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 サプリメントは本来食物から摂取するのが理想なのでしょうけれど、どうも今の食生活では、必須微量栄養素の摂取が不足気味となっているようです。必須微量栄養素は、車でいえば潤滑剤や燃料添加剤みたいなものだと思います。エネルギー源はやはり糖質が主で脂質や蛋白質もエネルギー源と、体内で必要となる物質のさまざまな原料となっているようです。

 必須微量栄養素はmg単位、マイクログラム単位で、潤滑剤や触媒の役目をしています。もしこれが全くなくなった場合は、生体を維持できなくなります。車もガソリンがあっても、潤滑剤がなくなったら焼き付いて動けません。

 ろうそくを燃やす場合、芯がなければ火を付けることができません。また、角砂糖を燃やす場合も角砂糖だけではなかなか火をつけても燃えませんが、タバコの灰などを角にのせそれに火をつけると燃えるハズです。この場合の芯や灰が触媒となって燃焼するわけです。生体内も燃料の糖質を燃やして(酸化させて)エネルギーを得るのですが、微量栄養素がなければ効率よくエネルギーを取りだせません。ろうそくの燃焼では数百度の熱をだしますが、生体内ではたったの40度以下の温度で非常に効率の良い燃焼をしている訳です。

 微量栄養素はまた、体内で必要となる様々な物質の原料になっています。なかでも、セレンや亜鉛、マンガン、銅(銅は有害必須微量栄養素です)といったミネラルは体の中の活性酸素を掃除してくれるSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)という酵素の原料には、なくてはならないものです。活性酸素は両刃の剣であり重要な作用もしているのですが、その多くはすごい悪さをしでかすのです。ガンの原因はほとんどこの活性酸素であるらしいのです。さらに病気の原因の約9割もが活性酸素が原因と言われています。SODは体内で生産されますが、20才ころをピークに減少してきて、40才では、約半分程度になり、さらに減少すると言われています。このため、40才以降は成人病などが増加して来るようです。25才はお肌の曲がり角とも言われていますが、これもSODの生産が少なくなってきて、紫外線などで発生した悪玉活性酸素の除去がうまく行われなくなるため、活性酸素によりコラーゲンやエラスチンを傷つけられる量が多くなるからのようです。

 活性酸素については、こちらをご覧下さい。

 このため、食品からSOD様栄養素を摂取することが重要になってくるようです。SOD様栄養素とは、体内SODと同じような働きをすることのできる栄養素のことで、ビタミンC,E、ベータカロチンなどが有名ですが、ゴマやお茶のフラボノイド、食物の色のもとであるアントシアニンという物質、ピクノジェノールなどがそうです。鮭やトマトの赤い色素などもそうです。まだまだたくさんでてきそうですが、これらを効率よく食べようとしても食事からではどうしても偏ってきてしまうのが現実と思います。

 アントシアニンはナスやブルーベリー、葡萄など青紫の色に多いようです。赤ワインの抗酸化作用はこのアントシアニンのおかげです。アントシアニンはまたビタミンCと相乗効果が高いのです。ビタミンCとE、アントシアニンやピクノジェノール、は現代人にとって是非とも必要な栄養素と言えると思います。ビタミンCの一日の所要量は50mgと言われていますが、個人差や健康状態により大きく異なるりますが、先進的な栄養学では3000mgは欲しいところだそうです。病気などをしているときは、さらに増え50g以上ということもあるそうです。これには驚きですが、それだけの量を捕ると、副作用のない特効薬的な効果がでてくるそうです。

 LPIのプロアンチノルズは、アントシアニンやピクノジェノールの吸収率を100%近くにした画期的な製品です。これだけは世界中でこれしかありませんから、自信をもってお勧めです。アントシアニンなどは脳関門という血液の関所みたいなものも通過するため、脳細胞での活性酸素対策にも有効に働くそうです。脳細胞は最も酸素を消費する機関ですからその分活性酸素も多く発生することになり、この対策ができることで、疲れにくくなったりするようです。目の疲労にもビタミンAともども効果があるようです。

 ビタミンEはアルツハイマーの治療に専門薬より効果的であるようですが、アントシアニンやピクノジェノールとの併用ではさらに効果が期待できると思います。アルツハイマーは、過酸化脂質(脂質分が酸化しさらに酸素原子がくっ付いたもの)と蛋白質が結びついてできたリポフスチンが原因となっているようです。お年寄りの顔にできる黒い斑点がそうです。体の中、脳細胞にもできアルツハイマーの人の脳細胞にはこれが多くできているそうです。アントシアニンなどやビタミンC,Eは脂質が酸化するのを防ぐためにリポフスチンの発生を少なくすることによると思います。


 重大な病気になるには、必ずその原因があります。

 精神的な落ち込みによるストレスからストレスホルモンであるコルチゾルなどが分泌されますが、こいつは発生するときに大量の活性酸素を出し、また大切な免疫機能の一つであるNK(ナチュラルキラー)細胞を直接破壊してしまう性質があります。また、体内発生する余分な活性酸素を除去するSOD(スーパーオキサイド・ディスムターゼ)、カタラーゼなどの酵素の原料となるビタミンやミネラル、とくに亜鉛やマンガン、セレニュームなどの超極微量必須ミネラルの欠乏は致命的であるそうです。もともとSODなどの酵素の合成能力は40ともなればピークの半分以下となり、これによる細胞破壊、免疫機能低下などがすすみ、いわゆる成人病が多くなってくるわけです。これに輪をかけ、口から摂取するビタミンやミネラルが減少してきては、体を正常に維持しようとする機能が低下しても不思議ではないと思われます。医食同源とはまさに的を得た表現ということになります。最近では分子矯正医学や正常分子栄養学などと言われるものがアメリカを中心に登場してきています。日本でも古くは江戸時代ごろからこれら医食同源的な食生活に注視してきた人たちがいます。徳川光圀もその一人であるようです。

