戦後55年目の2000年ー北足立平和のつどい
8月15日、北足立住民要求を実現する会(岩下秀仁代表―東京土建足立支部長)は
55回目の終戦記念日にあたり、北足立「平和のつどい」を開催しました。
予定していた舎人公園が雨のため、会場を急きょ「虹のセンター」(東京北部医療生協
北足立センター・市井眞一支部長)に変更し、予定していた戦争体験を聞く会、平和映画
「おかあちゃんごめんね」を上映しました。すいとん、焼肉などが出された交流会もおこな
われ、合計45名が参加しました。
戦争体験を聞く会では、西伊興の嶋圭さん、舎人の宮田勝喜さん(二面に紹介)の二人の
体験談が話されました。
舎人5丁目に在住の宮田勝喜さんは現在、77歳、戦争中は軍国少年としてインパール作戦
に参加。人間の尊厳を否定する侵略戦争を体験し、まさに「地獄」を見たという手記(二面に掲載)
をまとめました。
西伊興3丁目の嶋圭さんは東京都が行おうとしている9月3日の防災訓練が治安訓練の様相
が強く、とりわけ、舎人公園では自衛隊の訓練が主であり監視する必要があると話がありました。
その後、地元針谷みきお区議が、区政報告を行いました。鈴木区長のもとで、平和予算は
継続されているものの、本庁舎のアトリウムで実施されていた核兵器廃絶を訴える原爆資料展
は行われず、戦時中の学童疎開に関する資料展だけ行われるなど平和に対する姿勢が問われ
ていると指摘がありました。
平和のつどいでは、すいとんや焼き肉を食べながら、和やかに交流し、ギターの伴奏で「平和
のうたごえ」も行われました。
これに先だち、7月28日、足立平和大行進が梅島ベルモント公園で開催され、約150名が
参加し、足立区役所を経由して青井ふれあい公園まで核兵器廃絶と平和のよびかけを行い
ました。 平和行進に参加した西伊興の佐藤美津子さんは毎年、平和行進に参加平和の尊さ
を訴え続けています。なお、広島市で開かれた原水爆禁止世界大会には舎人の矢野弘文さん
が参加しました。なお、平和大行進には吉田万三前足立区長からメッセージが寄せられました。