「春眠」

冬の終わりは春を意味し
増えて行くストレス
日々の暮らしは
何かをすり減らすほどではなく
ただ
そこには堕落を続ける自分がいる

そしてまたたどり着く
一杯の珈琲だけが心を支え

結論なんてあと幾十年と出まい
それに比べてなんと
夢の生命の短いことか
そしてそんな事はおかまいなしに
ただ季節は流れ
冬は終わり
春が来る

春眠暁を覚えず
春は人を永眠の甘きに誘う

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