 作者の場合は約2年半ほど前に「活性酸素の恐ろしさ」を認識して、有効な対策を探していたのですが、ブドウの種や松の樹皮など、多くの植物にはこの活性酸素を除去する効果の高いものが含まれているということを知りました。今では赤ワインのポリフェノールがどうの、お茶のカテキンがどうのと一躍脚光を浴びてきたポリフェノールですが、これもよく調べてみますと実際に体内で働くことのできる量は摂取した量のほんの数パーセントしかないことも判明しました。赤ワインも腸内の酵母異常発酵などの弊害も指摘されていますのでやはり飲み過ぎは良くありません。

 ブドウの種や松の樹皮などに含まれるポリフェノールの仲間であるピクノジェノールを発見したのはジャックマスケリエ博士というフランスのポリフェノール研究の第一人者ですが、かれはピクノジェノールをさらに改良し人体での生理活性をおよそ100%までに高めたOPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)を開発し実際に製品化しているとのことで、それの発売元も見つけ、現在は自分で使う分を個人輸入の形で購入しています。これでとりあえずの活性酸素対策はできると考えられます。もちろん活性酸素は代表して4種類ほどが有名で、OPCがこれら全てに有効とは思われませんから定番の抗酸化栄養素であるビタミンA,C,Eや極微量必須ミネラルも十分に摂取するようにしています。OPCはビタミンPと言われる部類であり、ビタミンC2とも表現されるくらいビタミンCとの相性がいいのもです。ビタミンCとPは不滅の双子などとも表現されています。


 ストレスを受けると、人体は副腎皮質ホルモンのなかの抗ストレスホルモンである、コルチゾールというステロイドホルモンを出します。

 免疫機能のなかのNK細胞(ナチュラル・キラー細胞)には、このコルチゾールの受容体があり、このコルチゾールを受け止めて、今度はNK細胞が死んでしまいます。

 NK細胞の働きは、ガン細胞やウイルス感染細胞を見つけるとパーフォリンというパイプ状の物質をそれらの細胞に突き刺し、細胞膜を穴だらけにして殺してしまう作用があります。NK細胞は骨髄のなかの基幹細胞から成長しますが、このとき、ビタミンAやB6、B12などが必要になってきます。

 ストレスホルモンであるコルチゾールは、せっかくのNK細胞を無効にしてしまう働きと、これらストレスホルモンが作れられるときは、活性酸素が多くできてしまうということもあり、ガンの発生、増殖、転移に貢献してしまう、という事にもなり得るようです。

 ステロイドホルモンが治療に有効な病気も多くあるようですので、広く使われているようですが、NK細胞を増やす事を考えて、対処して行きたいものです。


 このとき、筋肉では蛋白質やクリエイチンとかクリエイチニンとかいう物質が必要になってきます。これは、動物の肉に含まれているそうです。身体を作るのであれば肉食による蛋白質やその他の栄養素の補給も大切です。クリエイチンは健康食品などでも蛋白質とならんで販売されていたりします。筋肉を激しく使うということは当然、デンプンなどの糖質と酸素も多く消費されます。また、糖質を燃焼させる触媒の役目のビタミン・ミネラルも当然より多く必要になってきます。筋肉を動かす為には細胞間の信号伝達も盛んに行われますからそれらに必要なカルシウムイオン、マグネシウムイオン、リンイオン、ナトリウムイオンなどなどもより多く必要となります。筋肉の持っている力の約60%以上を出すと筋肉の血流が一時ストップすると言います。そして、重要なのが血流が一時ストップしてから再び流れ出すとき、つまり再環流するときは、非常に多くの活性酸素が発生してしまいます。手術の時も一時血液の流れを止めますが、手術はうまくいっても再び血液を流すときに問題が生ずることもあるようで、ビタミンC(ビタミンCの抗酸化作用は有名です)などを使った対策も試みられているようです。ちょっと進んだスポーツ栄養学ではもはやこの活性酸素対策は常識で、記録更新、選手の健康維持に欠かせないものです。活性酸素(4種類の型に分類される)は酸素を使えば使うほどできてしまう有害な廃棄物のようなもので、身体を分子、原子レベル(つまり遺伝子レベルでも!)で傷つけさび付かせてしまいます。ご年輩の方の顔などに黒いシミができることがありますが、あれは活性酸素によりできた過酸化脂質と蛋白質が結びついたものでリポフスチンというものです。顔に出てきたということは、体内でも当然できていて、脳細胞でも発生してくるとアルツハイマーの原因ともなってくるようです。過酸化脂質は活性酸素を大量にばらまくいわば時限爆弾とも言われるくらい恐いものであるようです。アルツハイマの治療にビタミンEが専門薬より効果があったということがいわれていますが、これはビタミンEの抗酸化作用によるものと言われています。ビタミンEとビタミンCはそれぞれ高い抗酸化作用があるばかりか、お互い助け合って効果的に働きます。ビタミンCの必要量が50mg程度といわれていますが、これは現代栄養学の大きな間違いで、健康体を維持する上には約2から3.5g以上は必要であることが分かってきたようです。50mgという数値が定着したのは、大航海時代に船員がビタミンc欠乏症の壊血病により多くの命をなくしていたころ、経験的に新鮮な野菜、果物、肉を食べていると壊血病がおきない事が分かり、英国海軍ではレモンライムの汁を毎日飲ませる様になったのですが、壊血病の改善にはビタミンCの量が20mg程度であったことから来ているようです。壊血病にならなければ良いのかいうことと、本来の健康体に必要な量はけた違いに多いことが、人間以外のビタミンCを合成できる動物の研究や動物治療の研究から判明しているのですが、何十年もの間定着してしまった常識はなかなか理解されないようです。

