魔法都市日記(45

2000年8月頃


プルメリア・ルブラ(インドソケイ)
ゆで卵を切って作ったような花( 学術名:プルメリア・ルブラ)。
淡路島で開催されている「花博」(ジャパンフローラ2000)で見かけた。

今年の8月はまとまった休暇が取れず、四連休が最長であった。しかも二日はすでに予定が決まっており、小旅行にさえ行けなかった。しかし遠くまで出かけなくても、8月は学校が夏休みでもあり、興味深いイベントが数多く開催されている。大阪、神戸、京都などの美術館、博物館、デパートなどで開催されている催し物には仕事の隙間をかいくぐって、20くらいは行ったかもしれない。一日で三カ所をはしごしたこともある。

今年は連日35度を超える猛暑であったが、体調はすこぶる良好なので、暑さもさほど苦にならなかった。


某月某日

縁台将棋お盆の頃、大阪城の天守閣前に特設会場が設けられ、 「伝統芸能フェスティバル」が開催されていた。今年は藤山新太郎さんの水芸と、落語家、桂米八さんの「古典曲独楽」(こてんきょくごま)が同じ日にあったので、この日に行くことにした。

大阪城の天守閣まで行ったのは30年ぶりくらいかも知れない。最寄り駅であるJR環状線の大阪城駅を降りてからでも天守閣までは20分近く歩かなければならない。35度を超える炎天下、ふらふらしながら必死の思いでイベント会場へ向かった。

堀に沿って歩いていると、途中、木陰で縁台将棋を指しているおじさんや、ジャグリングを練習している若い人がいた。このジャグラーの人はボールを7個も使ってジャグリングをしていた。これって相当難しいはすだ。ジャグリングは趣味でやっているだけだと言っていたが、それにしては随分うまい。

水芸についてはすでに「ショー&レクチャー」に書いておいたので、曲独楽を中心に紹介しよう。

昔の『奇術研究 第70号』(1974年、力書房)に日本手品の特集があり、山本慶一氏が手品とならんで曲独楽の解説をしてくださっていた。それによると、"こま"自体は承平五年(西暦935年)以前に書かれた『和名類聚抄』(わみょうるいじゅうしょう)にあるくらいなので、さらに前からあることは間違いないが、江戸時代、特に元禄の頃、「博多独楽」が大変流行ったそうだ。 博多独楽は"ろくろ"で正確に作った木製の本体に鉄の心棒を通すことで、それまでのものよりずっと長時間安定して回る。

元禄の末、博多の市太郎という少年が大坂で曲独楽を見せて評判となり、その後、京や江戸でも「博多独楽」が大流行した。一般庶民の家でも、一軒に”こま”が5、6個もあったそうだから、大変人気があったことがわかる。また、この曲独楽を若い「陰間」(かげま)つまり宴席などで男色を売った少年のことであるが、この陰間の人たちが曲独楽を習得したそうだ。金持ちの旦那衆が、曲独楽を実演させるという口実で屋敷に呼ぶことが流行った。さすがに男色が流行ると放っておけないようで、幕府は風紀を乱すとの理由で、寛永三年(1626年)元禄十四年(1701年)、宝永七年(1710年)、享保十四年(1729年)の数度にわたって独楽の禁止令を出しているそうだから、実際、今では考えられないような人気があったのだろう。

先の『奇術研究』には、発刊当時、人間文化財指定を受けておられた博多独楽の宗家、筑紫珠楽氏制作による『大黒』という曲独楽が35,000円で売り出されていた。この独楽はピンと張った一本の糸の上を伝って行くものである。現在、二代目の方が継いでおられ、この『大黒』も制作していただけるのだが、予約しても1,2年は待たないと手に入らないようだ。値段は180,000円になっていた。

