スギノハヤカゼの復帰戦は阪急杯になるとの情報が競馬ブックにありました。 待ち続けて、最後に出走したレースから20ヶ月も経ってしまいました。
その間にマサラッキがG1を勝ち、私が500万条件から応援し続けていたブラックホークが 大好きな横山典弘騎手に戻ってスプリント王になり、シンコウフォレストがアイルランドに 帰っていきました。タイキシャトルは種牡馬になり、そして当のスギノハヤカゼは8歳を迎えました。
ブラックホークの復帰戦でもあるので、阪急杯を観に行く事は半ば心の内で決まってはいましたが これでまた目的と楽しみが増えました。 とにかく無事にレースに出てきさえくれれば・・・。前回の出走回避の事もあり、 ただそれだけが私の願いでした。
前日、ブラックホークの横断幕と一緒に丁寧にアイロンをかけました。 作ってから10ヶ月、しまわれたままの横断幕が懐かしく愛しく思えました。
「2枚並べて張りたいね」
一緒に応援してくれる人の言葉が今、少しだけ実現に近づいています。
ブラックホークの横断幕を出したいとは以前から思っていましたが、 ハヤカゼの存在がずっと引っ掛かってました。
「同じ路線の馬を2頭も応援し、横断幕を作ってもよいものだろうか。」
単勝を2頭買うような後味の悪さ。でも、今は素直にその言葉に頷けます。この矛盾自体は、 自分の中で整理がついたわけではないのですが 今回に限っては、「2頭が揃って無事に出走できた事をお祝いしたい」という 気持ちが強く、あまり悩まずにすみました。