「時々」

Full Size のとまどい
体中を駆け巡る
丘の向こうの夕日の幻想
そして夜の時代
駅の地下道
首都高速の下
東に向かって伸ばした手が
まだ昇らぬ朝日のぬくもりを予感してしまったとしたら
そしてそれがもし本当の朝日なら
本当の朝日でなかったら

そんな風に時々
ふるえてみるのだ
とまどいに答えを出せぬまま

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