桂米八

今回、大阪城の前で曲独楽を実演してくださったのは落語家、桂米朝さん(人間国宝)のお弟子さんである米八(よねはち)さんであるが、この方は落語だけでなく、曲独楽や"南京玉すだれ"もうまい。曲独楽を使って実際に見せてもらったのは、糸を伝って走るものや、日本刀の刃の部分を独楽が伝って行き、切っ先で回り続けるもの、直径が30センチくらいある大きな独楽を糸を使わず手だけで回転させるもの等を見せていただいた。今回、生で水芸や曲独楽を見せていただけたが、このような伝統芸能はやはり生で見るに限る。間近で見ると、ぞくそくするような魅力がある。

私も本気で『大黒』やその他の曲独楽が欲しくなってしまった。弟子入りしようかしら。米八さんが使っているような大きな独楽は、値段も80万円くらいはするらしい。

曲独楽は技術的な面よりも、よい独楽を手に入れることがすべてであると言ってもよいそうだ。将棋盤や碁盤でも、”かや”の木を正目に切断できるようなものは原木が相当太くないと切り出せないため、どうしても素材が高くつく。木目が均一に詰まっているものでないとバランスのよい独楽は作れないので、よい木を見つけるだけでも日数がかかる。そのため、制作をお願いしても、一年や二年待つことになるのは仕方がないのだろう。曲独楽を演じるには勿論技術も必要なのだが、ちょっとした仕掛けがあるため、糸や刀の上を走らせるだけなら、比較的短期間に習得できる。

しかしマジックと同じで、タネを知れば確かにそのマジックはできるが、それを使い、観客の鑑賞にたえる芸にするには別の次元の難しさがある。米八さんは約30分間、観客を引きつけておられたが、実際には8割方は話芸の力であった。喋りのおもしろさがあってはじめて、独楽の芸が生きてくる。私は他の曲独楽師の方がどのようになさっているか知らないのだが、例えば三味線の音に合わせて黙って演じるだけのものでは観客を引きつけるのは難しいのではないだろうか。街頭でやっているジャグリングのような大道芸でも、芸の難しさだけでは通行人は足を止めてくれない。

伝統が持つ力強さと、演技者個人の個性がうまく調和したとき、芸はやっと一人前のものになる。これは決して一朝一夕に出来ることではないが、練習していても楽しいことだと思う。

コマ回しという遊びは、私が子供の頃には正月によくやっていたが、最近は正月でも外で凧揚げやコマ回しをしている子供など見なくなった。実際にこのような遊びをやってみると、自分なりの創意工夫が必要であり、どうすれば人よりも少しでも長く回せるか、そのような試行錯誤の中で、いくらでも楽しめる。

某月某日

Mr.アパッチ8月はお盆や土曜日曜の夕方になると、JR神戸駅のすぐ南にある「モザイク」の一角で様々なパフォーマンスが行われていた。ベリーダンスや大道芸の人も出演して、夕方から20分くらいのショーを数回やっていた。大道芸人のなかでは、以前からMr.アパッチとサンキュー手塚さんを生で見たいと思っていたら、うまい具合にこのお二人が今回、モザイクに出演されることがわかった。

Mr.アパッチは、背の高い一輪車とジャグリングが中心の芸である。1992年に自転車のBMXフリースタイルで優勝し、その後上海雑伎団のサーカス学校に留学もしている。「大道芸ワールドカップin静岡」でも上位入賞するくらい実力と人気がある。

今回、Mr.アパッチの芸を初めて見せてもらって感じたことは、観客とのやり取りが大変うまいということである。ジャグリングは芸がどれだけ難易度の高いものであっても、ただ見せているだけでは観客は乗ってこない。

大阪城で見たアマチュアのジャグラーの方は技術的には大変上手なのだが、通りすがりの人は誰も足を止めて彼の演技を見ようとはしなかった。今のところは技術的な練習段階なのかも知れないが、それを越えた後に待っている山が、実際には技術の数倍、数十倍の険しさがあるのだろう。彼にも頑張って欲しいものだ。

サンキュー手塚氏はパントマイムをベースにして、今まで見たことのない奇妙なパフォーマンスを見せてくれた。昨年の"大道芸ワールドカップin静岡"でも1位になっているが、これは他に類似の芸がないオリジナリティを買われてのことだろう。

