スマドラ以外で役に立つものの紹介。

Melatonin(メラトニン)
眠りを司るホルモンで、周囲が暗くなると松果体から分泌されます。
メラトニンの血中濃度があがると眠たくなり、光(特に日光)に当たると分解されます。
人間の体内時計のリズムは何故か25時間周期なので、外界の明暗差を利用してメラトニンが分泌され、一日当たり一時間のずれを吸収しています。
歳をとると睡眠時間が減るのは、松果体の能力が低下する為だと聞きます。

元々時差惚けの時に飲まれていたらしいのですが最近は有名になりました。
睡眠導入剤の様に、中枢神経を抑制して無理矢理眠りにつかせるものと違い、とても自然な眠りを誘います。
その分体感できる効果は穏やかなので、睡眠導入剤の様な効果を期待して飲み「全然効かない」と失望してしまう人が居るようです。
メラトニンは眠くない人を無理に眠らせる物ではなく、眠りたいと思っている人を自然な眠りに誘う物だと思って下さい、ですので寝るときに睡眠導入剤を必要とする人には効果がないでしょう。
眠る予定時間の30分程前に飲んで、部屋を暗くし静かな環境を作って落ち着けば大抵は眠れるはずです。

スマドラ的な効果も、はっきり言って期待するだけ無駄です。

又、活性酸素を除去して若返り効果がある、免疫力を高める等も言われていますが、そう言う効果があるとしても実際にはあまり期待できない様な気がします。
マウスでは20%寿命が延びたそうですが、人間は80年生きる事を考えると何十年も続けて飲まないといけなくなります、抗酸化作用を期待するのならメラトニンではなくビタミンEやセレニウム等の必須ビタミン・ミネラルで摂取する方が良いと思いますから。

必須栄養素を除く全ての物に言える事ですが、メラトニンを常用して長期間飲み続けていると本来メラトニンを分泌する筈の松果体の活動が鈍るかもしれません、連用はしない方が良いのではないかな。
此方では睡眠のリズムがおかしくなったときの調整に利用しています。

同じように睡眠リズムが規則正しくない方は体内時計が変調しているのかもしれません、寝る少し前から部屋を暗めしてメラトニンの分泌を促し、起床後は朝日にあたってメラトニンを分解する等、自分自身で調整できる人はその方が良いです。

量ですが、多ければ良い訳ではありません。
5mgの物も飲んでいましたが、1.5mgと効果は同じ。
効果がある範囲で少な目の物が良いのではないかな、お勧めは1.5mg。

注意
牛や豚から取り出した動物性の粗悪品があります。
動物性が粗悪品と言うわけではないのですが、出来れば合成(人工)メラトニンを選んでください
あまりに安い物には手を出さない方が良いかも。

1.5mg 60錠 US$5.95(Cellway)
1mg300錠 US$10(MOSHIx2 Direct)
3mg 60錠 \2900=US$22(某代行業者)



番外
睡眠導入剤

各種睡眠薬は確かに眠れるのですが、頭がふらふらになるので苦手です。
睡眠導入剤を飲んだ後眠らないようにする事で酩酊感を楽しむ人がいますが、あの酩酊感が楽しいと言うのは一寸理解出来ません、そういう人が居るために本当に必要な人まで手に入りにくくなるんです。
自分自身眠れないことで苦しみましたから、本当に必要な人の為にも眠剤遊びは止めましょう。
飲んだことのある人なら分かると思いますが、別に良いものではありません。

医師の処方箋が必要な物なので、もしその他の方法で入手出来る場合でも絶対に手を出さないようにして下さい、違法です。

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