 この、悪玉活性酸素が成人病やガンの原因となります。病気のおよそ9割ものが活性酸素の原因とまで言われています。活性酸素は紫外線を浴びたときにも水分子が分離して大量発生します。皮膚ガンはこの紫外線による活性酸素が原因です。肌の老化によるシワ、シミなども活性酸素によりコラーゲン、エラスチンがこわされるからです。紫外線殺菌はまさにこの原理で、紫外線により発生した活性酸素が細菌などを攻撃(酸化反応)して殺す訳です。2酸化チタンなどは光触媒とよばれ、紫外線があたると多くの活性酸素を出すため、最近では空気清浄機やトンネルの照明などに利用され汚れを酸化させ水と炭酸ガスに分解してよごれが着かなくしているものもあります。コップや水を保管しておく容器などにも2酸化チタンコーティングが利用され、塩素やトリハロメタンなどを完全に分解してしまう製品もあります。

 運動を日頃から行う人は、これら活性酸素に対する防御体制が強固になってきます。いわゆる抗酸化酵素(ここではまとめてSOD、スーパーオキサイドディスムターゼと言います)の製造が比較的スムーズに行われるように生態はちゃんと応えているようです。ある程度の量までなら活性酸素の害はくい止められるのですが、その働きも大量の活性酸素にたいしては力不足となり、運動選手は短命のかたが多いなどという調査結果もあるようです。また、一般にはSODが十分に作られるのは40才頃までと言われています。40すぎての激しい運動は避け、軽く汗ばむくらいまでにして、若い頃から鍛えた筋肉を維持する程度にしたほうが身のためと言われています。女性のかたは25才はお肌の曲がり角などと、嫌な言葉もありますが、これもSODの量は25才くらいから減りはじめ、40才ではピークのころの約半分しかないと言われることでナットクできます。

 40才以降にいわゆる成人病の発生が多くなるのは、体内SODが十分に供給されなくならかとも言えます。SODの原料は必須微量ミネラルや有害必須微量ミネラルと言われるもので、セレニウム、亜鉛、銅、マンガンなどです。アトピーの原因も活性酸が深く関与しており、セレウム製剤や亜鉛の補給で改善するということが多くの体験者の声として言われています。

 ダイエット、体力作りなどの為に運動をする方は、ビタミンB群の補給と抗酸化栄養そのもの(SOD様作用食品)と体内SODの原料となるミネラルの摂取も心がけなければなりません抗酸化栄養をとしては各種フラボノイド、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンAなど多くが知られていますが、今、流行の赤ワインなどにも大切な抗酸化物質がふくまれています。多くの植物の色素には必ずといっていいほど、抗酸化物質(アントシアニンなど)が含まれています。植物の種子にも非常に有効な抗酸化栄要素があるものもあります。これらを使ってガンなどの治療効果も特筆すべきものがあるということです。

 活性酸素につて具体的に書き出すと非常に長くなりますので、活性酸素とは?、どんな食品にはどんな抗酸化栄養素があるのか、その効果的な摂取のしかた、サプリメントでは?、活性酸素対策の効果、発ガンのメカニズム、あるいは積極的に抗酸化対策をして行くには?、などがお知りになりたい場合は、直接メールをくだされば、何冊かの本で調べた事の範囲でお知らせできます。

.....今やガンや成人病の予防、アトピー対策には、これ(活性酸素対策)しか無いという感じがしております。

 肥満といわれる方は、白色脂肪細胞が多く存在するために取り込んだ余分な糖質が白色脂肪細胞に保管されやすいからです。白色脂肪細胞は人生において3回その製造時期があります。はじめは胎内、次は4、5才頃、次が15才頃(と記憶しています。多少ずれているかもしれません)といわれていて、この時期に高脂肪、高カロリー食をすると大量にできてしまい、あとで肥満の原因となるそうです。反対にいくら食べても太らないやせの多食いと言われる人は、褐色脂肪細胞というのが背中などにたくさんあるため、取り込んだ余分な糖質はそこで熱として消費されてしまうそうです。

 そこで、肥満の方の効果的なダイエットは、まずカルシウムとマグネシウムを同じくらいの量(それぞれ500から1000mg)をとる様にここをがけると、細胞浮腫(いわゆる水ぶとり状態)をおこしていた細胞が正常なイオンポンプ作用を行うようになるため体重のおよそ5〜6%が減少するそうです。特にマグネシウムが重要でありカルシウムだけしか取らないなら意識して取らない方がましであるようです。

 さらに、余分な糖質が蓄積されやすいのですかから、余分なデンプンなど糖質は摂取しないことです。普段の食事ではカロリーは明らかに取りすぎなので成長期を過ぎたら、意識してカロリーを控えにめすべきです。どうしてももっと食べたいというかたは、腸のなかでデンプンだけの吸収をブロックしてくれる栄養補助食品(この場合逆作用か?)などもあるようです。


