ロサンゼルス紀行 

 

初めてのアメリカ旅行になる。

今回の旅の同行者はKI、JS、STら三人である。

今回も同じ旅行社で格安ツアーである。したがって、飛行機は大韓航空である。かつては

領空侵犯で撃墜された航空会社という記憶が残っている。

  成田を2時間経つと、ランチになった。なんと「ビビンバ定食」である。大韓航空らしい企画

である。しかし、これが当たったらしく、最近の大韓航空は評判がいいらしい。ビールはラガー、

ビター、黒といろいろあるが、私はバドワイザー、Kさんは韓国ビール、やはりラガー

ビールが一番うまい。

  飛行機の中で映画をみた。「エリン・ブロコビッチ」という女性が六価クロム問題にとり

組んで、大企業を相手に補償裁判に勝利するというという、アメリカで実際にあった映画だ」

主演のジュリア・ロバーツの好演で感動した。

  16時間の時差のため、日本時間の午後11時30分なのに、LAでは午前7時30分だ。

ほとんど、寝ないで市内観光ということになる。

  空港につくと現地案内人が、出迎えてくれていた、総勢20人である。自前の観光バスをしたて

た市内観光である。

  はじめは、サンタモニカ海岸だ。この海岸はかつて、メキシコ領地であったが、アメリカが

戦争で奪った土地である。あちらこちらに、メキシカンのなごりがある。

 

     

  サンタモニカの海岸             サンタモニカの公園で

 

1時間くらいの休憩時間になったので、昼食をとることにした。

みんな初めてなので、近くのカフェで軽食をとった。パンとコーヒー、果物などで一人6ドルだ。

  店長のような人が、日本人のようだったので、日本語をつかったら「私はアメリカンです。」

と言われてしまい、改めて英語をつかうことになりました。

  つぎにハリウッドだ。アメリカ映画の多くがつくられている町だ。

  チャイニーズシアターでは、ソフィアローレン、マリリンモンローの手形、足型を写真に

収める。

  土産ショップは「ギフトショップ」と書いてある。まちの途中に、チャップリンの格好を

しているおじさんがいた、さっそくKIがチャップリンらしきおじさんをつかまえて

写真をとる。チップ1ドルを払う。

  ダウンタウンというとUKにもNYにもあるが、LAの場合は東京でいえば、大手町とおなじ

オフィス街である。映画「インディペンデンスデイ」で使われている地上62階のビルなどが

そびえたつ。なんと三和銀行ビルがあるではないか、国民の税金をもらっている大銀行のビル

がここにある。なにか、矛盾を感じるのは、私だけではないだろう。

  日本人対象の土産店に入る。免税店といえども値段が高く、買う気にはなれない。

  午後5時30分、ホテルに到着、ようやく、自由行動となる。

  トーランスの「寿司」ショップでコースメニューを頼む。いろいろ話して、楽しく飲む。

 

  

チャプリン姿のおじさんと記念撮影

 

フリーウェーについて

LAのフリーウェーはもちろんすべて無料である。

東西に大陸を横断する道路には偶数番号が、南北に縦断する道路は奇数番号がついているという説明

があった。地図をみるとだいたいそうなっているが、すべてではない。人の話をすべて鵜呑みには

できないということだ。夕方になるとかなり渋滞する。

一般道路でも片側3車線は当たり前だから、いかにクルマ社会であるかの証明でもある。

 

 

グランドキャニオンはすごい

  

15日ー最大の企画であるグランドキャニオン観光である。

8時にホテルでピックアップしてもらい、ローカル空港にむかう。JALツアーということも

あって、日本人が3台の小型セスナ機に別れて搭乗した。パイロットも日本人だ。

   私は体重が多いので飛行機の安定を保つために、助手席(副操縦席になった。飛行機がグランド

キャニオン付近に近づくと揺れた。小型飛行機は10人乗り、パイロットをのぞくと8人が乗客だ。

かなりの揺れに私とKI以外は気分が悪くなった。   

 

  

出発前、パイロットと記念撮影       上空4000メートル付近で副操縦手に。

 

私の場合は、ゆれても落ちるはずはないとおもいこんでいたのと、副操縦席のために、前が

よく見えるまるで操縦官をにぎれば、パイロットになった気分のせいもあって「快感」だった。

グランドキャニオン空港におりたらみんな真っ青な顔をしていた。

 

   

                          飛行機からの雄大な景色

 

 

空港に付くと大型バスがまっていた。それにのって、かつてはインディアンがすんでいたという

渓谷にはラバをつかっておりるツアーがあるそうだが、一泊を覚悟しなければならない。

アメリカ人の開拓したルートとインディアンの開拓したルートがあるが、とてもきついようである。

グランドキャニオン観光だ。マザーポイント、ヤバパイポイントなどをまわり、20億年懸って

創られた自然のいとなみの雄大さを痛感した。

   大地が1600メートルも侵食によって、切り下げられ渓谷の下を流れるコロラド川まで降りるのに

5時間かかり登ってくるのに8時間かかるそうだ。遥か彼方に見える

つり橋とホテルまでは25キロあるという。双眼鏡で黒い橋がかすかに見えた。

 

 

    

 絶壁に人が立っているのがかすかに見える

 

 

昼食はコースに入っていて、ホテルでビュフェ方式だ。アメリカ人はよくたべる肥満が社会

問題というか、太っていては仕事をもらえないというのは、よくわかる。ヨーロッパでは

「中高年」の肥満はよくいたが、アメリカでは若者の肥満が多い。私も減量をしなければ、

ならないが、「私など肥満のうちに入らない」のである。

   話をもとに戻そう。グランドキャニオンでは自然の雄大さを痛感し、JSさんは松ぼっ

くりが大きいのと、赤、緑、など色が変わっているでバスの運転手にとってもらった。

お土産にするそうだ。

  

 

   

 

「LA」で一番という「ローリーズ」というリブステーキハウスに行く。

300グラムのリブステーキを注文したのであった。また、太っちゃうよ。

  グリフィス天文台はLAの夜景が見渡せるというので車をとばして、入場ギリギリの10時

に入った。映画「理由なき反抗」のジェームスディーンの記念碑があった。

結局、帰宅したのは、11時をはるかにまわっていた。

つづく

 

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