イタリア旅行編 − ヴェネツィア
ヴェネツィア / VENISE

VENISEフランス語ではこう書きヴニーズと読む。英語はVENICE(ヴェニス)です。
ミラノから普通列車に揺られ海上都市ベネチアへ。
ここは昔から景色が奇麗だと憧れていたところである。

駅に着くとホテルの呼び込みの人たちがたくさんいて、話しかけてくる。どうせ高いところばっかりに違いない。
そして駅の階段で地図を見ていたら、若いにいちゃんが話しかけてきた。「英語はなせるかい?泊まるところはもう決めたかい?」「英語は分からない。フランス語だったら話せる。もうホテルは決めてるんだ。」そう言い逃げようとしたが、向こうもフランス語が話せるらしい。少し世間話をして、観光名所の場所を教えてもらって彼と別れた。そう悪い人じゃなかったようだ。

しかし本当はホテルは今から探さなければならない。やすいとこしか泊まらないからね。また重い荷物をしょって、ホテル探して、歩く、歩く、歩く。どこも満室で、あるホテルは明朝来ないと空くかどうか分からないという。まったくどういう予約の仕方しとるんじゃ。

もう歩くのはいやだ。また駅に戻って、呼び込みやってるところで一番安いところにしよう。そう思い駅にもどるとさっきのにいちゃんがいた。「満室だって断られちゃったよ」そういうと「なんだそれじゃあうちに来いよ。キャンプで郊外だけど快適で、一泊1,200円だよ。」安さにビックリ!値段につられ早速決めた。
島を観光して、夜キャンプ場まで行くバスを待っていたら、にいちゃんとばったり会って、車で送ってもらう事になった。

その日は従業員の誕生日パーティーをやるから来いと言われていたが、あまりにもきつかったので、バンガローのベッドでいつのまにか眠ってしまっていた。同じバンガローにはオーストラリア人の若者が2人いて、ベロンベロンになるまでキャンプ内のバーで飲み、明け方にベッドにもどっているようだった。お互い話すのは夕方のひとときだけ。
しかし、キャンプ場の食堂のスパゲッティ・アララグはおいしかったな。ウェイターの女の子もかわいくて、何度か来るうちに私を覚えてくれていろいろと話しをするようになった。
アルコールから生活必需品、おみやげまでいろんなものがあり、キャンプ場は便利です。気に入ってしまいました。

翌日も、ヴェネツィアを訪れて、だいぶん元気もでてきたので、島を歩き回った。お金のかかるゴンドラや海上バスを利用せず、島中を地図を見ながら歩き回った。ヴェネツィア名物のゴンドラ(左の写真の船)には乗ってみたいけど、私は見るだけ、だって1回乗るのにベネチア滞在のキャンプ代4泊分とかわらない金額なんだもん。高すぎる!!
しかし、町は迷路のように入り組んでおり、分かり難い。無駄に歩き回ったので、疲れた。

そして名物の仮面屋もある。お土産に...とんでもない、貧乏人には買えない。
そしてムラーノ島のガラス細工、お土産に...高いけど、欲しい。それだけ色使いが奇麗でかわいいのだ。しかし買わなかった。貧乏はつらい、ひゅ〜っ。

*ガラス細工を買わなかったもう一つの理由は、イタリアの後フランスも1週間くらい回る予定だったので、割れやすいものをずっと持ち歩きたくなかったからである。

ぼったくりレストラン
ベネチアの大運河沿いのレストランで、シーフードのスパゲティなどを食べた。
帰りに、会計をしてもらう時に、伝票がきた。私が日本人で言葉が不自由だと思ったのだろうか。コンピュータ書きの値段の数字を鉛筆で消して10000リラ上乗せしてきた。
チップだという。なんだここにサービス料込みって書いてあるじゃないかと文句をつけると、5000リラ減らし。レジで直接払うというと、さらに2000リラ減らしてきた。3000リラの上乗せ、日本円に換算して200円くらいか、このくらいだったらフランスでも払ってるしまあいいかと妥協した。


大運河

フランスとイタリアの違いA   レストラン チップ
 
 フランス−サービス料込みのレストランが多く、チップを従業員から要求された事はない。サービス料込みのところでも、ちょっと置いていくお客さんが多い。
 イタリア−油断もすきもない。2重どりに気を付けよう。

フランスとイタリアの違いB  レストラン ワイン
 
 フランス−かならずグラスワインがあり、気軽に一杯飲める。
 イタリア−グラスワインはなく、小さくてもビンに入っている。

しかし、歩き回ったおかげで、いろんな町の姿を見ることができた。
フランスの大型スーパーのようなところもあり、観光地のみでなく実際に人が生活しているところも見れたし、島の外れのほうの広場でベンチに腰掛けてお持ちかえりのピザを買って、イタリア人の家族が子供と楽しそうに遊んでいるのを見ながら、ピザとコーラを味わった。

広場の隅に立っていた家は、壁にカラフルな洋服がかけられていた。
きれいだ。
これがイタリア人のセンスなのだろう。発想がすごいと思う。


ジェゾロ
ベネチア郊外のキャンプ場からベネチア方面と逆にバスで約1時間。そこにジェゾロのビーチがある。例のにいちゃんから教えてもらった。
行き方を受付で聞いて、バスで出かけた。
きっと海の幸が美味しいに違いない。それにきれいなトップレスのねえちゃんたちがたくさんいるに違いない。
そう思ったが、トップレスはほとんどいなかった。食べ物は美味しかったけど。
海に一人で行ってもつまらないんだよね。レストランも一人ではさみしいし。

ボーッと砂浜に座り、寝転び、日光浴をして飽きると、砂浜をうろうろと歩き出した。





ベネチアのカフェ