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2010年1月8日

■ フランス旅行記12 9日目/パリ ■

サン・ルイ島→ファラフェルを食べる→ショパンの家→サンジェルマンデプレ散歩→ボン・マルシェ→ホテル→シャンゼリゼ→ラデュレ→モンテーニュ通り散歩→夕食→サンジェルマンデプレ教会でゴスペル→ホテル前のカフェでワインを一杯→ホテル

本日の歩数:19,820歩


 パリに居れるのはあと1日。そう思うと、焦ってしまう。やり残したことが沢山ある、でも、あと1日しかない。何をしよう、おろおろ。

 今日は、まずショパンの家に行って、ファラフェルを食べる事にしよう。昔はフランス旅行の時に、ケバブのサンドイッチを食べて帰るのがノルマでしたが、最近はファラフェルのサンドイッチを食べるのがノルマとなってます。ケバブのサンドイッチよりあっさりしていて、好きです。

 まず、訪れたのはショパンの家。サンルイ(Saint Louis)島にあります。朝10時なので開いてるかな?入り口には立派な門があるわけでもなく、普通の建物にドアがついていて呼出ブザーがついているような所です。入っていいものか、入ったらいけないのか、分かりませんが、滞在期間はあと1日しかない、時間は無駄にできないと思うと、思い切ってドアを開けてみるしかない。ギーッ。ドアを開けると、人は誰一人いない。でもショパンの家って書いてある張り紙があったので、ここがショパンの家であり、間違ってないということだけは分かった。ホッ。不法侵入者にはならなかったようだ。
 でも、誰もいないぞ、受付のドアは鍵がかかっているし、やっぱり開いてないのかな?と思って、ドアを開けてみようとドアを軽くガチャガチャしたりしているうちに、男の人が出てきた。
ボンジュール。
 「ここはショパンの家ですよね?今日は開いてないんですか?」と私が尋ねると、「ちょっと待って、聞いてくる。」と男の人は答える。あれ?ショパンの家の人じゃなかったのかな?しばらくすると、男の人が戻ってきた。
「ガイドと一緒じゃないと入れません。今日はガイドの日じゃありません。明日の10時にガイドと一緒に回れるツアーがあります。」と言う。
うーん、明日はもういないしな。とりあえず、「メルシ」(ありがとう)と、ショパンの家を後にしました。

 次に向かったのは、カルチェ・ラタン(quartier latin)。いつも食べるファラフェル(Falafel)の店がある。ヒヨコマメのコロッケに加え、カウンターに並ぶ沢山の種類の野菜から好きなものを選び、好きなだけ、ピタパンに詰めていいのです。でも、行くのが早すぎたのか(11時にもなってない)、ほとんど店は閉まってました。いつものファラフェル屋さんも閉まってます。うーん、他に開いてる所ないかな。しばらく近くを歩いてみましたが、どこも開いてません。ケバブ屋さんは何件か開いてますが、ファラフェル屋は開いてない。仕方ないので、少し本屋で時間をつぶして、どこか店が開く事を待ちました。
 そして、ようやく、いつもの店でないけど、ファラフェル屋が開きました。いつもの店のやつほどは美味しくは無かったのですが、まぁ、ファラフェルです。少し癖のあるソースでしたが、美味しくいただき、お腹も満たされました。

パリ・リヨン駅

ファラフェルのサンドイッチ

 お腹が満たされると、サンジェルマン・デ・プレにあるダ・ローザ(Da rosa)に寄り、大好きなソーテルヌ(貴腐ワイン)のレーズン入りチョコレートを買い、洒落た店の多いレンヌ通り(rue de Rennes)を歩き、寒いパリの道を歩き、ボンマルシェに行きました。

ボンマルシェ近く

右奥のドームを持つ建物がボン・マルシェ

ボンマルシェ(Bon marche)は、老舗のデパート。ここは世界で初めてデパートという販売方法を始めたところです。ここの食料品売り場が大好きで、パリにきたら絶対ココにきます。そして、今回はエコバックを買いました。ここのエコバックは日本では見たことが無いし、なによりボンマルシェが好きなので、欲しかったんです。薄茶色のシックな感じのエコバック。良いです!

ボンマルシェのウィンドウで泳ぐ金魚

ボンマルシェのウィンドウ(生きた金魚が泳いでました)

ボンマルシェ

ボン・マルシェ

 チーズ、ワイン、バター、ヨーグルト、野菜、果物、お菓子、飲み物、肉、魚、お惣菜、日本にないものが沢山あります。良いなぁ。どれを買おうかなぁ。見るだけでワクワクしますが、欲しい物を買い、お土産も買い、一旦ホテルに荷物を置きに帰ります。

ボンマルシェ

カラフルなジュース

 ゴスペルは20時から。まだ時間はあります。どこへ行く?

シャンゼリゼ!

 シャンゼリゼ(Champs Elysees)通りへ!

 凱旋門、シャンゼリゼ通りのクリスマス・イルミネーションを見たい。暗くなる前の時間帯にシャンゼリゼ通りに着き、通りを歩く。沢山の国から来た観光者が散歩するこの通りが私は好きです。皆楽しそうに歩いています。マカロンなどのお菓子で有名なラ・デュレ(La Duree)でサントノーレやショコラケーキを食べ陽が落ちて、空がだんだん暗くなるころ外にでて、モンテーニュ通りを歩き、輝くエッフェル塔を見て、ゴスペルのあるサンジェルマン・デプレ教会の方へメトロで向かいます。
 ラ・デュレのショコラケーキ、濃厚で、チョコレートらしく美味しかった。ケーキというよりほんとチョコレートを食べているようでした。

ラデュレのチョコレートケーキ

ラデュレのショコラ・ケーキ

シャンゼリゼ通り(コンコルド広場方面を見る)

シャンゼリゼ通り(コンコルド広場方面を見る)

エッフェル塔

エッフェル塔

 教会近くのビストロで夕食をたべ、楽しみにしていたゴスペルのコンサートへ。

 教会の椅子に座り、始まるのを待ちます。この有名な、サンジェルマンデプレ教会で、コンサートなんて、それだけで嬉しい。
声は響くのかな。じっくり教会の構造や装飾をみているうちに、歌う人達が登場しました。
 パチ、パチ、パチ〜ッ。拍手に包まれ始まるコンサート。歌声が教会に響きます。うーんいいねぇ。聞いた事がある歌もあって、会場のお客さんと一緒に歌ったりして、盛り上がりましたよ〜

サンジェルマン・デ・プレ教会

サンジェルマン・デ・プレ教会

 そして、コンサートが終わると、ホテル前のカフェで、昨日に引き続きグラスワインを飲みます。
カフェの方に、「昨日も来てたねー」と声をかけられます。覚えてくれてたんだ。ありがとう。

 ホテルの部屋に帰ると、明日の出発に向けて、荷造りです。この時はいつも寂しいんですよね。
明日は帰らなきゃ。でも今日が最後の夜だというのを意識したくない。荷造りをすると帰らなきゃいけないことを意識してしまう。でも、まだ楽しみたい。でも帰らなきゃ。
なんか複雑です・・・

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