盛岡八幡宮・秋の祭典/山車(だし)PART1


9月14、15、16日の3日間、280年の歴史がある秋祭が行なわれ 盛岡市内を山車(だし)がねり歩きます。
独特の南部おはやしに“ギギィー”と軋む車輪の音‥‥小さい頃この音が聞こえると家から飛び出していって山車についてまわったり、近所の塀に座っていつまでも眺めていたものです。十数年振りに見る山車の音は幼少の頃の自分に戻してくれました。

歌舞伎や歴史上の名場面をテーマにして、表は豪快、見返しは優しいイメージで飾られています。人形には木材を使い、部分パーツを塗りなおして十年くらい丁寧に使うそうです。


「壇の裏の戦い」
初日14日の午前11時過ぎ頃、盛岡八幡宮前へ「八幡下り」の為、各町内会から10台の山車がぞくぞくと集まってきました。


「静御前」山車を後ろから見た姿。
前では子供が、後ろでは大人が太鼓を叩き2つのリズムを重ねます。ある町内会の太鼓打ち男性が頭を紋マークに丸めて目立ってました。「お見事!」


八幡宮の前通りに到着し、午後1時の「八幡下り」まで休憩中。この通 りに山車が10台も止まっているのは壮観。 後ろから丁度もう1台山車が到着しましたが、木々が迫り出していて通 り抜けに苦労している様子です。
手前から「雨の五郎」「釣鐘弁慶」「国性爺 竹抜五郎」



「国性爺 竹抜五郎」
1台の山車には約200人もの若衆がついています。ここで注目して欲しいのは山車のてっぺんに乗った男性達。竿を使って木々や電線等にひっかからないようにしています。堤灯前では山車を引く力自慢の若衆達が方向を変えようとふんばっています。



「歌舞伎十八番の内 釣鐘の景清」


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