「Fantom Pain」

10年も経った今ですら
時に襲い来る
Fantom Pain
失ってしまったお前の
悲しみが
ありもしないお前の
さみしさが
まるで抱き合っているみたいに
俺に伝わってきて
お前の居た場所が
俺を苦しませる

もう、お前は居ないのだと
繰り返し、噛み締め
それでも
骨の疼くような痛み
切り去られた
手足のように

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