最初に一般的なパントマイムの芸を見せた後、ホイットニー・ヒューストンの歌を流しながら梅干しを食べる。すると自動的にホイットニー・ヒューストンの「あの顔」になり、形態模写ができるという仕掛けになっている。この芸がサンキュー手塚氏の芸では一番よく知られているはずだ。

サンキュー手塚

今回、5時、6時、7時にあったショーは全部見せてもらったら、途中の出し物は変えているが、トリネタはどれも同じものであった。

高さが15センチくらいのハードルを三つ置き、それを飛び越えながらハードルの向こうで待っている「彼女」に愛を届ける。この彼女役に、最初のショーでは7,8歳の女の子に頼んだ。花束を持ってじっと立っているだけでよいのだが、それでも観客の視線を浴び、手塚氏が必死の形相で向かってくる姿を見ると、恐くなったのか途中で泣きだしてしまった。昨年も同じようなことがあったそうだが、小さい女の子にあの役をさせるのは少々荷が重いだろう。手塚氏のパントマイムに、アドリブでそれなりの反応をするのは小さい女の子では無理だ。2回目のショーでは成人の女性に頼んでいたが、3回目のときはまた10歳くらいの子に頼んでいた。幸い、この子は途中で泣き出さなかったものの、終始不安げに親のほうばかり見ていた。

話はそれるが、『広辞苑 第五版CD-ROM版』で「大道芸」を検索してみると、

「大道で演ずる卑俗な芸」

となっていた。ということは、「大道芸人」というのは「大道で卑俗な芸を演じる卑俗な芸人」ということになるのか。大道芸が高尚な芸だとは思わないが、「卑俗」は余計だろう。

某月某日

タイムカプセル96ホームページを開設していると、意外な方からメールをいただくことがある。今回、今井雅晴氏から突然メールが届き、大変驚いた。古くからマジックをなさっている方であれば、昭和42年頃から53年頃まで、『奇術界報』、『奇術研究』などで今井さんの作品を見かけたことがあるはずである。「色変わりエレベーターカード」、「カードとペン」、「風船カード」など数多くの作品を発表しておられた。

しばらく本職の建築関係の仕事が忙しかったようで、マジックの創作活動はやめておられたが、1996年に、奇術活動30年の記念に、これまでの作品を集めて、『タイムカプセル96』という二冊の本にをまとめられた。一冊は作品集、もう一冊はマジックにまつわる読み物になっている。これにはカードマジックが21種類、コインマジック20種類が載っている。

私自身、今井さんが発表されていた頃はよく本を読んでいたこともあり、今回あらためて作品集を読ませていただくと、大変懐かしくなり、また演じてみたいと思うものもいくつかあった。

今井さんはご自身のサイト、iタオシステム研究所を開設されている。

某月某日

大阪奇術愛好会&I.B.M.大阪リングの例会に、5月に引き続いて若い女性が数名、遊びに来てくださった。メンバーである福岡康年さんの会社の方や、その友人の方々で、5月に来てくださったときご覧に入れたマジックが面白かったので、また見たいと言っていただけたようだ。もうおひとり、松田さんの友人であり、チェスの強豪でもあるパトリック氏も遊びに来てくださった。彼はニューヨーク出身のアメリカ人で、本職はコンピューター関係であるが、将棋を海外に普及させるために、日本に来ている。日本語は大変うまい。あともうおひとり、東京大学の4年生、笹子晴生さんが田代茂氏とお見えになった。笹子さんは実家が神戸であり、ちょうど帰省中であったため、参加してくださった。東大の奇術部にも入っておられたようだ。

内輪の話になるが、5月に女性8名にマジックをご覧に入れたが、あのときは突然であったこともあり、何も準備らしい準備もせず、出席していた愛好会のメンバー十数名がほぼ全員、ひとつかふたつずつマジックをやった。しかしメンバー全員が見せるというのも見せすぎになるため、今回は半分ほどにして、多少は準備もしてからご覧に入れた。

