「Woops」 創刊2号  00年3月  

台湾天王 任賢齊 決定 Be a Man】  
(2000年1月に発行されたアルバム「為愛走天涯」についてのインタビュー)

◎Woops:    ◆任賢齊:



◎今回 ご自分で「春天花会開」(しかもタイトル曲ですよね)を作詞作曲されたわけですが、前から制作にかかわってみたいと思っていたのですか?

実際に僕のアルバムでは全部の音楽の制作過程に自分で参加しているんです。僕の意見を取りいれてもらったりね。作曲もずっとしてるけど、必ずしも全部がアルバムに入ってるわけではありません。

◎今回のアルバムで一番満足しているところはどのあたりですか?

率直に言ってこのアルバムはすごく気に入ってます。タイトル曲を決めるときは半分以上の曲が候補に挙がって選ぶのに苦労しました。

◎アップテンポの曲にダンスをとりいれて歌ってみたいと思いますか?

歌ってみたいですね。でも、ほとんどの曲は自然に体がうごくけれど、僕はダンスが得意じゃないから...。だから踊りながら歌うのはたぶんありませんよ。
    
◎最新の「流著涙的イ尓的臉」のMVで、たいへんな挑戦をされましたね。オシリを出すシーンがあるとか..。

張文幹監督についてはすごく信頼しているから、ストーリーの中でこういうシーンが必要ならば、僕も受け入れるし、歌の情況と演技があっているので、こういう演出を試してみたかったんです。

◎それでは写真集を出版する可能性はありませんか?

写真集は女性のものでしょう。女性は生まれつきこんな輪郭と体つきをしているから、僕のイメージの写真集っていうのは女性のものなんです。(なんと古風な!)
 
◎以前、YUKI、莫文蔚、李心潔とデュエットしたことがありますが、彼女たちと歌っていかがでしたか?

うーん..知っての通りデュエット曲といってもたいていは別々に録音するんです。MVの撮影のときだけど、徐懐玉や李心潔は若いなあと思いましたね。彼女たちの若さに刺激されて、いろんなことを教わりました。莫文蔚のボディランゲージもすばらしい。いい勉強になりました。

◎これから女性歌手とデュエットするなら誰としたいですか?

もし機会があったら楊乃文とデュエットしてみたいですね。

◎一緒に仕事をしてみたいプロデューサーは?

機会があったら、林○哲と是非仕事をしてみたいです。<○は「日」と「韓」の字のつくりの部分>
 
◎自分で曲を作るときは、ガールフレンドをモデルに書くのですか?

うーん..必ずしもそうじゃないですね。前に身近な友人の物語を発端にしたり、昔、失恋して捨てられたことを題材にしてます。九孔の話を下敷きにして曲を作った事がありますよ。

◎海外に進出したいという気持はありますか?たとえばハリウッドとか。

僕の希望としてはまず華人社会で足場をかためたいです。いい作品を出せば外国からも認められるでしょう。外国へ行って小さな役をもうらうということではなく。ジャッキーチェンは、地元で実力でよい作品を撮れば、外国人も目をむけてくれると言っていますが、僕もそのとおりだと思います。だから海外への進出は縁ですよね。
 

◎ほぼ1年間のブランクの後、発行された待望のアルバム「為愛走天涯」は、音楽が素晴らしいだけでなくニューヨークでジャケットとライナーノートの写真を撮影しています。これらの写真は小齊のいつもとは違う一面をみせてくれます。撮影はノルウェー出身でアメリカで活動している女性カメラマンで、メイクアップは日系の女性メークアップアーティストでした。初めて一緒に仕事をしたけれど楽しかったとのこと。ニューヨークは日が暮れるのがとても早いので、日光があるうちに撮影をすませるようスケジュールして完成させました。これは得難い経験だったようです。
「Woops」は台湾の芸能雑誌。