黒大豆は、多くの漢方書によれば、「腎」の機能を高める働きがある、と記されています。
「腎」とは現在われられが言うところの「腎臓」ばかりでなく、その他の生体調整ホルモンを分泌する器官もさしているようです。
黒大豆には、以下の表に示す成分が含まれますが、この表以外にも、グリシニン、リノール酸、リノレン酸、リグニン、ゲニスチン、ダイズニン、ソヤサポニン、クリサテミンなどの栄養素、人体に有効な植物由来の化学物質も多く含まれます。
大豆タンパク質、レシチン、ビタミンE、イソフラボン、アントシアニン、サポニン(大豆サポニン)、不飽和脂肪酸、食物繊維(リグニン等)、鉄、銅、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウム、マグネシウムなど |
この中で注目の栄養素は、“アントシアニン”、“イソフラボン”、“大豆サポニン”です。
中でも“アントシアニン”には注目です。
黒豆の最大の特徴は、その色にありますが、この色の正体こそ“アントシアニン”なのです。
植物のもつ色素はこのアントシアニンによるもので、多くの野菜や果物など、とにかく色の濃いものには、より多くのアントシアニンが含まれているため積極的に摂取したいものです。
赤ワインの原料であるブドウの色素、ブルーベリーの紫色など、身近にたくさんあります。
アントシアニンは、一般に体内への吸収率はそれほど高くない性質があります。
吸収率や体内での生理活性を最大限に高めた物質が“OPC(オリゴメリックプロアントシアニジン)”というものです。
栄養素の実に豊富な黒豆、老化防止や成人病(生活習慣病)の予防・改善が期待できるものです。
お正月にしか黒豆を食べないのでは、ちょっともったいと思います。
黒豆を“お茶”として手軽に利用できる製品に、“黒豆茶”というものがあります。
価格も、約一月分(1kg)で1500円から、とリーズナブル。
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十勝甘納豆本舗
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