HIM 2001年10月号

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【情と欲】
 
  

翻訳:Shaniceさん

 
一般的によく知られている任賢齊は、いつも笑顔をたたえた、明るく活発な
青年。とはいってもきっと情も欲もあるに違いない!少しの間だけ小齊には
笑顔をひっこめて、その明るさも横に置いてもらい、どの男性もが持っている、
または求めている、感情と欲望について聞いてみた。
 
LOVE

タレントでも、道徳的な原則にのっとってなら、恋愛はおおいにしてもいいし、
それは悪いことじゃないと思う。
 
愛は魅力的
 
人気タレントが得るものは、ファンの応援を除けば、記者の取材目標とされて
しまうことだ。ゴシップ ― それはまるで輝かしい成績の副産物のよう。
皆が最も関心を抱いているのは、小齊と鄭秀文(サミー)と莫文蔚(カレン)の
間の、嘘のような本当のような感情。

「彼女達は僕のいい友達だよ。サミーはとても真面目で、自分だけではなく
全体の仕上がりをよくしようと頑張る人。カレンとはすごく気が合うし、
お互いの物の考え方や理想も似てるんだ」。

小齊は彼女達とはただのいい友達だとは言う一方で、もし機会があれば、
いろいろな人と恋愛がしたい、とも言ってはばからない。

「恋愛ってとても魅力的なもので、付き合う相手が違うと受ける感覚も違う。
タレントでも、道徳的な原則にのっとってなら、恋愛は多いにしてもいいし、
それは悪いことじゃないと思う」。とは言っても、小齊は本心で愛することが
できれば、恋愛は一度で沢山だと考えているそう。
  
恋愛、Yes!結婚、No!
 
小齊は恋愛している感覚が好きだから、今の時点ではまだ結婚する意志は
ないとか。今はまだいろいろなことをしたいし、まだやっていないことも多い、
だから結婚は優先順位で行けば一番あとなのだそう。

しかし、「社会に出れば、身の自由はきかない」という言い回しの通り、
タレントをしているとプライベートな時間が全くないといえる。やりたいことを
やる、それもちょっと奇想天外なことになってしまうかも。

「僕は多くのものを失ってしまった。例えば、母と市場に行ったり、屋台で
食べたりっていうのは、今では不可能なこと。でもこんなに多くの人に
応援してもらえるんだから、その価値はあるけどね」。

では、今の時点で、まだ達成できてない理想はあるのだろうか。

「僕はすごく理想が多い人間なんだ。でも僕が抱く理想はいつも比較的
短期間なもの。一歩ずつ確実に、一つずつ理想を実現していけたら、
と思っているから。だから、自分に身近な理想が多いよ!」。

LUST
   
一夜の遊びによってもたらされる結果を受け入れられて、後悔するのが
いやだったら、いいんじゃないかな。

成人にとって、「性」はすでにタブーでもなんでもない。性は人にはもともと
必要なものなのだから。でも、一夜の遊びは多くの人にとって、まだ「不道徳」
という3文字と結びついている。「一夜の遊びによってもたらされる結果を
受け入れられて、後悔するのがいやだったら、いいんじゃないかな。
お互いにそういう気持になったんだったら、他の人がそういう風にするのを
僕は断固反対したりなんてしないよ」。

「人に優しく、自分に厳しく」というように、小齊自身はこういう付き合い方は
あんまり好きではないのだとか。「後悔するのがいやなんだ!その後で相手に
再会した時、彼女が僕のことを覚えてなかったら落ち込むから!」。
 
小齊の「性」に対する考え方を聞くと、これは神様が人類に与えた一つの
福利だと思っているとか。子孫を作るためという責任以外にも、性行為に
付随してくる快楽を楽しむことも重要だと思うそうだ。
 
「性はカクテルみたいだよね。自分がどんな味を好きかによる。ある人は
一夜の遊びが好き。例えるならテキーラ。パッと急に来たと思ったら、
急に去ってしまう。で、二日目には頭痛がする。ウィスキーが好きな人もいる。
ゆっくりと本当の味わいを求めるような、ね」。
 
  
バーで女の子と知り合うのは好きじゃない
   
香港には何度も来ている小齊だけれど、いつも仕事で来ているから香港の
バーの現場見学にはまだ行ったことがないとか。台湾のバーについては、
かなりの褒めようだった。
「台湾にはファームハウスっていうバーがあるんだ、お酒もライブバンドも
炒め物の料理もあって、最高!」。
 
さて、これまでにバーで女の子と知り合ったことはあるのだろうか?
「バーは異性と知り合いやすいところ。でも、僕はバーで自分の彼女になる
相手を探したりするのは好きじゃない。バーは遊ぶところ。そこで出会った
女の子は、彼女本来の姿じゃないかもしれない。本当の彼女がどんな人間かを知るのは難しいよ」。

小齊はやっぱりつつましく真面目な人だった。小齊自身、恋愛は友達から
発展していくほうが真剣になれるから好きなのだそうだ。
  

後記:

小齊のインタビューは、特のプレッシャーは感じなかった。
彼はこちらが聞いた問題について、一生懸命答えを考えてくれる。
これはお互いの対話を重んじていることのあらわれ。業界内外で、
小齊には親友が多いのも納得。小齊、恐れ入ります!
 
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