過剰症_1

ビタミン、ミネラルの取りすぎは確かにあるようです。

 普段使う食塩だって、過剰摂取は当然障害がでますね。

 水溶性ビタミンは取りすぎた場合は排出されてしまうと言われていますので神経質になることはないと思います。

 現実問題として過剰摂取が心配なのは、脂溶性ビタミンと言われています。

 ビタミンA、B、Dなどです。その中でも現実に過剰が心配なのは、AとDくらいでしょう。

 ビタミンAの所要量は2000IUと言われています。

 IUとは、インターナショナルユニット、つまり国際単位ですが、物質によりその絶

対量は異なりますが、ビタミンA(レチノール)及びカロチンの場合は、1IU=0.6マイクログラムですから2000IUは1.2mgとなります。この過剰症は一気に20万IU(120mg)取ったとき、または、10万IU(60mg)を一ヶ月以上連続して摂取したときには障害が起こるようです。カロチン(アルファー、ベータ、ガンマ、クリプトキサンチン)は30万IUとっても無害であるようです。

 カロチンは体内に取り込まれてから必要に応じビタミンAに変換される、プロビタミンです。変換率はアルファーが53%、ベータが100%、ガンマで27%だそうです。ただしカロチン全量の1/3までしか転換できないようです。さらにビタミンAが必要量に達するとそれ以上は変換されないようです。

 ガンにはアルファーカロチンのほうが、ベータカロチンより10倍もその細胞増殖を抑える働きがあるようです。ビタミンAに変換されないカロチンは、強い抗酸化作用があると言われています。

 ちなみに、ビタミンEは1IU=0.67グラムです。

 日本での一応安全といわれている栄養所要量の倍数の例は以下のとおりです。

 ビタミンA、D;10倍

 ビタミンB6、K;50倍

 ナイアシン、葉酸;50〜100倍

 ビタミンB1、B2、B12、ビオチン、パンテトン酸、ビタミンC、ビタミンE;100倍これも今となっては、どこまで信用すべきか判りません。

 ビタミンCを例に取ると所要量50mgと言われていますが、その100倍は5000mgです。

 ですが、この50mgという数値自体が大昔の船乗りの経験から決められている数値で、

 これ以下では病気になりますよ、という最低所用量でしかないのです。

 最近では体が不調になると、約3000mgよりもっと大量に必要であるとも言われ出しています。

 ビタミンCの過剰摂取を考えるとき、元の基準がたったの50mgほどですから、

 1000mgでもすごい大量と言うことになり、数グラムもとった場合などほとんど経験がないところで、議論されているというのが実状ではないでしょうか?

 他の栄養素では、ミネラル(金属元素)は体内に蓄積されてくるのは仕方のないことですが、要は、バランスだと思います。カルシウムなど必須多量ミネラルは600〜1000mgも必要であると言われていますが、カルシウムの代謝に必要なマグネシウムやボロン、ビタミンDなども合わせて取らないと、骨にはならず細胞に蓄積してしまい、高血圧の原因となっています。ビタミンDのみを多く取ったときもカルシウムの細胞沈着を促すようです。

 成長期を過ぎての牛乳がぶ飲み(乳製品の取りすぎ)は、高血圧、骨粗しょう症のもとというのは、もはや常識です。カルシウム補給(カルシウムばかりでは無いですが)には海草のひじきが最適です。

 各、ビタミン・ミネラルは相互に助け合う作用と、拮抗作用のバランスでうまく働くのです。

よっぽど不足している場合は別として、どれか一つだけを摂取(あるいは不足)することのほうが、過剰摂取より重大な障害が出ると思います。

 銅などは、必須微量栄養素ですが、必須有害ミネラルとも言われるように、必要なミネラルだけれど、取りすぎ(2〜3mg以上)は中毒を起こすようです。この場合は、サプリメントより銅の容器や調理器具からの摂取が問題になるとのことです。

 また、アレルギーなども、普段摂取している食用油などの脂質の種類と量によるという話もありますね。

 とりあえず、アトピーなどアレルギーの場合は、摂取している脂分をチェックしてみると良いかもしれません。マーガリン、ショートニングは厳禁で砂糖分(清涼飲料水など)の取り過ぎも症状を悪化させるようです。これは、さらにビタミンB1不足からカルシウム不足をきたし、脳細胞にも影響し、道徳心がなくなるといった「エンセファロバチア症候群」になるようです。最近の子どもが突然キレルて人を傷つけてしまうといったことにも関係しているかもしれません。昭和34年以降の砂糖の消費拡大からそのことに警鈴をならしているひともいます。外国では白砂糖の使用を法律で禁止すべきだという学者もいるほどです。


過剰症_2

 ビタミンAの一日の所要量は2000IUと言われています。

 安全率はビタミンAとDの場合は、その10倍と言われています。

 ビタミンAの過剰症は、一説によると毎日5万IU程度摂取していると起きてくると言われています。頭痛、吐き気、発疹、疲労感などです。

 妊娠中(初期)に大量(1万IU以上)に摂取すると異常児の出産確率が高くなるとも言われています。(ビタミンAは1IU=0.3マイクログラム)

 急性の過剰症で良く言われているのが、熊の肝臓を食べたときらしいのですが、これは一度に何十万IUという常識はずれの量を摂取したときに起きたという報告があたったようです。

