LA紀行2

アメリカ映画の原点をみる
ユニバーサルスタジオ 

 

 

17日(月)ユニバーサルスタジオはすごいーアメリカ映画のスケールは大きい。

  LA観光も最後の日となった。ユニバーサルスタジオは、世界的に有名だ。日曜日に行ったら、

混雑でまともに見られないので、月曜日にしたが正解であった。

  今日も案内役はパクさんである。尾崎百合子さんという22歳の女性を従えてきたが、彼女の研修

を兼ねているという。日本人観光を主とする会社はLAには100社以上あるという。毎年、数十万

人の日本人が観光にやってくるので、十分にやっていけるそうだ。

アメリカ経済はIT革命の成功などで好景気だそうだ。彼女は女優をめざしているという。

  20世紀FOX社はハリウッドにある映画会社のひとつだが、ユニバーサルスタジオでLAの町起

しに貢献したというほど、当たった企画だ。

 

     

 入口にはドラキュラが客を歓迎してくれる       突然、橋桁がはずれる仕掛け      ETの企画は楽しい、私たちの名前を読んでくれた

 

  まず、映画の歴史と仕掛けを学べるツアーではスタジオの中に車が入っていく

と突然、嵐がおきて雨が降りだし、洪水が山からおきるこのトリックの規模が並みじゃない。

また、地下鉄の中で地震がおきて実際に体験するこれまた、すさまじい火事かおき、

地下鉄電車が脱線して迫ってくる。ジョーズという映画のしかけは池の中からジョーズがとびだし

客を驚かす、などなど、一度みたらやみ付きになる。それ以外にケビン・コスナーのウォーターワールド

を大きなプールで再現する。最後には飛行機が空から飛んできて、プールに落ちるのには度肝を

ぬかれた。約2,000人の見ている前でおきる実際のシーンだ。客も水びたしになることを事前

に通告される。濡れたくない人は席を後ろにするようにいわれる。

  スピルバーグ監督のジェラシックパークは船に乗り、恐竜があらわれる川をくだる。

恐竜は実在しない動物なので恐さはないが、最後に滝から船ごと約50メートルを落下する

ーこれはディズニーランドのスプラッシュマウンテンと最後は同じだが、企画の発想が

ちがうので面白さは映画の再現として、二重の効果がある。

 

    2000人の観覧席のあるケビン・コスナーのウォーターワールドの再現―飛行機が実際に飛んでくる

 

  今年、ディズニーランドは観客が減ったが、ユニバーサルスタジオは増えつづけているそうだ。

  バックツーザフィーチャ、ET、それぞれ企画があるが、すべてが面白い。

  予定では3時で美術館にいくことにしていたが、結局、5時まで延長した。

  ロサンゼルス美術館にいったのは5時半になってしまった。

  わずか1時間の見学でホテルにもどった。

 

 

    

  アップルコンピュータの宣伝のためのビルボード          

 

ロサンゼルスの町並み

 LAに限らず、文化にお金がかかっているというのは、アメリカ、ヨーロッパもいえることである。

 ヨーロッパでは古い町並みを大切にしているが、アメリカはビルに絵を書いてしまう「ビルボード」

は感心した。そんな職人がたくさんいるのだ。

  泊まったホテルにはビルボードがあった。チャップリンと黒澤明の写真のように綺麗な絵が書いて

ある。街のいたるところにある。

 

   

      ユニバーサルスタジオ前で記念撮影          ロサンゼルス市庁舎

 

アメリカ人気質(かたぎ)

ユニバーサルスタジオで名匠「ヒッチコック」監督がどんなトリックをつかったのか、

実際に再現した。

このとき、司会者はトリックのスタッフを観客から募集した。

すると何人もの人が(大人から子どもまで)舞台にあがるように出で行く。

人数オーバーで断られた人もいるが、みんな積極的だ。音だしから、自由の女神

から落ちるシーンなどを演ずるのである。はじめてとは思えないほどうまい。

何事にも積極的で挑戦的なアメリカ人気質をみたような気がした。

わが旅行社のYさんも女優をめざしているのであれば、試しに出て演技をしてほし

かったが、それは見られなかった。

 

 ハリウッドから眺めるロサンゼルスのまち

 

   

  ジョーズが飛び出して観客を驚かすシーン         よく映画に出てくるハリウッド看板の前で記念撮影

 

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