今日の木内院長 Part2


パート2で清水さんが出てくるということは、福山雅治が清水さんに何か頼みごとをしたということで、それはおそらく家族の誰かが難病になるということである。誰かが難病になるということはそれは酒井法子に決まっている。はっはっは、遠慮なく泣きついてくるがよい、そして総合病院の力を思い知るがよい!←まるで悪役(笑) ところで江口の決め台詞ですが前作の「そこに愛はあるのかい?」はともかく「心にダムはあるのかい?」はちょっと如何なものかと思いました。前作のままでもよかったのに。

清水紘治の役柄:総合病院の院長。福山雅治達の母親には振られたのかと思っていたのですが、なんと婚約破棄だったようです・・・気の毒に。福山雅治を引きとって育てていたが前作で福山は実家に帰ってしまいました。でも前作より今回の方が「父子」というシーンが多かったと思います。前作では江口をいじめたりして悪役っぽかったのだが、今回はすっかりいい人です。・・・入院費用、結局どうなったんだろうなぁ(笑)


第1回

  ふ、福山クン、ドイツに留学しちゃうの?約束が違う!(←何の約束だ、一体)福山がいなくなってしまったら、木内院長出てこられなくなっちゃうじゃないですか。・・・なんて、今回は途中からの登場なのは知っていましたけど。ところでガサツ女な松たかこというのはどうなんでしょうか。新境地開拓ですか(当時)。大した意味もなく出てきているように見えますが。


第2回−第6回

  清水さんが出てこないので、流して見たのですが、今回登場人物が多いです。前回は殆ど身内しか出てこなかった感じなのですが、江口の元陸上仲間(?)、酒井法子の見合い相手、いしだ壱成の職場仲間・松たかこ、松たかこの弟・森田剛、大路恵美のサークルの先輩、先輩の彼女、山本耕史の盲目の彼女、山本耕史の絵の先生・小木茂光、下宿の浪人生・黒田勇樹、いしだ壱成の友人(?)のヤクザ...etc.これでもかこれでもかとキャラを出してきます。人海戦術ですか? ちなみに江口の後輩らしき石田壱成のところの陸上コーチの演技はひどすぎますが、最後まで出てくるんだろうな・・・。


第7回

  清水さん初登場♪何だ、福山とは関係なく出てくるのね。山本圭経由で絡んでくるというのは予想外であった。木内総合クリニックの院長室(たぶん)に呼び出された江口、深刻そうな顔の山本圭と同じく深刻そうな顔(これはいつも)の清水紘治から酒井法子が白血病という告知を受けます。というか、木内院長がおじさんに告知を押し付けられたんですけれどもね(笑) 白血病か、いかにも安直な展開だ。はっきりいって白血病という素材はちょっと辛いな、見るのが。最後にご都合主義に助かるのを見れば腹が立つだろうし。←完全に私情。
  今回の見所。清水さんの白衣♪特に院長室の白衣の立ち姿が素敵なんですが。私は清水さんが白衣を着てさえいればいいのか、というぐらい素敵でした。あぁ、やっぱり美馬坂教授やって欲しいなぁ。


第8回

  おぉ、今回は予想外に病院以外の場所に登場。しかも酒井法子との絡みです、意外性に満ちています。木内院長は徹底したリアリストのように見えますが、意外にロマンチックな人だということが判明しました(笑) 両親のお墓参りに行った酒井法子はお墓の前に清水紘治の姿を見つけます。柏木兄弟の母とは以前婚約していたこと、婚約を破棄された日に毎年墓参に来ていること、を清水さんから聞いた酒井法子はにっこり微笑んで曰く「失恋記念日ですね」(爆) 少しは木内院長の気持を考えろよ、全く母娘揃って失礼な奴だ(笑) しかも2代続けて婚約破棄ですか。ところで木内院長が墓前に供えた花束は、いわゆるお墓参り用の花束ではなくて白い薔薇の花束だったんですよ、素敵じゃないですか?
  この婚約破棄というのは、おそらくPart2になってからの後付けの設定だと思います。おそらくこれからの展開との絡み上、つけたされたのだと思いますが、ちょっと唐突という感を否めません。しかし、どうしてドラマに出てくる男の人というのは、自分が一方的に振られた女性をいつまでも想っているのでしょうか。(村井国夫とか、村井国夫とか、村井国夫とか(笑))
  清水さんとは全然関係のない感想ですが、酒井法子の婚約を破棄させた江口のやり方は卑怯だと思いましたね。妹が自分に惚れていると知ってあれをやったなら、人として最低レベルの行動だと思いますが、普通の人はそうは思わないんでしょうね、きっと。あと酒井法子は目がくりくりしていて睫毛がバサバサで可愛らしいですね。妹役の大路恵美もかわいいし。出てくる女の子が可愛いのはいいことです、これは個人的な趣味の問題ですが。「可愛い」「美人」という前提で出てくるヒロイン(でも脇役でも)をどこがかわいいのか、美人なのか分からずに見るドラマは辛いです。