 ビタミンA(レチノール)を多く摂取するより、全体の何割かはベータカロチンの形で摂取したほうが良いと思います。このほうが必要に応じビタミンAに変換してくれますし、残ったベータカロチンには抗酸化作用があるようです。

 ベータカロチンの過剰症?としては、皮膚が少し黄色っぽくなるくらいのようです。

 ビタミンDは所要量は100IU(1IU=0.025マイクログラム)です。

 安全率は10倍ですから1000IUとなります。

 所要量や過剰症は年代によってかなり開きがあり、6才くらいまでの成長期における所要量は400IUと言われています。

 ビタミンDには主に植物から摂取できるD2と動物性のD3型がありますが、どちらも同じ働きと言われています。D3は人間の皮膚でもコレステロールから紫外線によって作られています。

 過剰症は一日2万IUを長期間摂取すると毒性が現れ吐き気、下痢、脱水症状、血管壁、肺、腎臓障害、各臓器へのカルシウム沈着など深刻な問題が出てくるようです。

 この場合は、他の摂取栄養素(特にマグネシウム)の量や生活習慣が問題になってきます。

 ビタミンEの場合は、過剰症は無い言われています。

 ですが、安全率は所要量の100倍とされています。所要量は成人男性で8ミリグラムですから、800ミリグラムまでは安全に摂取できるということです。

 しかし、この場合も、ビタミンCの量とビタミンPの摂取量、他の微量ミネラル(セレン、亜鉛、マンガンなど)の摂取量、酸化ストレスの程度などにより大きく左右されているのが現状であると思います。

 ある研究では400mgを毎日摂取しているより、200mgのほうがガンなどの発生率が下がるということも言われています。

 過剰症の問題は、人体実験で実際に試験研究が難しいということです。そのため、過去にあった事例(先の熊の肝臓を食べたときなど)を基に推測したり、動物実験から推測する場合が多いので、スッキリとした解答が無いのが現状であると思います。そのため、安全率というのを持ち出し、いたずらに過剰摂取の危険をあおってしまい、栄養素の大量摂取による本当の効果がなかなか認められないようです。

 もちろん、有害必須栄養素といえるもの(ヒ素や銅、鉄など)もあります。これらは、無くてはならないものですが、少し多すぎると、生命の危険すら出てきます。

 普通に食事をして、適当なサプリメントを正しく用いている場合は、まず過剰症は心配ないと言えると思います。それより化学合成された粗悪品の栄養剤や普通の風邪薬のほうが危険ではないでしょうか?

 SOD製剤と言われるものは、昔は牛から摂取したSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)という酵素が、膝などの関節痛の治療に用いられたことがあったようですが、今ではあまり一般的ではなくなっていると思います。

 本来、SODはタンパク質や亜鉛、セレン、マンガン、銅などのミネラルとともに作られている活性酸素除去酵素ですが、これだけで十分でなく、この他にカタラーゼなどが無くては、活性酸素を完全に消し去る事はできないのです。

 活性酸素対策でお勧めなのが、SOD様作用栄養素としての、ビタミンA(ベータカロチン)、C、Eとセレン、マンガン、亜鉛などのミネラルとさSらに、もっとも重要であると思われる「OPC」です。

 ピクノジェノールというものも良く耳にしますが、生理活性を考えるとやはりOPCに軍配が上がります。このときの選択に基準はOPCの中でも、その研究の第一人者であるジャック・マスケリエ博士が製造を許可するものであると思います。「OPC-85」という成分が成分表にあるか無いかで判断できます。製品選択の参考にしていただければ幸いです。


栄養とサプリメント

 ここで、まず、栄養的に十分に足りている食事というのは、現代では現実的にはかなり難しいのではないでしょうか?ミネラルは明らかに不足しているし、キチン質などの極微量栄養素など今の日本の土壌から捕れる野菜にはかなり欠乏してしまっているとのことです。悪く言えば化学物質による汚染などもあります。

 私自身、食材には現実的に許す範囲である程度気をつけるようにしています。医食同源といわれるように食事が基本であるのはいうまでもありません。その食事に含まれる微量栄養素を補うのがサプリメントの役目であると考えております。さらに、生体のある機能を強化するのにも使われることがあるかもしれません。この場合は医薬品などでの対処療法的な考えではなく、漢方薬がそうであるように、本来人体が必要とする栄養素の補給により働きの弱った機能を回復させるものであると思います。

 また、実際、現実的にサプリメントで過剰摂取になるほど摂取する場合が実際あるのでしょうか? 過剰摂取が心配でサプリメントを避けるのも、非現実的であると思います。

 食事をしないでサプリメントのみに頼っている人はいませんし、少なくとも健康を気使う場合は食事をおろそかにする行為は現実的ではないはずです。

 多くの日本製のサプリメントでは、有効成分の含有量はお粗末なレベルであり、過剰摂取になるほど摂取するにはかなりたくさん摂取しなければなりません。また、ほとんどが化学合成されたものが使われているようです。中には生薬配合などと銘打っているものもありますが、どれも薬クサイ薬品そのものといったものです。唯一良かな?と思われるのはその効果はさておき「エビオス錠」や養命酒くらいです。その他は消費者の足元を見たようなすごく高価な値段が付いています。コンビニなど売られているもののほとんどは、化学合成ビタミンでおよそ過剰摂取とは無縁であり取らないよりマシといった程度の量しか含まれていないと思います。

