ハーヴェスト・ムーン」の頃。そんなに前だったっけ。

 12月12日
 今週も「ニーノニーノ」さんでモダン・ジャズ・カルテットの傷だらけオリジ盤を。格安だけあって、さすがに手強い傷でしたが音も負けずに生きていました。もう1枚はグレイトフル・デッドのファースト。

 12月19日
 今週はレコードイベント目白押し。嬉しい悲鳴?一番の収穫はビートルズ「ヘルプ!」のオリジ盤ゲット。しかも高くない。聴き飽きた「イエスタデイ」がこんなにも心臓にどしんと「来る」とは。サウンドベイのセールではジョニ・ミッチェルのライヴ盤「Miles of Aisles」とバド・パウエルの「アメイジング」。ハイファイ堂ではニール・ヤングとオーネット・コールマン「ゴールデンサークル第2集」NY盤。

 12月22日
 いきものがかりの新譜を。

 12月23日
 休日出勤の帰りはレコード。ビル・エヴァンス「アンダーカレント」のソリッドステイト盤。少々ジャケデザインが違います。もう1枚は探しておりました、アル・クーパー「赤心の歌」。「ジョリー」はやっぱり名曲ですわ。

 12月26日
 傷が気になったけどモノラル針でかければ問題ないだろう、マイルス・デイビスとミルト・ジャクソンががっぷり四つに組んだ作品、通称「うんちマイルス」。いくら先生がしゃがんでおられるとは言え、ひどい通称ではある。

 1月1日
 明けましておめでとうございます。レコード初めは高音質盤として有名な「クラトゥ」とニルソンの「シュミルソン」を。他にはCDでマイルス先生の「シエスタ」と、ジョニ・ミッチェルの2,000年のライヴ盤「青春の光と影」。

 1月5日
 新年最初のタワレコは、ようやく買った、今頃買った、ボブ・ディラン御大の歌うクリスマス・アルバム。これはある意味凄い。そう言えば御大、もうすぐ来日ですよ。行かなきゃ。そしてもう1枚、メゾ・ソプラノと言えばこの人、キャサリン・ジェンキンスさんの新作。ポップスが多く親しみやすい作品。デビッド・フォスターがプロデュース。なるほど。

 1月7日
 「ニーノニーノ」さんから届いたのはクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの名盤「バイユー・カントリー」と、チック・コリアとフリードリッヒ・グルダ夢の競演盤。

 1月9日
 ビル・エヴァンス参加のキャノンボール・アダレイ「ノウ・ホワット・アイ・ミーン」と、ズート・シムズがバッキー・ピザレリと競演した作品。あと、テラークの「火の鳥」。

 1月16日
 ボブ・ディランのブートレグ・シリーズで「コンサート・アト・フィルハーモニック・ホール」を。

 1月23日
 トム・ウェイツ「アリス」のCDを。

 1月30日
 トム・ウェイツ「ブラッド・マネー」のCDを。

 2月1日
 昨日観た映画「ゴールデンスランバー」のサントラを。斉藤和義が手がけています。

 2月13日
 フレディ・ハバード「ナイト・オヴ・ザ・クッカーズ」を。

 2月20日
 テレビでライヴを観てあらためて気になります、ジェフ・ベック。その模様のCDを購入。「ライヴ・アット・ロニー・スコッツ」。


第六十四回

 3月1日
 バナナレコードのバーゲン。グラント・グリーンのファンク名盤「アライヴ!」とジェスロ・タル「スタンドアップ」を。

 3月6日
 ジェスロ・タル気に入りました。で、さらに「ミストラル・イン・ザ・ギャラリー」を。邦題は「天井桟敷の吟遊詩人」だそうな。もう1枚はジョン・マクラフリンを。

 3月7日
 パット・メセニーのECM盤を。

 3月27日
 クリフォード・ブラウン「スタディ・イン・ブラウン」の外盤を見つけた。

 3月28日
 バナナ金山店のセール。ドナルド・バードの後期ブルーノート盤「プレイシス・アンド・プレイシス」とブロッサム・ディアリーの可愛いジャケット名盤「ギブ・ヒム・ザ・ウーララ」とレモン・パイパーズ「グリーン・タンバリン」を。

 3月31日
 閉店間際のタワレコに。ジェフ・ベックの新作とこちらも新作のゴリラズ。

 4月3日
 ウェザー・レポート「ヘヴィー・ウェザー」。

 4月4日
 ジェフ・ベック「トゥルース」。

 4月10日
 「ニーノニーノ」さんが名古屋へ。「物凄く音が良いから」と勧められたのがチック・コリア「リターン・トゥ・フォーエヴァー」のオリジナル盤。確かに空間感が段違いに凄かった!他にはSSW名盤ゴードン・ライトフット「サマー・サイド・オヴ・ラヴ」とロック大名盤ジェフ・ベック「ブロウ・バイ・ブロウ」。

 4月13日
 perfumeの1年ぶりの新曲「不自然なガール/ナチュラルに恋して」のフラゲ日でございます。

 4月17日
 ジェイミー・カラムの新作をHMVで。

 4月18日
 ビル・エヴァンス「ウィー・ウィル・ミート・アゲイン」と、キース・ジャレット「アウト・オブ・タウナーズ」を。

 4月23日
 斉藤和義の新曲「ずっと好きだった」。CMタイアップだけあって、いつになくキャッチーですな。もう1枚ヴィーナスレコードの「ショパン・ジャズ」。

 4月24日
 大好きなブルーノート名盤、ケニー・バレル「ミッドナイト・ブルー」のUA黒音符盤。B面だけ「ヴァンゲルダー」の刻印が捺されているが、実際にこちらの面の音が圧倒的に良かった。こんなに違うのか。勉強になりますなあ。しかし、好きなのはA面なのだが…


第六十五回

 4月29日
 アル&ズートと、ビル・エヴァンスのCBS盤「ビル・エヴァンス・アルバム」。

 5月3日
 ZEP名盤「フィジカル・グラフィティ」オリジ盤ゲット。ボンゾのドラミングに酔い痴れる!

 5月4日
 昨年末に再発されたマイルス先生「ウォーキン」だが、不覚。気温が急上昇したこの日、クルマに置いたまま昼飯を食っていたのが悪かったのか、見事に反ってしまった。

 5月14日
 キース・ジャレットがチャーリー・ヘイデンとのデュオ作をリリース。悪いわけは無い。

 5月16日
 ニール・ヤング「ZUMA」とニコレット・ラーソンのデビュー作。

 5月20日
 ジェームス・テーラーとキャロル・キングの新しいライブ盤と、トレーシー・ソーン(エヴリシング・バット・ザ・ガール)のソロ作。

 5月23日
 追悼、ロニー・ジェイムス・ディオ。そんなわけでレインボーのファースト、オリジ盤で。

 5月30日
 ウェイン・ショーター「スピーク・ノー・イーヴィル」。やはり名盤。

 6月6日
 ビル・エヴァンスの日。「ハウ・マイ・ハート・シングス」とラストアルバムに近い「パリ・コンサート1」を。

 6月13日
 マイルス先生「ウォーキン」、先月買って反ってしまったのはあきらめました。輸入盤で、音もなかなかのもの。

 7月17日
 サウンドベイのセール。ボブ・ディラン「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」のUKオリジを。

 7月22日
 最近マイブームなmoumoon「SPARK」と、打って変わってド渋なジミー・ウェブの新作を。ビリー・ジョエルも参加してます。