1.福岡康年:Coins Through The Table(Slydini)
2.三田皓司:矢印が印刷されたカードを使ったパズルのようなマジック。
3:森下宗彦:Ring On Wand(Vernon)、他。
4:三輪晴彦:Once In A Blue Moon、他。
5:赤松洋一:Coin In The Bottle、他。
6:笹子晴生:Everywhere, Nowhereのようなカードマジック。
7:田代茂:FISMみやげのダイスマジック、他2点。

全体で40分くらいであった。一般の方にマジックをご覧に入れるのなら、これくらいが限度だろう。森下氏や赤松氏も今回は本気で準備して、見せてくださった(汗)。

赤松洋一氏
I.B.M.大阪リングの世話役、赤松洋一氏

田代氏は例によって埼玉から大きなリンキングリング、FISMで購入したテーブル付きのダイスマジック、2本の筒を使うビール瓶やシルクのプロダクション、捨てかご用の鉄パイプでできた台、これをかついで大阪まできてくださった。これにBGM用のラジカセもあった。もうだいぶ慣れっこにはなったとは言え、田代氏のバイタリティには呆れるというか、ありがたいことだとメンバー一同感謝している。

2次会は大阪駅近くのホテルに行き、レストランの一角を借りて遊んできたのだが、そこでも森下さんが伝説の「フォーエースオープナー」他、2,3のカードマジックを見せてくださった。松田さんもご自身の本で紹介しておられるマジックを実演してくださったから、よほど気分がよかったのだろう。

某月某日

大阪梅田にあるホテル・リッツカールトンに隣接しているハービスホールで、「サイエンス・フェスタ」が開催されていた。私の夏休みの最中であったため、2日とも行ってきた。

日時:2000年8月26日(土)-27日(日):午前10時〜午後6時
会場:大阪梅田・ハービスホール

朝10時からの開場にピッタリ合わせて着いたのに、すでに約200名が列んでいた。小学生、中学生が全体の8割くらいだが、日本各地から学校の先生も大勢見学に来るくらい人気のあるイベントになっている。

近年、中学、高校生の理科離れが激しく、社会問題にさえなっている。紙の上だけで化学式を操作したり、公式を覚えさせるようなテストばかりをやってきた弊害なのか、科学に興味を示さない子供が増えつつある。しかし本当は、科学は面白い。試験がなければいくらでも面白いことができる。

科学でやっていることなど、理屈を知らなければほとんどマジックと同じである。子供は好奇心のかたまりである。不思議なものを見るのは好きなのだ。見せ方次第ではいくらでも興味を持たせることが可能なのに、実際の現象も見せずに紙の上だけで化学反応式や数式を操作させても興味を持つはずがない。

このような反省からか、近年、科学マジックが流行ってきた。ここ2,3年だけでも、数十はこの種の本が出版されている。

"サイエンス・フェスタ"は、「子供たちの理科教室 宇宙から原始まで」をうたい文句に文部省、読売新聞社、大阪市、他の主催で行われている。50のブースでは様々な実験、展示があり、実際に作ってみることのできる工作教室、ステージでのショーなどが2日間に渡って開催された。

超伝導の実験では、磁石が空中に静止したまま浮くのを自分の手で試してみることができる。高さは1センチ程度ではあるが、確かに浮いている。マジックをやっている人間なら、これほど簡単に物を浮かせることができるなら、ひとつ欲しくなるだろう。今では科学の素材を扱っている店に行けば買えるそうである。ただ、液体窒素でマイナス200度まで下げなくてはならないので、ボンベを持って行くことを思えば、浮かすだけなら今のところ、ジャリを使ったほうがずっと簡単かも知れない。

私が興味を持った実験やショーを紹介しよう。

「人間金床大実験」

人間金床大実験板に釘を数百打ち付け、釘の先が板から突き出ている「ベッド」がある。そこに上半身裸で寝て、さらに胸の辺りにも同じような板を置く。花を活けるときに使う剣山の大きなものの上に寝て、胸にも剣山を置いたような状態になっている。さらにブロックを2個重ねたものを胸の板の上に置き、観客に大きなハンマーを渡してブロックをたたき割ってもらう。