 海草などには含まれるミネラル分は、自然界でアミノ酸キレート処理がなされ吸収率もよく、吸収されてからも生理活性が高くなっています。日本製の多くはある特定のビタミンなどを化学的に合成してあるもので、サプリメント(栄養補助食品)というより「栄養補助薬品」といった感じです。こんなのが日本のサプリメントの現状であると思います。

 私がサプリメントん(栄養補助食品)と言っているのは自然界にある植物などを原料にして、そのエキス成分でできている製品のことです。有効成分も、現在言われている所要量(最低必要量)をごく少ない錠数で満たすほど高濃度であり、目的により栄養素がバランス良く含有されているものです。加工法も普通の料理のように加熱してしまっては、せっかくのビタミンも壊れたり、変質してしまうようですので、冷間加工されたものです。

 日本では栄養素で病気を治すことを目的とした自然療法の病院は無いと思いますが、アメリカなどでは、専門の大学まであり実際に高い治療実績を上げていると聞きます。これらの病院でも日本の天皇が食べるような正しい食材(高品質な食材)とやはりサプリメントは使われているようです。私の利用しているものは、このような治療院でも使われている品質(ドクタークオリティー)の製品です。

 


・知っておかなくてはならないビタミンについてのイエス&ノー

 以下は改訂新版 『Vitamin Bible』

(ビタミン・バイブル)

アール ミンデル著 丸元淑生訳

小学館 1300円

からの引用。

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 ビタミンが我々に良いことはみな知っているが、注意と特別の調整が望ましい時、状況、代謝の状態がある。

 つぎのリストに注意深く目を通して、ビタミンから得るものを最大にし、あなた自身を健康で幸福な状態にしていただきたい。

●皮膚病で、薬の大量投与を受けている患者には、慢性的ビタミンA過剰症が起こりうる。

●ビタミンAの欠乏はビタミンCの損失を招く。

●妊娠中、とくに妊婦の最初の三ヶ月におけるビタミンAの多量の摂取は異常出産の原因となりうる。妊娠中の女性はビタミンAの多量の摂取は避けるべきだ。

●ビタミンB1(チアミン)の供給過剰は、甲状腺ホルモンとインシュリンに影響を及ぼし、B6の欠乏の原因となり、他のビタミンの損失を招く。

●Bビタミンのどれか一つだけを長期間摂りつづけると、他のBビタミンの激減を招く。

●妊娠中の女性が毎日ビタミンB6を五〇ミリグラム以上摂り始める場合は、医師に検査してもらってからにする。

●パーキンソン病でL-ドパ(レボドパ)療養を受け手いる人はB6を摂ってはならない。

●ビタミンB2(リボフラビン)の多量摂取は、とくに抗酸化物のサプリメントを摂らずに摂っている場合、太陽光線に対する神経過敏の原因となる。

●体に過剰のビタミンDが多量に貯まると、血液中にカルシュームが増えすぎる(高カルシューム血症)原因となる。

●卵の白身を生で食べてはいけない。体内のビオチンの活性を失わせるからだ。

●多量のビタミンCは、クマジンという薬品名で処方される血液の粘土を下げる物質のワルファリンの抗凝固活性を逆転させる可能性がある。

●糖尿病と心臓病の患者がビタミンCを摂る場合は、医師と相談してからにする。

 ビタミンCによって薬品の投与量を減らす必要が出るからだ。

●ビタミンCの大量摂取によってB12と葉酸が尿から多く出てしまう。

 この二つの栄養素が少なくとも摂取勧告量は摂れているか確かめておくこと。

●コリンの過剰な摂取が長期間に及んだ場合はビタミンB6の欠乏症が生じうる。

●心臓に障害がある人は、医師に検査してもらって、ビタミンDの適切な摂取量の指示を受けること。

●甲状腺機能亢進症、糖尿病、高血圧、リウマチ性心臓病の人は、ビタミンEの使用は慎重でなくてはならない。

 (この病気を持っている人は少ない量から始めて、一日あたり100IU単位で月ごとに増やし、最終的には一日当たり400〜800IUにする)

●リウマチ性心臓炎に苦しんでいる人は、心臓の左右房の間にインバランスがあることを知っているべきだが、多量のビタミンEはそのインバランスを増大させ、状態を悪くする(サプリメントを使う前に医師に相談すること)

