「口下手の訳」

もともと言葉は
上手じゃないのに
どんな言葉で伝えようかと
考え続け
いつだって
君と会う頃には
咀嚼しすぎた言葉は
もう飲み込むほか無くなっている

そして君は
「何も言ってくれない」と
私を責める

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