CF-1760でございます。
画像はでかいサイズのままで置いてあるのでアップで見たいかたは画像をクリックしてみるとよろし。

一連のソニーのラジカセとはちょっと路線が違うデザインです。この機種も昭和51年のカタログにひっそりと載っております。細部の処理からみると、LX1などを設計した方かもしくは机がその方の隣に座っていた方の設計だと思われます(んなアホな(笑))。
コンセプトが非常に明快。「日本短波放送を手軽に聴くことのできるラジカセを作ろう、おーっ」ですから、背面にNSBクリスタルを装着する隠しプラグがあるということとマイクミキシング機能以外は、特筆すべき機能は何も採用されておりません。何となくスカスカのデザインではあります。
チューニングスケールが縦型でございます。スカイセンサー5800などのフィルムダイヤルでは「下に行くほど周波数が高くなる」ような数字の振りかたをしてあるのですが、この機種では「下に行くほど周波数が低くなる」ように目盛が振られております。どちらかといえばこのラジカセの方が正しいような気がしますが、なにぶん普段触り慣れている5800とは逆なのでなんだか変な感じです。ただ、音量・音質調節のスライド式バリオームも縦に付いていて上が高音あるいは音量大、という並びになっていますから、操作感を統一するため、すなわち↑(高い・大きい)、↓(低い・小さい)とするために、ダイヤルスケールも従来と逆の並びにしたのでしょうか。
テープ操作系スイッチの感触は良好。1980に似ています。私好みです。
それにしてもNSBクリスタルは標準装備ではなく別売で36800円とは。売れたのかなぁ。でも欲しい人は欲しかった機種だろうなぁ。
NSBクリスタルの装着端子は背面のポケットを開けると出現。
メーター周囲を円であしらっておりますが、1700などと同じような小さいメーターです。例えて言えば、間寛平ちゃんがトンボメガネのサングラスをしているような感じです。あいや、別に例えなくてもよかったけど。
2001.9.5記。