イタリア旅行編 − ミラノ
ミラノ / MILAN

パリからTGVにのり、ミラノへ行く。サッカーのACミランの本拠地である。

セリエ・アーのエーシー・ミランどうして、Aをアーと読んだりエーと読んだりするのか、ということをテレビで言っていたのを思い出す。
答えは簡単である、セリエというのはイタリア語だからアーと読み、ミランというのは英語だからエーと読む。イタリア語ではここの地名はミラノである。
フランス語でもMilanである。今でもセリエ・エーと読んでいるスポーツニュースを見かける。意外とテレビで言っていることは間違いや誇張が多いと感じるこの頃である。


ミラノ中央駅国境の町モダン(フランス領)ではパスポート検査はなかったが警察が銃をもってウロウロしていた。イタリアにはいると車内アナウンスもイタリア語と英語になり、最後にフランス語でちょこちょこっと言われる程度である。

旅行前に熱がでて前日まで3日間寝込んだ。
イタリア旅行の準備(情報収集)をできなかったから、分からない事ばかり。しかも病み上がり。
ホテルの予約なんてする余裕が無かったから着いてから歩いて探す事にした。予算は一泊3,000円以内。なかなか見つからず、2時間くらい重いリュックを背負って歩き回った(観光案内所でもらったホテルリストは高いところばかり)。

安そうなホテルを見つけて早速交渉する。
久しぶりに話す英語を思い出しながら、なんとか話そうとするが、フランスでの生活になれていたせいで、話そうとしてもフランス語しか思いつかない。
「一番安い部屋を」といいたかったのだが、安いという英単語が出てこない。
5秒くらい考えた挙げ句チープと言ったものの、「一番」という単語をフランス語でつい言ってしまった。
受け付けのゴッツイ男の人は「君はフランス語を話せるのかい?」とフランス語で話してきた。
結局フランス語で話すはめに。「日本人は普通英語で話すのに君はフランス語か、めずらしいなあ。」そう受け付けの男の人も話す。
値段は約5,000円くらいとすこし高かったが、フランス語も通じるし、もう歩く力が無かったので、ここに泊まる事にした。

 
フランスとイタリアの違い@ ホテル探し  
 フランス−入り口にホテルのランクを示す星付の看板があり、値段表、空き部屋があるかどうかが示されている。
 イタリア−入り口に値段、空いてるかどうか、ホテルのランクが示されていない。受付まで行くか、インターホーンで話さなければならない。

ホテルに着いたら疲れがどっと出た。頭も痛くなってきた。体温をはかるとなんと!39度もあるではないか。
も〜寝る。おやすみ。近くのファーストフードの店でサラダだけを食べて、とりあえず栄養をとった。



次の日は熱も下がったが、用心のため近くのドーモ近辺だけを見てまわった。

そして栄養を摂るためにと、ピザ屋で昼食をとった。
ピザとサラダとワイン。ワインはグラスで頼んだがグラスでは出していないと言われ結局ハーフボトルを飲むことにした。
ピザ屋は陽気に鼻歌を歌いながら仕事をしている。これぞイタリアってかんじかな。
夕方になるとまた熱がでたが、今日は薬を飲まなかった。栄養を摂ったから薬がなくても治るんじゃないかと思ったから。