「BlueTime」

懐かしいほどのBlue Time
ばかげているという一言で片付いちまうような
すべての絶望
俺は知っている
あの男がコンクリートの谷間から見つけてきた
逃亡路の正体を
笑いが漏れるようなlonly night park
降り始めた雨が程よく心にHeavyだ
両手に抱えた自己満足を水溜りに捨てちまおう
そうすればこの泥の中で這いずり回っていた昔を
きっと思い出せる
逃げ足ばかり速い日々は
stoicなさみしさに少しは優しいはずだ
11月の夜だから
懐かしいほどのBlue Time
ひと時身をゆだねようか
今夜

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