●ビタミンEは高血圧の人の場合、血圧を上げる。

 しかしビタミンEのサプリメンテーションを少ない量からスタートさせて、徐々に増やしていけば、このビタミンの利尿薬的特性もあって、最終的には血圧が下がる結果になる。

●糖尿病の人はビタミンEによってインシュリン量を減らすことが出来る。

 医師に相談すること。

●ビタミンEは減らすときも徐々に行うこと。

●葉酸の過剰摂取は悪性貧血の症状を隠す。

●葉酸を長期にわたって多量に摂ることは、痙攣の病歴のある人およびホルモンに関連した癌の人にはすすめられない。

●葉酸とPABAは、ガントリシン(スフフィソキサザール)のようなスフホンアミドの効果を抑制する。

●ビタミンKを大量に摂ると体内に貯まって赤血球をこわし貧血を招く原因となる。

●葉酸のサプリメントは抗痙攣薬のフェノトインを飲んでいる人には禁忌。

●血液の粘土を下げる薬のジクマロールを飲んでいる人は合成のビタミンKは薬の効果に対して反対の作用をすることを知っておこう。

 逆に又この薬は天然のビタミンKの吸収を阻止しる。

●ビタミンKを摂りすぎると、発汗、紅潮(一過性の紅斑)が起きる。

●重度の糖尿病、緑内障、消化性潰瘍、肝機能障害、痛風の人は、ナイアシンは慎重に使わなくてはならない。

●犬猫にナイアシンを与えてはならない。

 発汗と潮紅の原因となり、動物に大きな不快感を与える。 獣医の指示による以外は、(I欲cにビタミンAとDのサプリメントを与えないこと。

●過剰なPABA(パラアミノ安息香酸)は人によっては肝臓、腎臓、心臓によくない影響を及ぼす。

●鎌状赤血球貧血、ヘモクロマトーシス(鉄代謝異常)サラセミアの人は鉄を摂ってはいけない。

●あなたの摂っている鉄のサプリメントが硫酸第一鉄の場合、ビタミンEの損失が起きる。

●多量のカフェインは鉄の吸収を阻害する。

●腎機能不全の人は一日当たり、三〇〇〇ミリグラム以上のマグネシウムを摂ってはいけない。

●マンガンを摂りすぎると体の使える鉄が減る。

●マンガンの多量摂取は人によっては運動困難と衰弱の原因となる。

●高脂肪食はリンの吸収を高め、体内のカルシューム量を減らす。

●コルチゾンやアルドステロン製剤を飲んでいる人は、カリウムの損失とナトリウムの体内保有が起きる。医師に正しいサプリメントの摂り方を相談すること。

●汗をかきぐぎるとナトリウムが激減する。

●ナトリウムの過剰はカリウムを損失させる原因となる。

●過剰な亜鉛の摂取は鉄と銅を損失させる。

●亜鉛を追加する場合は、ビタミンAが十分に摂れているかどうかを確かめること。

●ウィルソン病の人には銅の毒性が出やすい。

●コバルトの過剰は甲状腺肥大の原因になる。

●甲状腺の治療で投薬を受けている人はケルプ(海草)が影響を及ぼすことを知っておこう。

 薬とケルプの両方を摂っている人は、医師に相談して再検査をしてもらう方がいい。

 薬の量を減らすことになるかもしれない。

●多量の生のキャベツはヨウ素を欠乏させる。

 そしてヨウ素の摂取量が少ない人の場合は甲状腺によるホルモンなどの産出が出来なくなる。

●かき殻、苦灰石(ドロマイト)、ボーン・ミールはよいカルシューム源だが、鉛やその他の有害物質を含んでいるものがある。

●合成のビタミンDを含んでいるミルクは、体のマグネシュームを激減させる。

●コーヒー、紅茶、コーラを大量に飲む人は、カフェイがイノシトールの不足を招くことを知っておこう。

●あなたが何かの病気で医者にかかっている場合、もしもビタミンCを多量に摂っているとしたら、そのことを医師に伝えておくこと。

 ビタミンCが血糖や尿の検査結果を変える可能性がある。

 便の血液の検査でも誤ったネガティブな結果を出す。

●ビタミンAの摂取後四時間以内に激しく体を動かすことをやると、その吸収が妨げられる。

●銅は血液中に集まる傾向があり、その蓄積は脳への亜鉛の供給を減らすことになる。

●RNA-DNAのサプリメントは血清中の尿酸の量を増加させる。

 だから痛風の人は摂ってはいけない。

●チロジンとフェニルアラニンは血圧を上げる。

 だからMAO(モノアミンオキシダーゼ)阻害物質や、その他の抗うつ薬と一緒に摂ってはいけない。

 この二つのアミノ酸は、色素沈着の悪性黒色腫の人には禁物。

●PABAを制ガン剤のメソトレキサート(MEXATE)と一緒に摂るのは禁忌。

●MAO阻害物質を摂っている人は、チラミンを多く含む食品(チーズ、ワインなど)の古くなったものは食べてはいけない。

 チラミンの含有量は古くなるほど増えることを知っておこう。

●フェラシン(葉酸)はフェニトイン(DILANTIN)の抗痙攣作用を低下させる。

●サプリメントと一緒に摂ると抗生物質の効果が低下する。

 (サプリメントは抗生物質の少なくとも一時間か二時間後以降に摂ること)

●カルシュームはテトラサイクリン(抗生物質)の効果を妨げる。

●心臓病でジゴキシン(LANOXIN)の投与を受けている人には、アスコルビンサンカルシュームとビタミンDの多量摂取は禁忌。

●範囲の広い抗生物質と一緒に多量のビタミンAを摂ってはいけない。

●ビタミンAをにきびの治療薬イソトレチノインと一緒に摂ってはいけない。

●躁うつ状態で、うつ期のあいだにコリンを摂ることはすすめられない。

 ある種の抗うつを一段と深くさせるからだ。

●潰瘍のある人には、パパイヤおよび生のパイナップルはすすめられない。


蛋白質を増やして、体重減少率を上げよう

 蛋白質の摂取量を摂取カロリーの25%まで増やせば、脂肪の減少率と体重の減少率が上がることが、最近の研究でわかりました。この研究では、65人の肥満患者に1日あたり脂肪30%の食事を摂ってもらいました。彼らは2つのグループに分けられていました。ひとつのグループには蛋白質が12%しか含まれていない食事が、もうひとつのグループには蛋白質が25%含まれている食事が与えられたのです。6ケ月後には、蛋白質が多い食事をしていたほうのグループが75%も余計に体重を落していました。蛋白質が多いほうの食事をしたグループは、それだけでなく、脂肪もはるかに多く落としていました---16.7ポンド対11.2ポンドという対比でした。

