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会場

台北国際会議中心

出演者
動力火車(尤秋興、顔志琳)
迪克牛仔、齊秦
ゲスト
8日  熊天平、李翊君 他  
9日   熊天平、欧陽菲菲、李翊君、陳昇、李宗盛  他

夜はほんの少し肌寒く感じた春4月8日と9日の二日間にわたって、台北国際会議中心大会堂で『末世紀狂揺滾演唱会』が開催されました。上華唱片の動力火車、迪克牛仔、齊秦ら3組(4人)をそれぞれ中心とした3部構成の熱気溢れるステージは両日とも午後7:30頃に始まり幕を閉じたのは午後11時をまわっていました。 今年のお正月に陳昇の跨年演唱会で訪れた会議中心大会堂をこんなにも早く再訪できるとは思ってもいませんでした。このステージで陳昇が歌い、任賢齊が歌った記憶がまだ生々しいうちに...。なによりもライブをこの目で見たいと願った動力火車を現実に目の当たりにできる!それだけで気持は舞い上がるばかり....。
1.入場
◎このコンサートは入場無料です。動力火車の『背叛情歌』、迪克牛仔の『忘記我還是忘記他』或いは齊秦の『齊秦的世紀情歌之迷』のどれかのCDを買うと、その中に入場整理券が封入されていて、それさえあれば入場可能となっていました。ただし、行って見ると発展途上国の子供たちを援助するためのチャリティーをも目的とするコンサートということで、会場入り口では募金をつのっていました。もちろん募金してきましたよ。      余談ですが、出演者たちのコンサートの打ち上げもせっかく募金を募ったのに盛大な打ち上げをしては意味がないと、前代未聞の一人当たり50元しか費用のかからない質素なパーティーだったそうです。
2.開演前
◎8日の開演前、出演者の友人など関係者の来賓席に、齊秦の恋人ジョイウォンと姉の齊豫が来ていて、マスコミはとにかくジョイウォンに集中。大勢のカメラマンや記者が来賓席を取り囲み、大変な騒ぎでした。翌日の新聞もコンサートそのものの内容よりもジョイウォンの話題が大きく取り上げられていました。ジョイウォンは写真で見るよりも10倍綺麗です。翌日の新聞の写真のうつりの悪さに絶句しました。   来賓がつぎつぎ登場する間に会場は爆満状態に。観客の殆どは20才前後の若者のようにみうけられ、男女比では圧倒的に多かったのはやはり男性でした。開演前、ステージのスクリーンには今日の出演者のMTVや上華のニューアルバムのCMが繰り返し映されていました。熊天平のMTVを見て、「髪型が変わったのね」と、隣にいた高校生の女の子に言ったら、「あれはカツラなの」とのこと。この髪型はあんまりうけがよくなかったようです。そのうちに場内は次第に暗くなり...。
3.第一部   動力火車
(1)前半
OPN00.jpg (17738 バイト) 巨大なスクリーンに発展途上国の厳しい環境の中で生活する子供たちの姿が映しだされ、募金協力を訴えるヴァレンシューの淡々としたナレーションが入ります。そのあとスクリーンが巻き上げられ、いよいよコンサートの始まりです。   ステージ奥の砦のような大きな木組みの門が開くと、そこから動力火車が颯爽と登場!!2人は模様違いの黄色いTシャツにお揃いの黒のレザーパンツ。顔志琳は白いギター、尤秋興は赤と白の二色のギターを持って登場しました。民族音楽風のオープニングでステージ奥から前の方に走り出た彼らは満面の笑顔。これから楽しむぞーという気分に満ちていました!

(左の写真は、オープニングシーン。ちょっと見づらいけど、木組みの門から登場する動力火車です。)

そして、一曲目は...いきなり曲名不明^^;;;。後から台湾のファンの方に問い合わせたら「姑娘的酒窩」という曲名を教えてくれました。このコンサートで初めて歌ったものでした。どおりで聞いたことがないはず。古い歌のカバーなのだそうです。「うぉーおおおおーおお♪」という単純なフレーズを観客にも歌わせるなどして、見ている私たちの気持を一気にステージへと引き込んでいきます。    

  1曲目の後、阮丹青がステージにあがり花束を贈呈。花束を受け取った志琳に対して秋興が「他に何か言うことないの?」と冷やかします。週刊誌によるとテレビ番組で顔志琳が阮丹青に好きだと告白したことがあるからなのだそう。志琳がそのときどんな顔をしたか残念ながら見えなかったです。2曲目は、「イ尓快楽所以我快楽」。これは王菲が歌うのよりずっとお気に入りです。ものすごくのれる曲調にアレンジされていて楽しい、それこそ「快楽」であります。原住民の砦をイメージしたステージは、前の部分全部と、背景の木組みの門の上から、突然2メートル近い高さに何本もの火柱が吹き出すなど、迫力がありました。花火はよくあるけれど、ばしゅっ〜っという火柱ははじめて見ました。   この火柱の演出は記憶に間違いがなければ、動力火車だけだったと思います。

8日はステージ左寄りの位置で見ていたのですが、この場所へは志琳が頻繁に来てくれて、しかも目が何度も合って(!)、どちらかといえば顔志琳ファンである私にとっては最高のポジションでした(*^^*)。でも例の阮丹青小姐も左側のブロックにいたわけで...ま、関係ないけど...(爆)       ライブのVCDではあまりわからなかったことで、今回気づいたことは、顔志琳は無口でおとなしいイメージだったのに、意外とステージでの演奏中はおどけた表情や動作を頻繁に見せるなど、「おちゃめ」であること。柴犬のようにコロコロした可愛らしさの尤秋興がとてもクールな表情で演奏しつづけ、熱唱し、やたらとかっこよかったこと。秋興のMCはとても饒舌であることなどなど、新鮮に感じました。8日はMCがかなり長かったのですがこれは常連のファンも驚くほど異例なことだったそうです。(その長いMC..せっかくなのに殆ど聞き取りできませんでした(泣))

        

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