「思い出してもいいだろう?」
俺の想い出は
俺の勝手な思い込みだから
誰一人思い出しもしない
あのころを懐かしんでる
どちらかといえば誰にとっても
「思い出したくないこと」に
分類されているだろうが
そんなみんなが全て懐かしく
俺は思い出している
これは俺の分だから
勝手に思い出してもいいだろう
今のことは知りはしないが
ただあの遠い日々のことだけ
ついていない時には
いつだって後ろばかり気になる
弱気につかれた俺には
過去だけが暖かく思える
みんな変わってしまった後だけれど
一人変われない俺だから
みんな今日と明日を生きてるだろうが
それができない俺だから
俺の想い出は
俺の勝手な思い込みだから
誰一人思い出しもしない
俺の分だから
勝手に思い出してもいいだろう