これは昔からよくある危険術のひとつである。ハンマーを振り下ろした勢いで、体に釘が刺さるような恐怖があるが、あれだけ密に釘があれば体に刺さらないことはわかる。しかし、胸に置いたブロックをたたき割るとき、小学生に舞台に上がってもらい、ぶっつけ本番でハンマーを持たせていたが、これが私には恐ろしくて直視できなかった。普段、大きなハンマーなど持ったことのない子供にこのようなことをさせるのは危険すぎる。ブロックをたたこうとして、足元がすべったり、手元がくるったりして、寝ている人の顔面をたたくといった不測の事態も十分考えられる。

幸い、子供がうまくブロックをたたいてくれたので無事にブロックだけが割れて、顔や体は大丈夫であった。それでも寝ていた高校生の人が起きあがったら、背中や胸の辺りは赤くなっていたから、刺さらないまでも、やはり痛いのかも知れない。

「対決! 科学マジックバトル!」

近年大流行の科学マジックをショー形式で見せてくれた。科学マジックとはいえ、現象そのものは完全なマジックである。約1時間のショーは大勢の観客を最後まで引きつけて飽きさせなかった。私も大変楽しめた。

出演されていたのは理科の先生なのか、子供達のツッコミにも動じることなく、うまく応対していたのはさすがであった。スプーン曲げも3種類ほど見せていただけた。このうち2種類は種明かしがあったが、最後にやったものは種明かしをせずに終わった。タネを聞くと、「なーんだ」という反応が返ってくるが、そこでもうひとつ、別の方法で見せるとまた完璧に引っ掛かる。わかったと思わせておいて、もう一度観客を驚かせる見せ方は、人が何かに驚くときの心のメカニズムを知ることができて面白い。「コロンブスのたまご」の例を出すまでもなく、どのような驚きも知ってしまえばどうってことはないのだが、逆に言えば、知らなければどのようなたわいもないことでも人は驚き、感激する。

スプーン曲げ

2、3おたずねしたいことがあったので終わってから質問に行ったら、ずいぶんたくさん、色々なおみやげをいただいてしまった。マジックに使える素材や、このショーのために作ったネタのアルバムなどもいただいてしまった。

このショーには、三名の先生が出演されているが、つい最近、このなかのお二人と、もう一人別の先生方が監修しておられる本が書店の店頭に並んでいた。『親子で楽しむマジカル科学 101』(池田書店、1,000円、ISBN4-262-14393-7)

この本に載っているものがショーの中でもいくつかあった。本を読んで、先にタネを知るとあまり面白いとは思えないものでも、見せ方ひとつで十分楽しいマジックになることは今回のショーでもわかったので、ぜひ実際にやってみることをおすすめする。

「カイコガの性フェロモンの不思議」

メスの蛾から採取したフェロモンをオスの蛾のそばに置くと、オスの蛾は興奮してメスの近くに寄ってくるという実験をやっていた。この実験を見た数日後、偶然メールで「フェロモンシャワー」という香水の宣伝が届いた。この香水をつけるだけで、異性が群がってくるそうだ(笑)。片思いの人に会うとき、こっそりこれをつけておけば相手は発情して、こちらに寄ってくるというのか?こんなもので寄ってくるのは、せいぜいメスの蛾くらいだと思うのに、買う人がいるだろうか。本当に人間にでも効くというのなら、サイエンス・フェスタの会場でやってみてくれ。蛾のフェロモンと同じくらい効果があるのなら、宣伝などしなくても、あっと言う間に売り切れるだろう。本当に効くなら私だって100本くらい買うぞ(汗)。

知人に聞いた話では、テレビでは、実際にこの香水を人間を使った実験もやっていたそうだ。目隠しをして、これをつけた人とつけない人で好感度の測定をすると、つけている人が高い数値を獲得したそうだが、目隠ししたままプロポーズしてデートしろとでも言うのか?

マジェイア


backnextindexindex 魔法都市入口魔法都市入口

k-miwa@nisiq.net:Send Mail