「空気」

ねえ君
空気が邪魔だと思わないか
空気の壁に阻まれて
僕の愛が伝わらない

ふしぎなものだね
こんなに厚い壁に
今まで気づかなかったんだ
君を愛し始めるまで

空気の向こうで
きみがゆがむ
僕の愛を
風がさえぎる
空気の向こうの
君に届くものは
ただ、
愛の言葉だけ

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