今週の高村教授
久々に特撮番組への出演です。新システムの開発者だということだったので今回はマッドサイエンティストだったりはしない筈だったのですが、現行システムの対抗馬を開発する側ということで初登場シーンからしてかなり敵対ムードです(笑) 教授のシステムが採用されるかどうか、気になるところです・・・(たぶんされないけど)
清水紘治の役柄:仮面ライダーシステムを開発した天才研究者(私には暴れん坊のおねーさんに見えましたが)の大学時代の恩師、高村光介。城北大学教授。キンキンに冷やしたワイングラスでミネラルウォーターを飲むのが好きで「人の上に立ってものを言う」生意気な女が嫌い(たぶん)。
第22回
私は今回の話のメインは新システムの開発対決なのかと思っていたので、もっとサクサク話が進むのかと思っていたところ、他にも色々進めるべきことがあるらしく(笑) 新システムの対決は次回ということに。当然清水さんも次回登場です。よかった、別に寝返る必要ないじゃないですか。なんかあからさまに主人公サイド(主人公じゃないのか、あの人達)の敵側という感じですが。「私は昔から君のことが嫌いだったよ」だもんなぁ。これはいかにも研究者らしいいい台詞でした。会社勤めしている人ならまず絶対に言わない台詞です。
全般にいかにも清水紘治、という役柄で私は非常に嬉しかったです。言葉を荒げるわけでもないのにあの威圧感。あぁ、素敵・・・♪でもまわりの演技に対して浮きすぎという気がしなくもありません。まぁ、深くは突っ込みませんが。あと久々に、シャツにベスト姿。やっぱり素敵だわ。
見始めた直後のワタクシの感想「仮面ライダーが3人いる?何これ仮面ライダー戦隊とかそういうのか?」 見終わった直後のワタクシの感想「あれ?氷川君てのが主人公じゃないの?」・・・全然話がわかっていません(笑)
第23回
前回はよく話が理解できなかったが、新システムの「装着要員」としてスカウトされたややヘタレっぽい男の子が主人公・・・なのだろうか。まぁ、それはともかく、高村教授の元教え子の暴れん坊お姉さん「私は教授の全てを知っているけど、教授は私の一部しか知らない」と大問題発言。「手の内を知ってる」とか何とか言葉を補いたまえよ(笑) 「君ら過去に何かあったのか?」と突っ込みたくなる剣呑な発言だったぞ(私だけか、そんなの)
機能比較コンペ(?)の最中に私が一番主人公ぽいと思ったお兄さんが暴走して、コンペは中断。というわけで清水さんは来週も登場する筈です。やった。
第24回
前回「G3Xが暴走」と書きましたが、「G3Xはロボットじゃない、暴走なんてしないわ」だそうです。失礼しましたね(笑) それはともかく、当然システムが悪いのか装着員が悪いのか、責任問題に発展するわけで、意外にも暴れん坊の小沢主任は氷川君をかばってシステムの欠陥だというような報告を出します。上司が自分をかばっていると思った氷川君、前回はライバル意識むきだしで張り合った記憶喪失少年(これが主人公らしいですが)に「G3Xを装着して下さい」とお願いに行く。で、ラストにアンノウンが出現して、中身の変わったG3Xが攻撃を仕掛けたところで来週に続く!と。しかしシステムの開発対決で結構引っ張るなぁ(笑)
今回のみどころ。暴走の原因の特定に今ひとつ自信が持てなかったのか、お姉さんが「私もあなたを嫌いになります」と言い放った筈の高村教授の研究室を訪ねるシーン。教授の方も「君のことは嫌いだが、才能は認めざるを得ない。このシステムは完璧だ」とか言って、結構いい感じに確執があるじゃないですか、この二人!(←何か勘違い)大体前々回だって、このお姉さんの性格を考えたら、教授のシステムに勝てる自信があるなら放置しておいて、システム採用が決まったところでそれ見たことか、と笑いそうなもんですが、わざわざ研究室に訪ねて行って手を引かせようとするあたり、結構破格の好意なんじゃないですか、この人にしては。・・・ちょっと夢見過ぎですか、私(笑)
もう一つ、かなりどうでもよいみどころ。「小沢さんの作ったシステムに欠点があるとは思えません。僕の腕が悪いんです」という氷川君。・・・かわいいなぁ、こいつ。犬みたいだよ(笑)
第25回
前回小沢主任と高村教授の関係について、あまりに夢見がちなことを書いてしまったなぁ、と思っていたのですが、そうでもありませんでしたね、はっはっは(←何、喜んでるんだよ)
さて、教授がV1システム開発から下りたと聞いて開発を続けて下さいと言いに来た(このへんは結構謎)お姉さん「V1システムは悪いシステムではありません」。さすがにこれには教授も苦笑。だが言われっぱなしではありません。G3Xが実用的でないのはAI制御が完璧すぎるからなのは明白なのに何故制御のレベルを落とそうとしないのかね、と指摘。指摘するだけではなく、AI制御のレベル自体を制御するチップを渡します。「これをどう使うかは君の自由だ」。どうです、かなりイイ感じじゃないですか?
「昔から君が嫌いだった」「それなら私もあなたを嫌いになります」というやりとりとは別に、二度にわたって教授に助言を求める小沢と、彼女のシステムを高く評価し、その問題点を指摘する高村教授。このあたりは二人とも研究者として割り切っているというか、口で言うほど相手を嫌っていない感じがするんですが。(またドリーム入ってますか)完璧を追求するあまりシステム運用に問題が生じた時、選ばれた人間を装着員に採用することで問題を解決しようとした小沢と、システムを変えることで汎用性、実用性を持たせるべきだと指摘した高村教授。言ってみれば、才能を武器に自分のやりたい開発だけをしてきた天才と、研究者としてのキャリアを積んだ秀才の違いというようなものを感じました。なんか「アマデウス」みたいな話になってすみません(笑) 教授がかつての教え子にああいう形で示唆を与えたのか、それとも研究者としてG3Xの改良に興味を持ったのかは明らかではないのですが、どちらにしても単なる厭味なセンセイではない高村教授が描かれていて私としては非常に満足です。最後の研究室での後姿も背中で語る、という感じで素敵でした。
ところで、氷川君にも使いこなせるようになったG3X。あれは教授のチップを組み込んだからなんでしょうか?普通に考えたらそうなんですが、あの後「悔しいーっ、制御チップぐらい私にだって作れるわよっ」とか徹夜で改良版制御チップを作っていたらなんか笑える、と思って(笑) 更にそれを見越して教授がチップを渡していたらもっと笑えます。というかかなりかっこいいんですけど。
清水さんと無関係な感想。手品のタネを考えることに集中するあまり、憧れのG3X装着員というポジションを棒に振ってしまった北條。・・・結構いい奴なんじゃないだろうか(笑) しかし氷川といい北條といい、組織内で決まったことを守る気ゼロ?(笑) そんな北條にもかわいがってくれる上司(おじさん刑事)がいるようで、よかったですね(笑) もっとも北條はあんまりありがたく思っていないようですが。その上司に「北條さんのことが好きなんですね」と指摘する氷川がすごい嬉しそうな顔をしているのがよかったです。こいつ本当に可愛らしいなぁ。