このページは じぇむ・ふらんす→体験談→旅行記|ホームページへ|
2007年12月28日
■ フランス旅行記11 2日目/ニース ■
ホテル出発→バスでニース市街へ→10:00ホテルチェックイン→シャガール美術館→バスで町の中心部へ→青空の下、レストランで昼食→地中海・海岸でゆっくり→部屋で休憩→駅でTGVチケット受け取り→グレーブ(ストライキ)でアンチーブ行きをやめる→地中海に沈む夕日を見る。→夕食→ホテルへ。
本日の歩数:20,000歩
朝起きるとのどが痛い。声も直っていないようだ。となりで寝ている妻に笑われながらも、ちょっと歌ってみる。かーなーしみーにー♪であうたびー、あーのーひとーをーおもいだすー♪・・・ぁーぅさぇーぉーーーぁみだもいーぁーないさぁー・・・
なぜか思い浮かんだのは中村雅俊の「ふれあい」。声がでない・・・。最初の低い声のところは、いつもは出ないような低い声がでるが、高くなるとかすれてしまう。。。
ニース市街への行き方をフロントの方に聞いて、フランスは初めて?と聞かれても、声がでないので、「いいえ」とだけ素っ気なく答え、ホテルをチェックアウトしました。地方のホテルの人ってよく話しかけてくれるから良いんですよね。
ホテルを出ると、なんと!気持ちよい青空が広がり、道路には、やしの木(?)のような南国を思わせる木が並んでいる。日差しも意外と強く温かい。おおーコートダジュールだー。避寒地、夏はビーチで寝そべる人々、解放的な雰囲気。カンヌ映画祭の華やかな雰囲気。そのイメージがコートダジュール地方にはあります。ちなみにコートダージュールとは紺碧海岸と訳すようです。
さらに、バスは海岸線にそって走りますが、広がる濃く青い海、海岸線をランニングする人々、南国的な雰囲気がどんどん広がり、ドーム型の建物などが見えると、いよいよフランスに来た〜、コートダジュールに来た〜という実感が沸いてきた。見える海が地中海だと思うと、さらに、嬉しくなってくる。"地中海リゾート"っていうと、小さい時からなんだかカッコイィイメージがありましたからね。
ホテルへチェックインして重い荷物を降ろし、フロントでオススメの観光スポットを聞いて町の全体の様子をつかみ、まずは、行きたかったシャガール美術館に歩いて行きました。
シャガール美術館は、光量を調整する工夫があり、ちょうど良い柔らかな光でシャガールの作品が見られるようになってました。あまり大きくない美術館で、シャガール以外の作品は一切なくシャガール色一色でした。
一番良かったのは、シャガールの青いステンドグラスのある部屋にシャガールの絵が書いてるピアノがあるコンサートホール。ここで柔らかな青い光に包まれると、外の世界とは全く異なる神秘的な感じがして、なんだかゆーっくり時間が流れる。隣を見ると妻が涙を流している。感動しているようだ。感動して涙を流せる人は私は凄いと思う。そんな感受性はこれからも大事にして欲しいなぁ。
次は腹ごしらえ、レストランを歩いて探す。もう片づけが始まっている市場に隣接してレストラン街がある。すぐそばは海、隣は市場、おいしくないはずがない。既に、外に出されたテーブルで食事をしている人が沢山いてにぎやかだ。一番人が多そうな店を選び、青空の下の席へ座った。この陽気、青空の下が気持ち良い。海の幸を食べるべし。トマトとオリーブの味がするコートダジュールの味でした。
![]() |
![]() |
ルジェ(小さく赤い魚)の料理 | マグロの料理 |
![]() |
隣の席のわんちゃんも こっちが気になる? |
料理の後は、いよいよ地中海へ。浜辺は砂浜でなく砂利の浜でした。どの砂利も波で洗われてスベスベ。早速お土産に5個ポケットにいれました。(今では箸置きになってます。)
12月末というのにこの温かさ。浜辺に大の字に寝転び、しばらく、の〜んびり太陽の光を浴びてました。し・あ・わ・せ。癒されるぅ〜。しばらく海沿いの道路を散歩し、カフェを見たり、浜辺を走る百一匹わんちゃんのような犬を見たり、ローラースケートする人を見たり、記念写真を撮る人を見たりしました。どの人が旅行者でどの人が住人かすぐ分かりますね。住んでる人はうらやましいなぁ。きっと皆この海や町の雰囲気を誇りに思ってるんだろうな。
この日の予定はあとアンチーブのペイネ美術館へ行く事。きっと美しいであろうアンチーブの海を見る事。SNCF(フランス国鉄)駅へ向かった。駅に行くとなんと"GREVE"の看板が・・・GREVEとはフランス語でストライキの事。完全に電車の運行が止まっていた訳ではないけれど、事前調査によると1時間に3本くらいニースからアンチーブへいける電車は出てるのですが、時刻表を見ると次の電車は1時間後に出発。便数が減っているようだ。どうするか悩んだが、帰る際もアンチーブで足止めされるとイヤだし、ニースの町が気に入ったので、またニースを回ることにした。
とりあえず、日本で予約していたパリ行きやアヴィニョン、エクスアンプロバンス行きTGVの切符を窓口で受け取る手続きをして、ホテルで一旦休憩し、また、ニースの市街地へ向かった。
(SNCFのサイトでTGVを予約して、予約番号とかを書いた紙を印刷して持って行き、予約する際に入力したクレジットカードと同じカードを見せるだけで、チケットを受け取る事ができます。簡単ですよ。)
やはり行く所は海辺。日が傾いてくるとだんだん、周りはオレンジ色になっていく、まるで写真の中の風景にいるようです。沈む夕日を見た後は。レストランで海の幸とニース・サラダを食べました。ニース・サラダは野菜が豊富、ゆで卵も入っていて、オリーブの風味がとてもおいしかった。こんなにオリーブがおいしいと感じたのは初めてです。日本で食べるニース風サラダとは大違い。とにかく具が多いんですよ。
夜市を見て回って、ホテルでぐっすり休む。今日もぐっすり眠れました。