(オベシティ・リサーチ・アップデイト(最新肥満研究) 第1巻第2号より)


寝たきりだった?骨が痩せてしまったかも

 病気の長期療養のためであれ、もしくはただの風邪で寝ていたのであれ、ずっと床についていると、体は1日目から骨が痩せ始めるのだと、カルシウムの専門家である、ネブラスカ州オマハにあるクレイトン・ユニバーシティのロバート・ヒーニー医学博士が述べています。この骨の痩せを防ぐことは難しいのですが、カルシウムを余計に摂って補ってやることは可能です。では、どれぐらい摂ればいいのでしょう?ドクター・ヒーニーのアドバイスによれば、寝ていた日数掛ける1週間(つまり7倍)のあいだ、1日あたり500ミリグラム余計に摂ればいいそうです。女性の場合でいえば、寝ていた日数掛ける1週間、1日あたりの総カルシウム量として2,000ミリグラム摂ればいい、ということになります。(ちなみに、全米健康局では、高齢者に対し1日あたり1,500ミリグラムのカルシウムを摂るように勧めています。)

(エンバイロメンタル・ニュートリション(環境としての栄養) 第19巻第1号より)

付記:

カルマグプラス(TM)のタブレットには、カルシウムとマグネシウムが含まれています。朝、昼、晩に2錠ずつのめば、カルシウムもマグネシウムも1,000ミリグラムずつ摂れます。


加齢でお腹に脂肪が増える

 中国の男女5,952人を調べた結果、人間は50歳から59歳までの間にもっとも肥満す

ることが明らかになりました。60歳以降になると、体格指数(BMI)も上腕や胴体上

半分の脂肪も減るのに、お腹の脂肪は逆に増えてしまいます。高齢者の心臓病のリス

クは、このお腹の脂肪の増加と関係している可能性があります。この”アップ・アン

ド・ダウン”現象は、女性では、男性より遅く始まるそうです。

 中国人の場合、体格指数は中年で下がり始めるのに、お腹に下方移動した体脂肪は

かなり高齢になるまで減らないということです。

(インターナショナル・ジャーナル・オブ・オベシティ(国際肥満ジャーナル) 第

1巻第2号より)


加齢による筋肉減少と闘うには

 加齢とともに始まる筋肉の減少は代謝率を下げます。科学者は、この現象に”サーコピニア(肉の消失という意味)”という名前を付けました。男性も女性も、30代に入るころから、筋肉が、10年あたり約1〜2ポンドずつ減っていきます。そして女性の場合更年期を過ぎると、それ以前にくらべて6倍の速さで筋肉が減っていきます。女性ホルモンのエストロジェンは、インシュリン類似成長ホルモン(GF-1)の生産を調整しているのですが、そのエストロジェンの分泌が、更年期でガタッと減るからです。女性は更年期になると活動量も減るので、それが太る原因にもなります。ただし、いくつかの研究によれば、高齢の女性でもウェイト・リフティングをしていると、代謝率を15%まで上げることができ、骨の減少も最少に食い止めることができます。ウェイト・トレーニングをしていた人たちは、それだけでなく、活動量も自分から増やす傾向がありました。このように運動をしながら、減少しがちなエストロジェン、テストステロン、プロゲステロン、成長ホルモン、DHEAといった天然ホルモンを外部から補ってやれば、年をとっても筋肉を保持し脂肪が付くのを防ぐ上で、きっと役に立つことでしょう。

(オベシティ・リサーチ・アップデイト(最新肥満研究) 第1巻第2号)

付記:

エンドクリン(TM)DHEAタブレットには、1錠あたり、薬局方グレードの天然のDHEAが30ミリグラム、それに体内のホルモン生産の中枢である副腎を支える種々の栄養素が含まれています。またアミノライズ(TM)、プロテインV100(TM)、スレンダーナウ・シック・シェイク(TM)は、体内の筋肉を維持するのに必要な蛋白質の補給源を提供しています。


一日の最初の食事の選び方

 多くの人にとって、朝食といえば、卵、ハッシュ・ブラウン、ベーコン、バターの上からジャムを塗ったトースト、ジュース、コーヒーを指します。別の言葉で言えば、高カロリー、高脂肪、高塩分食です。これを、温かく料理したり冷たいままのシリアル類に替えれば、ずっといい食事になります。全粒穀物のシリアル類の栄養は、高繊維、低ナトリウム、低糖、低脂肪で、これ以上ないと言えるほど体にいいのです。1日のよいスタートを切るには、栄養成分を示すラベルを読んでください。ぬか(ふすま)の量の多いシリアルは、60カロリーあたり12〜13グラムもの繊維を含んでいます。それと比べると、ふくらませたライス・シリアルの場合、カロリーは同じぐらいでも繊維がゼロです。さらにいろいろな味がついているものとなると、脂肪がこっ

てりついてきます。一般的に言って、昔ながらのフレーバー付きタイプのものほど、脂肪が多いのです。しかしフレーバーが付いていると、目先が変わるし食べやすくなることは確かです。果物のことも考えてみてください。そのまま食べてもいいし、シリアルに添えたり、好みのヨーグルトをかけて食べるのもいいでしょう。(ヨーグルトの場合もまた、栄養成分のラベルを読んでください。ヨーグルトは、種類によって、脂肪やカロリーの含有量がさまざまだからです。)





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