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3.第一部   動力火車 (つづき)
(3)動力火車の日常生活
そこでまだスクリーンがわりの幕は上がらずに、なんとなんと、動力火車に関するビデオが流れました。ファンには嬉しいサービスです。内容はバラエティ番組(超級星期天)に出演したときの映像と、顔志琳のマンションでのインタビュー。尤秋興はどこかのグランドでのインタビューの映像でした。これらはコンサートには関係ありませんが、面白かったので書きます。顔志琳のマンションはとても質素でキッチンにはインスタント食品くらいしかなく...1月に栄養失調で倒れたというのもうなづけます(-_-;)。(このときの顔志琳のTシャツは変な日本語Tシャツでした。洗剤の「トップ」の箱デザインをそのまま印刷したもの。なんだかなぁ。見ていてなんとなく、「ラブゴーゴー」の黄子交の「僕は一人暮らしです」という文字入りのジャケットのとほほなイメージを思い出して可笑しかった。)部屋にはオーディオセットがびっしり。たくさんのCDが積み上げられていました。CDの内容まではわかりませんでしたがジャケットの感じが洋楽のCDっぽかった。ベットはなくて、CDの棚の反対側にむき出しのスプリングマットが壁際の床においてあり、部屋の中央には毛布が何枚も重ねて敷いてありました。広さは6畳か8畳くらい。ほんとに飾り気のない部屋で、オレンジ色の花柄のカーテンが妙に目立ってました。
うってかわって尤秋興は、愛犬「水餃」(ダルメシアン)といっしょに遊びながらグランドでインタビューを受けています。しかし、秋興がダルメシアンを飼っているとは、意外でした。ゴールデンリトリバーか秋田犬のイメージだったのだけど。出勤はスポーツタイプの車を自分で運転して行くんですね。運転する秋興、かっこよかったです。志琳は会社の車が迎えに来るのでそれにのっていくのだそう。(黒塗りのベンツではなく、バンみたいなの^^;;)インタビューの内容?う”それは...。   ビデオにはなかったのですが、秋興はパソコンも操るらしい。動力火車の掲示板にはたまに秋興の発言があります。
(4)後半   熊天平と一緒に
再び幕が上がり、舞台中央奥寄りに、椅子を四つ並べ、左から陳建武、顔志琳、熊天平、尤秋興がそれぞれギターを抱えての登場です。 動力火車は白い透ける布地にプリントした衣装に着替えていました。一見Tシャツに見えるのだけど、そうではないんですね。高そうな衣装です。曲は「火柴天堂」。熊天平特有の透明なハイトーンヴォイスは広いステージでも力強く聞えました。ここからしばらくは動力火車と熊天平のデュエット...じゃなくてトリオ?で歌っていきます。小武はギターのみ担当。そして次の8曲目があの大ヒットしたデビュー曲「無情的情書」。これはかなりライトな雰囲気にアレンジして歌われました。熊天平はもちろんシャウトする系統の歌手ではないのでこういうアレンジになったのだと思いますが、抑えた感じで歌う無情的情書もなかなかよかったです。続いて9曲目「我不知道」。伴奏はギター中心のアレンジ。熊天平が歌ったサビの部分は、とても迫力がありました。彼の歌はあまり聴いたことがなくて、優しい女性的な歌を歌うという印象が強かったのですが、これを聴いてかなりイメージが変わりました。熊天平は新曲「一個人流浪」を最後に歌って退場しました。
(5)フィナーレ
10曲目は「不甘心不放手」です。これはライブCDでもおなじみの、客席を左右に分けて客席のみんなで歌うパターンでした。このコーナーは結構時間をとってあれこれ練習したりして歌い、面白かったです。私はもうとにかく声を出さないといけないと思ったのですっかり「ラーララー♪」でとおしてしまいました。歌詞を暗記していなかったことがこんなに悔しかったことはありません(>_<)    9日はあまり時間がなくて、このコーナーはあっさり通過しちゃいました。残念。   そして最後に「再会[口巴]!我的心上人」で思い切り盛り上がります。ああ、もう動力火車はこれでなきゃぁ〜という曲っ! 民謡風のメロディーをロック調にアレンジした曲です。会場は総立ちで最高潮に達したところで幕が下りました。3部構成で次のステージがあるために、アンコールはなかったけれど...これが動力火車単独のコンサートだったら...贅沢を言えばきりがありません。
コンサートはこの後も、迪克牛仔、齊秦の順でつづきました。申し訳ありませんが、レポートはこれでとりあえず終わりです。初日の内容を中心に書きましたが、二日目は動力火車と欧陽菲菲との競演などもありました。このコンサートの模様は、「末世紀狂揺滾演唱会LIVE実況(Rock for Children)」(99年6月上華唱片発行 CD+VCD)でごらんください。VCDは二日目の映像です。

顔志琳 僕は光頭じゃないんだよ。髪をしばってるだけさ。(尤秋興)