エンジンをかけたまま、浅瀬に突っ込んで座礁させ、そのまま解体作業との話です。
もう新さくら丸の姿を見る事は出来ません。寂しい限りです。
1972年に(社)日本産業巡航見本市協会の見本市船として建造されたが、貿易構造の変革とともに、その使命を終え、1981年12月に商船三井客船が買取り純客船に改装。その後何度かの大小改造を経て現在に至る。
就航以来、自治体や経済団体などのチャーターによる研修目的のクルーズを主に運航されてきたが、その間グアム・サイパンや日本一周/北海道一周のレジャークルーズも実施してきた。ふじ丸誕生以前は日本最大の外航客船として日本のクルーズファンに親しまれていた。
ふじ丸/にっぽん丸のデビューした現在、新さくら丸はその豊富なパブリックスペース(メインホール・さくらプラザ・ラウンジ・サロン等)を売り物に世界的にも類のない洋上イベント会場として他船との差別化を図っている。
純客船に改装以来550航海の実績を持ち、特殊なイベントクルーズとしては、つくば博の前年にプレキャンペーンシップとして全国を巡航。1994年には日本船としては約20年ぶりの「世界一周」航海を実施した。
見本市船は船自体が国威発揚のための手段であり、日本の造船技術の見本市商品だったため、当時の先端技術の粋を集めて建造され非常に堅牢な船体をもっているが、さらに1997年4月には、安全関係の設備を最新の世界基準により改装。
最近では、セミナーやイベントのほか短期間のレジャークルーズなども行なっており、庶民的なクルーズシップとして親しまれている。
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