第9回

  福山雅治、いい色に日焼けして帰ってきました。しかし状況はよほど悪いらしく家に戻って、いきなり「小雪を本気で好きになれよ!」と江口に殴りかかったり大荒れです。こことか酒井法子に「一人ではいかせない、俺も後から行く」と言うシーンとか見ていて思ったのですが、福山の酒井法子への思いというのは恋というより何か常軌を逸していないですか?無菌室の告白シーンはたぶん感動シーンだと思うのですが、私ははっきり言って引いてしまいました。
  酒井法子が勝手に帰宅してしまったのを清水さんと看護婦が発見するシーンがありましたが、院長先生の回診なのに大名行列しないんですか〜(涙) いや、好きなんですよ、病院ドラマの大名行列(笑)「私の運命」の佐野史郎とか段田安則とか、今TVでCMうってる「白い巨塔」の田宮次朗の回診シーンとか見て「うわ、見たいわ、これ」とか思ってしまったくらいです。・・・様式美にいかれ易いタイプなんですね。清水さんの大名行列熱烈希望。医者役は多いから期待は出来るんですが。
  好きな女性の命が危ない、でも彼女が愛しているのは自分以外の男、その彼女に医者としてずっと近くにいなくてはいけない、という状況にある福山雅治を清水さんは励まします。「人間として、医者として、愛情を超えた何かを見出せるかもしれない」と。ここで当然、木内院長は福山雅治に自分を、酒井法子に福山の母を重ねているわけでその言葉には重みがあるし、更に願望も込められていると思います。自分は掴めなかった「愛情を超えた何か」を福山には掴んで欲しい、という願望。・・・切ないなぁ。


第10回

  酒井法子に適合する骨髄提供者はいない、ということになり、自暴自棄になった福山雅治は酒を飲んで暴力沙汰を起こしてしまいます(というか一方的にやられていたような気も・・・)結局警察のご厄介になり、身元引受人になったのは勿論木内院長(ニヤリ)。福山クンの頬を叩いて「家で休めと言ったはずだ。今、発作が起こったらどう対処するつもりだ」と叱り、「もう傍にいることが辛い」というようなことを言う福山に殺し文句(違う)再び。「医者はその時が来るまで、患者が死ぬと思ってはいけない」と諭すシーンはどう見てもお父さんでした。福山クンまた泣いてるし♪(喜ぶなよ・・・)いや、いいシーンなんですよ。いつも「優しいお父さん」という人が言うのとは全然違う、重みのある演技なんです。半ばは父親として、半ばは医師という職業の先輩として。


第11回

  うわー、くだらない。これが最終回を最後まで見た私の感想です。多少のことには目をつぶって夢落ちだったことにさせて下さい。そうさせて下さい。そうでないとこのドラマを見ていた自分が情けなくなります(笑) いしだ壱成が初出場のマラソンで優勝するくらいのご都合主義は「あり」でしょう。ドラマなんだから。酒井法子が助かるというのも「あり」ですよ、勿論。ただし視聴者が納得できる形でなら。何故、安達祐美からの骨髄移植で助かるという展開ではいけないのか理解できません。それだって確かに安易でご都合主義ですが、それでもサブタイプとやらが違う骨髄を移植して拒否反応を起こして心停止までした人間が何の説明もなく生き返るよりはよほどよいと思うのですが。
  しかもアレはないだろ、どう見ても死んでますが、酒井法子。まわりの人間のリアクション、あれが「助かってよかった」ってリアクションか?!特に風吹ジュン、山本圭、あれは嬉し泣きですか?福山クンも屋上で一人歓喜の涙?(失笑)・・・すみません、これは役者陣の演技をけなしているわけではありません。そうではなく、野島の脚本を嘲笑しているだけです。百歩譲って家族はあれで命を取りとめた喜びを表しているとしましょう。しかし。木内院長くらいは安心したって顔してていいんじゃないですか。とりあえずあんな沈痛な顔する必要ないでしょう。それに、あれだけ酒井法子に執着していた福山が、生きているといっても完治したわけでもない彼女を置いて外国に行くというのがおかしい。
  大体、最終回が立てこみ過ぎ。酒井法子の白血病だけでも普通のドラマなら最終回が持ちますが、その他にもいしだ壱世のマラソンとか、山本耕史の絵のコンクールとかイベントが多過ぎです。
  貶してばかりというのも芸がないので、よかったところも少し。清水さんの木内院長、前回あたりから専門用語を口走りつつの治療シーンが多くてよかったです(←これが「よかったところ」か?)あと酒井法子が仮死状態(笑)に陥った時、山本圭と目を見合わせて首を振るシーンとか、マスクをしているんですが「目で語る」シーンですごく好きだったんですが、酒井法子がゾンビの如く生き返ってきたのでせっかくの名演技も台無しでした。まぁ、最終回はひどかったですが、木内院長という役はやはりとても好きな役です。Part2では、福山雅治の「お父さん」というシーンが幾つもあって、私としては大満足ではあります。