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2007年12月29日

■ フランス旅行記11 3日目/ニース→エクス・アン・プロバンス→アヴィニョン ■

ホテル出発→ニース駅で9:40のTGVに乗る。→エクス・アン・プロバンスTGV駅着→バスでエクス・アン・プロバンス駅へ到着13:00→散策→広場のレストランで昼食→散策、噴水、教会→駅へ戻る。17:30のバスにのりエクス・アン・プロバンスTGV駅へ→TGVに乗る→18:45アヴィニョンTGV駅到着→歩いて19:20アヴィニョン近郊の民宿へ到着。→民宿のムッシューにゴルドへの行き方を相談。

本日の歩数:16,000歩


 目覚め。かーなーしみーにー♪であうたびー、あーのーひとーをーおもいだすー♪・・・ぁーぅさぇーぉーーーぁみだもいーぁーないさぁー・・・
まだ声が出ない・・・

 TGV(フランス版新幹線:"テージェーヴェー"と読む)にのり、エクス・アン・プロバンスへ行くわけですが、この日の不安材料としては、エクス・アン・プロバンスTGV駅に荷物預所がないこと。エクス・アン・プロバンス駅(TGVでない)に、荷物預所があることを期待して、ニースからTGVに乗り込みました。リュックはとても大きく、それを背負って町を散策するのはとても疲れるでしょう。是非、あずけたぃ!
 (インターネットで、駅の設備情報を調べて行ったのですが、TGV駅には荷物預かり所がないことは調査済み。普通の駅は、駅自体の情報が載ってなかった。TGV駅と普通のエクス・アン・プロバンス駅は別で、互いはバスで30分くらいの距離にあります。)

 エクス・アン・プロバンスTGV駅からエクス・アン・プロバンス駅へバスで移動しました。エクス・アン・プロバンス駅に着くと、バス停は沢山あるのですが、電車が到着すると思われるような駅が見当たらない。当然、荷物を預ける所もなさそうでした。仕方なく、大きい荷物を背負って、妻は車輪付のリュックを引っ張りながら、町を観光です。まだ買い物はあまりしていないとはいえ、結構重いんですよね。
 ロトンド広場にあるオフィッス・ド・ツーリスム(観光案内所)で、町の地図をもらい、ミラボー通りからカテドラル(大聖堂)方面へ向かいます。このルートは、ジオナショナルグラフィックのガイド本に載っていたルートです。

 荷物が重く感じるようになったので、レストランでスパゲティを食べます。

エクス・アン・プロバンスのカフェ
エクス・アン・プロバンスのカフェ

 食後にカテドラルへ行きますが、リュックを背負ってカテドラルへ入るのは気が引けるので、私はリュックを降ろし、外で妻が二人の荷物を見て、私は身軽な格好で中を見ます。その後、妻と交代し、私が荷物番。妻が出てきて、「歌を歌いよったよ」と言うと、私も聞きたいから、また交代して、私が中へ入り、妻が荷物番をします。
 帰りは、ミラボー通りに出店がでてましたが、重くなると、私は荷物をベンチに降ろして休憩、その間に妻が出店を見ます。疲れたら、荷物を降ろし、ある程度休んだらまた歩き出すということを繰り返し、エクス・アン・プロバンスの町を散歩しました。
 バスに乗り、TGV駅に戻り、TGVでアヴィニョンTGV駅まで行きます。(アヴィニョンTGV駅もアヴィニョン中央駅とは別に、郊外にあります。)

アヴィニョンTGV駅
アヴィニョンTGV駅

 アヴィニョンTGV駅で降りると、すっかり陽が落ちて真っ暗な道を、Googleで印刷した地図を頼りに予約していた民宿まで歩きました。距離は750mくらいなんですけど、遠く感じます。なにせ辺りは街灯がわずかにあるだけで、周りには建物もあまりなく、何も植わってない寂しい畑が広がっています。冷たい風がひゅーひゅー強く吹くと、高い木がざざ〜っと音を立てて、激しく揺れます。妻が一人ならもちろん、男の私が一人で歩くのも怖くなるような道です。やがて民宿の看板と明かりが見えるとホッとして、民宿のドアをたたきました。

 民宿に着くと、ようこそとマダムが手を差し出してきます。「寒かったでしょう歩いてきたの?お電話いただければ駅までお迎えに行きましたのに。」と握手をして、部屋の設備などについて説明を受けて部屋で荷物を降ろしました。
部屋はパリのプチホテルもかなわないほどの綺麗さです。白を基調とした中に、落ち着いた赤のアクセント小物が沢山あります。間接照明が効いて部屋をいっそうおしゃれにしてくれます。こんな部屋にしたいなぁ。妻と私の意見は一致。沢山写真を撮りまくりました。
 部屋にはTVもラジオもなく、周りもし〜んとしてます。もう、のんびりする以外に何もすることがないという感じです。

民宿の寝室
民宿の寝室

 明日はゴルドとイル・シュール・ラ・ソルグに行きたいのですが、いい方法がなくまだどうやって行くか決まってません。
 冬に田舎に行くと、とにかく電車の便が少ない。しかも、明日は日曜日。日曜日は普段よりもっと便が少ない。時刻表を見ると午前8時前に1便、その後は昼2時過ぎに1便。このくらいが利用できそうな便です。でも、どちらもベストではありません。一方は朝早すぎて朝ご飯もろくに食べれない、一方は遅すぎ、どっちか片方の町しか訪れれないか、目的地に着く頃はもう夕暮れ、という状況になりそうです。タクシーは高そうだし、ツアーは最低催行人数に満たないので、利用できない。国際免許証を持ってないのでレンタカーは利用できない。という状況です。
 そこで、民宿の方に相談してみました。民宿の方と話した結果、一番良いのはタクシーで行く事であろうとのこと。民宿のムッシューがタクシー会社へ問い合わせてくれたのですが、ゴルド往復で60ユーロ。一つの町に1時間以上滞在するとそれに40ユーロプラスらしい。ゴルドとイル・シュール・ラ・ソルグ両方に行くと140ユーロもかかってしまう。予算は100ユーロと決めていたので、40ユーロもオーバーしてしまう。仕方なく60ユーロでゴルド往復でお願いすることにしました。タクシー会社の人が、客が日本人なら英語を喋れる運転手を手配しましょうかと言ったが、ムッシューは、フランス語で大丈夫だ。少しゆっくり話してくれれば問題ないと伝えてくれた。良かった、折角のタクシーなのに、フランス語が話せなかったらもったいない。

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